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2012/12/31

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  • 黄砂

    今年は日本より黄砂飛来の話が多く入る。日本の黄砂は、内モンゴルの黄砂に比べると”かすみ”程度なのだが、途中汚染物質をくっつけてやってくるため、黄砂アレルギーなど、現地よりもかえってタチが悪いそうだ。では、現地では何もしていないのかといえば、近年、植林には力を入れていて以前に比べるとかなり改善されてきている。では、なぜ今年は多いと言われるのだろうか?それは、北西からの季節風の影響が大きい。また春先は植生があまりなく雨が降らず乾燥していることから、地面の乾いたシルトの細かい砂を剥がして飛ばしてしまう。近年は農地開発の影響が大きいのではないか?また昔からだが、ヤギの放牧原因も関係する。5月にもなれば多少落ち着いてくると思われるが、ウズベキスタンにいる私も先日砂漠に入った後遺症で喉が痛く声が出ません。きっとケイ砂...黄砂

  • 銀行による為替差

    ウズベキスタンへ入った。今は日本円が安くなっているため、為替差による物価高で、何でも物が昨年よりも高く感じる。さて両替しようと思い銀行に行く。国立銀行に行くと日本円100円で7000スムという。随分下がってしまったなあと思いつつ、ネットレートを見ると8300スムになっている?このレートで交換すると、日本円→ドル→スムに両替するよりもレートが悪くなってしまうではないか。知らない人がそのまま日本から旅行に来て、このレートで銀行から両替した場合、1ドル133.2円の現在、1万円両替すると75ドル*11370=853603スムだが、1万円→700000スムだと差額153603スムと1700円ほど日本円で交換した方が安くなってしまう。なぜレート変更していないのか聞くとレートの上下が激しすぎて変更していないそうだ。別...銀行による為替差

  • 春の植林準備

    今年も春の植林時期になった。長かったコロナも急速に収束が見えてきているが、この3年間のコロナの代償はとても大きかった。コロナが収束し内モンゴルの方は入れるようになったとはいえ、なぜかコロナの後遺症は心理的な段階に入っているように思える。収束しているのに、今度は花粉の時期になりマスクは外せない。なぜか相互の観光ビザは解禁になっていない。日本から中国へのビザなし渡航も認可が降りず、中国から日本の観光ビザも税金を8万元以上払わなければ許可が出ない厳しい状況で、ビジネス以外の交流がストップしている。今年の春も現地とはオンラインにて植林を行ったが、心理的な壁も早く取っ払ってもらいたいと願っている。春の植林準備

  • アラシャンは今

    コロナになってから、現地情報をあまり発信しておりませんでしたが、現地スタッフともにウェイチャットで連絡を取っています。今の現地の状況は感染者もほとんどおらず、トラックの運転手などが検問PCRで引っかかっているような状況です。今年もアラシャンはマイナス気温になり、冬籠の準備をしていますが、そんな中でもスタッフは元気に過ごしています。今、現地に入ろうとすれば何十万円とする高額な航空運賃だけでなく、隔離などがあってなかなか入れないのですが、その間、変わって進んだのがオンライン生活でしょう。オンラインでやりとりしていると便利だけれど、あまり実感が湧きません。人の関心も薄れていきつつあるのが寂しいところです。コロナもあと少し、あと少しと思いつつも、あっという間に11月になりました。人々は隣の省にも行けなくなり、買い...アラシャンは今

  • 雪の降り始めのウズベキスタン

    10月26日よりウズベキスタンに入り、28日の植林は雪で中止になり、11月11日のポッキーの日の植林に向けて大学でゼミ講義しながら準備を進めているが、今年は寒くなるのが早いのか、あちらこちらで雪の情報が入ってくる。さすがに雪が降ってしまうと植林が逆にできなくなるため、神様に祈っているところですが、こうしたハプニングはこちらでは当たり前、問題が起きるのを前提として、そこをどのようにして乗り越えていくかがプロジェクトの鍵となる。先日、韓国でたくさんの人々が圧死してしまうという悲しいできごとがあった。人が多くてもぜひハロウィーンに行きたい、目的を達成したいという状況を判断せずに突撃してしまうのも、矛盾しているのかもしれないが、こうした普段のハプニングがあまりないことにより、警察含めて危機意識が薄いことが、逆に引...雪の降り始めのウズベキスタン

  • アラル海の縮小(アラル・ウズベキスタンフラッグプラン)

    まもなくCOP27がエジプトで開かれるが、今回も脱炭素が焦点になると思われる。授業中にアラル海は緑にしたほうがいいか、それとも水で戻した方がいいか?と学生に聞くと、当然のことだが、水で戻したいという意見が多い。アラル海の上の部分、カザフ側ではダムを作って堰き止めた結果、塩分濃度が海水だと3.5%平均だが、2倍ほどの7%以上になり、魚が住めなくなった状況から水を貯めることで、塩分濃度を下げることで魚が戻ってきているという。ウズベキスタンでは当然に水が足りないため、干上がった場所に植林を行っているが、やはり湖として戻す部分があってもいいのかなと思う。やはりウズベキスタン国旗のように青と緑のバランスをとってこそ、美しい国が戻ってくると考える。今、まさにカザフ側は青、真ん中が塩害地の白となると、ウズベキスタン側は...アラル海の縮小(アラル・ウズベキスタンフラッグプラン)

  • 春がきた(コロナが終わった)

    春が来るとともに植林の準備がスタートする。とは言っても、コロナが治るかと思えば、今度はウクライナ問題が出てきた。一難去ってまた一難だ。ウズベキスタンに入ると、皆、マスクをしていない。3月1日からは実質、withコロナに転換していた。たぶん、まだたくさんのオミクロン感染者がいると思うが、風邪にしてしまったのだろう。モスクワからも沢山の人たちが来ていた。ホテルでも普通にベラルーシなどの人もいる。日本での報道では、プーチンが悪者になっているが、こちらの方ではウクライナの方が、ちょっかいをかけている、むしろプーチンはいい者になっているという意見が多いのが、複雑な情勢、このままでは終わらない状況を映している。ただ、状況としては昨年よりも開かれているので、植林はやりやすい。状況を見ながらこれから現場に入りたい。春がきた(コロナが終わった)

  • G-shockでアラル海を緑化しよう

    カシオとオイスカの共同事業で、G-shockを購入してアラル海を緑化しようという試みがスタートしました。G-shockを購入してオイスカのアラル海緑化プロジェクトを推進しようということで、購入も特別価格で販売していただき、売り上げの一部を緑化に回そうという試みです。企業ともこうした連携ができれば、消費者ー企業ーNGOの取り組みの三方よしの活動につながるのではないかと期待しています。購入したい方はご連絡ください。G-shockでアラル海を緑化しよう

  • Ready Forオイスカ幼稚園緊急支援募金について

    この度、Readyforにて海外にあるオイスカ幼稚園の緊急募金を集めることになりました。幼稚園というインフラは海外の日系企業においても、帯同家族という重要なインフラで、オイスカ幼稚園は実は日本で一番大きなアジア地域の駐在員師弟の幼稚園保育のネットワークを36年にわたり運営してきた歴史があります。海外ではマンションなどに住んでいる方が多く、体力をつけることを第一に体操や日本の文化、農業などの情操教育にも力を入れてきました。その中で、子弟の安全が第一であり、地域社会と協力してこうした植林を行っています。こうした地元とのソフトの活動も重要なのです。一つ過去に起こった例で、これは皆さんご存知ないのですが、2005年4月に上海で反日デモが起こりました。起こった経緯は、そんなに大きくなるとは思ってもいなかったささいな原因で...ReadyForオイスカ幼稚園緊急支援募金について

  • アラル海にて植林(秋植林)

    12月4日から5日にかけて、アラル海(北緯44°11ʼ48”東経50°51ʼ24”海抜40m)にて8ha、7000本のサクサウールの植林をからカルパクスタン農大の学生32名が参加して行った。本来は11月中に行う予定だったが、アラル海でまさかの雪が降り、現場に入る道路がぬかるんで入れなくなってしまったため、大幅に遅れた。準備はリモートで行い、本来はもっと細かい実験を行う予定だったが、現場で手に入らず来春に延期、それでも寒い中、学生たちにより植林を無事に終えた。現地では100mほどしか降らない雨が冬に降るため、同じような環境でも内モンゴルよりも場所によっては植林の条件は良い。オイスカで10年計画4万haの計画も決まり、これから本格的に植林を行う予定だ。アラル海にて植林(秋植林)

  • チャリティーディナーコンサート

    11月29日、今日は久しぶりに緊張した。札幌の京王プラザホテルにて北海道の経済関係者250名を交えてロケット姉妹のチャリティーコンサートの際に私からのメッセージを伝える機会を頂いた。コロナ禍で収まってきたとはいえ、これだけの規模で行うのは北海道でも久しぶりだったようで、会場は仕切りで区切られ、マスクでの厳戒態勢の中で行われた。何を話そうかとギリギリまで考えていたが、スライドを見せながら、コロナと砂漠化についての話をした。時間だったが伝わってくれると嬉しい。こうした機会を頂きありがとうございました。チャリティーディナーコンサート

  • コロナ発生

    ここ数日、阿拉善ではコロナ患者が発生した。上海から旅行で来た方から地元住民に感染して増えたということで、阿拉善の12名の方が感染、早速に住民全員がPCR検査を受けた。いくら全員に対してPCR検査をしても、漏れた数人から再び増えてしまう。コロナの完全なコントロールはなんて難しいのだろう。このコロナは増えては減り、増えては減りを繰り返すが、この例からも完全にゼロにすることは今後も難しいのかもしれない。日本は急激にコロナ患者が減ってきているが、このように1人でも強力なスプレッターがいれば、あっという間に増えてしまう。動かさなければ経済も死んでしまう、動けば感染が広がる。ワクチンを打ったとしても抗体が弱まれば再び感染してしまう。コロナ発生

  • 常培富の思い出

    内モンゴル・アラシャンでお世話になっていた友人の常培富先生(享年48歳)が亡くなった。今日は追悼の意味も込めて彼が生きてきた証を記したい。私が初めて環境悪化していた難民の出ているアラシャンに20年前に入った時、政府の案内でトングリ砂漠にある通古淖尔村の村長として紹介されたのが初めてだった(その後観光地として変貌を遂げる)。当時から50歳過ぎに見える顔とフッ素でやられたぼろぼろの歯は、それだけ苦労の人生を表していた。その頃はまだ相手の話している中国語も訛りが強くてさっぱりで、早口で色々とまくし立ててきた。政府の役人からも嫌われていたようで、市長側近から怒鳴られていたのが彼だった。ただ市長はとても良く聞いて問題を理解しようとする人で、後に内モンゴル自治区のトップになった女性だ。ようやく理解できたのは、村を何とかして...常培富の思い出

  • エミュー脱走(経験者)

    今日は熊本でエミューが脱走したというニュースがあったのと、ちまたでは危ないという意見が多かったので、飼育経験者としてひとこと申し上げたい。砂漠で羊や山羊の放牧の代わりに環境を破壊しないエミューを普及させようとしておりました。何度か逃げられたのですが、砂漠で逃げられると果てしない距離を逃げていきます。数羽は地元民に食べられてしまい、1羽は動物園に取られてしまいました。そもそも日本では個体数が少ないのと繁殖が難しい動物なので野生化して繁殖はしません。飼育管理がうまくできれば、鳥インフルエンザにもならず(例がない)飼育しやすいので、日本でももっと増えて欲しい動物です。エミューの肉は牛肉のようでとても美味しいです。またエミューの油は化粧品や床ずれなどで傷んだ皮膚ややけどを治す万能クリームになります。今回の報道でエミュー...エミュー脱走(経験者)

  • 一汽トヨタ自動車の皆様ありがとうございました

    昨日、内モンゴルアラシャンにて一汽トヨタ自動車の現地職員の方が緑化基金会の皆様とセンターを訪れ5000本のソウソウの植林をしていただき、スタッフのお嬢さんのウユンガさんがちょうど日本から現地へ戻っていたため、代わりに講義をして頂きました。ウユンガさんは国立民族学博物館にある総合研究大学院大学で博士課程に在籍して勉強中です。ちょうど台風が南海上に来ていて気圧を押し上げた影響で内モンゴルアラシャンも珍しく植林時に雨が降ったそうです。植林をするとなぜか雨が降るのは昔から変わりません。今はコロナで渡航も厳しく現地の活動もリモートで行っていますが、早く収束して欲しいです。一汽トヨタ自動車と緑化基金会の皆様ありがとうございました。一汽トヨタ自動車の皆様ありがとうございました

  • 9月に入りました

    暑い夏も過ぎ、いよいよ9月になりました。皆様、お元気でお過ごしですか。内モンゴルの方はリモートで行っています。いろいろと大変な状況ですが、できるところからやっております。先日、フキノトウからガンの転移を防ぐペタシンのニュースがありました。この中で面白いなと思ったのはフキノトウは発癌性があると言われていましたが、その植物から転移を防ぐ成分が見つかったということです。同じ植物で癌にしたり、それを防いだりするというメカニズムは、これからの予防医学のヒントになると思います。コロナを防ぐワクチンは、m-RNAワクチンが主流ですが、内モンゴルでは、現在「内モンゴルの砂漠緑化と肺炎症状を緩和する漢方薬栽培」という緑化とコロナを防ぐ薬草を作ろうというプロジェクトを遂行中です。最近では天然アミノ酸の5-ALAがコロナを防ぐことが...9月に入りました

  • 点から線、そして面へ

    コロナになってから早くも1年半が過ぎた。この間の変化はとても大きい。プラス面とマイナス面の両方があったが、崖から落とされたような変化だった。対面からリモートへ、どこでも仕事の環境(これは今までと変わらない)移動よりも定住(これにより無駄なエネルギーの削減につながった)。そして何よりも今まで走っていたことが止まったことにより、却ってよく見えることが多くなったことだ。リモートの効率が良くなったかといえば疑問で、Zoomなどはとても便利である反面、決まるものも決まらなくなった。対面の場合、すぐに決まることも決まらなくなった。さて、これまで点と点だったものが、線になり線と線から面になることが多くなった。特に日本にいることが多くなり、逆に人と会う機会が増えたことで、点から線、面と繋がっていったのかとも思うが、自然でも同じ...点から線、そして面へ

  • ミャンマー緊急募金

    昨年、今年とコロナで世界中が動けない状況の中、いよいよオリンピックの7月に入りました。ワクチン接種も広がってきており、現地に入るのを今か今かと待っているところです。そのような中で、同じく頑張っているミャンマーの人たちが今、大変な状況になっております。オイスカのOBも2名亡くなったなどという悲しいお知らせが届いている中で、何か現地の人たちの生活支援ができないかということで募金を開始しました。http://www.oisca.org/news/?p=14577ミャンマー緊急募金大変な時期ですが、未来を見据えて現地で混乱の中、頑張るのにも後方支援のための燃料が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。ミャンマー緊急募金

  • SDGs貢献使途限定募金応援ありがとうございました!

    5月31日まで募集しておりましたSDGs貢献使途限定の緑の募金ですが、おかげさまで募集金額148万円を越える179万6千円をたくさんの方がぎりぎりまで協力してくださり、無事に達成することができました。本当にありがとうございました。今回はコロナ禍の中でお願いに回ることも制限されている中で、厳しい状況は想定していましたが、途中までは達成に厳しい状況で、どうしたものかと思っていましたが、最後の最後になってたくさんの方が実現に向けて出してくださり、おかげさまで、目標金額を越える金額が集まり、実現の運びとなりました。ありがとうございました。https://www.green.or.jp/bokin/crowdfunding/sdgs3-02027月より現地の方でプロジェクトをスタートします。この場をかりて御礼申し上げます...SDGs貢献使途限定募金応援ありがとうございました!

  • 緑の募金再度お願いです

    コロナの肺炎を緩和する薬草を栽培して砂漠化を防ごうという内モンゴルの砂漠緑化と肺炎症状を緩和する漢方薬栽培というクラウド型緑の募金のSDGs貢献使途限定募金による応援プロジェクトの方も、たくさんの方々より応援いただきまして、おかげさまで70万円近く集まりました。本当にありがとうございます。目標金額148万円まであと一踏ん張りです。今回のプロジェクトは内モンゴルでの起死回生のプロジェクトになる予定で、薬草栽培でもニクジュヨウのような3から6年の長期栽培ではなく、1年の短期栽培で薬草によっての緑化もできることから、今後のモデルプロジェクトにできると考えています。しかしながら、いくら計画があっても資金がなければ実施できません。残りわずかな期間ですが、少しでも応援いただければと思います。今一度のお願いですが、どうかご支...緑の募金再度お願いです

  • ニクジュヨウの不法採取

    先日、ウズベキスタンにてニクジュヨウの不法採取をしている人のニュースの知らせがあった。6560kgもの根を違法に採取したという。ウズベキスタンでは、以前はこうした問題にたいして甘かったが、近年は甘草などの採取についても厳しくなってきている。それだけ植物資源も逼迫してきていることだろう。今年も植林と一緒に種子をとって栽培する方法を教えてきたのだが、栽培よりも採取が多くなると将来的に減ってしまうため、栽培手段の早い確立が急がれる。ニクジュヨウの不法採取

  • 隔離期間を終えて

    ウズベキスタンのインターナショナル病院にて前々日にPCR検査を受けてから、トルコ・イスタンブール経由にて無事に帰国した。帰国前までは、感染してしまうと、飛行機チケットも無効なため、厳重に感染対策をとってはいたが、内心ハラハラしていた。タシケントから逆方向のトルコ・イスタンブールを経由、ここで13時間ものトランジット時間があり、そこからさらに12時間のフライトで羽田に夜19時に着くと、検査より72時間以上経っていることから無効と疑われたが、トランジットであると分かると「大丈夫です」とのこと。PCRを受けてようやく外に出られるかと思いきや、「検査内容が違います」と言われる。改めて書類を確認すると病院では、nasalswabしかなかったのだが、同じ鼻でもnasopharyngealswab(鼻咽頭ぬぐい液)という検査...隔離期間を終えて

  • 平和主義のイスラム教徒

    「スタン」と聞くと「危ない」というイメージのある人が多いかと思う。ウズベキスタンは「ウズベク人」の土地という意味だ。実際には、ウズベキスタンの他に、スタンという言葉がつく国は、カザフスタン、タジキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタン、パキスタンなどがある。ここの宗教は主にイスラム教だ。緑色の屋根のモスクの前を通ると、皆、瞬時にお祈りをする。今月12日から1ヶ月はラマダンなので、日が登ってから沈むまでは食べたり飲んだりすることができない。このたまに食べないという習慣は、たまに行うと身体にもいいそうだ。昔の人は3食きちんと食べられたわけではなかったので、人間性を取り戻すにもいいのだろう。さて、イスラム教の話に戻す。イスラム教は平和主義であり、基本は人を殺したり自殺したりは絶対にしてはいけない。なので、ISなどの...平和主義のイスラム教徒

  • ラグマン

    ウズベキスタンは麺好きな人が多い。特にラグマンというスパイシーなうどんはとても美味しい。日本にもあればいいのにと思う。砂漠から戻って地元で一番美味しいというラグマン屋さんに連れて行ってもらった。麺がとてももちもちしていて、もちもち感は讃岐うどんまではいかないが、とても美味しい。聞くと、小麦でもいろいろな等級があるようだ。このラグマンはたくさん入っていて、なかなか全部食べるのに苦労した。新疆ウイグルでも同じようなラグマンがあるが、その味がとても似ている。もともとは同じ民族なので、料理も同じだ。この麺は、約200円、1日1500人以上が来るという。今度、自分でも作ってみよう。、ラグマン

  • 羊の群れより

    砂漠の中で薬草を探していると羊とヤギの群れと牧民と会った。シャイだが、何をしているんだろう?と見に来たようだ。以前は、町でサラリーマンをしていたけれど、4、5年前から牧民になったという。150頭飼っているそうだ。今年は雨が多いよと言っていたが、ここは赤リスが多いよ。リス?の住処はサクサウールだ。牧民にとっても生態系が戻ることはありがたいことだろう。羊やヤギが灌木を食べることにより、木も剪定され、また糞を落とすことによって、木の生長も良くなる。放牧も頭数を決めれば共生の循環だと思っている。木を植えて、一旦、環境が戻って来ると、動物たちも牧民も戻って来る。そして好循環が始まるのだ。一つ、ウズベキスタンと内モンゴルで面白い違いに気がついた。内モンゴルではヤギ肉が人気があるが、ウズベキスタンでは羊が人気だという。環境破...羊の群れより

  • コロナ禍での漢方薬栽培による緑化

    コロナ禍で世界中が悶々としている。今回のコロナはなかなかしぶとい。まるで翻弄される人間を嘲笑うかのようだ。増えてから減ってきたと思えば、また増えて、もう第4波とか、これからも5波とか、大波小波がしばらくは繰り返しやってくる。オリンピックを一年延ばしたところで、なかなか収束が見えない。そもそも98%が非感染者なので、2%の増減だからこそ、効果が見えず質(タチ)が悪い。今回のコロナが発生したときに、サバクトビバッタの大発生があった。またオーストラリアでも山火事が大発生した。これらのことは一見、関係ないように思えるが、実は関係があるのではないか。パンデミックも、自然の摂理であれば、背景をもっと考える必要があるのではないか。スペイン風邪が起こった際には、ちょうど第二次世界大戦の最中だった。これらも無関係ではない。200...コロナ禍での漢方薬栽培による緑化

  • アラル海での植林スタート

    昨年はコロナ禍により植林が中止になってしまったが、今年は何とかやりたい。4月という時期が決断の期限、これを逃してしまうと1年間すべてにおいて延びてしまう。ワクチンを待っていても間に合わず、緊急事態宣言解除前にフライングで隔離覚悟で日本を飛びだした。今年は暖かくなる時期が早いため20日から10日間が勝負とみていた。そして何とか3月26日よりアラル海での植林に間に合わせた。もう少し早くても良かったかもしれなかったが、これから温暖化が進むと1ヶ月ほど前倒しで考えなければならなくなるかもしれない。今回は5haで7500本を植える予定だったのが、植える間を広く取ったのと、苗木が2500本多かったので10haで1万本の植林になった。当日はタシケント農業大学nukus分校の林業専攻の学生が30名と先生が参加して行われた。朝6...アラル海での植林スタート

  • いきなり結婚式

    今日お昼に、「結婚式に行って昼ごはんを食べましょう」と言われた。「いきなり結婚式?」いきなりでとまどう。「相手は知らない人なのだけど参加してもいいのでしょうか」と聞くと、問題ないという。こちらではお祝いもいらないし、外から普通に入ってご飯を食べて帰っても分からないかもしれない。また、コロナの時期に集まっても大丈夫かという不安、その不安をよそに、大学の取引先の人だから大丈夫だと楽しそうにお昼の会場に行く。着くと、2組が同時に結婚式をしていた。最初は、「一夫多妻制?」この新郎は二人で大変だなあと思っていたが、実は兄弟一緒に結婚式を行なっていた。会場はとても広く300人はいるだろうか。また入って驚いた。マスクで厳重に構えていると、皆、怪訝な顔をする。「コロナ、大丈夫?」何と、町では皆、半分くらいはマスクをつけているの...いきなり結婚式

  • タシケント農大での授業

    植林に学生たちに参加してもらえるようになりました。その代わり、着いていきなり、「明日から大学で2日間2時間ずつ学生に授業してくれないか?」と言われてしまいました。「いきなり?」こうしたことはよくあります。やはり常にPPTなどの資料を英語に直しておくことが必要だなあ。ということで、昨日、停電の中、残りのバッテリーでパワーポイントを直して何とか授業を行いました。また今日からタシケントで国際会議があり、今年はこうした会議はリモートで行われるという。そう考えると、これからはリモート会議というものが、ますます流行っていくのかもしれない。ただ、やはり直接に学生と会って話すということが大切だと話してみて思いました。とにかくたくさんの質問が次々に出てきます。また大学での問題点もいろいろと見えました。学生がが受け身の授業になって...タシケント農大での授業

  • アラル海へ

    日本は世界から見ると人数は少ない割にレッドリストの国になっており、海外へ行くと14日の隔離を覚悟していた。22日に緊急事態宣言が解除になるということで、ギリギリのタイミングで入国しても隔離かと冷や冷やしていたが、しかし出発直前の16日からウズベキスタンでも抗原検査がなくなり、イスタンブールまでガラガラの飛行機を乗り継いでイスタンブールからタシケント行きの飛行機に乗った途端、雰囲気が変わった。「満席」人々もマスクでソーシャルディスタンスの状況からやけに近い気がする。横に座ったおじいさんもマスク外しているし、アテンダントさんも何も言わないし?「???」空港について厳格な検査を覚悟していたのが、PCR検査の陰性証明書を出してあっさりと入国ができた。そのまま空港の椅子で寝て、翌朝のタシケントからヌクス行きの飛行機に乗る...アラル海へ

  • プロジェクトについてyoutubeにてUPしました

    先日の内モンゴルの砂漠緑化と肺炎症状を緩和する漢方薬栽培についての動画をオイスカ公式youtubeよりUPしました。https://www.youtube.com/watch?v=AXPOm-VAlzs約1時間ありますので、お時間のある時にぜひご覧ください。また登録の方もよろしくお願いいたします。昨日は北京の黄砂が話題になりましたが発生源の内モンゴルでも1日中、今現在も昨日よりは収まっているものの、変わらず砂嵐の天気が続いています。プロジェクトについてyoutubeにてUPしました

  • 緑の募金お願い

    昨日は北京が黄砂で火星のようになったというニュースがありました。日本には幸い大きな黄海をへだてているため、ここで黄砂がかなり落ちて届かない幸運な位置に日本がありますが、今回の黄砂、起源は中東からモンゴルへと強い風が起こって連綿に連鎖して来たということも言われています。私たちが緑化を目指している中央アジアからの北緯40°ラインは、砂漠化の影響がとても大きく、今回のような大きな砂嵐は、地球からの警告だと思っています。今回、コロナ禍で、コロナを予防する漢方薬原料を合わせて砂漠化を止めるために栽培しようというプロジェクトを開始しました。以前2002年から行なったニクジュヨウという漢方薬は時間が掛かりましたが、現在は地域を巻き込む大きなプロジェクトになっています。今回行う漢方薬原料を合わせた緑化という形は需要も大きいため...緑の募金お願い

  • Web報告会を行います

    コロナの方、一進一退でなかなか収束しませんが、そのような中で「緑の募金」のクラウドファンディングをかねてZoomにてWeb報告会を行います。興味のある方はぜひご参加ください。もし参加できなくても、後ほどOISCAからYoutubeの方でUPします。第3回3月9日(火)14:00~15:00>テーマ:「コロナ時代の漢方薬と灌木を組み合わせた砂漠緑化への挑戦」<視聴方法>Zoomのウェビナー機能を使って配信します。下記サイトよりログインください(事前申込不要)https://zoom.us/j/95869117649(ウェビナーID:95869117649)Web報告会を行います

  • 乾燥が好き

    大寒が過ぎ、寒さも緩んできた。内モンゴルの方も今年は−30℃を超える寒波が来ていたが、最近は急激に暖かくなってきているということだった。さて、ウィルスは乾燥すると急激に増える。人間も実は乾燥している方が心地いいため、現地のスタッフなどは湿気のある広州などに行っても逃げ帰ってくる。「もうあんなところは住めない」というので、「なぜ住めないの」と聞くと、湿度が耐えられないという。ウィルスも同じく乾燥条件を好むが、湿度には耐えられないため加湿器をかけるとウィルスたちも嫌がる。ただ、今回のコロナは湿度のある時期も乗り切ったため、湿気を与えても相当やっかいな耐性を身に付けた株であることは確かのようだが、湿度対策も有効であると考えられる。測ったわけではないが、雨の降った日と2週間後あたりの感染者数の比較データーを取ると面白い...乾燥が好き

  • 猫がニクジュヨウに反応する謎(マタタビ反応の大発見)

    先日、岩手大学の農学部の研究チームがネコのマタタビ反応の謎を解決したという話題があった。それを聞いた時に、私も繋がるものがあった。それは、ニクジュヨウでもネコがマタタビ反応をすることがあり、何故なんだろうと常日頃から思っていたのだが、長年の不思議がこれで解明した。共通する物質はネペタラクトールというイリドイドの配糖体だったからである。イリドイドの薬理活性にネコが反応していたのだが、それは何故なのか、それは、なんと蚊を遠ざけるためだったとは。ネコもニクジュヨウが好きなのかとばかり思っていたからだ。ちなみにマタタビと共通するイリドイド配糖体には心臓血管、抗肝毒性、利胆、低血糖、鎮痛、抗炎症、抗変異原性、鎮痙、抗腫瘍、抗ウイルス、免疫調節、および下剤などの広範囲にわたる生理活性がある(wiki)。改めて動物の防御本能...猫がニクジュヨウに反応する謎(マタタビ反応の大発見)

  • 緊急事態宣言

    今年がスタートして早1ヶ月目が見えてきました。今年は、はじめて”あけましておめでとう”の一言が書けませんでした。コロナの方は今だに収束せずに1月も過ぎつつあります。そして緊急事態宣言になり飛行機での行き来はもちろん、できるだけ自宅待機していてくださいということで世界中が止まってしまったかのようです。今のこの時期、何ができることはないか?とずっと模索してきました。普段と空も空気も変わらないけれど、ウィルスによって世界が一変してしまいました。こういう時は我慢の時で今までの活動を整理整頓しています。これまでは勢いで止まりもせずにやってきたのですが、活動ができないことで改めて今、今後に向けて何ができるかを考えています。これまでは、どちらかといえば植林をメインで行ってきました。ただ緊急事態となると話が別です。これからはや...緊急事態宣言

  • 共生について

    今年の初コラムは、コロナ禍でもあり、以前別のところに書いたコラムを載せます。今、なぜコロナが寒さの厳しい乾燥しているこの時期に猛威を振るっているかについての参考になるかと思います。世の中の活動がストップしたことにより、経済的な生活のみで生きてきた我々の生活が脅かされています。動物や植物を観察すると、経済的な繋がりで生きていません。よく見ると助け合うことで微妙なバランスを保って生きています。社会を見直す契機につながると思います。コラムより皆さんも理科の授業で、食物連鎖を習ったことがあると思います。生物が食べる、食べられるの関係で成り立っているというものです。しかし、よく観察していると、生物同士はその時は感じた以上に、時に助け合い、支え合いながら微妙なバランスで繋がっているのだということを実感します。例えば、遼伝来...共生について

  • 本年もよろしくお願いいたします

    あけましておめでとうございます。昨年はコロナ禍により現地の活動に影響を受けました。日常生活がリモートに変わり自粛していましたが、1月現在も感染者は増え続けています。2月まではまだウィルスが増えて行くでしょう。自然には逆らえません。ただトンネルはいつまでも続くわけではなく、長いトンネルを辛抱して抜けた後には、必ず明るい太陽の下で活動できる日々が再び来るでしょう。本年もどうぞよろしくお願いいたします。本年もよろしくお願いいたします

  • 土を食べるマダガスカルの人々

    マダガスカル南部で干ばつがひどいそうだ。https://www.afpbb.com/articles/-/3320073土を食べて飢えをしのぐというのは、どんなに辛いだろう。土を少し食べたら分かるが、食べられたものではない。WFPによれば、マダガスカル南部では人口の半数に上る150万人が現在、緊急食糧支援を必要としている。サボテンですら実がならなくなり、人々は空腹を満たすために白土とタマリンドを食べているという。家畜などの盗難も始まっており、こうなると作物を作っても盗られるなど無法地帯になってしまう。内モンゴルもウズベキスタンもそうだが、砂漠の地域はますます雨が降らなくなって来ており、水不足が深刻で、日本では、きれいな美味しい水が水道から普通に飲めるというだけでも幸せだ。今は、まだコロナで大変な状況だが、外食を...土を食べるマダガスカルの人々

  • 黒田祐之進理事長外務大臣賞受賞について

    この度令和2年度、黒田祐之進・オイスカ香港日本語幼稚園理事長が外務大臣表彰を受けました。おめでとうございました。思えば、2001年に中国内モンゴル自治区にて環境難民が出ていました。現地政府からの要請でかつて存在していた800kmのグリーンベルトを戻し、地球人として砂漠化防止活動をやろうと声を上げたのが、黒田理事長でした。この地も昨年は東京都の面積近い植林がされるようになり、世界で一番植林される地域になっています。その前にも在留邦人の子供達が海外にて日本語で幼稚教育を受けられずに困っている時に、お母さん達が代わる代わるに子供を預かっている状況がありました。また香港の日本人学校幼稚部が人数が増えてしまったために、小学校が優先で廃止になってしまい途方に暮れている際に領事館より教育機関の幼稚園を是非と頼まれ奔走して立ち...黒田祐之進理事長外務大臣賞受賞について

  • アフターコロナ社会の懸念

    12月に入ってもいまだにコロナウィルスが猛威を振るっている。ここ一年で社会が180°変わってしまった。人々と会うのにも気を使うようになり、結局、リモートで会議のためにZOOMの会員にも入ってしまった。マイナポイントの欲しさから、監視社会の第一歩であるマイナンバーにも登録した。5G社会がすぐそこまで来ていて、外ではドローンが流行り、買い物もアマゾンなどの宅配、Ubereatsなどの宅配も当たり前になった。ペイペイなどの便利なアプリ決済が流行り始めた。そして先日、財布を電車で落としたのだが、GPS情報により翌日には見つかった。携帯での買い物が簡単にできGotoeatの予約もスマホで簡単にできる。こうして便利な社会になることが、実は逆のこともあり得ることを私たちは忘れてしまっている。便利な社会への疑問はいろいろな方も...アフターコロナ社会の懸念

  • 海岸林プロジェクト地調査

    12日より名取にある海岸林の調査及び、14日には企業や市民、学生のボランティアの方々と共に保育作業(溝切り作業)や清掃作業を行いました。名取海岸沿いの5kmに渡って見事な黒松の林が造成されています。造成にはとても多くの方の尽力があって、後世にも残るだろう立派な森ができつつありました。植林作業はほぼ終わり、これからは保育管理、間伐などの作業が続くそうで、将来的には見事な黒松の林が広がっているだろうと想像ができます。震災が起こった時、すぐに立ち上がり手掛けた本部の吉田さんをはじめ、たくさんの方の努力の賜物であり素晴らしい現場を見せていただきました。砂漠にも応用できそうないろいろな発見もあり、今後の植林にも生かしていきたいと思いました。海岸林プロジェクト地調査

  • 茶毒蛾(チャドクガ)にやられました

    普段乾燥地で植林をしているのですが、今年は日本にいる時間が長い。ちょうど日本では逆に草木の繁殖が問題になっている。特に高齢化で里山などでは管理が問題になっている。何かこのあたりでできることはないだろうか?先日、茶毒蛾(チャドクガ)の幼虫たちに出逢ってしまった。今年は茶毒蛾が流行しているので注意してください。この茶毒蛾、ある意味、コロナよりもたちが悪い。以前といっても昔刺されたことがあったが、一度刺されると抗体ができ2度目、3度目とだんだんと酷くなるということだ。ただ植木職人のように何度も刺されると、徐々に大丈夫になるそうだ。この茶毒蛾に会ってしまった。「茶毒蛾がいる」「どれどれ?」興味のあまり近くで見ると一斉に頭を持ち上げて威嚇してきた。実は、この時に毒針を飛ばしてきたのだが知る由もなし。数時間後に悲劇が起きた...茶毒蛾(チャドクガ)にやられました

  • NPO Make Happyとクロストークを行います

    こんにちは、お元気でお過ごしでしょうか。今日は台風10号が日本に近づいており、明日6日にもさらに発達して、最大瞬間風速50m/sという強烈な強さで沖縄から奄美、九州へと上陸する見込みです。数年前台風の時期に奄美大島の酒造会社へ薬味酒の話で行った際、ちょうど台風に直撃されたことを思い出しました。その時は土砂崩れのために龍郷町で亡くなった方もいて目の前で地滑りの現場を見たのですが、滝のような大雨で車のワイパーを動かしても目の前が見えないという経験をしました。また数千円の安いLCCで行ったため帰りの飛行機が一週間後になり、島から鹿児島まで大揺れのフェリーで脱出しました。近年、スーパー台風が当たり前のように日本を直撃しています。これだけ強い台風になる原因は海水温度が例年より0.5℃あまり高いからだそうです。たった0.5...NPOMakeHappyとクロストークを行います

  • まぐろともかずさんの世界マグロプロジェクト

    皆さん、まぐろともかずさんという方をご存知ですか?実は、札幌のゲストハウスで支援者の皆様に砂漠化のお話をした時に「マグロ着ませんか?」と着ぐるみを着せされて一緒に写真を撮ったのがご縁なのですが、じつは世界中をまぐろでツナごうという、自然と周囲が笑顔になる人なのでした。世界中の方に一緒にいろいろなところでまぐろを着てもらうという、もしかしたらお会いしたことがある方がたくさんいらっしゃるかもしれません。また世界を緑で平和にしたいという考えをお持ちで、それをまぐろの着ぐるみで実践してしまう行動力とつなぐ力、何事も涙で感動してしまうというすばらしい人です。まぐろともかずさんYouTubehttps://www.youtube.com/channel/UCoq3bfyEFxko2AZ7MjU6d3Qぜひチャンネル登録して...まぐろともかずさんの世界マグロプロジェクト

  • 黄砂免疫

    先日、「免役免疫」なる言葉を聞いた。「あなたは普段、黄砂を浴びているからかからないよ」「???」東アジアの感染が抑えられているのは、中国の黄砂を浴びてできる黄砂免疫があるからだという話。確かに日本や中国や韓国の感染者数は欧米や南米、インドなどに比べても低い。本来は、この黄砂はアレルギーなどを誘発することは知られているが、それが今回のコロナに対しての免疫になっているということが本当であれば面白い。黄砂免疫

  • 砂漠の足、パジェロ

    昨日、バジェロ製造の坂祝町の工場閉鎖というニュースが入った。パジェロは活動にはなくてはならない足で、砂漠では大活躍している。ここで作られたパジェロは、ゴビ砂漠の道なき道の村々を長い時では1日700kmあまり走り、すでに32万kmあまり走ったが、おかげさまでまだまだ現役で活躍している。昨年末に発生したコロナの影響は色々な方面に出ていたが、まさかこのような部分にまで及ぶとは思わなかった。コロナは経済の回転まで止めてしまった。今後は、このコロナ禍を一日でも早く収束させて、次へのステップに繋げなければならない。この車は世界中で活躍しています。ありがとうパジェロ。砂漠の足、パジェロ

  • 彼らの宝物ナイフ

    モンゴル族やウイグル、カザフなどの遊牧民族の男子はいつもナイフを腰に身につけている。柄が単なる木だけでなく牛骨や貝が埋め込まれていたり、先が捌くために曲がっていたりする。工芸用には色々な絵柄が入っていたりして、それなりにマニアもいると思われるが、とても美しいナイフが多い。彼ら成人男子はナイフを器用に扱えることが何よりも重要であり、羊や山羊を器用にさばく。その他、日常でのハサミのような感覚で、袋を切るときもナイフ、車を修理したり、ネジを締めるときもナイフ、木を切るときもナイフだ。それさえできれば生きていくことができるからである。ある日、「お前もさばいてみろ」と言われた。「いや、そういうことが苦手で」と逃げようとしたが、その日は許してくれなかった。その後もエミューを肉にするときにもやらなければいけないことがある。ウ...彼らの宝物ナイフ

  • ふとした記憶

    今回は記憶についての話。阿拉善とは関係ないのだが、先日、北海道より夕張メロンを頂いた。普段、食べられないメロンに大喜び。その前の週にウズベキスタンや内モンゴルの甘いメロンの話をしていたのでさらにびっくり。そのメロンを食べていた時に、不思議な体験をした。ワニ亀を池から捕獲する録画番組が流れていた。そのワニ亀の凶暴な顔を見た時に、なぜか昔の記憶が蘇って来た。夜にラーメン屋に連れて行ってもらって入った記憶だった。古い亀のラーメン屋の看板と赤いのれんの古い店。夕張とは関係ないのだけれど、なんだか、そのあたりの記憶、急に何十年も前の夕食の記憶が鮮明に蘇って来たのにも驚いたのだが、とても濃い醤油味のスープと黄色っぽい縮れ麺、看板が古い亀の絵、亀、亀、なんだったかな?しばらく悩んでいて、確か「亀ちゃんラーメン」という名前だっ...ふとした記憶

  • 北は干ばつ、南は洪水

    ここ数日、三峡ダムや洪水が取り上げられている。三峡ダムの完成前に一度行ったことがあるのだが、ものすごい規模に圧倒されたことを思い出す。ただ、反対もあった三峡ダムよりも優先して南水北調プロジェクトの方を優先して欲しかったと今となって思う。内モンゴルの阿拉善の方もさぞかし雨が多いかと思いきや、今年は雨が少なく干ばつになりそうな天気が続いており、阿拉善北部はまだ2回ほどしか雨が降っていない。洪水の水の一部でも北に持ってきて貰えるとうれしいのだが、なかなか自然は思うようにはいかない。自然を破壊すれば、それだけの報いが返って来るのが自然で、この自然もこれまでの忍耐が切れてバランスを欠いてきているが、人も同じ。急激な変化や差が問題になるのであって、皆がバランスよくなってこれば、こうした災いにも耐えることができる。コロナ禍も...北は干ばつ、南は洪水

  • 化粧品にもなるかも(シアノバクテリア)

    砂漠には色々な植物が多いが、今回はシアノバクテリア(Nostoc)について。このシアノバクテリアにて砂漠化を防ごうという試みを行なっているが、乾燥地の大地も干上がっている中で、唯一、おかしなことに一面緑になっている場所がある。ここの土壌表面には、実は目に見える唯一のシアノバクテリアNostocが生えている。現地では髪菜ともいわれ、日本ではスイゼンジノリ(川苔)という名前の方が知っている人が多いかもしれない。これらが実は砂漠の表面に縦横にへばりついて育っているからこそ、雨が降った時に雨を捕まえて保水し、まるでキクラゲのように膨らみ、水を保水するだけでなく、黄砂を防ぎ土壌へ窒素を供給している。また、多糖類によってpHを下げる働きもあり、塩類集積をも防いでいる。実はこうした目に見えない大地の保護神であるために、自分で...化粧品にもなるかも(シアノバクテリア)

  • アフターコロナ2

    ここで2へと話題を変えた訳は、ここからが本題だからです。このコロナで一番見えて来たこと。それは私もやってみて痛感したことなのだが、「教育が変わる」ということだ。これまで、当たり前にあった社会が急転換する一番の変化は、実は一番変化の遅かった教育が変わるチャンスがやって来たということになる。なぜ、こう感じるかといえば、このコロナで自宅が教室になったからです。「あれっ、できる」と感じたことが一つ。そして世界は争いつつも、その反動がやって来そうな気がします。休日でも海外から日本語の勉強をしにチャットが開かれる。逆に考えると、学校教育もコロナで休みになり、急遽リモートになり、ここから先は。。。というと、学校の環境も。。。究極にはどこでもいいのではないかということです。例えば、世界中に協定校があっても、これまでは名前だけだ...アフターコロナ2

  • アフターコロナ1

    7月に入った。今年の半年はコロナ渦でここまで進むとは誰もが考えていなかった。ここ半年の急速な社会や事業の変化、これまで通勤が当たり前だったのが、リモートワークやリモート学習へと急速にシフトが進み、人と会うビジネスから人と会わないビジネスへとビジネスのやり方も大きく変わって来ている。内モンゴルのセンターもリモートでの仕事を余儀なくされ、ウェイチャットでの連絡がこれまで以上に主となった。スタッフもコンピューターをあまり使わなかったが、この際にコンピュータースキルを上げるよう指示した。実際にネットで顔を見ながらのやり取りでは不足な部分が大きいが、それでもできることに驚いている。問題は輸送や銀行送金などの部分、EMSはまだ難しいが、小さな会社がこの業務を受けて週に2便ほどであるが、物流も再開して来た。銀行決済の部分では...アフターコロナ1

  • サバクトビバッタ

    今年はコロナ渦から一気に様々な問題が噴出し、世界が大変なことになった。現在のグローバル社会では、一国だけの安定ということは考えられず、世界が同時に被害を受けることを実感した。そこから巣篭もりやリモートワークなど、他との接触をどうやって避けるかが課題になった。そんな中で追い討ちをかけるように、サバクトビバッタがアフリカから飛び立ち、1日100-200kmというスピードで風に乗り広がっている。このサバクトビバッタ、幸いなことに生きられる条件が熱帯や亜熱帯砂漠のため、内モンゴルのように内陸にある寒冷砂漠には、仮に飛んで来られたとしても生きることができない。ただ、世界の10人に1人、陸地の20%がこの影響を受けている。このサバクトビバッタの興味のあるのが、”相変異”集団になると、子の体色が緑から黄色や黒になる。可愛い面...サバクトビバッタ

  • ウズベキスタン製薬分野へのビジネス機会セミナー参加

    今日はUNIDO主催のウズベキスタン製薬分野へのオンラインセミナーに参加した。Zoom会議だったのだが、ウズベキスタンの会議室にいるような雰囲気を味わうことができた。ネットが繋がらなかったりも、時折聞こえるロシア語もほのぼのとしていた。ウズベキスタンには1000種もの薬草があるという。フェルーラの名前も出て来た。すぐにでも薬草調査に行きたいなあと思いつつ、今後のウズベキスタンでの製薬産業の発展に期待したい。ウズベキスタン製薬分野へのビジネス機会セミナー参加

  • ヤセウツボ食べてみた

    先日のヤセウツボ、見る見るうちに空き地でどんどんと増えてきている。そうだ、食べられるかなあと思い、収穫してみた。種子は体内に入っても生きているそうなので、種子は食べたらまずいなと思い、根の太い部分をトースターで乾燥、殺菌してから試食してみた。味は。。。ニクジュヨウは多糖類によってほのかに甘いのだが、こちらは掘ったばかりの菊芋みたいな味で、トースターで焼いたので、でんぷんの芋っぽい味が1%くらいと99%は毒のアルカロイドが強くて、これは食べられたものではなかった。クララのような毒性の味に似ているので、将来的には「良薬口に苦し」で何らかの薬になるかもしれないが、危ない味だった。ヤセウツボ食べてみた

  • 緊急提言SNS問題

    ここ数日きな臭い問題がたくさん出てきている。ネット社会というのは、誹謗中傷と背中合わせであり、10人いれば10人なりの考えがあるので、賛成の人もいれば、反対の人もいる。それが多様性という社会を生み出している。その中で一人の方が誹謗中傷によって亡くなってしまった。悲しいことだが、ブログなどを発信している人たち、youtuberも人ごとではないだろう。ネットの安全なところから匿名攻撃をする人たちがいる。攻撃された方は、直接な攻撃ではないにしても、心が不快になるだろう。それが何百人から言われたらなおさらだ。それよりも心配なのは、今回の件によって発信した人物を特定できるように日本も法整備を目指すという。こうしたニュースはあまり表には出てこないが、言論の自由からすれば個人情報保護法以来の大変なバットニュースだ。隣の韓国で...緊急提言SNS問題

  • 世界が動き出しました

    緊急事態宣言がようやく解除され、これから本格的に経済も動き始める見通しが立った。皆、「あれっ」という感じだったと思う。宣言により、こうも人間の心理というのがここまで改善されるのか?早速、中国でも大気汚染が戻ってしまったというニュースがあった。このまま収束するのか、第二波が再びやってくるのかは分からない。人々もマスクをしている以外は日常に戻りつつある。来月にはいれば、国際線も徐々に戻り始め、2月くらいの状況に戻っているのかもしれない。今回のコロナ禍が私たちに与えたものは色々とあった。まだしばらくは後遺症が続くと思われますが、これを機に「危機」という問題に対して人々がより敏感になってきたのではと思います。ここから急がず焦らずにじっくりと回復を図りましょう。世界が動き出しました

  • 遠隔授業の結果感じたこと

    先日の遠隔授業を行ったが、今回色々と感じたことがあるので記載したい。普段目の前にいる人と話すのが、電話で話すと分かりにくかったりするのと同じで、双方にある程度の事前の理解や了解が必要だなあと感じた。でなければ、ネット環境の不備や伝わらない部分から学生の不満も出てしまうし、たくさんの分からない資料を事前に読み込んで一つずつ準備する側からの不満も出てしまう。普段、対面で顔を見ながら分かっているのかな、分かっていないかなと見ながら授業をしていると、こちらが分かることや、向こうが分からないなと確認できることが、やはり動画ではなかなか伝わらない部分がある。感想や意見を聞くと、授業では簡単に理解してもらえるのが難しくなったり、またその場で質問をしてもらうことができないために一方通行になってしまうことだった。それ以上に準備で...遠隔授業の結果感じたこと

  • 遠隔授業

    コロナウィルスで社会が色々と変わった。たくさんの学校で遠隔授業になっている。今回、これまで毎年やらせていただいている千葉大の環境倫理学の1コマの遠隔授業を担当するために合わせてMP4などを編集して準備をした。Moodleというシステムを使っているが、システムを作る方も大変だったのではないかと思う。またyoutuberの大変さがわかった。慣れないせいもあるが、これら編集などで準備に時間がかかる。昔、オーストラリアなどでは遠いために学校に行くことができず、こうした授業をしていると聞いたことが、急にこうした社会になるとは。いい点としては、今後、現地からの発信などができるのではないだろうかという期待がある。これまではネット講義などは、面白い仕組みだなとは思っていたが、やってみるとなると、大変だが色々と勉強になることがあ...遠隔授業

  • ヤセウツボ

    近所を歩いてみた。道端に色々な植物が生えていた。シロツメクサの中にハマウツボ科のヤセウツボ(Orobancheminor)を発見した。地中海沿岸原産の外来種で1937年に千葉県で最初に発見されたそうだ。これは葉緑素を持たないために茶色で、マメ科の根粒菌から窒素を得ているのだろう。農作物に寄生して収量を減産させ、アフリカなどで1〜3億人の農民に影響を与えているというが、日本でも密かに市民権を得ているようだ。片や同じハマウツボ科の植物であるニクジュヨウは、梭梭の木に寄生する漢方薬であるが、それを牧民が収入とすることで、緑化が広がった。人も元気になる。このヤセウツボも薬効があるようだが、今の所、負の面がクローズアップされている。コロナウィルスも、人間に寄生して増えていくが、前回同様、ウィルスの目的は何なのだろうかと考...ヤセウツボ

  • コロナウィルスを乗り切ろう3

    5月に入った。2月の頃には5月にもなれば収束すると考えていたが、そんなに甘いウィルスではなかった。今回のコロナによる影響はどうなるか誰も分からない。周りと遮断される生活は内モンゴルで慣れてはいたが、内モンゴルのただっぴろい砂漠では、あまり孤独感を感じなかったが、今回の遮断生活、無理矢理に遮断となるのでは全く違う。今回のコロナウィルスで人類の経済活動が止まり、温室効果ガス排出量が前年比マイナス5.5%になったという。それでも、これ以上のマイナス7.6%を2030年まで毎年続けなければ、パリ協定の産業革命前からの気温上昇を1.5度にとどめる達成は難しいという。今回、努力目標は到底できないということが身をもって分かった。ただ、今回のコロナウィルスのような疫病によってであれば達成できる可能性を考えた時に複雑な気持ちにな...コロナウィルスを乗り切ろう3

  • コロナウィルスを乗り切ろう2

    コロナウィルスが中国からヨーロッパ、アメリカへ伝播し、先週は多少収束して来ているが、日本でもいまだに収束には至っていない。いつかは終息に向かうと思われる。このコロナウィルスの目的は何なのだろうか。自然は一般に人間に対し益を与える。木を植えると果実がなり、稲を植えれば、私たちにお米を提供してくれる。それでも自然というのは、時々我々に牙を向くことがある。内モンゴルで木を植える今の時期は植物もあまり抵抗してこないのだが、夏になると、一例ではアカザ科の刺沙蓬などの茂みの近くに行こうものなら、皮膚が痒くなりアレルギー反応が出てくる。稀に呼吸困難になり苦しんだこともある。なので、一部の人々は、自然が回復することに対して反対する人もいる。今回のコロナウィルスの攻撃対象は人が多く集中して住んでいる都会の人々や高齢者が多いという...コロナウィルスを乗り切ろう2

  • コロナウィルスを乗り切ろう

    昨年はウィルスの始まりの年だった。今思えば内モンゴルにてネズミによるペストが流行り、しばらくすると収束した。なぜか今年はネズミが多く出るなあと話しながらトラップを仕掛けた。毎日毎日たくさんネズミが掛かった。その時にSARSの話をしたのが昨日のようだったが、今思うと自然からの警告だったのかもしれない。2003年のSARSの時も北京から戻った際に14日の隔離だったのだが、その時も街に誰もいなくなった。そして再び中国でも同じような状況になり隔離、そして日本に戻り隔離になった。災いは忘れた頃にやって来るというが、まさに忘れた頃にやって来た。コロナウィルスによって中国では大気汚染が少なくなり青空が各地で見られた。今回の件で、地球について改めて考える機会になった。ちょうど2月の頭に日本に戻って講演をした時には、まだ今のよう...コロナウィルスを乗り切ろう

  • 新型コロナウィルスの影響

    年末からコロナウィルスで大変な状況になっています。阿拉善では武漢同様に県境を閉鎖したために行き来ができなくなり、活動がしばらくできない状況になってしまいました。先週あたりからようやく街も動き始めてきましたが、未だ外部から来た方は14日間隔離されます。ただ、新型コロナについては、今回がSARS以来に流行したというわけではなく、2012年にも流行しかけました。今回のコロナウィルスは感染力がとても強いために、各地で封鎖という状況になり、センターの外側の街に通じる道路もショベルカーが来て出られないように隔離されました。そんな中でもニクジュヨウのアルコール抽出物が新型コロナにいいという報告があり現地では漢方薬が一定の治療効果があるということで使われているようです。"新型冠状病毒出现,肉苁蓉提高免疫力"新型コロナウィルスが...新型コロナウィルスの影響

  • 今年もあとわずか

    2019年、皆様はどんな1年だったでしょうか。日本では忘年会で賑やかな頃と思います。今年を振り返る暇はまだないのですが、ここは成功した、ここは失敗した、もっとこうできたかななど色々な反省点の日々です。考えていても時間は進んで、次回気がつくと大晦日になっているかと思いますが、今日は暖かく、小屋の外に出ると、3羽のキジが飛び立ちました。静かなセンターです。冬支度をし、来年度計画を立てています。夕焼けを見ていると、今年も無事に過ごせてよかったなあと感謝です。今年もあとわずか

  • 植林の成否

    植林をする際に成否を分けるのが、水と動物である。ウズベキスタンでも植林地に動物や家畜が入ることがよくある。内モンゴルと違い、ここには柵がないため、比較的自由に放牧をしている。その放牧のヤギや牛たちが植林地に入ってくることが多い。植林をすると、牧民が嫌がることもある。私たちは地球環境の面で考えることが多いが、牧民にとっては生活の方が大切だ。そのため放牧の牧民との話し合いが必要になる。林業局の人でさえ、木を植えたところに入らないでくださいと言っても、逆に牧民から言われるんだよ。という悩ましい問題がある。内モンゴルでは漢方薬の収入が入ることがわかって、牧民が自ら柵を作って植え始めた。ウズベキスタンの牧民たちも、そのように変わってくれるには、かなりの時間がかかりそうだ。植林の成否

  • グレタさんがいっぱい

    今は環境活動家のグレタさんが世界的に注目されている。グレタさんのような子供達はマスコミには注目されなくても世界中に、あなたの隣にもたくさんいる。先日、子供の森(CFPプログラム)にて、阿拉善の小学生が日本の支援者の方へ絵と手紙を書いてくれた。たくさんあるのだが、一部を紹介したい。「地球は私たちの共同の家庭です。地球を守ることは私たち皆さんの責任であり、日本の友人と中国の人たち、世界の人たちが一緒になってぜひ私たちの美しくて脆い地球を守りましょう!」皆、国が違っても考えていることは同じだと思う。残念ながら、大人たちは争ってばかりの地球だが、こうした子供たちから、争いのない美しい地球にするためにも学ぶことが多い。グレタさんがいっぱい

  • サクサウール播種

    サクサウール(梭梭)というのは、植林する方法と播種の方法がある。植林の方がいいと思っていたが、播種の方が大面積を一気に行うことができるメリットがある。場所によって使い分けなければならないのだが、Nurataでは播種の方がいい。なぜなら冬季に雪が降るからである。そのため冬の間に播種をしておけば、冬の間に地面が湿り、春先に発芽することができる。そのあと5月までの間に雨が数回降れば、うまく育ってくれる。しかしながら、トラクターや播種機、水トラックなどの設備はないため、スコップと手で蒔いたのだが、とても疲れる。やはり機械化したいのだが、トラクターを買うとなると1万ドルはする。高いなあ(ため息)今は原始的な方法でやるしかない。サクサウール播種

  • 草食動物は偉い

    立冬が過ぎ、時々雨まじりの雪が降ったりと冬に近づいてきました。センターに時々ラクダが遊びにきて柵の外から柵沿いの木の葉を食べるのですが、最近改めて気がついたことがあります。それは草食動物は植物と人間の間を取り持ってくれている動物だということです。性格も植物を食べているために、攻撃する必要がないためおとなしい。白やぎさんの歌があるが、ヤギは紙を食べることができる。体内にリグニンを分解してエネルギー転換できる酵素を持っているからだ。人間は残念ながらアミラーゼの酵素を持っていてデンプンをブドウ糖にしてエネルギーにはできても、リグニンを分解するキシロースなどの酵素を持っていない。トウモロコシのデンプンからバイオエタノールにすることは、人間の食糧に競合するために、リグニンを分解して取り出そうという研究がされているが、設備...草食動物は偉い

  • 砂漠でのネピアグラス

    今年試験的に栽培したネピアグラスがだいぶ大きくなった。本当は4mほどになるというが、灌漑でかん水量が少なかったせいか身長くらいであったが、無事に育った。今、こちらでは雑草燃料が流行ってきている。こうした草を発酵させて酵母でアルコールにする。以前は質の悪い燃料が多かったが、近年は質の方もだいぶ改善されてきており、1L=60円で販売されており、車の燃料で1:1くらいまで上がった。今後、こうした砂漠において燃料の生産が進んでくると思われる。砂漠でのネピアグラス

  • オイスカ北海道による現地ツアー

    7月29日より8月2日にかけてオイスカ北海道による初めての現地ツアーを行いました。事前に広報していただいたおかげで参加者は18名となり若い人は高校生から幅広い層の方に来ていただくことができました。今回は夏ということもあり漢方薬の種子の植え付けやセンターの補修作業なども手伝って頂きましたが、他にグランドキャニオン、ガラン山登山や砂漠を歩いたりとなかなかのハードな時間でしたが、内モンゴルの砂漠の大自然を堪能していただけたと思います。特に牧民の家に泊まった際は星の美しさで外に寝た方もおりました。帰国時に天候のために飛行機が遅れてしまいましたが無事に戻られてよかったです。参加者の皆様、本当にお疲れでした。今回のツアーで砂漠化の現状と現地の活動を見ていただけたと思っています。これからも一歩ずつ進んでまいります。ありがとう...オイスカ北海道による現地ツアー

  • 虹の橋

    今日は夕方に見事な虹が出てきた。思わず見とれてしまったくらいくっきりとした虹でした。昨日も砂嵐があった後に虹が出たのだが、ここ数日は夕立が多いです。ちょうど大地が乾いた頃に雨が降ってくれるのでありがたい。虹の橋

  • 野良犬救済

    アラシャンは近年、これまでの平屋の家を壊してマンションを建てている。建設ラッシュだ。相場は100m2で30万元(480万)〜40万元(640万)くらい。これを月5万円くらいの人々が借金して購入している。破産したらどうなるのだろうか。それはさておき、平屋が壊されてマンションに住むしかなくなった人たちは、これまで家で飼っていた犬を手放してしまう。そのために町にはかわいい野良犬たちがあふれている。これを何とかしなければならないとボランティアの愛犬家たちが立ち上がり、町外れに野良犬救済センターを作った。ここに行くとたくさんの犬たちが出迎えてくれた。お金を寄付する人もいれば、いらなくなった布団を持ってきたり、食堂の残飯を持ってくる人もいる。400頭あまりの犬たちが保護れていた。経営は何とか寄付でやっていけているという。ウ...野良犬救済

  • アイシン精機植林

    6月29日、30日と2日間、アイシン中国主催でのシリンホトの渾善達克砂地(ホンシャンダック)にて王蒙志氏の植林地にて障子松14000本の植林を行った。今の時期はちょうど雨季で1日目は強い雨が時折降る中、シリンホト第一中学校21名も参加した。初めて来た人は、このようなところに木が育つのだろうかと思うだろう。それが育つのである。砂漠と沙地の違い、それは沙地は地下水脈が浅く、以前は森だったところ。そのため回復しやすい場所なのです。午後に子供達に環境教育を行う機会をいただいた。事務所に戻って、さてパワーポイントを準備しようとしたところ、なんと、、、ケーブルが異なっていた。そのため急遽、先にグループワークでの砂漠化防止の方法を学生に考えてもらった。その間に先生が、「今の子供達は携帯を持っているから、それを共有して話しても...アイシン精機植林

  • 札幌開成中等教育学校にて

    今日はオイスカ北海道支部の協力により札幌開成中等教育学校にて久しぶりに講演会をしました。ここの学校はSDGs活動に積極的に取り組んでおります。当日は思った以上に環境問題に対しての意識の高い学生が多く驚きました。気候変動の問題は待ったなしであり2025年にはさらにこうした問題が表面化し加速化してくる中で、日本の取り組みが世界から取り残されている状況です。ただ、真剣に聞いてくださる学生を前にして将来への希望が見えて来ました。今後、彼らが主役になる日も近いでしょう。今日お話しした学生の中から一人でも多くの問題解決に取り組む学生が出てこればいいです。札幌開成中等教育学校にて

  • ブラザー中国主催 西安講演会

    今日はブラザー中国商業有限公司主催にて西安の陜西師範大学の2、3年生50名の日本語学科の学生へ講演を行いました。またブラザー西安の工場見学も合わせて行いました。陜西師範大学は西安の教育大学で市来先生の元、たくさんの学生さんが日本語を勉強しています。この学生の中から毎年何名かの学生さんが阿拉善に植林に来て頂いています。西安も降雨量600mmと半乾燥地にあり、砂嵐も来るそうです。植林の話をしたのですが、主に何を話そうかと考えていましたが、砂漠の有用植物や食料問題の話を交えて話しました。半乾燥地から乾燥地での食糧生産はとても重要であり、砂漠化防止活動は単に木を植えるというよりは、地元住民が生活できるようにしていかなければならないという話をしたのですが、私の中国語がどこまで通じたか分かりませんが、皆さんとても熱心に聞い...ブラザー中国主催西安講演会

  • 塩害問題

    今年はアラシャンも干ばつの1年になりそうだ。雨が降ってもすぐに止んでしまう。その反面、日本では大雨の被害報告がニュースで飛び込んでくる。雲がこちらに一度でも来てもらえればと思う。ただ乾燥地では雨が降ればいいというものでもない。乾燥地・半乾燥地の土壌の下には花崗岩質の土壌が多く、そのミネラルが含まれているため、実は水さえあれば作物がよく育つ。そのため世界の農地の約3億ヘクタールのうち約44%の作物がこうした半乾燥地にて作られている。それにより食糧問題が今はまだ表面化されていないために出て来ていない現状があるが、実は解決されていない。それどころか、この半乾燥地にて今、問題になっているのが塩害の問題である。農地の4割は灌漑農地である。乾燥地や半乾燥地の水の流れは日本などと違い蒸発量が降雨量よりも多いため、灌漑水により...塩害問題

  • アラシャン通信移行しました

    これまで長きにわたりブログを読んでいただきありがとうございます。こちらに移行しました→http://blog.goo.ne.jp/stopthedesertアラシャン通信移行しました

  • 食糧飢餓撲滅に向けての研究

    世界では現在、約8億人あまりの人々が飢餓で苦しんでいる。それらの地域は大抵、半乾燥地や乾燥地の植物が育たないようなところに住んでいる。ウズベキスタンでも井戸を掘り植林を村の子供たちと行った際に、子供たちはバケツの水を美味しそうに飲んでいた。その時はあまり分からなかったが、1日バケツ1杯の水で暮らしている人々には植林の水さえも貴重だ。さて内モンゴル阿拉善のセンターでは毎年土壌改良の実験を行なっている。砂漠で一番重要なのは水であるが、そのためには保水できるような土壌に改良する必要がある。もし砂漠でも土壌改良ができ、少ない水で食糧としてのトウモロコシや大豆、ジャガイモなどができる将来を考えるとワクワクする。しかし植物がなく有機肥料を投入しても分解するバクテリアもいないためほとんど分解できない砂漠では水もそうだが肥料が...食糧飢餓撲滅に向けての研究

  • 管理強化された社会は幸せか

    6月1日から領収書にすべて、名前だけでなく識別番号・住所・電話番号・銀行口座を記入しなければ発行できなくなった。これまで領収書を下さいといえば、数分掛かって税務署の共通コンピューターに名前だけ記載すれば良かったのだが、それではダメだと言う。たった1枚の領収書を貰うのに30分掛かってしまった。レシートや手書きの領収書でいい信用された社会と、名前から識別番号・住所・電話番号・銀行口座までいちいち打ち出さなければ発行できない信用しない社会はどちらがいいだろうか明白だ。なぜなら、このためにムダな時間が全国で相当発生するからだ。以前も領収書にハサミで切り込みを入れる時期があったが、その時は大変なためか苦情が殺到しすぐに無くなった。今回の措置はその比ではない。全国、相当数の手間・時間が税務署の管理のために費やされる。ホテル...管理強化された社会は幸せか

  • 井戸の中のカエル

    ウズベキスタンのタシケントに入る。こうした国に行くときはあえてホテルには泊まらず安宿(ゲストハウス)に泊まるようにしている。ゲストハウスというのは、各国では当たり前にあるのだが、日本には残念ながらユースホステルなどを除いてまだまだ普及が足りない。一昨年にも法律の改正で一時は自由化の気運が高まったが、再び安全性などの論争が起きて下火になってしまっている。これは観光立国を目指す日本にとってもマイナスだと思う。訪日されるお客さんはリッチでない普通の人にも門戸を開くべきだが、こうしたゲストハウスを設置することにより多様な人達が日本に喜んでやってくるだろう。今朝、中庭で朝食を食べていると、一人の香港人が「日本人でしょう、一緒に食べよう」声をかけて来た。その人は旅好きで村上春樹が好きな方で「ノルウェーの森の映画を見た?」と...井戸の中のカエル

  • センター灌漑工事

    センターの灌漑工事に着手している。理由は「人手不足」ほっておいた方がいいか悩んだのだが、先日、ある人の一言で火がついた「何?このセンター?」10年前は立派だったのだが、恥ずかしいくらい古くなってしまっている。冬は-20℃、夏は40℃の砂漠の風や照りつくような太陽の元では信じられないくらい劣化が進む。しかし直すにしても費用がない。先日、ものはない方がいいと思ったゆえんだ。ただ、将来、センターがボロでもこの場所が緑で美しくなれば、町の人も喜ぶだろう。そこで、悩んだ末に、水やりを自動化しようということで地下の灌漑パイプ466m埋設工事を行い、そこから約1kmの長さの地面のパイプに繋げ、そこから点滴灌漑パイプ、約8000mを繋ぐ大工事をすることにした。そして砂で詰まらないように遠心型の濾過器を設置する計画を作った。専門...センター灌漑工事

  • ものはいらない

    モンゴルの遊牧民は基本的に移動するため、あまりものを持たない。なぜなら物はよく壊れるのを知っているからだ。持っているものは質素でも丈夫なものばかり。今日はトイレが壊れた。仕方なく部品を買ってきて修理。センターの天井から雨漏りが。天井の雨漏りを全てなおそうと思ったら1万元以上かかる。仕方なく自分で修理。このようなことをしていると自分は何屋、何をやっているのだろう?なぜ、このようなことをやらなければならないのだろう?と思うことがある。そして、立ち止まって自問していくとあるところに行きつく。ハード(物)はいらないー。物を買うときは心が踊るものだ。しかし、物というのはいつかは壊れる。これを保守していくための時間がだんだんともったいなくなってくる。最近、スタッフの家の隣の家が政府の立ち退き計画により壊された。レンガなので...ものはいらない

  • 一帯一路

    現在、一帯一路(シルクロード経済ベルト構想)の会議が北京で行われている。ちょうどこのアラシャンは西部大開発にて発展してきた。現在も内需拡大政策によって町もかなり変わった。この開発スピードは留まることを知らず、中央アジアからヨーロッパまでの経済構想が進められている。次の10年後はどう変わっているだろうか?昔の人が歩いてきたシルクロードの風景も先日通ってきたが、すっかりと様変わりしていた。アラシャンも新しく魅力のある観光地にしようという構想により、現在も急ピッチで開発整備が進められている。個人的には秘境であるからこそ魅力的であったのだが、秘境という静かな砂漠は、立派な観光地になっている。このあたりの感覚は一人一人が違うので何ともいえない。ただ、中央アジアの現在の不便であるが静かな秘境も、開発化の波には勝てなくなる時...一帯一路

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