ケンカと絆39

「ちょうどえかったかも知れんのー」ケンスケが隣にいたトモカズにささやく 「頭数じゃあ、負けとるけんの」ニヤニヤしながらトモカズが言うと 「じゃが、全員来ても漢…

ケンカと絆38

トイレの横に並ぶC中のヤツらと俺たちは向き合った 「ほう、お前ら逃げんとよう来たのう」 パンクがポケットに手を入れたままニヤニヤしながら言い放った だが目つき…

ケンカと絆37

「来ました、多分港中です｣「7人おります｣トイレの外から声がした「来たか、クソどもが｣秋田が立ち上がり外へ出る「間違いない、港中のヤツらじゃのう｣秋田について…

ケンカと絆36

待ち合わせの運動公園トイレ脇に人だかりがあった「おい、2年は皆、そろうたか｣桧垣が横にいる一人に声をかけた「8人全員、そろいました｣「ほうか、分かった｣桧垣は…

ケンカと絆35

約束の日は来た隣町の境にある待ち合わせ場所の運動公園に自転車で向かう2回目の他校とのケンカだからなのか前回に比べると余裕があっただが、ケンカをしたいがためにこ…

ケンカと絆34

「で、伊東はどうするんや声かけるんか｣パンクは煙をはき終わると目をあけ秋田の顔を見た「伊東かあ、どうするかのう｣「アタマ数は、多いにこしたことはないがのう｣横…

ケンカと絆33

「秋田さん、日にちが決まりました。月曜日に運動公園です｣部室裏のたまり場で声がした「わかった｣秋田はうなずいて答えると吸っていたタバコを地面で揉み消した「集め…

ケンカと絆32

俺たちは3年になった始業式を終えていつもの非常階段にいつものメンバーがあつまるアタマのアキラ天然だがムードメーカーのコウタいつも冷静な策士トオル一番背が高く仲…

ケンカと絆31卒リン

顔面にモロに頭突きが入り特攻服は痛さのあまりか鼻あたりを片手でおさえてその場に方ひざをついたすかさずアキラがもう一度顔面に正面からケリを入れた「うぐっ｣特攻服…

ケンカと絆30 卒リン

いきなり殴られるとは予想をしてなかったのだろう特攻服はアキラにボコボコにされた話す途中、しかも年下からいきなりパンチの洗礼を受け全員の前でいい恥さらしだったま…