chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
詩集相棒 http://rainsimokita.seesaa.net/

作者斉藤勝也が書いた直感的書いた詩作品

作者斉藤勝也が直感的に書いた詩作品

斉藤勝也
フォロー
住所
世田谷区
出身
世田谷区
ブログ村参加

2013/01/11

arrow_drop_down
  • ローマ

    ローマの詩

  • 幻夢

    遠い記憶の海に僕の知らない過去がある。 明け透けな真赤なカーテ…

  • 旅立ち

    四月の花弁は夜空を舞い 冷たく光る月に触れながら 我を忘れ 一瞬の刹那に美を求め 旅人は、また旅を続け 商人の居ない街を目指し 彷徨い続ける。 僕の放蕩はやがて終焉を迎え 自らの弔いに花を添え 時は過ぎて行く

  • 異邦人の孤独

    走り出す回廊に 諸行無常の鐘が鳴り響く頃僕の哀しみは頂点に達し 凡ゆる地上の苦しみを飲み込む或る者は暗い森の中から 震える身を人目に晒し 太陽の光に赦しを乞い、また或る者は 高い時計台の窓から その身を投げ捨て 永久の苦しみに別…

  • 乾いた欲求

    灰色の雑踏に、 冷たい微笑をうかべ 背後を振り向く婦人は 何処か悲しげで 悩ましく散りゆく花に 無言の別れを告げる少女の様に 紅い血潮に追いすがり 他人の影を踏んでは後退り、 人の温もりをも拒絶する。僕はそんな婦人が、 何だか憐憫で、 あぁ できる事なら捧げたい! 僕の片目…

  • 忘却の彼方へ

     琥珀色した半透明の悲しみが、深紅の海に溶け合い  無言の帰路に着く頃、新たな悲しみが丘の上に駆け上がり 遠き空に澄み渡る。 …

  • 欺かれた感覚

    琥珀色した半透明の悲しみが 深紅の海に溶け合い、

  • 過ぎ去った夏

    夏の日差しが通り過ぎ、 鼓動は激しさを失い 若い男女は意…

  • 真夏の憂

    八月の熱い砂は冷たく僕の魂を焦がし 貧困の片隅で頭をもたげる 異端の祈りの様に 忍耐の刹那と哀願の憐れみに 真理を垣間見る 忘却の果てに彷徨う哀れな魂は 夕暮れ時の不毛な地の上を舞い 人間…

  • 岸辺の花

    気怠い昼下がり   街を行き交う群像に 銀色の髪を曝し、贖罪を乞う老婆に 僕の孤独は癒される。 其れはまるで、鏤刻の日々を 懐かしむ同志の様な惨めさで残酷な残像だけが、 脳裏に浮かんでは消えてゆく。 銀色の髪は、まるでひとかけらの純情を惜しむ、若い男女の様に無言を貫き<…

  • 聖なるGenet

    嘆きの壁の向こうに彼の苦悩を見た。 彼の周りには聖なる殉教者としての 噂が 絶えないが、彼の苦悩の本質は 其処にある。 彼は常に白い影に怯え 弱者の道徳の壁をすり抜けた。 手のひらにさえ、余る程の手グセの 悪さを彼は愛さずにいられなかった。 上品な詩人や哲学者には、自然の巧妙な罠の前で、己の無知を露呈した。 自然の恩恵…

  • ああ 光は慈愛なり

    不健康な生活者の頭上に 不健康な夏の太陽が容赦無く降り注ぎ 慈愛に満ちた光が僕の背中に 欺瞞と矛盾に満ちた陰影を宿す頃 現実の壁は一瞬で消え去り 感覚は退屈な日常を拒絶し、 遠い彼岸へと誘った。 其処は、何処か懐かしい様な 暖かな光に包まれた牧歌的な世界 地上の陰影も届かな…

  • 無頼の灯り

     冬の夕暮れ時  薄暗い闇が窓を射す  僕は余りの寒さから  白い蝋燭に火を灯す     蝋燭の灯りは   薄暗い部屋を   仄かに照らし出し   懐か…

  • フィグス粒子

    不条理に凍りつく 傀儡の涙が 蒼き血潮に変わる時 哀しみの戸張は 幕を降ろし 地上は大いなる歓喜に 包まれ 太陽は追憶の彼方へ 消え失せ 黒い雨が 優しく大地を潤し 墓穴は掘られる 年老いた者も 若き者も 死は、皮肉にも平等に受け入れる

  • 花が散る

     花は静かに散った   冷たい冬の夜  花は静かに散った     走り書きの言葉を    残して   青い月の光に   見守られ   花は静かに散った      花の言葉は虚しく     遠き夜空に浮かんで     消えた      行き過ぎる群像に    無言を貫いて   花は静かに散った   群像の甲高い    笑い声だけが …

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、斉藤勝也さんをフォローしませんか?

ハンドル名
斉藤勝也さん
ブログタイトル
詩集相棒
フォロー
詩集相棒

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用