Experiment.XIV

赤と黒の部屋。 どんな人にも悪意は存在する。 それでも、悪意が表面にでないように、正しい生き方をしたいと思って行動するのが普通の人間。 抑えていた悪意が表...

レインコート着て出かけよう。

雨が降ってしまった。 楽しみにしていた太陽も顔を出さず、今日の空はグレー一色。 気分がグレーにならないように、ピンク色のレインコート着て出かけよう。 あな...

サヨナライツカ

上京して東京の会社で就職した。 寂しいのはいやだったからシェアハウスに住むことにした。 東京者は冷たく見えるけど、知り合った人はみな暖かかった。 会社の同...

冒険者たち。

さぁ一緒に外に出かけよう!! 可能性と不安の溢れる未来へ。 楽しいことばかりじゃない。 めげたり落ち込むこともあるかもしれない。 それでも、いろんな経験が...

ここから。 ～ from this place ～

まだ小学校の低学年の頃、祖母に連れられて清流へ行った。 図鑑に出てくるきれいな川に住む魚たちへの憧れから、祖母にお願いして釣りに行ったのだった。 狙いは鮎...

Snapshots

僕が撮る写真は作りこみした写真が少ない。 最初からイメージを作りこみ、1カットを突きつめて、最高の1枚を作り上げるような撮り方は、あまり楽しいと思わない...

夏のまぼろし

もしかしたら、まぼろしだったのかもしれない。 あれは8月の暑い日、めずらしく渓谷を撮りに行った時だった。 沢に降りた時、突然、彼女に声をかけられた。「私...

怪獣娘と冬の空

十代の女の子って怪獣みたいなもんだ・・・・そんな自分の一言から、この撮影をしようと思った。 なにが怪獣かというと、すべてにおいて可能性のパワーが違う。 ...

Sweet Thing

知らない土地。 知らない人たち。 風変りな建物。心地よい笑い声。そして、静寂。 窓越しに流れていくカラフルな緑と黄色。 いびつな建物を斜めに照らす陽のひ...

記憶の中の原風景

久しぶりに故郷を思い出す光景が目の前に広がっている。 トラクターの通る畑道、通学路の栗畑、鳴き止まない強力な蝉の声、小魚の遊ぶ小川、飛び込みを競う少年たち...

笑顔の在処

笑顔が苦手だ。どうやら自分は上手く笑えないらしい。 だまっていた方がいいとか、すましていた方がいいとか人に言われ続けて、次第に笑顔を見せることはなくなり、...

空を飛んだ日

子供の頃は、よく空を飛ぶ夢を見た。 ふわふわと浮かぶ雲の波間をすぅと静かに飛んで行けた。 成長して、部活に追われ、受験に追われ、毎日の慌ただしさに追われる...

古びたビルのある場所で

ある日曜日。 知人に頼まれて、お店への商品の搬入を受け取ることになった。 日替わりでいろんなお店が入るスペースで、いわゆる「貸店舗」というものだったの...

雨上がりの空に

紫陽花が咲いている頃だから、紫陽花通りに行こうとは思っていた。 去年も歩いたあの線路沿いの道を、青い紫陽花がたくさん咲いているあの道を歩くのだ。 この...

十六夜

なんとなくこの言葉が浮かんでしまった。 少し遅れてためらって出てくる月。 この写真は今から1年前に撮ったものだから、ずいぶん更新しなかったものになる。 ...