chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
Terroir https://plaza.rakuten.co.jp/terroir

基本的にブルゴーニュのワインサイトです。

一応日本のブルゴーニュファンの中では古い方に入ると思います。JayerやC. Noellat, DRC等お宝ワインを30年程前から収集すると共にブルゴーニュへも頻繁に出かけてvigneron回りをしていました。オスピスでも競売に参加していましたよ。

Q_
フォロー
住所
海外
出身
未設定
ブログ村参加

2013/01/10

1件〜100件

  • 雑感

    百花繚乱ならぬ百貨騒乱的な仮想通貨だがその一つのLUNAが破綻した。そのニュースを読みながら落語の「千両みかん」を思い出した。紀伊國屋文左衛門の息子が大病になり季節外れのみかんが食べたいと言うので番頭があ

  • Vosne Roman 1988 (R. Engel)

    ブルゴーニュが他の地域と違うのはそのワインに関する長い歴史と何代にも亘る家族制手工業に携わる人々のドラマを感じられるところだろう。特にブルゴーニュ古酒は歴史を鑑みて飲むのとそうで無いとは全く感じるもの

  • Bourgogne Rouge 1977 (Pothier Rieusset)

    多分ブルゴーニュ古酒を飲みつけている人なら解ると思うが、60−70年代のブルゴーニュに幽玄さ、浮遊感、緩さ、出汁という古酒独特のキャラクターに魅入られる人は多い。翻って今のワインを見てみると、それらが

  • Morey St. Denis Chaffots 2019 (Mark Heisma)

    新進のミクロネゴスと言うことで試してみたのだが、端的に言って(自分にとって)ハズレだった。 まあこれで終わってしまうと身も蓋もないので少し書く事にする。ワインは今流行の典型的なナチュール。クリーンなの

  • Beaune Clos du Roi 2017 (Decelle-Villa)

    ブルゴーニュの奥深いところはあれ程くまなく探索され全ての秀逸な作り手は網羅されている筈であるにも拘らず、時折その探索の網の目から逃れていた素晴らしい作り手が発掘(!)されるところだ。勿論Boisson-Vadot

  • Beaune Clos du Roi 2017 (Decelle-Villa)

    ブルゴーニュの奥深いところはあれ程くまなく探索され全ての秀逸な作り手は網羅されている筈であるにも拘らず、時折その探索の網の目から逃れていた素晴らしい作り手が発掘(!)されるところだ。勿論Boisson-Vadot

  • Puligny Montrachet Les Referts 1989 (E. Sauzet)

    ま、結局人もワインも永遠の命は無い訳とは判っているのだが実際にセラーの中のワインが逝ってしまっているに当たると何だか可哀想な事をしたと思ってしまう。ワインの場合はある程度放置プレーが必要なのだがここま

  • Meursault rouge 2017 (Boyer-Martenot)

    Meursaltは今でこそ白が主流だが、昔の文献を見ると赤が多かった事が窺える。尤も現在でもSantenotのように優れた赤も有るのだがアペラシオン上はVolnayを名乗っているのでそう感じないだけなのだろう。この村は丁度

  • Bourgogne Rouge 1987 (R. Groffier)

    ちょっとバタバタしていたが2021も終わり、2022が始まってしまった。別段今年の抱負と言う訳では無いのだが今年こそは買うワインを減らして行こうと思っている。まあ毎年飽きもせず思いつく抱負と言えばそれまでだ。

  • Saint Aubin le Charmois 2014 (Au Pied du Mont Chauve)

    今日は軽く。 この作り手、年産40000本(大体6−7ヘクタール位か?)と比較的小規模で余り知られていないが個人的には丁寧な仕事をすると感じている。別段トップドメーヌとは思えないが、独特の味わいが有り、決し

  • Chassagne Montrachet Vide Bourse 2018 (J. Colin)

    アペラシオンの策定に当たっては関係者間の確執や政治的な介入が有ったと書いているが、中でも村と村との闘争は特記に値するだろう。修道院という歴史的な要素から比較的すんなりと決まったCdN(それでもChambertin

  • Puligny Montrachet Les Enseigneres 2004 (Brenot)

    ブルゴーニュワイン通なら判ると思うが廃業ドメーヌには独特のPathosが有る。廃業前にブレークした翁のようなところならまだしも良いが廃業後にブレークしたRene EngelやGriveletもまだ救いがあるが、廃業してそのま

  • Puligny Montrachet Les Enseigneres 2004 (Brenot)

    ブルゴーニュワイン通なら判ると思うが廃業ドメーヌには独特のPathosが有る。廃業前にブレークした翁のようなところならまだしも良いが廃業後にブレークしたRene EngelやGriveletもまだ救いがあるが、廃業してそのま

  • Volnay Grands Poisots 2013 (Mareshal)

    このところ酢酸ワインばかり書いているので少しまともなワインについて。 このところブルゴーニュワインの高騰が続いていて2019は更に一段と値上がった感じだ。有名どころ、秀逸なクリマのCdNやCdBは200ドルはおろか

  • Bourgogne Rouge 2016 (Domaine Laurent)

    2000年代に抽出を強くし果実味を前面に出す作りが流行ったことがあって幾つかのドメーヌがその流行に乗って作りを変えた事が有った。その前は1988―90年と短かったがGuy Accad(擬悪化)のスタイルが流行りやはり幾つ

  • Haut Cote de Nuits Chemain des Moines de Vergy 2019 (Gros F&S)

    今日は軽く。 「ブルータス、お前もか」では無いのだが、一口飲んで驚愕して思わず口に出してしまった「グロフレ、お前もか」。 ちょっと話題になっていたので飲んでみたのだが、のっけからかなりの酢酸、ナチュール

  • Vosne Romaee Aux Reas 2017 (A.F. Gros)

    「人の行く裏に道あり花の山」 証券の言葉で有るが、何度もここで書いているようにワイン、特にブルゴーニュワインにも当てはまるように思う。皆が羨む有名ドメーヌのワインをひけらかす楽しみも判るが、やはり古参

  • Nuit St. George Aux Cras 2013 (G. Noellat)

    ここ10年の間にVosne Romaneeの著名ドメーヌの多くで世代交代が起きているが、驚くのは殆どどのドメーヌに有っても先代よりも質が上がっている事だ。まあ具体的な名前は列挙しないが、90年代に代替わりしたドメーヌ

  • 続・シャンパーニュに於ける不都合な真実(5)

     このところ新興RMがどっと出て来ている。そのどれもが超小規模でキュベも区画毎で作ったりドザージュ変えたりと複数、更にはシャンプノワも出したりで全て超レア物。当たり前だがどのキュベもある程度の値段はする

  • Bourgogne 2014 (C. Faurois)

    この作り手の事は15年前に飲んで​この​ブログにも書いたが、それ以来ずっと探して来た。 実はご本人もお会いしてワインの事も尋ねたのだがあまり良い返事は貰えなかった。もっとも彼の雇用主も同席していた場なので

  • Bourgogne 2018 (Arnoux-Lachaux)

    代替わりして絶賛大ブレーク中のこのドメーヌ。米ではLeroyやBizotの再来かと言われて評判になり18は瞬間蒸発、時間差で日本では瞬間的にはavailableだったが現在はほぼ買えないのではないだろうか。このドメーヌ、9

  • Meursault Perrieres 2017 (Heitz-Lochardet)

    Meursault Perrieres、疑いなくMeursaultで一番の畑で歴史的にも非常に評価が高く19世紀後半には特級に格付けされていた。だが今ここで作られるワインは必ずしもMeursault最上のものとは限らない。ブルゴーニュの

  • Fixin 2018 (Herve Charlopin)

    「ぶすかわ」と言う言葉が有る。美人ではないのだがそれなりに纏まっていて親近感を覚える顔立ちということだが、何よりも「自分でも何とかなるじゃないか」という手の届く感を覚えさせてくれるような顔立ちなのだろ

  • Clos de Vougeot 1982 (Comtesse M. de Loisy)

    2年程前にこの作り手のワインについて書いた事が有り、その時に「結果的に私にとって至高の1本になってしまった」と結んだのだが、この作り手に関してはネット黎明期以前に廃業してしまったため、殆ど情報が無く、

  • Chablis 1er Cru Butteaux 1992 (Raveneau)

    ワインをコレクションしていてつくづく思うのは「ワインは買うより開ける方が難しい」と言う事だ。買うのは、今や実店舗に行く必要も無いので原資が有れば買える。勿論超人気ドメーヌなら争奪戦に勝利したり、コネを

  • Chassagne Montrachet Les Blanchot Dessus 1997 (Darviot-Perrin)

    少し歴が長くなったブルゴーニュ愛好家ならシャサーニュ村の東部を貫通する国道6号線の東側(Puligny側)の幾つかの畑に興味を持っているのではないだろうか。GCのCriot Batardは別にしてBlanchot, Dent de Chien,

  • Bourgogne Rouge Le Cras (Domaine des Cras)

    ワインを本格的に始めた30年ちょっと前、ワインの作り方にも少し興味を覚えてUC Davisのワイン醸造学の教科書を図書館で借りて(私の学校もUCだった為、置いてあった)ざっと目を通して見た事が有った。細かいところ

  • シャンパーニュの不都合な真実(7)

    最近少し知っているワイン通に「俺はワインを混ぜる奴は許せない」と言う事を彼のSNSに書かれてしまったが、まあその気持ちは判る。純粋な気持ち、ピューリタンと言うのは理想を追う若者の特権で私も彼の年代なら二

  • Champagne 2012 Les Roberts Cramant (Suenen)

    あくまでも個人的な意見だがChampagneには一般に畑毎のテロワールは余り重要では無く、村単位と思っている。それは歴史的に見ても明らかだし(格付けは村毎)、実際長い間飲んで来てテロワールよりもドザージュやセ

  • Santenay les Gravieres Blanc 2016 (H.Lamy)

    前にも書いたがSaint Aubin、Santenayの両村は現在、評論家、ワイン通から過小評価されているように思う。ただ歴史的に見ると両者の立ち位置は微妙に違う。前者は歴史的にはあまり評価されず、19世紀後半のLavalle

  • Langhe Chardonnay 2016 (Gaja)

    あまり普段は気にしていないがブルゴーニュやシャンパーニュの12.5度から13.5度というアルコール度数は最適の度数であるように感じる。12.5度を下回るワインは大抵シャバシャバで水っぽく感じ(勿論マチエール不足の

  • Richebourg 1964 (Charles Noellat)

    ブルゴーニュワインはピノ単一品種から作られるのだが、作り手やクリマによりワインの性格、スタイルが千差万別、そのヴァラエティがブルゴーニュワインをブルゴーニュ足るものにしていると言うことは此処で何度も書

  • Pernand-Vergelesses Sous Frétilles (L. Belin)

    一般にワインの楽しみと言えば美味しいワインを味わうというものだろうが、ブルゴーニュワインの場合、その楽しみが初級級、中級、上級と少し細分化されているように思う。昨今はワインの値段が暴騰した事もあり、ビ

  • Nuit St. George Les Herbues 2018 (N. Faure)

    最近はやりの所謂自然派の作り手。このキュベは彼のラインナップでは最上位だ。前に彼の白を試してみて乳酸や酢酸的なニュアンスを多分に含んだ、典型的な雑菌入り発酵だと感じた一方、それ程濁った感じを受けなかっ

  • Bourgogne Rouge 2011 (D. Bachelet)

    今日は軽く。 前に書いたDuroche同様にこのワインも米ではコアなファンが多い反面、日本では余りブレークしてないようだ。従って日本の方が安い(笑)。上から下まできちんと作られ伸びの有るしなやかなテクスチャ

  • Savigny Les Beaune V.V. 2013 (Chenu)

    15年程前に日本にも入って欲しいとこのドメーヌの事を書いたが、その後、首尾よく日本でも広く流通するようになり、固定ファンも付いたようだ。まずはめでたし。 コロナで一人飲みと言う事で久しぶりにこの作り手

  • Champagne l'Astre (2011) (D. Leclapart)

    ブルゴーニュワインはCh,PNという単一セパージュなのだが、作り手、村名、VTで色々とスタイルが違い一概にブルゴーニュワインはこういうものだと言う事は出来ない。至極当たり前のことで有る。が、しかしながら、シ

  • VdF Blanc Chardonnay 2013 (Jan Drieu)

    自然派ワインという言葉が出来、流れが大きくなり始めたのは大体20年程前から始まったが(注:Pacaletがワインを作り始めたのが1999年なのでこの年が便宜上自然派元年とでもしておく、勿論その前にもNicolas Joly

  • Meursault Sous la Velle 2011 (Anne Boisson)

    一応、税制上の関係からBBVと同じだと言われているこのエチケットだが、どうもセカンド(サード?)ブランドの感が拭えない。このワインも抜栓後は少し硫黄から来ているだろう不快な香りがdominantだ。この不快な香

  • Meusault Clos des Ecole 2016 (Hudellot-Noellat)

    今日は軽く。 言わずと知れた赤の名手だが、この白も素晴らしい。これが最初のVTだそうだが、単なる村名格、しかもそれ程ポテンシャルが高くない畑だが、淡いが繊細さを感じさせるアロマ、深みを感じさせる果実、ミ

  • Charmes Chambertin 2014 (Duroche)

    ブルゴーニュを飲み始めて30年以上になり、その間大抵のドメーヌは飲んできた自負は有る。まあ、mediocreなドメーヌはともかく、ある程度の質を持つワインを作るドメーヌは全部網羅していると思っていた。ところが

  • Bourgogne 1983 (J. Truchot)

    何度も書いているが、熟成した村名やレジョナルの素晴らしさが判るのはやはり有る程度経験を経て歳を経てからだ。漲る力、確固な構造、果実の重層感といった心を震わせる要素溢れる大きなワインとは対極に、出汁のよ

  • Vosne Romanee Les Beaux-Monts 1995 (J.J. Confuron)

    久方ぶりにちょっと想定外の素晴らしいワインに出会った。抜栓直後から菫やバラのような品の良く深いフローラルな香りがグラスに拡がり、思わず心がときめく。味わいもフレッシュな苺、ラズベリー。完全除梗から来る

  • Chinon Cuvee Danae 2009 (B et P Lambert)

    10年以上前にこの作り手のことを書いた。Chinonというセパージュ的に果実味に乏しくギスギスしたワインを作るmediocreな作り手が多いアペラシオンに於いてきちんと果実を出し、新樽のエピスも効かせて中々のワイン

  • Meursault la Barre 2017 (Heitz-Lochardet)

    つくづく思うが長い間飲んできてもブルゴーニュの白ではっとするような新しい作り手に出会う事は殆ど無い。まあ、それなりに美味いなと思う作り手は幾つかここにも書いているが中々感動までは行かない。白の場合は赤

  • Sancerre Clos la Neore 2012 (E et A Vatan)

    今日は軽く。 押しも押されもせぬSancerreの筆頭だったこの作り手。1.5ヘクタールという事で非常に生産量が少なく(8000本位か)、昔はちらほら買えたのだが、ここ4−5年程ブレークして、争奪戦になり、日本は元

  • Marsannay Blanc 2016 (Charlopin-Tissier)

    最近注目されている作り手。まだ3ヘクタールと超が付く小規模ドメーヌだがラインアップはMorey, Gevrey, Vosne, Marsanny、Cote de Nuit Villageと多岐に亘る(Ouillageは何を入れているのだろうと気になるが)。色

  • Meursault Les Tilles 2016 (Bernard-Bonin)

    ブルゴーニュでは新星の赤の作り手というのは往々にして現れるが白の新星というのは中々現れない。私の経験から言うとここ30年以上飲んでいるが多分5人も居ないだろう。結局のところ、その頃から評価が高かったLafo

  • 続・シャンパーニュに於ける不都合な真実(4)

    シャンパーニュに於けるセパージュは主に三種類、PM、PN、Chと言う事はワイン通なら誰でも知っているが、一見ブルゴーニュと同じセパージュであるPNやChがブルゴーニュと違うクローンである事は余り知られていない。

  • Nuit St. George Clos de Mareshale Blanc 2009 (J-F Mugnier)

    このブログも初めて15年以上経つが、初期の頃に年長の英友人の警句として、 WHAT YOU DRINK DOES NOT MATTER. WITH WHOM YOU DRINK MATTERS. というような事を書いているが、その意がはっきりと判る歳になって

  • Vosne Romanee Chaumes 2017 (Berteau-Gerbet)

    女性も男性も結婚すれば毎日一緒にいて、いわば運命共同体なわけで、お互いに影響を受けやすいそうである。中でもファッションや味覚は毎日のことでお互いに影響されることは多々あるらしい。ネットで見ていたら、カ

  • Gevrey Chambertin Cuvee de l'aulne 2017 (Laurent Ponsot)

    これを飲んで驚いた。この作り手、アペラシオンの呪縛から解き放されたと。 アペラシオンの呪縛は飲み手だけではなく作り手にも適用される。実際、多くの作り手はテロワールという名前の元でアペラシオンに呪縛を受

  • Bourgogne 2005 (Arnaud Ente)

    まあ、今や押しも押されぬスーパースターになってしまったこの作り手のレジョナル。先日書いたようにこれもBourgogne Blanc 1er Cru Classeとして認定。先日書いたBBVと同じレベルなのだがスタイルはかなり違う。端

  • Nuits St. George Les Chaignots 2009 (Chauvenet-Chopin)

    ブルゴーニュの畑々は珠玉のクラシックの曲のようで有る。雄大な大曲も有れば小品だが類稀なる美しさを持つ曲も有る。そして我々聴者は演奏家を通してクラシックの曲を楽しむように我々飲み手はヴィニュロンを通して

  • Bourgogne Blanc 2016 (B. Boisson-Vadot)

    前にこの蔵を激賞したが、その後この蔵の別エチケットを試してかなり落胆したので更なる論評は控えていた。だがこのワインを飲んでこの蔵のこの名義のエチケットに限って言えばかなり良いのではと思っている。他の2

  • Gevrey Chambertin 2018 (R. Seguin)

    今日は少し軽く。 新興ドメーヌの最初の作品。3.4ヘクタールとかなりの小規模、殆どが村名格、一級はCraipillotだけという非常に地味な陣容だが当主はDugat Pyの甥に当たり、Olivier Bernsteinで醸造長を務めたと

  • 続・シャンパーニュに於ける不都合な真実(4)

    シェリーで使われているソレラ(Solera)システムを最近採用するシャンパーニュ蔵が多くなっている。最も有名なのはSelosseだがそれ以外にもBereche等新興RMで行われている。 教科書的な説明だとソレラシステムによ

  • Corton Les Bressandes 2008 (Prince de Merode)

    ブルゴーニュのワインが他のワインと違うところは家内制手工業で有るため、1本1本に物語が有ることだろう。一見大層な物語を感じないワインでもその裏では栽培、収穫、醸造と色々と作り手は困難に立ち向かい克服しVT

  • 続・シャンパーニュに於ける不都合な真実(3)

    再びシャンパーニュについて少し書いてみる。 究極のシャンパーニュの不都合な真実はドザージュの功罪であろう。歴史的にシャンパーニュがデザートの代わりで有った時代も有り、また砂糖が貴重で甘いが美味しいの代

  • Morey St. Denis Les Millandes 2002 (Arlaud)

    普通のワインを普通に飲むという事は結局ワイン通にとっての最後の挑戦なのだろう。勿論そこらへんのスーパーでチリシャルやカリ壁等適当に買って飲むという選択も有るが、それは余りにも野蛮で非文化的な行為だ。一

  • Bourgogne 2010 (Pascal Lacheux)

    今日は軽く。 最近のブルゴーニュ需要の増大を反映してか、2000年代前半から幾多かのドメーヌが並行してネゴス物を出すようになった。敢えて名前を出さないがそういったネゴス物は大抵ドメーヌ物よりも質が劣るよう

  • Santenay Clos des Tavanne 1996 (Pousse d'Or)

    少し前にブルゴーニュの百名山について書くと表明してから、その事をなし崩し的に忘却してしまっていたがこのワインを飲んでふと思い出してちょっと書いてみようと思う。 Saint Aubinが歴史的に無視されていたクリマ

  • Bourgogne 2008 (R. Sirgue)

    日本人に生まれて良かったなと思う事は侘び寂びに代表される儚さを理解する能力が有る事であろう。人生は有限で有る事を悟り、簡素、貧素、枯槁、幽玄なものを愛でる美意識。大玉の打ち上げ花火は美しいが、線香花火

  • St. Aubin Les Murger des Dents de Chien 2013 (V. Girardin)

    St. Aubinと言えば普通白と思うのでは無いだろうか?実際2017年のBIVBの統計によると8割以上が白である。だが歴史的にこの村が赤であり、赤から白への改植もごく最近のことだ。Clive Coatesの1995年の著作の中では

  • 続・シャンパーニュの不都合な真実(5)

    ワイン通ならば発泡酒の本家と言えばChampagneだという事は当たり前の常識以前の問題だろう。BourgogneではCremantという発泡酒があるがChampagneよりも格下、下位代替品と思われている事も間違いない。だが歴史的に

  • Gamay 2018 (Lucy M.)

    葡萄果汁を発酵させて作られた種類をワインと呼ぶというソムリエ協会の定義ならこれもワインで有る。ただそれは広義の定義の話で少なくとも有る程度の「ワイン」歴がある人はこれをワインと呼ぶのに抵抗が有るだろう

  • Chassagne Montrachet Les mazures 2015 (P. Pillot)

    今日はちょっと軽く。 昔はChassagneの白と言うと大抵は野暮ったくて、スレンダーなPulignyやちょっとエスプリの効いたMeursaultと違いお尻の重い女性(失礼!)に例えられるワインが多いように思っていたのだが、年

  • 続・シャンパーニュの不都合な真実(4)

    極め付けのシャンパーニュの不都合な真実はロゼの製法だろう。読者諸兄はもう既知であるがロゼ・シャンパーニュの製法には大別して、セニエ、マセラシオン、アッサンブラージュと3つの製法が有るが(厳密に言えば白

  • Vosne Romanee Chaumes 1983 (R. Arnoux)

    株でよく聞く後悔は「あの時買っておけば良かった」とか「あの時売らなければ良かった」と言うものだが、ワインでもある程度歴を重ねて来れば「あの時買っておけば良かった」とかあの時「飲んでしまわなければ良かっ

  • Echezeaux 2006 (D'Eugenie)

    ブルゴーニュのクリマが楽曲に例えられるならば作り手はその演奏家だと言う事は何回も書いた。非常に面白い事だが全くの同一畑なのに別の作り手がその畑を継いだ途端にそのワインのスタイルががらっと変わる事はブル

  • Coteaux Bourguignion 2017 (Maison Leroy)

    私がワインを始めた三〇余年前はLeroyはネゴスだけだったが、ワイン通には単なる憧れだけではなく崇敬の対象で有った。類まれなるワインに対しての審美眼を持ち、自分が選んだ作り手に対して一切妥協を許さず素晴ら

  • Bourgogne Grand Ordinaire 2001 (A. Ente)

    ブルゴーニュの歴史本にはPinotから作られたvins finsに対してGamayから作られたvin ordinairesという物が有った事が書かれている。更にvins ordinairesの中でもvins grands ordinairesと呼ばれる物が有り、それはvi

  • Clos de Vougeot 2001 (J. Raphet)

    広大なClos de Vougeotはその全区画(確か15程有ったように思う)がGCに指定されている。上はMusigny, GEと特級でも超が付く (Hor Ligne)クリマに隣接する一方、下は県道D974(国道N74から格下げになっていた)

  • Cote de Nuits Village 2015 (Chauvenet-Chopin)

    ブルゴーニュのアペラシオンに関してかなりの知識がある人でもこのアペラシオンの事を熟知している人は稀であろう。かなりの人がHCNと混同しているのでは無いだろうか。実は私もその一人であった。 このアペラシオン

  • Status Goodsとしてのワイン

    ちょっと別の話題を。 2017のRougetのCros Parantouxのリリース価格が68万円だと聞いておもわず仰け反ってしなった。30年近く前に私が買っていた価格は(蔵では無く酒屋)45ドル程度だから150倍になった訳だ

  • 続・シャンパーニュの不都合な真実(3)

    シャンパーニュとブルゴーニュのassemblageについて書いたのだがちょっと過激に過ぎたかかなりの反響が有った。まあ、こういうお遊びに眉を顰める人が居る事は重々承知であるし、特に業界に関係している人には言語道

  • Bourgogne Aligote 2006 (D. Bachelet)

    ブルゴーニュを飲み込んでいくと赤も白もCdNとCdBの間に味に関してdistinctな差が有る事を学習するが、ピノやChだけで無くAligote(A)に関しても言えると思う。端的に言うとCdBはChと同様、綺麗な酸が有り軽快なワ

  • Bourgogne Blanc 2003 (Vogue)

    先日シャンパーニュが人智的なプロセスだと書いたが、翻ってブルゴーニュを見てみると勿論プロセスに人智的な要素は有るが、やはりやはりワインは天、地、精霊(酵母)に作られ、人は補助的位置に有ると言えよう。セ

  • Bourgogne

    獅子搏兎という諺が有るが、ブルゴーニュの一流の作り手にも当てはまるように思える。即ち、裾物から一級、特級まできちんと仕上げる事が出来て初めて一流の作り手と言える。赤は裾物でもそれなりに纏められるが、白

  • 続・シャンパーニュに於ける不都合な真実(2)

    ちょっと話が逸れるが稀代の贋作作りとして知られるRP氏について少し前に書いた。彼が行った事は紛れも無く犯罪で有るが、同時に彼が類稀なるワインの味覚を持つ事は異論の余地がない。彼の初期のエピソードを見ると

  • 続・シャンパーニュの不都合な真実

    シャンパーニュをブル白で割った方が美味しいとの確信に至り、半年前にこのブログを書いた訳だが、その後も割り続けている、というか割らずには飲めない体になってしまった。シャンパーニュの作り方を勉強すればする

  • Bourgogne 1990 (Serafin)

    近頃巷で不倫(というかほぼ買春に近い)で騒がれている芸人がいるが、彼を見ると快楽と幸福を履き違えたなと思う。快楽と幸福の違いは多分fine lineなのだろうが、私的には快楽が一過性、刹那的なピークで有るのに

  • Bourgogne Grand Ordinaire 2006 (Domaine Leroy)

    女史のワインは3つのカテゴリーが有るが、88年のドメーヌとd‘Auveney設立から年月が経つに従って徐々に変わっているのが面白い。d‘AuveneyにはChevalierやCriotなど垂涎の白のクリマが加わり、ブルゴーニュ白の最

  • Chablis 2017 (Domaine Patte Loup)

    コロナ禍が長引いていて、一人で飲む事がずっと続いている。まあ、リモート飲み会なんていうのも有るが、ワインは他の酒と違う。ある意味で茶道に似ていて皆で集まり食事と共にワイン自体を共有し愛でるのが主目的で

  • HCB 2018 (Nicolas Faure)

    少し前に行きつけの米の酒屋(と言っても20年ほど前RP氏にブルゴーニュ担当の助手として抜擢されたP-A.R氏はこの酒屋のスタッフだったし、その昔からJayerやd’Auveneyを仕入れていた米でも超老舗)の番頭的なシニ

  • Volnay 2012 (R. Rossignol-Changanier)

    ブルゴーニュを長年飲んでいると、赤に関しては突き詰めて言えばドラッグのようにアッパー系とダウナー系に分けられるように感じる。アッパー系は高揚してハイになるやつで、一杯飲んだ瞬間に上半身裸になり卓の上に

  • Nuit St. George Clos de L'Arlot 2017 (Arlot)

    文句なしに素晴らしいワイン。ここの白はどれも掛け値無しに素晴らしいのだがこのワインには久々に感動させられた。今迄のようなミネラル感溢れる硬い、冷徹だがつっけんどんな所のある、所謂Nuitの白では無く、果実

  • Meursault Clos de la Velle 2015 (B. Darviot)

    有名になってしまった先日の作り手と対照的にこの作り手は殆ど知られず、この年を最後にひっそりと終了してしまった。主な畑はBeaune一級。白はすこしばかりのMeursault Cailleretと村名Meursault、一目につくフラッ

  • St. Aubin La Chanteniere 2013 (PYCM)

    Bourgogneが珍重される理由として、勿論ワインの素晴らしさに依るものだが、それ以上に希少性、それに希少性がもたらす高い市場価値、謂わばscarce commodityだからであろう。その為、希少性の有る優れた生産者は神

  • VdP Provignage 2005 (H. Marionnet)

    偏見かもしれないが、ロワールのワインと言うのはどうもブルゴーニュに対しての徒花で有るように思える。勿論、自然派として情熱的にワインを作るヴィニュロンも多いし、そういうワインを愛している熱狂的なファンが

  • Echezeaux 1990 (Rouget)

    少し前にセラーを構築することについて書いていた。長々と書いたが、要約すると、セラーを構築するのは人生を一歩一歩進み高みを目指す自分を鼓舞する為に、そしてmilestoneの高みに到達した時に自分へのrewardとす

  • Meursault Casse de Tete 2016 (Tessier)

    前にも書いたが、赤と比べてブルゴーニュ白で新たに秀逸な作り手が出る事は難しいと思う。赤が色々なパラメーターを変えて色々とスタイルを変える事が出来る、所謂足し算で有るのに対し、白は変数が少なく殆どの作り

  • Vosne Romanee Les Rouges du Dessus 2017 (J. L. et B. Burguet)

    知る人ぞ知るのGevreyの秀逸な生産者の一人だ。ずっと特級どころか一級もChampeaux(マイナーだが実は良い畑)しかないので質の割に余り知名度が高くなく、ご当主にとって特級を持つのは悲願だったのではないだろう

  • Beaune 1er 2008 Domain de Saux

    少し前にちょっとプチブレークしたこの作り手。間違いなくこのクリマでは最高の作り手だったのだが、一般には知られずにワインシーンから消え去ろうとしている。今もう一度テクニカルノートを見ると完全除梗、長い低

  • 雑感

    Coronaも少し落ち着いて時間ができたので久しぶりの更新。Coronaに伴うLockdownにより色々な社会変化が起きているがワインに関しては、一人で飲むのは本当に詰まらないと言う事だ。ワインは食中酒と言われるので一人

  • ビットコインとしてのワイン

    一昨日、昨日と老舗のワインオークションが開かれていた。筆者も少し冷やかし気味で覗いて見たのだがボルドー、イタリア、CAは低調気味だったがブルゴーニュのトップ生産者はコロナの影響もなく堅調で有った。まあ、

  • Beaujolais Village Primeur 2014 (Maison Leroy)

    大抵のワイン通はBeaujolais Nouveauは大抵ジュースのように果実味で押してくる物が多く一般的に余り評価しないと思う。私もその一人である。が、女史のは果実が支配する中にもきちんとストラクチャーが有りNouveau

  • VdP Provignage 2005 (H. Marionnet)

    穿った見方と言えばそれまでなのだが、Loireワインはやはりフランスワインの中でサブカルでは無いかと思う。主流で有り、アペラシオンや格付けと言う絶対的なヒエラルキーに縛られるボルドーやブルゴーニュに敢えて

  • Meursault Chevalieres 2015 (B. Boisson-Vadot)

    連続投稿になってしまうが今日は感動してしまったこの作り手。 前にCoche Dury, Lafon, Leflaiveという旧御三家(或いはRamonetを加えて旧四天王でも良い)に対抗してB.Ente、H.Lamy, Bachlet-Monnotという新御三家

  • Beaune 1er 2013 (Louis Jadot)

    ブルゴーニュワインの通ならブルゴーニュがブルゴーニュで有る所以はそのミクロクリマに有ると固く信じているであろう。勿論vigneronsそれぞれの個性も有るがワインの性格を決める第一の要素はクリマに依ると。実際

ブログリーダー」を活用して、Q_さんをフォローしませんか?

ハンドル名
Q_さん
ブログタイトル
Terroir
フォロー
Terroir

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用