pleaseの役割は「お願い」について

電車の英語アナウンスに関するこちらの記事で、英語アナウンスで「please」の使い方がとても気になるというお話をしました。その中で、pleaseの役割は「お願い」であるというのが大原則、と書きました。このことについて少し追加の説明をしたいと思います。まず、こちらのOxfordDictionariesによる定義をベースにplease(adv.)の定義をまとめると：Usedinpoliterequestsorquestionsこれが大原則で、バリエーションとして以下が記載されています：-Usedtoaddurgencyandemotiontoarequest-Usedtoagreepolitelytoarequest-Usedinpoliteoremphaticacceptanceofanoffer-Usedtoa...pleaseの役割は「お願い」について

電車の英語アナウンスの「please」について

この夏から週一で電車で1.5時間ほど移動しています。使うのはJR山手線、京浜急行線、東急東横線などです。英語アナウンスで「ん？」と感じるものは多々あるのですが、これまでは長い間電車で移動することがほとんどなかったのでさほど気にしていませんでした。ところが30分以上連続して電車に乗り続けると英語アナウンスが何度も何度も繰り返し耳に入ってくるので、だんだんとストレスになってしまったのです。書きたいことは山ほどあるのですが、ごくごく基本的なことで今一番引っかかっているのが...「please」の使い方。私たち日本人は学校で「pleaseは命令形を丁寧にするためにつける」という指導を受けていることがよくあります。これはとっても誤解を生じやすい説明です。pleaseの代表的な役割はrequest。つまりお願い／リクエスト...電車の英語アナウンスの「please」について

外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード -6：1年前との違いに嬉しくなる

外資系企業にお勤めの生徒T.W.さんのエピソード。1／2／3／4／5の続きです。※T.W.さんの個人／企業名／業界などが特定されないよう、T.W.さんご自身でそこかしこにフェイクを入れてあります。T.W.というイニシャルもご本名とは異なります。ですので、事実をベースにしたフィクションとしてお読みください。グループ本社はアメリカなので、英語ごとき塾がイギリス英語に特化している部分については最初迷いました。でも、非英語圏の人によるイギリス式発音は北米の人ほど評価が高くなる傾向がある、と塾長があまりに強調するので信じてみました。いや～これは、事実でしたね。先日、本社から新任の副社長が来日したとき、挨拶する機会を得ました。名前と所属と担当を述べ、「Pleasuretomeetyou」と言っただけなのですが、これらは塾長...外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード-6：1年前との違いに嬉しくなる

外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード -5：役員に上達を褒められて調子に乗りました

外資系企業にお勤めの生徒T.W.さんのエピソード。1／2／3／4の続きです。※T.W.さんの個人／企業名／業界などが特定されないよう、T.W.さんご自身でそこかしこにフェイクを入れてあります。T.W.というイニシャルもご本名とは異なります。ですので、事実をベースにしたフィクションとしてお読みください。結局レッスンは最初の2ヶ月は週1以上伺いました。その後は月2回のペースで受講していますが、宿題も出していただいていますしデイリーレッスンもあるのでこのペースがちょうどよさそうに感じています。最初の2ヶ月で10回受講したことでイギリス式の発音を身につけることができたのは大きかったですね。発音練習そのものはすごく楽しく、体を動かすエクセサイズ気分でできたと思います。目の鱗が落ちるばかりでした。ただ、それなりに語彙力があ...外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード-5：役員に上達を褒められて調子に乗りました

外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード -4：指摘に凹む

外資系企業にお勤めの生徒T.W.さんのエピソード。1／2／3の続きです。※T.W.さんの個人／企業名／業界などが特定されないよう、T.W.さんご自身でそこかしこにフェイクを入れてあります。T.W.というイニシャルもご本名とは異なります。ですので、事実をベースにしたフィクションとしてお読みください。このようにいろいろ手を出して少し迷走しはじめていた頃、「英語ごとき塾」をネットで発見したのです。まずネーミングにやられましたね。「英語ごとき」。これ、常々感じていたことでしたから。バイリンガルのスタッフが来てからはジェラシーも手伝ってか（苦笑）ますます「英語ごときができるからって」という悔しさをかみしめていたのだと思います。一方で、その「英語ごとき」でこれほどまで追い込まれている自分自身に対しても、つくづく情けない思い...外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード-4：指摘に凹む

外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード -3：6ヶ月という期限を自分で切りました

外資系企業にお勤めの生徒T.W.さんのエピソード。1／2の続きです。※T.W.さんの個人／企業名／業界などが特定されないよう、T.W.さんご自身でそこかしこにフェイクを入れてあります。T.W.というイニシャルもご本名とは異なります。ですので、事実をベースにしたフィクションとしてお読みください。専門職で入ったにもかかわらず新人同然だったこの帰国子女スタッフにはかなりの教育が必要となり、思惑とは裏腹に大変な時間を取られるようになりました。翻訳ばかりを頼むこともできず、本人も「私は英語屋として入ったのではない」という態度で、ほとんど翻訳を頼むことはできませんでした。専門知識がないだけでなく、それ以前にバイリンガルのためか日本語のビジネス慣用表現に慣れていない節があり、また、顧客対応もどこかズレていてクレームが入ること...外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード-3：6ヶ月という期限を自分で切りました

外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード -2：帰国子女の中途採用スタッフが加わって...

外資系企業にお勤めの生徒T.W.さんのエピソード1の続きです。※T.W.さんの個人／企業名／業界などが特定されないよう、T.W.さんご自身でそこかしこにフェイクを入れてあります。T.W.というイニシャルもご本名とは異なります。ですので、事実をベースにしたフィクションとしてお読みください。英語スクールでのレッスンは、スクールで決まったテキストとカリキュラムを使いつつ、フリートークも少し織り交ぜたものでした。60分のうち、テキストでの勉強が50分、フリートークが10分という構成。テキストは中級者用で、読解や文法、ライティング、リスニングがバランス良く組み込まれていました。ときどきネイティブ講師が私の興味ありそうな雑誌の記事などを使ってくれたこともあります。レッスンは毎回「順調に」進行し、2年経った頃には「レベルアッ...外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード-2：帰国子女の中途採用スタッフが加わって...

外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード -1：仲良くなったネイティブ講師の日本語ばかりが上達...

およそ4ヶ月前にデイリーレッスンに登録してマンツーマンを定期的に受けているT.W,さんという生徒さんがいます。外資系企業にお勤めでとても忙しい方なのですが、非常に真面目に取り組んでらっしゃいます。T.W.さんはデイリーレッスンに申し込まれた際に詳しくこれまでご自身がどのように英語に取り組み、そして悩まれてきたかを説明してくださいました。また、折に触れて、レッスンの感想や、ご自身のお気持ち、進化の具合についてながーーーいお手紙（メール）をくださいます。文章にお人柄があふれていて、T.W.さんのように業務上「不本意に」英語が必要となってしまったというご事情ではない方でも、共感できる部分が多いと思います。このたびT.W.さんの了承を得て、そのほぼ全文をブログ記事として掲載させていただくことにいたしました。なお、T.W...外資系企業に勤めるT.W.さんのエピソード-1：仲良くなったネイティブ講師の日本語ばかりが上達...

オンラインレッスンにお勧めのヘッドセット

生徒さんからよく「お勧めのヘッドセットはありますか」という質問を受けます。最初は「なんでもよいですよ」と答えており、その通り大丈夫だったのですが、ある日問題が起こりました。私とのオンラインレッスンのために、とある大手メーカーのヘッドセット（5,000円相当）を新たに買った生徒さんがいらしたのですが、その生徒さんの声がこちらにほとんど聞こえてこないのです。ボリュームが小さいのではなく、大変不愉快な、不快な小音として伝わってきます。聞こえ方が変だということで、つまみを回してみたりパソコンの音声設定を見直してもらったり、いろいろやってみたのですがどうやっても改善しません。これはヘッドセットに問題があるとしか思えない...メーカーと型番を聞いたところ、大手の人気メーカーのものでした。「まさか初期不良...?」そこで、レ...オンラインレッスンにお勧めのヘッドセット

「遠回りで損をしたくない」が強すぎてなかなか英語をマスターできない

こんにちは、日々お疲れ様です。今日は、「英語をマスターしたい」という気持ちが強いにも関わらずなかなか思う通りにいかずに悩んでいる方にたまにみられる「ひとつのパターン」についてお話ししたいと思います。英語ごとき塾では、レッスンする際、生徒さんにかなり具体的な指示／宿題を出すことをとても大切にしています。生徒さん一人一人にはそれぞれ異なる持ち味や得意不得意がありますし、どれだけ時間が確保できるかなどの環境面の事情も様々です。これらに合わせて具体的な指示や宿題を出していきます。これが具体的であればあるほど、そしてそれを生徒さんが守れば守るほど、時間と労力の無駄を省けるように考えてあります。で、ですね。この指示や宿題をなかなか守らない人というのが必ずいらっしゃるわけです。もちろんいろいろな事情があって「単にできない」と...「遠回りで損をしたくない」が強すぎてなかなか英語をマスターできない