意欲作・・・少女椿

昭和初期のカルト漫画「少女椿」。そのエログロな内容から実写化は不可能と言われた作品であるしアニメで観てもかなりディープな内容で実写化にはかなりのハードルを感じたしこの手の作品にはあまり免疫が無かったので観ること自体に一抹の不安があったけれどエロさはあった

春ドラマの前に・・・冬ドラマざっくり感想①

桜も散り際となり春も本格化する今日この頃。ご無沙汰していたドラマの感想をざっくりと・・・。冬で完走できたのは月9の「いつ恋」、火10の「お義父さんと・・・」水10「フラジャイル」、日9「家族のカタチ」坂元さんの作品は相変わらず言葉たちが心に刺さるし小さな

共演者を魅せる

映画「猫なんかよんでもこない。」で5年ぶりの主演をつとめた風間さん。普段は名バイプレーヤーとして作品を脇から支える役どころが多い風間さんが、猫と共にほぼ出ずっぱりのこの映画。原作は読んでいたが、正直映像化するに当たっては、若干の不安もあった。確かに元ボク

2度目の観劇で見えてきたモノ（追記アリ）

バグダッド動物園のベンガルタイガー、1度目から約1週間を経て2度目の観劇・・・。正直、初回は、一筋縄ではいかない物語を咀嚼しきれないでいたけれど今回は色んな事が「見えてきた」と感じたしお芝居自体も進化していて、観易くなった様な気がした。「不協和音」はやはり

空間を体感する

「バグダッド動物園のベンガルタイガー」がクリスマス間近の賑わいの中、ズッシリと心に爪痕を残すべく新国立劇場で上演されている。所謂、演劇通の方とは違い正直、「演劇」にはそれほど触れる機会がないビジターな私の個人的感想だという前置きと基本、演奏会や舞台等の生

どこまでのリアリティーを求めるか？

今期のドラマの「コウノドリ」では出生率の低さと共に、24時間拘束される上に、患者からのクレームや訴訟が多く、昨今は医師のなり手も少なくなってしまった産科や小児科にスポットを当てている。 「死」が身近にある病院において唯一「生」の始まりを見届ける事が出来る

豊作の秋？

秋のドラマも一通り出揃ってきたが、この秋は意欲作が多いなという印象が強い。遊川さんの偽装の夫婦は女王の教室でタッグを組んだ天海さんの自分と自分の能力を押し殺し孤独に生きる女性とゲイであることを隠して生きる男性との奇妙な関係をコメディータッチで描いていて、

続・夏ドラマ振り返り

今年の夏ドラマは、リスクの神様、探偵の探偵の様なリシアスな作品もあり、隠された真実を暴いていく面白さもある一方、物語全体に張詰めた空気が絶えず流れていて息抜き的なキャラクターが不在で視聴し続けるには、正直「疲れる」作りになっていたのが些か勿体無いな、と感

夏ドラマ振り返り

この夏のドラマも終わりを告げたが、私の中でのダントツは「民王」だった。原作は読んでいなかったが奇想天外な出来事の中に今の日本の現状や問題、政治、永田町の在り方等々、風刺を利かせつつもコミカルに描ききっていてそれらを芸達者な役者たちの存在がより一層物語を面

超高速・高橋是清

夏ドラマも佳境となっていますが、今回はNHKのスペシャルドラマ「経世済民の男」シリーズ第1弾「高橋是清」について。正直、是清についての知識が殆ど無いままに観たドラマだったが前後編合わせて2時間という限られた時間の中でこの人物を魅せるというには、あまりにも波乱