三人が寺に戻ると、丁度中食どきで炊出しの真っ最中だった。早くも子連れの母親や老人たちが並んでいる。銀角が両袖を奴凧のように広げて、はたはた振りながら戯けた。「…
劇場アイドルのぱんざぶろーが韻文散文・お絵かき・ひとコマ劇場で四季の美・和の文化をご紹介します
ビンボーハンボー教師桃豹✿ストレス解消妄想劇場へようこそ!
三人が寺に戻ると、丁度中食どきで炊出しの真っ最中だった。早くも子連れの母親や老人たちが並んでいる。銀角が両袖を奴凧のように広げて、はたはた振りながら戯けた。「…
崖に一番近い端の墓石の前に屈み込んでいた銀角が、頓狂な声を挙げた。「あれぇ!?このご仁のご命日は、宝永六年己丑(つちのとうし)睦月十日…犬公方様のご薨去と同日…
万福寺では朝から近在の家々の内儀たちが集まり、施餓鬼会の支度に取り掛かっていた。真言宗では他の宗派より供養の回数が多いのだが、何分物要りでもあるし、ころにゃん…
一年のうちでも特段暑い時期の盆の中日、そろそろ陽射しきつくなる頃、お館の奥まったお居間にて、桃豹殿と若君は対座して朝餉の真最中であった。それでなくとも煙たい存…
陽光に溶けそうな黄金の髪深い森映したような翠の瞳ケミカルレースの衣装纏いあえかな色の花々胸に抱き六月の花嫁は案外お茶目で芯が強いと知る者如何ほど 【最大半額セ…
本日は雛の節句である。姫君のご入輿から、はや5年。世間騒がせしころにゃん禍から、外歩きもままならぬ押しこめに等しき日々過ごされてはいるが…。元より若君姫君なる…
野に花々咲き乱る芳しき五月遥か地平線まで続く翠の絨毯点在する小さなマーガレット赤毛のアンを脇に携え往けば足下の絨毯ふうわり心地よく蜜蜂の羽音も然程気にならず鼻…
穀雨にそぼる 窓外の木々は靄に霞んで 現実味などなく額縁の中の 絵画にすら見え甘く哀しい ショパンの調べくぐもる音は 互いに共鳴しこんな日には 一層せつなくプ…
桃豹殿下シリーズ『オペラ座の怪人』のエリック。カレンダーには敢えて傷のない顔で登場。オペラ座の地下の湖にある隠れ家に棲まう、素晴らしい美声の持ち主。冷徹な人物…
粟飯原の家は鎌倉期に主君和田義盛の乱に伴い、当時の当主が討死した。その後、末裔が北条氏に仕え、かつての領地だった相模国相原より遠く離れた、別所あたりに住まうよ…
既に1月も終わり、2月も半ば近くで、今更だが…。遅れ馳せながら、恒例のコスプレカレンダー。過去画像も交えて、2ヶ月ずつアップしていこうと思う。まずは、『若君明…
あたり一面銀世界の週明け。しかし、ちっともロマンチックな気分になんかなれないのは、雪が大キライだからに他ならぬ。甲状腺機能低下になってからは、寒いのが辛くて堪…
右足小指骨折してから16日目の1/3、不信心モノの桃豹ではあるが、頑張って初詣に出かけてきた。新年になってから家から一歩も出てないと言って、ぱんさーママも同道…
大晦日の朝起きたら…我が家だけ、停電だった。メインブレーカーは落ちていないし、各々のブレーカーにも問題はない。(ーー)あ〜う〜外は雨で薄暗い。懐中電灯つけて、…
ビンボーハンボー教師桃豹、学習能力云々を言う立場にあるが…自分はど〜なんだいというと…大分ヤバイww勉強とかナニか覚えるとかはよいのだが、身体が覚えてないんか…
本日12/15はぱんざぶろー若君のお誕生日である。ぱんさー学園2年生と同い年の若君、17歳におなり遊ばした。ビンボーハンボー教師桃豹、いつもに増して霜月からず…
ふかぁい森に護られた翠の間を縫う浅瀬には浮きつ沈みつ両手挙げ揺蕩いながら流れゆく愛する父喪いて痛哭し哀れ狂いしおとめなり柩に手向ける為摘みしとりどりの草花散ら…
東欧のとある山にそびえたつ古城には、週末になると自家用セスナで城主がやってくる。既に世は封建時代にはあらねど、未だ各地に点在する所領からのあがりがあるお貴族さ…
ハロウィンがやってくる魔女のお供の黒猫は自慢の毛並み整えて特別な夜に備えてる漆黒に一番映える赤白いレース頸に巻き煌めく腕環に髪飾り ハロウィンがやってくる誰の…
読書の秋ということで、たまには格調高く、今宵は『十八史略』から拾い読みでもしようか。古代中国王朝である西周(せいしゅう:B.C.1045〜B.C.771)の滅…
#今日の体調は 没後30年の天才バレエダンサー ルドルフ・ヌレエフのこと
涼しいどころかいきなり冷え込んで、少々体調不良である。一昨夜から心臓が締めつけられて、しくしく痛む。9月になってから疲れて疲れて仕方ない。行き帰りの通勤電車…
お耽美劇場 第四十七夜 Dimash Kudaibergen ディマシュ・クダイベルゲンさま
さて、音楽と言えば幼き頃よりクラシック一辺倒な桃豹、学生時代からコンサートに足運んだり、ご招待される機会には嬉々として出かけたりする時期もあった。声楽より器楽…
お耽美劇場 第四十六夜 桃豹版李玉剛 (ユゥガン・リー)さま
2006年に、CCTVの超人気オーディション番組「星光大道(スターへの道)」に於いて、京劇女形姿で素晴らしい喉を披露して3位に食い込み、その後国民的スターにな…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 6月の薔薇園&洋館 その3 外交官の家2
外気の暑さから隔絶された落ち着いた室内には、鏡の前にティーセット、重厚なテーブルにディナーセットは大倉陶園のものである。ガラス器と銀のカトラリーの中、青と金に…
2023年健康診断結果を受け取ったのは先週始めだった。持病の甲状腺機能障害からくる脂質異常は、食事&運動に気をつけているので、微々たるものでしかないが一応改善…
お耽美劇場 第四十五夜 Mademoiselle Hyde マドモアゼル ハイドに寄せて
「Mademoiselle Hyde(マドモアゼル・ハイド)」。原曲はウクライナのイゴール・クルトイ作曲で、ベルギーの歌姫ララ・ファビアン作詞である。かの有名…
PANZABUROと歩くTOKYO OMOTESANDO 原宿キディランド
2023年の夏は厳しかった。7月から猛暑が始まり、8月は度重なる台風の影響による大雨が続き、9月に入っても残暑半端ない。桃豹殿は夕食後、ニュース観ながら寝落ち…
ART FILTER使用のイラストww小5で『椿姫』読んだマセガキ桃豹は、モデルとなったマリー・デュプレッシーに出会い、即座にドゥミ・モンディーヌに魅せられた…
お耽美劇場 第四十三夜 Princesse panthere プランセス パンテール
お耽美するには…暑過ぎる。朝晩は少しは涼しくなったものの、度重なる台風の影響でムシムシジトジトである。夏休みにやりかけた大掃除の続きをやっているのだが、例によ…
お耽美劇場 第四十二夜 Aimer 桃豹版ロミオさま&ジュリエットさま
不滅の悲恋物語『ロミオとジュリエット』。シェイクスピア原作として有名だが、実はシェイクスピアの戯曲には、皆ネタ本があることを知る人は案外多くはない。更に戯曲の…
2023 夏は短し 学べよ 方々(いや、まずは自分だなww)
ぱんさー学園の夏休み前半はクソ忙しかった。夏季講習というより、各教科共、1年生の補習に追われたからだ。高校に入学して以来てんやわんやの日々送り、勝手わからぬま…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 2023年 弘明寺サンパチ縁日その弐 8/8&8/18
かんのん橋すぐ脇の橋では、大岡川下流側から狙い撃つ射的をやっていた。大人のお客さんも結構いて、皆、真剣そのものである。ぱんさー学園の夏フェスや文化祭などの射的…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 2023年 弘明寺サンパチ縁日
8/8(火)、昨年たまたま通りかかった古刹門前町の縁日に、今年も他の用事で偶然行きあった。定時退勤して、未だ明るい時間に京急弘明寺(ぐみょうじ)駅に着き、商店…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 6月の薔薇園&洋館 その2 外交官の家
ブラフ18番の玄関側の前庭には緩やかな斜面があり、山手洋館のミニチュアが点在している。どれもよくできているなぁ。上に続く階段を上がると、眼前に素晴らしいイタリ…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 6月の薔薇園&洋館 その1
ぱんさー学園にはPerformance Hourなる体験型授業がある。昨年度は、コロナ禍下でもあるためと約2時間しかないために、学校界隈で美味いものを調達して…
山の朝(あした)は清々し日の出前に山昇り岩棚に着き一休み胸一杯に吸い込んだ息を口から長く吐き汗がひくまで深呼吸湿った大気心地よく 麓の牧場見下ろしてカメラ覗い…
日本列島のあちこちに被害もたらした台風2号。6月2日(金)朝、電車遅延&もみくちゃ混雑の中、漸く勤務先に辿り着いた。本日は荒天にも関わらず、楽しい(?)校外学…
甚だ色っぽくない桃豹版マリリン・モンローさまwwあ、ホクロ、ちょい小さかったわ〜(ーー;)。モンロー出演作品は「紳士は金髪がお好き」「ナイアガラ」「七年目の浮…
『オペラ座の怪人』20 Les parfumsde la nuit)夜の薫り その11
殿下は卓上ベルを鳴らして次の間に控えるギャルソンを側近くに呼ばれ、何か耳打ちされた。ギャルソンは頷いてすぐに下がった。驚いて何か言いかける侍従を手で制して、の…
『オペラ座の怪人』19 Les parfums de la nuit)夜の薫り その10
「ローゼンベルク伯爵さま。如何致しましょうか?」ナポレオン三世の崩御より、このロタンダを使う者はいない。呼鈴とノッカーを鳴らし続けるジャンが、不安そうな面持ち…
アメーバ運営局からメッセージが来ていたな〜んにも考えずに前世診断したら…あなたの前世は・・・ (ーー)何で幕末?幕末だと近代戦法やから甲冑の出番なんか…
『オペラ座の怪人』18 Les parfums de la nuit)夜の薫り その9
あのマントの男は、やはり怪人に違いない。あんな寒い雨の夜に歩き回るなんて、まず考えられないから、何処からかの帰りだったのだろうか。オペラ座の馬車寄せがあるのは…
第二十七夜の明智小五郎さまとセットになるべき黒蜥蜴さまww一筋縄ではいかない悪女。そんな彼女に惹かれる名探偵明智小五郎。昭和の暗い混沌とした時代を描いた乱歩の…
『オペラ座の怪人』17 Les parfums de la nuit)夜の薫り その8
バルカローラの心地よいリズム、入れ替わり立ち替わり現れる懐かしい人たち、母の衣装箪笥から立ちのぼるヴィオレットの香り…。何故、私は家族から遠く離れて、独りでパ…
ミステリ好きになったのは、小4のウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)との出会いがあったればこそである。お子さま版のミステリ小説全集の中に『アリス…
『オペラ座の怪人』16 Les parfums de la nuit)夜の薫り その7
「探偵の真似事の次は、慈善事業でございますか?」桃豹殿下は侍従にお小言を食らっている真っ最中だった。シャニー伯爵が辞した後の昼下りである。一緒にお茶でもと誘っ…
物心つかぬうちから怪奇幻想的なものに何故か心惹かれ、幼稚園年少の頃には墓場散歩が日課だった。墓場を怖がるなんてことはなく、親近感覚える幼稚園児…、墓碑や墓石の…
『オペラ座の怪人』15 Les parfums de la nuit)夜の薫り その6
硝子越しの西の空が少しずつ翳り、刻一刻と色を変えてゆく。先ほどまでカルロッタの喪服のスカートの襞に宿っていた光の粒は、見る間にその輪郭を曖昧にして消えてゆく。…
これは昔から伝わる関係者内の噂話パリオペラ座には亡霊が棲んでいて開演日には専用5番ボックス入りし灯りの届かぬ奥まった処に陣取って華やかな舞台を愉しんでゆくらし…
仏蘭西の至宝オペラ座にようこそ無数の瓦斯灯に一斉に光が灯るとクリスタルの煌きがゆらゆら瞬き暗闇に溶け込んでいた黄金が蘇る特等桟敷席の金の手摺に寄り添い時止めて…
『オペラ座の怪人』14(Les parfums de la nuit)夜の薫りその4
階段の踊り場まで登りきった時、カルロッタははっと息を飲んだ。男が立っていたのである。逆光の中で、男のシルエットが無数の黄金の粒を浴びたように霞んで見えた。「…
デュ・バリー夫人は多くの書物で、下層階級出身者でありながらルイ15世の最晩年の愛妾に収まり、贅沢三昧に暮らした享楽的な悪女として位置づけられている。オーストリ…
『オペラ座の怪人』13(Les parfums de la nuit)夜の薫り その3
埋葬を済ませた帰り道、カルロッタはマダム・ジリーたちと別れて、一人オペラ座に立ち寄った。落下したシャンデリアの残骸、潰れた客席の手摺や椅子は、全て撤去されてい…
春先は花粉症から体調崩すことが少なくない。ぱんさー日記紐解くと、風邪っぴきで寝込んでいる記事が矢鱈多く、桃豹=弱っちい=根性なしwwという図式が成り立つのも無…
トゥーサンから始まり翌日は死者の日の祈り祭壇を花で埋め尽くし薔薇窓から射す光仰ぎ逝きしひとに哀惜の涙捧げんとて聖堂に座し被昇天の聖母羨みても我身はこの地に繋が…
『オペラ座の怪人』12 (Les parfums de la nuit)夜の薫り その2
パリ・オペラ座のプリマドンナカルロッタは両眼に涙をいっぱいに溜め、怒りに肩を震わせていた。昨夜のシャンデリア落下事故でかけがえのない仲間を亡くしたからである。…
花の季節うち過ぎ束の間の秋到来し寒気はらんだ風が山に河に吹き抜け壁にタペストリー扉に衝立巡らせて窓には天鵞絨の帳冬支度抜かりなく客を迎えるために回廊にあかり灯…
ラ・コンテス・リュシエンヌ・ロクサーヌ・ドゥ・デスクリモン。 『瞬きの夢のかけら けぶる雨は銀の糸』に登場する伯爵夫人。ビンボーハンボー教師桃豹の脳内劇場に棲…
本日、春分の日。桃豹家では毎年恒例のおはぎをぺたぺた拵え、ランチ替わりにたらふく食し…、腹がくちくなって、昼寝までしてしまっ…
花ほころぶ春の日に泉に降る光は揺らぎ 硝子越しの陽斜めに白壁に明るい窓造り奥まった居間の卓の銀器や硝子にやどる回廊辿る先の扉出で花のトンネルを潜り秘密の花園忍…
よくわからんが、今日の運勢占ってみたマタタビ級?(=^・・^=)お財布から一万円札が発掘できるなんて如何にもウソくさ〜と思いながら玄関脇の食料庫漁ってみたら…
渡り廊下の連子窓は全て開け放たれている。山から吹きおろす風が竹の葉をさらさら鳴らし、泉水のせせらぎの音と入り交じる。案内の小坊主は曲り角でそっと後ろを振り返っ…
けだるい夏もはや過ぎ去り傾く陽が黄金に染まる季節澄みわたる空流れる雲速く季節のうつろいの何と疾き窓越しの光は日毎に色変え白を優しい琥珀に閉じ込め譜面台の曲浚う…
何時の日からだろうか時の刻む音 聴かなくなったのは硝子越しの光 雨に湿る庭露おく花々の薫り毎朝のお茶の味そんな何もかもが 現実感伴わずに 遠く遠く感じるように…
過去記事でも書いたが、小学4年生の砌から、ウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の大ファンだった。お子さま版の『消えた花嫁』である『アリスが消えた…
2019年3月3日は、「ぱんさー劇場」ご案内役であるぱんざぶろー若君の元に、桜子姫君がご入輿(じゅよ・にゅうよ)あった日である。お揃いの綸子の打掛。ぱんざぶろ…
高校の教科書古典Aに、『とりかえばや物語』の冒頭部分が載っている。紫式部の源氏物語成立から、180年ほど経た頃あたりまでに成立した作者不詳の物語である。当時か…
小さな頃から旧い写真を見るのが好きだった。アルバムに貼られたり、写真館で撮影されたり、黄ばんだ封筒の中にあったりした写真たち。撮影年代のわかるもの、定かならざ…
💐ご訪問くださった全ての方々へ💐いつもご訪問ありがとうございますby珍しくフツーのスーツ姿の桃豹殿下 花粉がたっぷり飛び…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 春の横浜山手西洋館巡り その4 J.H.モーガンのこと
エリスマン邸より一段上の狭い道の向こうに、現存する山手西洋館の中で最も広いベーリックホールがある。設計者はJ.H.モーガンで、今回立ち寄れなかった1926(大…
お耽美劇場 第二十九夜 桃豹版007 ジェームス・ボンドさまww
フレミングの「007シリーズ」にハマったのは、小6〜中1の頃だった。生意気盛りで、矢鱈背伸びしたがる時期だ。今まで読んでいた世界文学全集みたいな、如何にも図書…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 春の横浜山手西洋館巡り その3 エリスマン邸
山手80番館遺構脇のエリスマン邸は、元は山手127番にあったが、1982(昭和52)年のマンション建設に伴い解体され、1990(平成2)年に現在地に再現された…
PANZABUROと歩くYOKOHAMA 春の横浜山手西洋館巡り その2 234番館
イギリス館の次は111番館に寄る予定だったが、飛ばすことにして裏に出る。帰りのバス時間確認してから、外人墓地方面に移動。ガイドしながら岩崎記念館山手ゲーテ座前…
可愛い絵にイチコロ♥ネコ好きさんにはお薦めである。体育科のK先生は大のネコ好きである。昨年夏に可愛いコミックを貸して戴いた。日々忙しい桃豹があまりにヘタレてい…
ぱんさー学園、校外研修お泊まり行事にて、本日は横浜観光に来ている。朝もはよから横浜駅東口に集まり、バスにてホテルに直行。横浜市営バス一日乗車券フル活用せんとて…
ぱんさー亭の定番料理、オニオンスープのパン粥である。使うフランスパンの大きさにより、切り方が異なるために見た目はイマイチだが、お味は保証つきww微塵切りした…
二度とは戻らぬ あの夏の日々行きて還らぬ時 束の間惜しみ再びまみえる事 叶わぬ人送り 野に咲き乱れる とりどりの花腕にかき抱きし 側から落つる思い出のかけら …
お耽美劇場 第ニ十八夜 桃豹版パタリロ・ド・マリネール8世ww
お耽美劇場に相応しからぬ素材な上に、何だか桃豹殿下のコスプレ失敗みたいな出来栄えだが…今宵のお耽美劇場は、へちゃむくれだの潰れ大福だのとバンコランに罵られるパ…
青い山影 霧の間に覗き清らな水 辺りの翠映し落つる滝 幾筋もの白糸外つ国の 絵巻にも似た此処には なき何処かの不思議な 夢の中の景色陽射しに 萎れる薔薇は最期…
鏡の向こうの自分の影こそが本当は実体なのだと知った時向こう側との境界はなくなり曖昧な空間を行き来し始めるみはるかす彼方のそらとうみ定かならぬ水平線のその先にあ…
冬眠 時々 ぱんごはん 皆さまくっそ寒うございまする。暑さ寒さに弱く、花粉飛び交う時期にも弱いビンボーハンボー教師桃豹、休みの日には「ぱ…
明智小五郎との出逢いは小5のときだったろうか。小4でアルセーヌ・ルパンシリーズ(勿論お子さま向け)読み始め、次いでシャーロック・ホームズ、エラリー・クイーン、…
麗しの五月には両手一杯の薔薇を抱えて貴女に届けようウィーンの五月象徴するピンクの薔薇は蕾解けるばがり紅薔薇白薔薇の間からちらりと覗くさま薄き花弁震わせ細き頸も…
萌え出る碧の間に間に咲き初めし花々は溢れ啼く鳥は木々に集まり其処此処にて春を奏で眠りと目覚め繰り返し季節を繋ぎ生命を繋ぎ暫し儚き夢を追いてはある筈もなき永遠信…
3月明け染める朝の光は常に不安な程に朱く目眩む圧倒的な力で容赦なく稜線を削る光と影を双肩に支え新旧の交代速やかに人統べる者の苦悩は微塵も外には出さず明日から仕…
2月凍てついた森を橇で駆け抜けると硝子細工のような樅の木の向こうにスイスブルーの空を映した湖が広がる光の加減と見る角度で変わりゆく風景同じ刻など二度とありはし…
1月 新年寿ぎ 前夜から花火が上がる季節の恵みの 美味しい林檎たち暖炉にかけた鍋で ぐつぐつ煮立ちバターと砂糖かけ 甘い香りたちこめて レーズンにシナモン 香…
療養休暇の率高い職業の桃豹年に3回の休暇(春休み 年末年始休暇 夏休み)をフル活用して充電(怠けまくり)に勤しむひきこもりおうちごはん派趣味の食う・寝る・遊ぶ…
#2023年のおみくじの結果は… あけましておめでとうございます!
🌹Frohes neues Jahr!🌹 💐Wir wünschen Ihnen ein erfolgreiches Jahr 2023! …
(ーー)アタマ、冴えてる!?いや、ウソやわ〜…すごい人って、ダレ?ダレでもえ〜わ例年通り、大掃除停滞により結構投げやりでありますww料理はえ〜ねんけど掃…
PANZABUROと歩くTOKYO OMOTESANDO&HARAJUKU 2022 その2
お空の色が紺青から藍に変わり、闇の帳か降りてくると、木々のイルミネーションの光が冴えてくる。流れる車のテールランプが美しく尾をひき、道に面したお店の中が魅惑的…
PANZABUROと歩くTOKYO OMOTESANDO&HARAJUKU 2022 その1
🎄MERRY🎄 CHRISTMAS!(ーー)…って、今更かい!?繁忙の荒波に揉まれておるうち左様なものは打ち過ぎにし時となれり…は〜い、皆さま、ぱん劇アイ…
今頃であるが、12/17(土)13:30予約にて、第4回目の新型コロナワクチン接種を済ませた。本当は案内が来てすぐに、夏休み利用して接種するつもりだったのだが…
本日はぱんさー学園のクリスマス会である。新型コロナ禍対策で、3年前から全校生徒参加はできなくなっている。文化祭みたいに実行委員が有志として募られ、企画&準備を…
ぱんざぶろー若君、12/15にて16歳におなり遊ばした。2006年、東京の大森生まれで、豹であるが戌年である。プロフィール詳細は、ぱんさー劇場making ぱ…
(ーー;)う〜んそれにしても、褒め言葉くれるのがどうして鹿なんだ!?馬とか鹿に言われると…おバカっぽいやないか!?…こんなひねくれた桃豹それでも…
若君は2006年生まれである。来たる12/15に御年16におなり遊ばす。(ーー)ん〜随分、長く一緒にいるよな〜。…って、16歳といったら、高1やん?迂闊な桃豹…
(ーー) え!?パワー放出?こんだけ忙しゅうてヨレヨレなのにそんなことしたらくたばってまうがな〜( TДT)…
教員は立ち仕事である。職員室に居るとき以外は、まず座ら(れ)ない。文化祭当日、8時半から17時あたりまで立ちっ放しで、座ったのはトイレに行った一回のみww…い…
11/26(土)朝、桃豹村を出たときは雨雲垂れ込めた曇天だった。…が、町田に到着したら…どしゃ降りである。おまけに降車の際に、飛び込んできた乗車客に体当たりさ…
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三人が寺に戻ると、丁度中食どきで炊出しの真っ最中だった。早くも子連れの母親や老人たちが並んでいる。銀角が両袖を奴凧のように広げて、はたはた振りながら戯けた。「…
崖に一番近い端の墓石の前に屈み込んでいた銀角が、頓狂な声を挙げた。「あれぇ!?このご仁のご命日は、宝永六年己丑(つちのとうし)睦月十日…犬公方様のご薨去と同日…
万福寺では朝から近在の家々の内儀たちが集まり、施餓鬼会の支度に取り掛かっていた。真言宗では他の宗派より供養の回数が多いのだが、何分物要りでもあるし、ころにゃん…
一年のうちでも特段暑い時期の盆の中日、そろそろ陽射しきつくなる頃、お館の奥まったお居間にて、桃豹殿と若君は対座して朝餉の真最中であった。それでなくとも煙たい存…
陽光に溶けそうな黄金の髪深い森映したような翠の瞳ケミカルレースの衣装纏いあえかな色の花々胸に抱き六月の花嫁は案外お茶目で芯が強いと知る者如何ほど 【最大半額セ…
本日は雛の節句である。姫君のご入輿から、はや5年。世間騒がせしころにゃん禍から、外歩きもままならぬ押しこめに等しき日々過ごされてはいるが…。元より若君姫君なる…
野に花々咲き乱る芳しき五月遥か地平線まで続く翠の絨毯点在する小さなマーガレット赤毛のアンを脇に携え往けば足下の絨毯ふうわり心地よく蜜蜂の羽音も然程気にならず鼻…
穀雨にそぼる 窓外の木々は靄に霞んで 現実味などなく額縁の中の 絵画にすら見え甘く哀しい ショパンの調べくぐもる音は 互いに共鳴しこんな日には 一層せつなくプ…
桃豹殿下シリーズ『オペラ座の怪人』のエリック。カレンダーには敢えて傷のない顔で登場。オペラ座の地下の湖にある隠れ家に棲まう、素晴らしい美声の持ち主。冷徹な人物…
粟飯原の家は鎌倉期に主君和田義盛の乱に伴い、当時の当主が討死した。その後、末裔が北条氏に仕え、かつての領地だった相模国相原より遠く離れた、別所あたりに住まうよ…
既に1月も終わり、2月も半ば近くで、今更だが…。遅れ馳せながら、恒例のコスプレカレンダー。過去画像も交えて、2ヶ月ずつアップしていこうと思う。まずは、『若君明…
あたり一面銀世界の週明け。しかし、ちっともロマンチックな気分になんかなれないのは、雪が大キライだからに他ならぬ。甲状腺機能低下になってからは、寒いのが辛くて堪…
右足小指骨折してから16日目の1/3、不信心モノの桃豹ではあるが、頑張って初詣に出かけてきた。新年になってから家から一歩も出てないと言って、ぱんさーママも同道…
大晦日の朝起きたら…我が家だけ、停電だった。メインブレーカーは落ちていないし、各々のブレーカーにも問題はない。(ーー)あ〜う〜外は雨で薄暗い。懐中電灯つけて、…
ビンボーハンボー教師桃豹、学習能力云々を言う立場にあるが…自分はど〜なんだいというと…大分ヤバイww勉強とかナニか覚えるとかはよいのだが、身体が覚えてないんか…
本日12/15はぱんざぶろー若君のお誕生日である。ぱんさー学園2年生と同い年の若君、17歳におなり遊ばした。ビンボーハンボー教師桃豹、いつもに増して霜月からず…
ふかぁい森に護られた翠の間を縫う浅瀬には浮きつ沈みつ両手挙げ揺蕩いながら流れゆく愛する父喪いて痛哭し哀れ狂いしおとめなり柩に手向ける為摘みしとりどりの草花散ら…
東欧のとある山にそびえたつ古城には、週末になると自家用セスナで城主がやってくる。既に世は封建時代にはあらねど、未だ各地に点在する所領からのあがりがあるお貴族さ…
ハロウィンがやってくる魔女のお供の黒猫は自慢の毛並み整えて特別な夜に備えてる漆黒に一番映える赤白いレース頸に巻き煌めく腕環に髪飾り ハロウィンがやってくる誰の…
読書の秋ということで、たまには格調高く、今宵は『十八史略』から拾い読みでもしようか。古代中国王朝である西周(せいしゅう:B.C.1045〜B.C.771)の滅…
ミステリ好きになったのは、小4のウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)との出会いがあったればこそである。お子さま版のミステリ小説全集の中に『アリス…
「探偵の真似事の次は、慈善事業でございますか?」桃豹殿下は侍従にお小言を食らっている真っ最中だった。シャニー伯爵が辞した後の昼下りである。一緒にお茶でもと誘っ…
物心つかぬうちから怪奇幻想的なものに何故か心惹かれ、幼稚園年少の頃には墓場散歩が日課だった。墓場を怖がるなんてことはなく、親近感覚える幼稚園児…、墓碑や墓石の…
硝子越しの西の空が少しずつ翳り、刻一刻と色を変えてゆく。先ほどまでカルロッタの喪服のスカートの襞に宿っていた光の粒は、見る間にその輪郭を曖昧にして消えてゆく。…
これは昔から伝わる関係者内の噂話パリオペラ座には亡霊が棲んでいて開演日には専用5番ボックス入りし灯りの届かぬ奥まった処に陣取って華やかな舞台を愉しんでゆくらし…
仏蘭西の至宝オペラ座にようこそ無数の瓦斯灯に一斉に光が灯るとクリスタルの煌きがゆらゆら瞬き暗闇に溶け込んでいた黄金が蘇る特等桟敷席の金の手摺に寄り添い時止めて…
階段の踊り場まで登りきった時、カルロッタははっと息を飲んだ。男が立っていたのである。逆光の中で、男のシルエットが無数の黄金の粒を浴びたように霞んで見えた。「…
デュ・バリー夫人は多くの書物で、下層階級出身者でありながらルイ15世の最晩年の愛妾に収まり、贅沢三昧に暮らした享楽的な悪女として位置づけられている。オーストリ…
埋葬を済ませた帰り道、カルロッタはマダム・ジリーたちと別れて、一人オペラ座に立ち寄った。落下したシャンデリアの残骸、潰れた客席の手摺や椅子は、全て撤去されてい…
春先は花粉症から体調崩すことが少なくない。ぱんさー日記紐解くと、風邪っぴきで寝込んでいる記事が矢鱈多く、桃豹=弱っちい=根性なしwwという図式が成り立つのも無…
トゥーサンから始まり翌日は死者の日の祈り祭壇を花で埋め尽くし薔薇窓から射す光仰ぎ逝きしひとに哀惜の涙捧げんとて聖堂に座し被昇天の聖母羨みても我身はこの地に繋が…
パリ・オペラ座のプリマドンナカルロッタは両眼に涙をいっぱいに溜め、怒りに肩を震わせていた。昨夜のシャンデリア落下事故でかけがえのない仲間を亡くしたからである。…
花の季節うち過ぎ束の間の秋到来し寒気はらんだ風が山に河に吹き抜け壁にタペストリー扉に衝立巡らせて窓には天鵞絨の帳冬支度抜かりなく客を迎えるために回廊にあかり灯…
ラ・コンテス・リュシエンヌ・ロクサーヌ・ドゥ・デスクリモン。 『瞬きの夢のかけら けぶる雨は銀の糸』に登場する伯爵夫人。ビンボーハンボー教師桃豹の脳内劇場に棲…
本日、春分の日。桃豹家では毎年恒例のおはぎをぺたぺた拵え、ランチ替わりにたらふく食し…、腹がくちくなって、昼寝までしてしまっ…
花ほころぶ春の日に泉に降る光は揺らぎ 硝子越しの陽斜めに白壁に明るい窓造り奥まった居間の卓の銀器や硝子にやどる回廊辿る先の扉出で花のトンネルを潜り秘密の花園忍…
よくわからんが、今日の運勢占ってみたマタタビ級?(=^・・^=)お財布から一万円札が発掘できるなんて如何にもウソくさ〜と思いながら玄関脇の食料庫漁ってみたら…
渡り廊下の連子窓は全て開け放たれている。山から吹きおろす風が竹の葉をさらさら鳴らし、泉水のせせらぎの音と入り交じる。案内の小坊主は曲り角でそっと後ろを振り返っ…
けだるい夏もはや過ぎ去り傾く陽が黄金に染まる季節澄みわたる空流れる雲速く季節のうつろいの何と疾き窓越しの光は日毎に色変え白を優しい琥珀に閉じ込め譜面台の曲浚う…
何時の日からだろうか時の刻む音 聴かなくなったのは硝子越しの光 雨に湿る庭露おく花々の薫り毎朝のお茶の味そんな何もかもが 現実感伴わずに 遠く遠く感じるように…