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komaの こまごまひとりごと https://blog.goo.ne.jp/amakara2010

「子育て甘辛ホンポ」からブログ名を変更しました。子育てだけでなく自分育てもしたいです。

小学生男子ふたりの母です。子育てエッセイから自分の趣味まで、いろんなカテゴリーの本を書く気分で綴っています。よろしくお願いします。

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2012/09/18

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  • ヒナたちの巣立ちとともに「巣立ちの歌」

    小説サイトに住んでいるうちに、あっというまに年末。大変です、ご紹介したい歌があったのに!ということで、夏に書きたかった記事をいまごろ投稿です。ただし、今回は前フリが長い。自分の中に残しておきたいエピソードを、歌紹介といっしょに書かせていただきますね。6月の話ですが、我が家の庭にあるハナミズキの枝に、ヒヨドリが巣をつくって卵を産みました。はじめてのことでびっくりしました。無事に孵ることを願いつつ見守っていたら、三羽のヒナが生まれて一安心。せっせと餌を運ぶ親鳥のおかげで、三羽ともどんどん大きくなっていきます。さあ、次は無事に巣立つかな。そう思っていた、ある日の早朝。複数の鳥たちのけたたましい声が、唐突に響きました。なんというか、あちこちで「わー」って騒いでる感じです。そのあと、台所の窓(ななめに突き出した構造...ヒナたちの巣立ちとともに「巣立ちの歌」

  • 「よろしくお願いしますシート」作りました

    私ってほかの人たちとちょっと違う……。もう少しだけ、みんながわかってくれたら……。もう少しだけ助けてくれたら、とても楽になるんだけど……。そんなふうにお思いの方はいませんか?そんなとき、字で書いてそれを伝えたらどうでしょう。といってもわざわざ便箋をそろえるのは大変なので、記入できるシートを作ってみました。こちらです!ここをクリック!クリックって……普通はここにバーンと画像を載せるものですよね、すみません。私もそうしたかったんですが、パソコンの不具合によりどうしても出来なくて。仕方ないので、クリックして確認していただけたらと思います。シートに記載した項目は4つ。以下はサンプル文章です(あくまでサンプルです)「私について」5歳のころに大けがをして、右足を動かすのが少し不自由になってしまいました。ケガをしたとき...「よろしくお願いしますシート」作りました

  • 歌の力 目次

    ご訪問ありがとうございます。こちらでは歌のご紹介と、それにまつわるエッセイをまとめています。YouTubeにもできるだけリンクしていますので、ぜひ歌を聴いてみてくださいね。(記事へのリンクはできていないため、お手数ですが「歌の力」のカテゴリーから入ってください。すみません)名曲!「こころのねっこ」卒園式に「思い出のアルバム」入学式に「1年生になったら」妊娠中に「童神」親の心で聴く「祈り」「二分の一成人式の歌」星たちが歌う「地球星歌」「空駆ける天馬」とともに「天地の声」と「いのちの歌」こんな歌知ってる?「寒ブリのうた」「栄光の架橋」をわたって「真夜中の太陽」に、ふたたび出会うコロナのもとで「怪獣のバラード」「大地讃頌」今年は聴けなかったけど「花のささやき」を聴きながら「ひまわり」をみつめてヒナたちの巣立ちを...歌の力目次

  • 「花のささやき」を聞きながら「ひまわり」をみつめて

    子どもたちの合唱祭が大好きだった私。小学校から中学校まで、兄弟合わせて12年間(!)も楽しませていただきましたが、夏坊の中学卒業でついに終わりを迎えることに……。と思ったら、「高校でも歌うよ」という夏坊の言葉。ん?ほんとに?冬坊の高校ではそんなのなかったんだけど、学校によってちがうのかしら。ちょっとはっきりしないんですが、それはさておき。今回は、いきなりですがアニメ「世界名作劇場」の主題歌をご紹介したいと思います。昭和の時代、日曜夜の7時半に放映されていたファミリー向けアニメ「世界名作劇場」。なつかしいですね。「ハイジ」や「フランダースの犬」が有名ですが、ほかにも名作が数多く、家族みんなで安心して見られる良心的な番組でした。私の場合、最初に見た「赤毛のアン」の素晴らしさに夢中になり、そのあと数作ほど追いか...「花のささやき」を聞きながら「ひまわり」をみつめて

  • 「大地讃頌」今年は聴けなかったけど

    コロナ禍の中での卒業式。我が家では、3月3日が冬坊の高校、3月7日が夏坊の中学と、ダブルで卒業式を迎えました。保護者は1名だけ参加OK。完全リモートでの開催ではなくて、ありがたかったです。会場での歌は全カットでした。在校生の参加もないし、仕方ないですよね……。ただ、こちらの中学では毎年、必ず歌っていた歌がありまして。「大地讃頌」(だいちさんしょう)という歌が、それです。入学式は在校生が、卒業式は下級生が必ず歌うことになっていて、第二の校歌なのかなあと勝手に思っていました。で、式がはじまる前に、生徒たちが練習するんですよ。保護者はそのとき既に座っているので、練習と本番、2回聴くことになるわけ。つまり私の場合、冬坊入学と卒業時に4回、夏坊入学時に2回聴いているんです。この歌、私は全然知らなくて、はじめて聴いたときは...「大地讃頌」今年は聴けなかったけど

  • 15歳にして水ぼうそう

    お久しぶりの甘辛ホンポです。お兄ちゃんの冬坊は、ただいま高校3年生、弟の夏坊は中学3年生。ダブル受験生ですが、二人とも淡々とお勉強していて、いまのところへこたれる様子はなし。このカテゴリーのネタも、そろそろ尽きてきたよね……と思っていたのですが。いきなりネタ来襲!(ネタにするのか?)夏坊が、15歳にして水疱瘡になってしまいました!すごく驚きました。だってちゃんと予防接種していたし、周囲ではまったく流行っていなかったので。くわしい経緯を書きますね。水疱瘡で検索された方も閲覧するかもしれないので、参考になれば幸いです。9月18日(土曜)夜8時頃に発熱。37度8分。疲れが出たのかと思い、休ませました。土曜の夜に発病って、育児あるあるですよね……。やーな予感を必死に振り払いました(笑)。19日(日曜)38度台。熱がさが...15歳にして水ぼうそう

  • コロナのもとで「怪獣のバラード」

    にぎやかだったオリンピックが終わり、世の中の色が急に変わってきた感じがしますね。我が家もテレビ観戦で連日にぎやかでしたが、ぱったり静かになりました。そのせいか、ふと合唱コンクールで歌うような歌が聴きたくなり、久々にyoutubeをのぞいてみました。そこでみつけたのが、今回ご紹介するこの歌、「怪獣のバラード」です。以前から好きな歌だったので、久しぶりに聴いてみようかな。そう思いながらコメント欄を見ていて、あれ?「泣ける」という言葉がいっぱい並んでいます。「海が見たい。人を愛したい」のところが泣ける、というコメントがいくつも。そんな歌だっけ。元気いっぱいな歌だと思ってたんだけど……。で、聴いてみることにしました。こちらが歌詞です。怪獣のバラード作詞岡田冨美子作曲東海林修まっかな太陽沈む砂漠に大きな怪獣がのんびり暮ら...コロナのもとで「怪獣のバラード」

  • 花柄とレースで、ちょこっと目の保養

    今回は特別編で、子どもとは関係なし。以前撮った写真が画像フォルダにいっぱい入っていたので、もったいないから引っ張り出して並べました。単に組み合わせただけですが、花柄とレースのコラボはロマンチックですね。使用品・・・パッチワーク用の端切れレースのリボン手持ちのレースつきハンカチ色紙見て下さってありがとうございました花柄とレースで、ちょこっと目の保養

  • 中二男子は編み物がお好き その2

    今年最初の更新が、こんなに遅くなってしまいました。最近、小説サイトに入り浸ってしまって……(笑)。でもブログのネタはちゃんとあるのでした。前回ご紹介したあと、夏坊が編み上げた作品です。どうぞごらんください。左がヒヨコさん、右がカメさんです。100均ショップで買った新しい編針。ネットを見ながら、完全に独学で完成!目とくちばしと足は、フェルトでペタリ。カメさんの裏側は、こんな毛糸でした。家にある昭和の毛糸を使ったので、色はまあ、それなりです。こちらはNHK趣味講座のテキストを見ながら、やっぱり独学!居間のピアノの上、ほかのぬいぐるみさんといっしょに並んでいます。ちなみにまんなかにあるカラフルなのは、夏坊が中学の美術でつくったガクラフトとかいうもの(額+クラフト)。紙粘土で額縁をつくり、色を塗った工作です。卓球台とラ...中二男子は編み物がお好きその2

  • 「真夜中の太陽」に、ふたたび出会う

    真夜中の太陽作詞・作曲谷山浩子寒い夜暗い部屋ひとりぼっちでも凍える指を暖める人がいなくても燃えろ私の太陽燃えろその火を絶やすな燃えろ私の命赤く暗闇を照らして信じてた人が去り心に血が流れても私はいつも変わらずに私なのだから燃えろ私の太陽燃えろその火を絶やすな燃えろ私の命赤く悲しみをとかして泣きながら胸をはれ静かに朝を待て木枯らしの丘にひとり立つ孤独な樹のように燃えろ私の太陽燃えろその火を絶やすな燃えろ私の命やがて世界が光に満ちる朝まで「真夜中の太陽」をさがして

  • 「うみほたるちゃん」という絵本を自費出版しました

    以前からあたためていた小さな童話を、電子書籍で自費出版しました。タイトルは「うみほたるちゃん」。幻冬舎さんから既に配信されています。イラストは、プロのイラストレーターである石川ゆかり様にお願いしました。私は文章のみの担当ですが、主人公のデザイン原案は自分で出しています。といっても、簡単なスケッチを2枚ほど提出しただけですが。こんなスケッチです。卵?(笑)いえ卵ではなく、この童話のヒロインは、うみほたるという海の生き物なのです。青い光をピカピカ放つ、ちっちゃくて綺麗な生き物。彼女は、パパと赤ちゃん、それにたくさんの仲間たちといっしょに静かな浅瀬で暮しています。そんなうみほたるちゃんが、赤ちゃんと散歩に出たときに、事件がおきます。知らないうちに遠くの海まで流されて、迷子になってしまったのです。ここはどこ?あわてふた...「うみほたるちゃん」という絵本を自費出版しました

  • 中二男子は編み物がお好き

    ステイホームが終わり、分散登校も終わり、部活も始まって。やっと普通の学校生活が戻ってきた子どもたち。今日は、ステイホーム中に中学二年に進級した夏坊の作品を、ご紹介します。これ!なんと、編み物です!昭和の編針を使って、夏坊が自分一人で編みました。一番左が、記念すべき第一作目。ちっちゃい(笑)。次が丸いの。そしてちょっと大きめに挑戦。さらに進んで、こんなものまで。なんでまた、突然編み物なんか始めたかというと、Eテレの影響らしいです。趣味講座で「おばあちゃんがカメを編む」とかいう内容の回があったんですが、それをたまたま見ていて、自分もやってみたくなったみたい。自慢じゃありませんが、私は編み物一切できません。鎖編みすらあやしい……という残念ぶりです。でも我が家には、同居のおばあちゃまが昭和の昔に買った、毛糸とか編針とか...中二男子は編み物がお好き

  • 読んでやさしい 言葉たち

    ほんのりほのぼのふんわりふわりのびやかしなやかかろやかのどか草木がのびてつぼみがゆるむ若葉にこぼれる朝の露のんびりのびのびほっこりほろりはれやかなごやかひろびろゆたか花びらひらいて光が満ちる冴えた空ゆく鳥の群れはんなりすんなりゆったりゆるりおだやかたおやかしとやかしずか花がとじても香りはのこる澄んだ夜空に流れ星読んでやさしい言葉たち

  • ゴールつき、しりとりシート(英語)

    かなり以前の記事で、ゴールつきしりとりシートというのをご紹介しました。こういうの。これの英語バージョンを考えてみました。先日、英語番組をなにげなく見ていたら、英語でしりとりをするシーンが出てきたんですね。英語のしりとりなんて面白い発想だな、と思いながら見ているうちにひらめいた。昔作ったあのシートで、遊べないかなって。シートに少し手を加えてやってみたら、できました。しかも楽しい!遊んだ証拠に写真を撮りましたが、あいにくピンボケで……。シート自体も、切り貼り修正ありありで、ひどい出来。恥ずかしいですが、そのまま出してしまいます。どうぞ、アイディアだけでもくんで下さいませ。以前のものより、色マスをいくらか減らしています。そして、色ごとに点数だけ変えるようにしました。色数がちょっと多すぎですね、前のをそのまま使ってしま...ゴールつき、しりとりシート(英語)

  • こどものおしゃべりセレクション

    以前に書いた、子どもたちの迷台詞集。子育てママ以外の方が読んでも、わかりやすそうなものを選んで、投稿コーナーふうに直してみました。一気にどうぞ!◆その1──2歳2カ月一家団欒している最中に電話が鳴った。もれなく電話を取りたがるお年頃の、ぼく。走って電話に飛びつくと、張り切った声で受話器に向かって、「もしもし、おにぎりたべたいんでしゅ」(よっぽど飢えてたのかな?ちなみにセールスの電話でした)◆その2──3歳0カ月病院の待合室にて。ママに抱き上げられていたとき、真横の椅子に座っている男性の頭が目に入る。不思議そうにボソッとひとこと、「あれ……あのおじさん、かみがない……」(しかも2回も言いました。おじさん聞こえなかったみたいだけど、聞こえないふりしてたのかも)◆その3──3歳7カ月ママとお風呂に入っているとき、質問...こどものおしゃべりセレクション

  • イラストなどなど 目次

    ご訪問ありがとうございます。こちらでは、昔描いたイラスト、いま描いたイラストを、恥も外聞もなく載せてみました。思いっ切りデッサン狂い!ですので、じっと見ないでくださいね(笑)。昔大好きだったマンガについても書きました。画像つき。(マンガ家さんのお名前は、敬称を略させていただいています)各ページとリンクしていないので、カテゴリーから入ってくださいませ。はるか昔に描いた少女たち1~13心に残るマンガたち序大島弓子清原なつの萩尾望都雑談その1河あきら和田慎二美内すずえ立原あゆみ坂田靖子田淵由美子りぼんオリジナル表紙高橋由佳里樹村みのり佐々木淳子笈川かおるたがみよしひさ雑談その2短編のススメ雑談その3立ち読みのススメイラスト集大島弓子・内田善美清水玲子・波津彬子みずき健・沖麻実也同人誌「りぼん」の付録お蔵出し1~4ほぼ...イラストなどなど目次

  • はじめてのかたへ

    ご訪問、ありがとうございます。ふたりの息子を相手に日々ジタバタしている、お困り高齢ママのkomaと申します。上の子が小学校にあがったのを期に「子育て甘辛ホンポ」というタイトルで、ブログに初挑戦。その後、上の子がもうすぐ6年生という時期を迎えたあたりで、子育てだけでなく自分育てもしたいという思いがふくらみ、今のブログ名に変更しました。いろいろな方面に手を出していますが、気分としては、ジャンルのちがう本を並行して書いている感じです。日記の意図はありませんので、時事ネタはほとんどいれていません。時間が経っても読める文章をめざしました。左サイドバーにあるカテゴリー名をクリックしていただくと、新しい記事からまとめて読むことができて、おすすめです。各カテゴリーについてのご説明は、以下をごらんくださいませ。どうぞよろし...はじめてのかたへ

  • 子育て甘辛ホンポ編2 目次

    ご訪問、ありがとうございます。こちらでは、おもに上の子が小学生、下の子が幼稚園生になってから現在までの日々を書きとめています。(サブタイトルにある1年とか3年とかの表記は小学生のことです)甘辛ホンポ1とはちがい、こちらはコミカルな文章をめざしました。笑える話題がいろいろですので、お好きなページを気楽にのぞいてみてくださいね。目次子どもたちの生態☆3年男子は砂まみれ☆ひとりでできる、年長さん☆3年男子が泣いたワケ☆3年男子、朝から悩む☆1年男子が運動会でめざすこと☆1年男子のポケットの中☆台風の日にしゃぼんだま☆1年男子は作文が苦手☆1年男子は持久走が苦手☆さらに。1年男子は図工も苦手☆やっぱり。1年男子はインフル検査が苦手☆2年男子はぬいぐるみに夢中☆5年男子、週末の呟き☆5年男子、おふろで歌う☆宿題は、音読ま...子育て甘辛ホンポ編2目次

  • おもちゃと遊び編 目次

    ご訪問、ありがとうございます。こちらのページでは、子どもたちが2歳くらいから今にいたるまでの、遊びにまつわるいろんなことをまとめています。お気軽に、お好きなページをのぞいてみてくださいね。(文中の★マークについて。以前、商品写真をアマゾンから引っ張っていたのですが、できなくなってしまいました。削除した部分が空白になっていたりしますが、ご了承くださいませ)ハンドメイド5歳でも作れるピタゴラ装置(1~5)紙コップでにこにこおもちゃ牛乳パックで絵あわせおもちゃゴールつき、しりとりシート電車路線図で、すごろく子どもは引っぱる遊びがお好きゴールつき、しりとりシート(小学生版)空き箱で作る「ビー玉ころころ」絵の具でビッグサイズのぬり絵しりとりさんぽたどってあそぼ震災のあとに作った絵本紙コップで壁飾りと簡単冊子はるか昔に手作...おもちゃと遊び編目次

  • クリスマス用に書いたファンタジックコメディ 6

    HolyNight6結局──奇妙な成り行きのままに、私はその晩、本当に女の子と飲み明かして過ごすことになってしまった。ワインを飲みはじめると食欲が出て、はじめは見るのも嫌だと思っていたチキンやポテトが、妙においしそうに見えてくる。口に運んでみると、アルコールの効果なのか予想よりもさらに美味に感じられた。メイン・ディッシュだけではない。私たちはその後、二人でいっしょにケーキも食べた。ホールケーキにナイフを入れる役は、たぶん私がみずから引き受けたと思う。酔っぱらった子どもに刃物を握らせるのはごめんだったからだ。大昔に食べたケーキやプディングにくらべて、こちらのケーキは食べ応えがまったくなくて単調だ。だが、生クリームと赤ワインの取り合わせは、私が思っていたよりも悪くなかった。食べたり飲んだりしながら、彼女はやたらとケ...クリスマス用に書いたファンタジックコメディ6

  • クリスマス用に書いたファンタジックコメディ 5

    HolyNight5たしかに豪華ディナーではあった。スーパーで調達した出来あいのものばかりだったが、いつものクリスマスの味気ない食事と比較してみれば、すばらしく豪華だ。金融関係の資料をひろげることも多いため、私の部屋のテーブルは、一人暮らしにしてはけっこう大きい。その大きめの卓上いっぱいに、ローストチキンやサラダ、フライドポテトやニンジンのグラッセ、ロールパンといったものが並べられ、先ほどから食事がはじまっていた。砂糖菓子のサンタと苺がのったホールケーキも、メイン・ディッシュの横にすでに用意されている。雪を思わせる白い生クリームが、花びらのかたちに絞られていて、薄いチョコレートのプレートには英語でクリスマスの綴りがあった。ケーキの横に置かれているのは、これもスーパーでみつけたらしい、ひいらぎの葉と赤い実で根元を...クリスマス用に書いたファンタジックコメディ5

  • クリスマス用に書いたファンタジックコメディ 4

    HolyNight4……一時間後。買い出しから戻った私たちは、山と買い込んだ品々を、ふたりでレジ袋から出していた。なんと私は、ケーキを用意するために、彼女をつれてまたもショッピング街まで出向いたのだった。といっても、買い物はすべて彼女ひとりにまかせ、私は少し離れた道の端で、荷物持ちのために待機した。イルミネーションは背を向ければ無視することができる。だが音楽はそうはいかなかったため閉口した。しかし、私の財布でレジを通った彼女が、スーパーマーケットのカートいっぱいに品物をつんでいるのを見たときは、さらに閉口した。いま、女の子は上機嫌で鼻歌を──例の明るいリズムだ──歌いながら、買い求めたチキンやポテトを並べている。もちろんケーキの箱は、一番に冷蔵庫の中に移された。血液パックといっしょの棚にしないよう、彼女に指示さ...クリスマス用に書いたファンタジックコメディ4

  • クリスマス用に書いたファンタジックコメディ 3

    HolyNight3だからといって、私が子どもに情をうつしたなどとは思わないでいただきたい。徒歩で十分ほどいったところにあるマンションに、彼女をつれていったのは、下心があってのことなのだ。自分から部屋に上がりこみたいと申し出てくれる女性なんて、考えてみると願ってもない存在ではないか。ちょっと、いやかなり若すぎるが……。だが、やはり早計だったかもしれない。室内に女の子を招き入れた私は、早くも後悔しはじめていた。コートを脱いで身軽な格好になった彼女は、あちらこちらをのぞいては正直な感想を述べてまわった。「えー、ずいぶん殺風景な部屋なんだ。ヴァンパイアのお部屋って、もっとこう優雅でゴージャスで、薔薇の花がいっぱいかと思ってたのに……」「勝手にイメージしないでくれ」私の部屋は、シックなモノトーンを基調として、スタイリッ...クリスマス用に書いたファンタジックコメディ3

  • クリスマス用に書いたファンタジックコメディ 2

    HolyNight2だが、そのとき天の助けとも言うべき声が、凍りついた私の後ろから投げかけられた。「あっ、いたいた、お嬢ちゃん。だめだよ、試着のまんま外に出ちゃ」人垣をかきわけて寄ってきたのは、どこかのブティックの店員らしき男性だった。クリスマス商戦にふさわしく、ぼんぼんつきの三角帽子をかぶっている。彼は私を見ると、満面の営業スマイルで、親しみ深く話しかけてきた。「お父さまですね?まだお会計がすんでませんので、お店までご足労いただきたいんですけど」「へ?」「お子さんはこのコートがお気に召したようですよ。本当によくお似合いでいらっしゃいます」私は、白いダッフルコートの襟首にぶらさがったままの値札を、まじまじとみつめた。ついで女の子に視線をうつすと、彼女はひきつり笑いをうかべながら目をそらした。すった財布を持ってい...クリスマス用に書いたファンタジックコメディ2

  • クリスマス用に書いたファンタジックコメディ 1

    小学5年生のときに本を作った女の子が、大人になったらどんなものを書いたかな?ちょうどクリスマスが舞台のお話がありましたので、投稿することにしました。吸血鬼の青年とおしゃべりな女の子の、気軽に読めるコメディです。毎朝投稿で、24日朝に終わる予定です。HolyNight1ヴァンパイアをご存じだろうか。人々の生き血と精気を吸い取る恐ろしい魔物。漆黒のインバネスコートに身を包み、その美麗な容姿で女性たちをとりこにしては、やわらかな首筋に歯をたてる。闇を愛して陽光を憎み、棺桶を寝台として眠り、忌むべきものは銀の十字架。家族も持たず友もなく、永遠の時をひとりさまよう、恐ろしくも哀しい孤高の存在……。ちなみに日本語には吸血鬼という言葉もあるが、ここはヴァンパイアという言い方でお願いしたい。金髪碧眼、長身の美青年であるこの私に...クリスマス用に書いたファンタジックコメディ1

  • はるか昔に手作りした本

    もうすぐクリスマスですね。今回は子どもたちの作品ではなく、私が11歳(小学5年生)のときに手作りした本のご紹介です。手作り本なんてよくある話だよね、と思っていたのですが……。先日、小説を書いているサイトでその話題を出したときに、あるかたにコメントをいただいたんです。「お話やイラストを書いた子はたくさんいたけど、製本までした子はいませんでした」って。それで、抽斗の奥に眠っていたものを久しぶりに引っぱり出してみました。そしたら、ラストページに日付が書いてありまして。昭和○年12月25日。クリスマスに合わせて作ったんだ……これはブログに載せようと即決しました。こちらが、その本です。劣化がバレないように、ぬいぐるみちゃんとコサージュつき(笑)。タイトルが「○○の童話」と、本名がばっちり入ってるので、お花でかくしておりま...はるか昔に手作りした本

  • 子どもといっしょに百人一首 59

    よ夜もすがら物思ふころは明けやらで閨のひまさへつれなかりけりねや詠んだ人・・・俊恵法師(しゅんえほうし)詠んだ人のきもち・・・一晩中、振り向いてくれない人のことを思って眠れずにいる今日このごろは夜もなかなか明けず寝室のすきまさえ(明るくならなくて)無情に思えてしまうよ。夜もすがら・・・一晩中物思ふ・・・恋に悩んで、物思いにふけること閨・・・ねや。寝室。つれなかりけり・・・無情である。思いやりがない。(作者は男性ですが、女性の気持ちになって詠んだとの見方もあります。夜にたずねてきてくれない男の人のことを、一晩中思っている。早く朝になってほしいのに、夜さえなかなか明けてくれず、寝室のすきまから朝の光はまだもれてこない。すきまさえも冷たいなあ・・・。この解釈は色っぽくて素敵ですね)子どもといっしょに百人一首59

  • 子どもといっしょに百人一首 58

    花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり詠んだ人・・・入道前太政大臣(にゅうどうさきのだいじょうだいじんお坊さん)詠んだ人のきもち・・・嵐の吹く庭には、風にさそわれて散った花が雪のように降っているけれど本当にふりゆくものは、私自身だなあ花・・・桜の花さそふ・・・風が花をさそって散らす、という意味ふりゆくものは・・・花びらが降る、という意味と自分の身が古びる、年老いていく、という意味を、かけている子どもといっしょに百人一首58

  • 子どもといっしょに百人一首 57

    よみ吉野の山の秋風さ夜ふけてふるさと寒く衣うつなりころも詠んだ人・・・参議雅経(さんぎまさつね)詠んだ人のきもち・・・吉野の山に秋風が吹くなか夜はふけて寒くなり古い里であるここにはころもを打つ音だけが聞こえてくるよみ吉野の山・・・奈良県の吉野山ふるさと・・・ここでは、昔、天皇の離宮があった吉野のこと衣うつ・・・布をやわらかくするために、木の棒(きぬた)で叩く作業子どもといっしょに百人一首57

  • 子どもといっしょに百人一首 56

    むらさめつゆ村雨の露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕ぐれきり詠んだ人・・・寂蓮法師(じゃくれんほうし・お坊さん)詠んだ人のきもち・・・にわか雨があがったあとの水滴がまだかわかず、木の葉にのこっている。そんな葉のあたりに霧がたちのぼっている(さびしい)秋の夕暮れだなあ。村雨・・・にわか雨。通り雨。ひぬ・・・干ぬ。かわいていないという意味。まき・・・杉やひのきなどの、りっぱな木のこと。子どもといっしょに百人一首56

  • 紙コップで壁飾り と 簡単冊子

    おひさしぶりのおもちゃ編。今回は、小学校生活の中で「へえ、面白い!」と思ったアイディアをふたつ、ご紹介します。ひとつめは、紙コップで作る壁飾りです。まず紙コップに、マジックなどでぐるっと色をつけます。ハサミでまわりを切ったら、あっというまに出来上がり。(小さい紙コップで見本を作りましたが、普通サイズだと短冊が多くなります)小学校では、体育館でイベントがあるたびに、これを使って装飾してました。実際の写真がこちらです。生徒それぞれが、好きなように色をつけたり、先を切り取ったり。遠くから撮ると、こんなふう(写真がいまいちですが…)。広~い壁に、こんな感じで大きな模様が描かれていて、すごくきれい!毎年感心しながら、楽しんで眺めていました。夏坊に聞いてみたら、ぜんぶ画鋲でとめているとのこと。壁が穴だらけになっちゃわないか...紙コップで壁飾りと簡単冊子

  • 子どもといっしょに百人一首 55

    かたほととぎす鳴きつる方をながむればただありあけの月ぞ残れる詠んだ人・・・後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん)詠んだ人のきもち・・・ほととぎすが鳴いたので、そちらを見てみたら(もうその姿はなくて)明け方の月だけが、空に残っていたよほととぎす・・・春から夏にかけて飛んできて夏のおとずれを告げる渡り鳥ありあけの月・・・夜明けのころに、まだ見えている月子どもといっしょに百人一首55

  • 「栄光の架橋」をわたって

    この三年間、中学校と小学校の両方で、たくさんの素敵な歌を聴く機会に恵まれました。その中でもっとも感動した歌が、これ。言わずと知れた「ゆず」の大ヒット曲です。わざわざブログでとりあげるまでもない名曲なので、記事にするのはやめようと思っていましたが……。でも、冬坊が卒業してしまったいま、やっぱりこれを書かずに中学校は終われない!(母が・笑)これは去年の2月、冬坊がまだ二年生だったときに「三年生を送る会」で歌った歌です。2年生全員、総勢170名あまりの男女による、大合唱でした。少年少女の生の声が、体育館全体の空気をふるわせる、その迫力。若さと純粋さと、たくさん練習して得たであろう自信と。それらが、楽曲自体の素晴らしさとみごとに溶けあっていて、心の底から感動しました。以前「地球星歌」の記事でも書いた気がするのですが、子...「栄光の架橋」をわたって

  • ダブルで卒業、やっぱり淋しい親ゴコロ

    きのう、三月十五日金曜日が夏坊の小学校卒業式、そしてその前の火曜日が冬坊の中学校卒業式でした。三歳差なので、一気にきます。過ぎてみれば早いなあ・・・もう卒業だなんて。思わず、このブログで以前に書いた記事を読み返してみました。「卒園式、かなり淋しい親ゴコロ」。ついでに「入学式、ちょっと淋しい親ゴコロ」も。夏坊はお兄ちゃんと同じ中学に入るので、例によって中学については、そんなに感傷的にはなっていません。でも小学校はさびしいですねー。小学校だけのアイテム、たとえば給食のマスクとか手提げバッグ(なんと幼稚園時代のものをいままで使っていた)を見ると、きゅんきゅんしてしまいます。ていねいに使っていたのでまだピカピカのランドセル。二つも家にあるわけですが、どうしよう。名残惜しいので発展途上国とかに寄付しようかな。でも・・・考...ダブルで卒業、やっぱり淋しい親ゴコロ

  • 子どもといっしょに百人一首 54

    ま秋風にたなびく雲のたえ間よりもれいづる月のかげのさやけさ詠んだ人・・・左京大夫顕輔(さきょうのだいぶあきすけ)詠んだ人のきもち・・・秋風に吹かれてたなびいている雲の切れ目からさしてくる月の光はなんて清らかで明るいことだろう月のかげ・・・月光さやけさ・・・清らかに澄んで明るいこと子どもといっしょに百人一首54

  • 子どもといっしょに百人一首 53

    あわじしまちどり淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬ須磨の関守いくよすませきもり詠んだ人・・・源兼昌(みなもとのかねまさ)詠んだ人のきもち・・・淡路島へと飛びかう千鳥がもの悲しげに鳴く声に須磨の関守は、幾夜、めざめただろうなあ淡路島・・・瀬戸内海にある島千鳥・・・海辺などにいる小型の鳥。冬の鳥として和歌では多く詠まれている。須磨・・・兵庫県神戸市関守・・・関所を守る番人子どもといっしょに百人一首53

  • もと男子いろいろ

    今回は、予告したダンナさんの話、プラス友人たちのお子さんの話です。このブログは、育児と自分自身のことだけを書きとめようと思って続けています。でも、ここに書くと自分が忘れずにすむので、たまにはスペシャル企画もいいかな。基本情報。ダンナさんは私と同学年で根っからの理数系。食べることが大好きでバイキングに行けば全皿制覇。エピソードはすべて食べ物ネタです。エピその1。親戚の法事から、お返しが入った紙袋をぶらさげて帰宅した彼。お返しにしてはどっしり重いが、この重さからして中身はお茶や海苔ではないだろう。期待を胸に、彼は袋から箱を出した。「何かな、ジュースかなー」呟きつつ開けてみると、中に入っていたのは、おっしゃれーな瓶のドレッシング詰め合わせだった。のぞきこんできた夏坊に、彼はこう尋ねずにはいられなかった。「これ、ジュー...もと男子いろいろ

  • 男子いろいろ

    サブタイトルが気にくわないけど、ほかに思いつきません(笑)。今回は、出すあてもなくためていたネタを放出します。夏坊その1かわいいネコの寝顔をテレビで見て、ひとこと。「ウメボシみたい」ん?梅干しとな?「だって、まんなかにキューって」なるほど……たしかに目も口もヒゲも、ラインがすべて鼻に向かってますねー。その2寝る前に、横にいる私に向かっていろいろ質問。よくわかんないような謎の質問が多いんだけど、なかでもびっくりしたのがこれ。「うちにあるノリの面積って、全部でどれくらい?」ノリ?海苔?四つ切の海苔が入った袋は常備してますが、トータル面積なんて発想、どこから出てくるのやら。その3テレビ見てたら、日産のゴーン元会長が保釈されるというテロップが流れた。即座に反応して、「おお、保釈かー!よかったな、ゴーン!」……うちの息子...男子いろいろ

  • 歌の力(寒ブリのうた)

    毎年楽しみにしている小学校の音楽フェスティバルが、先日行われました。6年生の夏坊にとっては最後のフェスティバル。どんな歌を歌うのかと、事前に聞いてみたところ、返ってきた答えが「かんぶりのうた」でした。は?例年の合唱とはかなりテイストのちがうタイトルですね。演歌か民謡みたい。楽譜をもっていたので見せてもらいましたが、見た瞬間、目が点になりました。こっ、この歌詞は・・・!しかし気を取り直して、ピアノでちょっと音取り。すると・・・ん?出だしから、予想外にきれいなメロディです。あれ、もしかして、この歌好きかも。あら、すごく好きかも~!では、ある意味驚愕の歌詞を、どうぞお読みくださいませ。寒ブリのうた作詞宮沢章二作曲岩河三郎時雨(しぐ)れて時雨れて氷見(ひみ)の海雪降る雪降る氷見の海☆ぶんぶんぶんぶんブリブリぶるんぶるん...歌の力(寒ブリのうた)

  • はるか昔に読んだ万葉の歌

    大島弓子さんのなつかしのイラストピンナップです。万葉集の一首とともにどうぞ。しろがねくがね銀も金も玉も何せむにまさやまのうえのおくら優れる宝子にしかめやも山上憶良(銀も金も宝玉も、どうしてすぐれた宝といえよう。子どもの宝にまさるものがあるだろうか)以前このブログで「万葉のうた」というイラスト集をご紹介しました(記事はコチラ)。上の写真は、それに折り込まれていたピンナップをうつしたものです。年代物の感じが出てますが、いま見ても、とってもかわいいですよね~。和歌に合わせて描き下ろした絵なのか、もとからあった絵に和歌を合わせたのかわかりませんが、下のローマ字が「迷子一時預かり所」となっていて、遊び心もあります。かわいいので、かつてはピンナップを切り取って、部屋に飾ったりしてました。といっても、イラストや和歌が好きだっ...はるか昔に読んだ万葉の歌

  • 子どもといっしょに百人一首 52

    大江山いく野の道の遠ければあまはしだてまだふみもみず天の橋立詠んだ人・・・小式部内侍(こしきぶのないし女性)詠んだ人のきもち・・・大江山を越え、いく野を通って行く道のりは遠いので、まだ天の橋立には行っていませんし、母からの文も見ていません。大江山・・・京都府にある山いく野・・・生野。京都府にある地名。「いく」は「大江山いく(行く)」という意味も掛けている。ふみもみず・・・ここでは「踏み」(天の橋立の地を踏む・到着する)もしていない、という意味と「文」(手紙)を見てもいない、という意味を掛けている。天の橋立・・・京都府宮津湾にある、景色がよくて有名な場所小式部内侍の母は、文才がすでに有名だった和泉式部。その母が丹後の国(京都府宮津市。天の橋立のあるところ)に行っているとき、小式部内侍だけが歌合わせに呼ばれて参加し...子どもといっしょに百人一首52

  • 子どもといっしょに百人一首 51

    おと滝の音はたえて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ詠んだ人・・・大納言公任(だいなごんきんとう)詠んだ人のきもち・・・滝の水が涸れて音が絶えてしまってからずいぶんたつけれどその評判だけは伝わっていまも聞こえ続けているんだなあ滝・・・京都市右京区嵯峨の大覚寺(だいかくじ)にある滝のこと名・・・評判。名声。(涸れてしまった滝を、見たままに詠んだ歌で、修辞的なテクニックが読みどころのようです。上の句の「滝」「絶えて」「音」に対して、下の句でそれぞれの縁語「流れ」や「聞こえ」をもってくる。「な」の音をいくつも重ねる、といった部分ですね。でも、それはそれとして・・・。大覚寺というのは、平安時代に嵯峨天皇の離宮だったものを、崩御後の876年に寺として改めた名刹だそうです。でも、その庭園にあった滝は、大納言(藤原)...子どもといっしょに百人一首51

  • 子どもといっしょに百人一首 50

    やえ八重むぐらしげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり詠んだ人・・・恵慶法師(えぎょうほうし)詠んだ人のきもち・・・つる草がいくえにもおいしげるさびしい住まいには訪れる人もいないけれど秋だけはやってくるんだなあ。八重・・・たくさんむぐら・・・つる草子どもといっしょに百人一首50

  • 「天地の声」と「いのちの歌」(後編)

    子どもたちに合唱してもらいたい歌のご紹介、ふたつめは「いのちの歌」です。この歌は、2008年9月から放映された朝ドラ「だんだん」の劇中歌でした。主演の三倉茉奈ちゃんと佳奈ちゃんが、歌手役で歌っていたので、ご存知のかたも多いかもしれません。朝ドラ好きな私、当時もリアルタイムで見ていて、すてきな歌だと感心した記憶があります。でも、そのあとは聴く機会がなく、すっかり忘れてしまっていて。先日、NHKのど自慢で出演者が歌っているのを聞いて、本当に久しぶりに思い出しました。で、なつかしくなって、YouTubeで検索。マナカナちゃんが歌っているものを視聴してみたら──。涙が出てしまいました。こんな歌詞だったんだ……。以前もちゃんと聴いていたはずなのに、あのころ私は若かった(笑)。そしていまの私は、生老病死が急に身近になってき...「天地の声」と「いのちの歌」(後編)

  • 「天地の声」と「いのちの歌」 (前)

    小学校と中学校の合唱祭で、毎年たくさんのすてきな歌に出会っています。今回は「これもぜひ、我が子の学校で歌ってもらいたいな~」と思った歌を、ふたつご紹介しますね。まずはひとつめ。これはとにかく猛暑にぴったり!(個人的意見ですが…)歌詞を載せます。天地(あめつち)の声作詞遠山歌乙作曲森元奨六川のせせらぎ海のさざなみ雨の音風の音天空の彼方から大地に息づくすべて天地☆月星太陽も雲虹稲妻も山川海原も土花木々たちも※天地の声に心澄ましてごらん幾千年の時をこえて見守ってる僕らをいにしえの人たちも同じ景色を見ていた天地☆天地の声が永遠に続くように幾千年の未来までも大切に生きよう※この歌は、NHK「みんなのうた」で新妻聖子さんが歌っていたものだそうです。私は最近CDではじめて聴いたのですが、本当にきよらかな世界で、とても癒されま...「天地の声」と「いのちの歌」(前)

  • 子どもといっしょに百人一首 49

    ゆらふなびと由良のとをわたる舟人かぢをたえゆくへも知らぬ恋の道かな詠んだ人・・・曽禰好忠(そねのよしただ)詠んだ人のきもち・・・由良川の河口をわたっていく舟のりがかじを流されて、ただようように私の恋のゆくえも、先がわからないなあ由良・・・京都府の由良川と・・・海と川とのさかいめ。せまくなっているので流れが急。舟人・・・舟をあやつる船頭かぢ・・・舟をこぐ道具の櫓(ろ)や櫂(かい)子どもといっしょに百人一首49

  • 国語のワークブックにのっていた詩

    冬坊が中学二年のときの国語ワークブック。どんな内容だったのかと、今頃になって手にとってみたら、冒頭のカラーページにとてもすてきな詩がのっていました。忘れないように、ここに転載しておこうと思います。いのち生命は生命は自分自身だけでは完結できないようにつくられているらしい花もめしべとおしべがそろっているだけでは不充分で虫や風が訪れてめしべとおしべを仲立ちする生命はすべてその中に欠如を抱きそれを他者から満たしてもらうのだ私は今日、どこかの花のための虻だったかもしれないそして明日は誰かが私という花のための虻であるかもしれない吉野弘国語のワークブックにのっていた詩

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