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Prem zia
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2013/01/27

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  • 短歌96

    己が手で縫いし着物を着付けまで背すじが伸びると英国女性は手ずからの和装まといて英国人ウエディングドレスを思い出すとう女性ゆえ気持ち仕草もフェミニンにKIMONOの魔法は国籍をけすバス停で表と時計と道を見て遠く遠くを待ちわびているアスナルのステージ囲む媼らにパネルで微笑む氷川きよしはステージ階上(うえ)レジャーシートで恋う人を待つ媼らは着飾りて座す墓石に救急車の灯が音消してと照り映る此岸あつい暑い陽夏日陰...

  • 短歌95

    鯉の眼が橋に立つわれ捕えたり水面脱ぎ捨て口開けてくる立っているだけなんだよとつぶやいた吾を食う勢い群がる鯉はざばざばと押し合い口開く鯉の群れ目線を外しゆっくり立ち去るぱく、ぱく、と餌乞う鯉が呼んだのか見る間にひしめき水面が荒れる「やっとかめ」連呼し労う媼たちわが舌に無き名古屋弁聴くなにげなく絶えず落とさるため息よ父の言語に命は削がれ満開が遠くで剥がれ落ちていく散る間降る間に無常が観える華孕み丸みを...

  • 短歌94

    思い知る熱、痰、鼻水身体はここまでこれほど生きようとしてティッシュ手に湯たんぽ抱いて目を閉じる体内戦争見るほかになし食欲が戻りてずるずるついて来る戦跡をとぶ煩悩の数マスク下歌舞伎顔負け百面相出そうで出ないくしゃみ抑える寒過ぎて悲しくもない涙落つ息しろく湧き体温の色雪の朝空輝かす温もりを肌がじゅわじゅわ吸いこんでゆく手を振りて別れも華や新成人擦る足音と声は幼く目を細め空と街路樹見て春と久しく顔を上げ...

  • 短歌93

    六十兆の細胞和する体持ち自衛に励むわれというもの「障害者不要(いら)ぬ」に頷く首を振る互いの言葉を聴きあえたら「やまゆり」が刺されし痛みと血の痕の疼きは止まず二回めの冬独りきり負い切れぬ荷が形かえ被害者加害者どちらも私生産性低きは抹殺現でもこのみちを生くほかにないから断頭台同時に命つなぐ場と社会はこわい精神(こころ)病みには黒焦げのやまゆりは問う埋み火よ尊厳、人間、社会とはなに烙印(スティグマ)は...

  • love is peace

    愛に平和が平和に愛がおたがいの海にもぐりおたがいの空をとんで溶け合いながら踊り続けてる情や保身にはないひと世限りの成功やこだわりにもないじつはどうでもよかったものに隠れてすぐに見失うほど地味な『あたりまえ』のなかにこの呼吸に巡る血のすみずみにlove is peace永遠にこの瞬間にひらきつづける花すべての宇宙でくりかえされるかがやきはいのちに座る時空を超えてとらわれなど知らないまま踊り続けてるにほんブログ村...

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