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松和のマスター
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船橋市
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茨木市
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2012/11/12

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  • 真夏のヘビロテ・ピアニスト

    暑い。暑すぎる。酷暑である。ここ千葉県北西部地方で、気温36〜7℃。朝の9時あたりで30℃を越える。もう朝から真夏日。外へ出ることは出来ない。身の危険を感じる。しかし、この猛暑の夏になると聴きたくなるジャズがあるから面白い。Dollar Brand(Abdullah Ibrahim)である。彼の「アフリカン・ネイティヴ」なジャズの音世界が無性に聴きたくなる。Dollar Brand(Abdull...

  • 猛暑の日々にラテン・ジャズ

    先日、梅雨が明けた関東地方。梅雨明けしたら、しばらく暑い日が続くと言うが、それにしても暑い。暑過ぎる。連日の真夏日。朝からエアコンが無ければ、家の中でも過ごせない。これだけ暑いと思考も鈍る。もはや難しいジャズは聴きたくない。聴いて良く判る、聴いて楽しいジャズが良い。『The Latin Jazz Quintet』(写真)。1960~61年、NYにて録音。ちなみにパーソネルは、Eric Dolph...

  • マルティーノの初リーダー作

    3日連続の真夏日。家にいても、エアコンをかけていても、動くと汗がジンワリ出てくる。精神的にも変に疲れてきた様な気がする。これだけ暑いとジャズを聴くどころでは無い。が、やっぱりジャズを聴いて、気分だけでもスカッとしたい。ちょうど最近「小粋なジャズ」を探しては聴いている。「小粋なジャズ」にはシンプルで爽快感溢れる盤が多く存在する。今の「酷暑の日」にピッタリだ。これだけ暑くなると、まず、フリー・ジャズ...

  • リッチの楽しいビッグバンド

    バディ・リッチのビッグバンド盤を聴き直している。バディ・リッチのビッグバンドはとても判り易い。ユニゾン&ハーモニー、アンサンブル、チェイスなど、ビッグバンドの基本をしっかり判り易く押さえて、アレンジもビッグバンド演奏の「ツボ」を押さえた、簡素で判り易いアレンジで、聴いていて、とても判り易い。Buddy Rich『Big Swing Face』(写真)。1967年2月22–25日, 3月10日、米...

  • セシル・テイラーの初リーダー作

    「小粋なジャズ」の探索は続いているのだが、「小粋なジャズ」との出会いって、CDリイシューのタイミングで、昔、聴いたままで、長く聴くことの無かった盤に出会って、これは、と聴き直して「ビンゴ」というケースがあったりする。最近の過去の名盤、好盤のCDリイシューは、エヴァー・グリーンな名盤の類では無い、ちょっと小粋な、知る人ぞ知る隠れ名盤、隠れ好盤の類を選盤してくるので隅に置けない。Cecil Tay...

  • バディ・リッチを再評価したい

    ジャズマンの人気について、米国では人気があるのに、我が国では「知る人ぞ知る」的存在な、人気イマイチのジャズマンは結構いる。日本のジャズ評論家の皆さんが、それぞれの主観に基づき、こぞって「バッテン」を付けてしまったり、レコード会社がそのジャズマンが在籍するレーベルと販売契約を結んでいなくて、そもそも我が国にそのジャズマンの情報が入ってこなかったり、が主な原因だと思っている。ジャズ・ドラマーでは「...

  • ジャズ喫茶で流したい・240

    欧州ジャズは奥が深い。まず、歴史が古い。1950年代からジャズは欧州各地で演奏されている。そして、国毎に「ジャズの質と個性」が異なる。国毎にジャズの浸透度合いに濃淡があり、国毎にジャズのスタイルの好みが異なる。しかも、ネットの時代になるまで、欧州ジャズの詳細な情報がなかなか日本に来なかった。21世紀に入った頃から、欧州ジャズの情報もリアルタイムで入手出来る様になって、欧州ジャズの奥深さを十分に楽...

  • CASIOPEA 3rdとしての音の変化

    正統派フュージョン&バカテクのバンドであるカシオペア(CASIOPEA)。2006年にすべての活動を一旦休止。2012年にCASIOPEA 3rd(カシオペア・サード)として活動を再開。活動再開と同時に長年のオリジナル・メンバーであった、キーボード担当の向谷の脱退を受け、その後任として、大高清美の加入により現在の形態になる。ギターが野呂一生、ベースが鳴瀬喜博、キーボード大高清美、そしてドラムが神保...

  • ミンガスとホーズの邂逅の記録

    昨日、書いたのだが、「長期間、選盤せず全く聴き直すことの無い」盤については、だいたい、新装リイシューされるタイミングで、その存在を思い出し、おもむろに聴き直して、再び感動する。のだが、実はこの盤も、そういった、20年ほど前に聴いたっきり、「長期間、選盤せず全く聴き直すことの無い」盤になっていた類のものである。Charles Mingus『Mingus Three』(写真左)。1957年7月9日の...

  • ブレイキーとモンクの相性の良さ

    ジャズの過去の優秀盤については、長年の間に「定期的に選盤しては再度聴く」盤と「長期間、選盤せず全く聴き直すことの無い」盤に分かれる。「長期間、選盤せず全く聴き直すことの無い」盤については、だいたい、新装リイシューされるタイミングで、その存在を思い出し、おもむろに聴き直して、再び感動する、この繰り返しである。『Art Blakey's Jazz Messengers with Thelonious...

  • カナダの「バップなジャズ新盤」

    「小粋なジャズ」を探し漁っては聴いている毎日だが、「小粋なジャズ」は、何も以前リリースされた既発盤ばかりがその対象では無い。新盤の中にも「小粋なジャズ」は存在する。あまり馴染みの無いジャズマンの新盤をピックアップして、「小粋なジャズ」として当たった時は、とにかく気分が良い。Cory Weeds『Just Coolin'』(写真左)。2021年9月15日、バンクーバーの「Will and Nora...

  • 日本人独特のエレ・ファンク

    SOIL &“PIMP”SESSIONS。「ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ」と読む。2001年、東京のクラブイベントで知り合ったミュージシャンが集まり、「ステージと観客の間の壁を壊す」という明確な目的のもと、結成された日本の6人組ジャズバンド。そんなSOIL &“PIMP”SESSIONSの新盤が出た。SOIL &“PIMP”SESSIONS『LOST IN TOK...

  • 梅雨空に欧州的ジャズ・ファンク

    今年の南関東の6月は天気がかなり悪い。とにかく晴れない。青空を見ることが無い。昨日、今日などは、天気予報は「晴れる」なんて言っておきながら、昨日など終日、今日は午前中、全く陽射しが差すことが無い。とにかく晴れない。どんより梅雨空か雨である。鬱陶しい。せめて、聴くジャズだけでも爽快感豊かな、ちょっとインパクトを感じるジャズが聴きたい。Gianni Brezzo『Tutto Passa』(写真)。2...

  • ジャズ喫茶で流したい・239

    もともとベースは「縁の下の力持ち」的存在。ベーシストの個性はその楽器の特性上(ソロやフレーズのバリエーションが少ない)、管楽器や鍵盤楽器ほど、明確にはならない。リーダーである当の本人が何をやりたいかが明確になっているか、若しくは、担当のプロデューサーが、リーダーのベーシストの何を表現したいかが明確になっていないと、良いリーダー作にはなかなかならない。Jimmy Haslip『Arc』(写真左)。...

  • レアで幻のアルト・サックス奏者

    長年、Twitterを利用している。自らも定期的にツイートしているが、他のジャズ者の皆さんのツイートの中に、小粋なジャズ盤の紹介ツイートがあって、いつも楽しく拝見している。これは、という小粋なジャズ盤のご紹介があった時などは、いそいそと該当盤を探し当てて、早速聴いている。一度も聴いたことの無い初見の盤もあるし、昔、聴いたことがあるが、しばらく御無沙汰だった盤もある。『Jenkins, Jorda...

  • ケニー・バロンの隠れライヴ名盤

    先日、6月9日がケニー・バロンの誕生日だったそうで、Twitter上でバロンの様々なリーダー作について、結構沢山、ツィートされていた。ケニー・バロンって、世界的に見ると意外と人気の高いピアニストだったんやなあ、と改めて驚いた。ちなみに、僕にとっては暫く忘れていたピアニストだったのだが、その誕生日を境に、バロンのリーダー作の聴き直しを始めた。Kenny Barron『Imo Live』(写真左)。...

  • 1970年代のギブス盤に感心する

    テリー・ギブス(Terry Gibbs)は、米国のジャズ・ヴァイブ奏者。1924年生まれなので、今年で98歳。まだ存命中。いわゆる「伝説」のヴァイブ奏者である。久し振りに、テリー・ギブスのリーダー作をサブスク・サイトで目にして、思わず、即「ジャケ聴き」である。ヴァイブのスタイルはライオネル・ハンプトンに代表される「オールド・スタイル」。旋律楽器=フロント楽器として、両手を使った単音の旋律弾きがメ...

  • ジム・ホールの小粋なライヴ盤

    最近、まだ聴いたことの無い「小粋なジャズ盤」を求めて、ネットを徘徊している。徘徊するのは、音楽のサブスク・サイト、そして、Twitter。Twitterなどでは、様々な国の様々なジャズ者の方々が、ジャズ盤の情報を挙げている。「小粋なジャズ盤」の探索条件は、まず「パーソネル」、次に「録音年」、最後に「ジャケット」。この条件にネットの評論内容を確認して、聴くアルバムをチョイスしている。この方法で「小...

  • イスラエル・ジャズらしい新盤

    イスラエル・ジャズの特徴はと言えば、ネットを紐解くと「イスラエル、ジューイッシュ(ユダヤ)の哀愁を帯びたフレーズやメロディ、または近隣アラブ諸国〜北アフリカ地域の音楽的要素なども取り入れられており、結果生成された今までにないハイブリッドなジャズ・サウンドが特徴」とある。そんな「イスラエル・ジャズ」。もともと若い頃から、米国以外の、エスニックもしくはアフリカンな「ワールド・ミュージック系」のジャズ...

  • ジャズ喫茶で流したい・238

    先日の6月9日は、ジャズ・ピアニストのケニー・バロン(Kenny Barron)の誕生日だったそうだ。Twitterなどでは、誕生日のお祝いで、ケニー・バロンのリーダー作がいろいろ紹介されていた。ケニー・バロンって意外と人気ピアノストなんだなあ、と改めて感心した。というのも、癖が無く端正なところがバロンのピアノの個性。「これ」といった特徴や癖に欠けるが、平均的に素晴らしいプレイを聴かせてくれる、...

  • 北欧のピアノ・トリオの「今」

    「ECM(Edition of Contemporary Music)」。創立者はマンフレート・アイヒャー。演奏家としての素養と録音技術の経験を基に、自らが選んだ「今日的」な音楽を記録し、世に問うべく、自らのレーベルを1969年に立ち上げる。西洋クラシック音楽の伝統にしっかりと軸足を置いた「ECMの考える欧州ジャズ」。限りなく静謐で豊かなエコーを個性とした録音。21世紀に入っても、ECMレーベル...

  • 2014年のホールズワースです。

    アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)が亡くなったのは、2017年4月15日。既に4年が経過したことになる。享年70歳は今では「若すぎる」。前年の2016年に16年振りのソロ・アルバムをリリースした矢先の出来事であり、2017年4月10日にサンディエゴで、彼の最後のギグを元気に演奏していたというのだから、余りに急すぎる「死」であった。Allan Holdsworth『Jara...

  • ジャズ喫茶で流したい・237

    Gilad Hekselman(ギラッド・ヘクセルマン)。ヘクセルマンはイスラエル出身のジャズ・ギタリスト。ファンクネスやスイング感は皆無。リリカルで情緒豊かでネイチャー風、少し捻れていてエキゾチック。ちょっとパット・メセニーを想起する面はあるが、基本的に、今までの米国のジャズ・ギターには無い個性である。Gilad Hekselman『Far Star』(写真左)。2020年3月〜12月にテルア...

  • メルドーの考える「プログレ」

    今や、ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)は、現代ジャズ・ピアノの代表格。「キース・チック・ハービー」のジャズ・ピアノの第2世代の後継、第3世代の筆頭と言っても良い。しかし、メルドーのピアノは、歴史的に著名なスタイリストの要素を多角的に取り入れつつ、自らの個性を添付しているスタイルなので、その個性が見えにくい。しかし、総合力を武器とするピアニストでは無い。明らかに、現代ジャズ・ピアノの...

  • スムース・ジャズ化のT-SQUARE

    1978年、「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」としてデビューしてから44年。2021年11月、伊東たけし、坂東慧のユニット形態として活動を始めた「T-SQUARE alpha」。ポップでロックなフュージョン・ジャズから、ポップでロックなスムース・ジャズに変化してきた様だ。T-SQUARE『WISH』(写真左)。2022年5月のリリース。そんな「T-SQUARE alpha」での初オリジナル...

  • ピアノ・トリオの代表的名盤・98

    最近、リッチー・バイラークのリーダー作をいろいろ聴き直していて、この盤をかけた時、このバイラークの初リーダー作であり、代表作の一枚について、当ブログで取り上げていないのに気がついた。いやはや驚いた。Richard Beirach『Eon』(写真)。1974年11月の録音。ECMレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Richard Beirach (p), Frank Tusa (b), ...

  • ジャズ喫茶で流したい・236

    長年、ジャズを聴いていると、あまり名盤ばかり聴いていると、はっきりいって「飽きる」。ジャズの世界で「名盤」と呼ばれる盤は、1950年代〜60年代に集中している。いわゆる「オールド・スタイル」なジャズである。ジャズは長い年月を経て、進化&深化しているのだから、現代のジャズにも当然「優秀盤」は沢山ある。そんな「現代の名盤」候補となる優秀盤を見つけては聴き込む。これが、ジャズ盤鑑賞の醍醐味でもある。D...

  • マクブライドのビレバガ・ライヴ

    クリスチャン・マクブライド(Christian McBride)は、現代のモダン・ジャズにおける最高峰のベーシスト。超絶技巧、歌心溢れるフレーズ、鋼の如く硬質にしなるようなウォーキング・ベース。どんな曲想にも適応する、どんな奏法にも適応する高いテクニック。ファースト・コール・ベーシストとして君臨するマクブライドも、今年で50歳。Christian McBride『Live at the Vill...

  • Now He Sings, Now He Sobs

    チック・コリアのリーダー作の振り返り。リーダー作の第2弾。このピアノ・トリオ作は、チックの代表作とされる。極端な評論家は「最高傑作で、これ以降は聴くべきものはない」なんて書いていて、それはかなり言い過ぎやな、と思うのだけど、チックのキャリア初期の中での傑作ではあります。Chick Corea『Now He Sings, Now He Sobs』(写真左)。1968年3月の録音。ちなみにパーソネル...

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