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あしたの景色 https://blog.goo.ne.jp/sidney2012

2012 5月に原発不明癌の宣告を受け、その後の検査で扁桃癌(咽頭癌)と判明

最初に検査をした病院で検査結果を聞いた際、医師から『アウトです!』 生存率はと尋ねると『ゼロです!』 外科手術の際、傷口はきれいに縫合できるでしょうか?の問いには、『自分は癌を治す専門医で美容外科じゃない!』 一度は手術の予約をしたが、セカンドオピニオンを受け、別の病院で7月に手術。8月より放射線治療を開始した。

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2012/09/01

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  • 新年を迎えるにあたり

    2012年5月、青天の霹靂とも言える癌の宣告を受け、手術~放射線治療~中断~再治療。最初に精密検査をした病院では<5年生存率ゼロ!>の宣告を受け、全てを受け入れた上でのセカンドオピニオン。見立て・治療方針は大きく異なり、ステージ4にもかかわらず「充分治ります」とのこと。最初の手術から5ヶ月、放射線治療の終了から2ヶ月半、未だ痛みと摂食障害による後遺症(副作用)は続くものの、ひとまず完治。先述の<5年生存率>も、主治医からは70%と、あと5回お正月を迎えられそうだ。70%(笑)お盆休みに帰省した妻の実家。これまで家族達には一切その事実を告げず、最後まで黙するつもりで接してきたが、とりあえず治ったこのお正月、「実は・・・だった。」と話そうと思う。告知以降、精神的に落ち込み、他人に言えなかった心の内を叫ぶ気持で始めた...新年を迎えるにあたり

  • 放射線治療の終了から一ヶ月経過

    時間の経過は早いもので、辛くてなかなか終わらなかった放射線治療が終わって、早一ヶ月。外出にはコートが必要な季節になった。さて、治療後の経過はというと、あまり芳しくない。先週末で麻薬系の痛み止めを終わり、ロキソニン・セルベックスに戻ったたが、痛み自体はそれほどひどくない。なによりも唾液が出ないことと味覚の障害が辛い。夜中に何度も起きてうがいをし、口内を潤す。朝イチには蒸気の吸飲で始まり、体調によって口から食べ物を摂取するが、ほんの一口だけ。茶碗に半分のお粥さえ食べることが出来ない。嚥下の際、喉に対した痛みは感じないが、唾液がでないせいか、味覚がおかしいせいか、噛んでも噛んでも食物がのどの奥に行かない。いつまでも舌の上で留まっている。それらを飲み込む際には水を一口含み、併せて一気に飲み込む。口に食べ物を入れた瞬間、...放射線治療の終了から一ヶ月経過

  • 放射線治療終了

    治療半ばで一度は中断した放射線治療もやっと終わった。思い起こせば強烈な痛みや激しい副作用に苦しみ、パニック状態での治療中断だったが、再開後は痛みに対する耐性(心身共に)ができたことで、思ったよりもあっけなく終わった感がある。今日以降は皮膚炎と口内炎が徐々に回復し、味覚も戻ってくるかも知れない。当分は胃瘻による注入食の世話になるが、月が変わる頃には口から食べることが出来ると嬉しい。最初の手術から数えて3ヶ月。妻やこども達、そしてペット達にも負担を強いてきた。ともすればイライラして八つ当たりをし、まるで自分ひとりだけが悲劇の主人公になってきた。昨年は娘の入院を経験した。この時は親としてサポートをする側だったが、その時よりは今回のほうがまだマシだ。幼い身体に点滴や酸素マスクが装備されている姿は二度と見たくない。今回、...放射線治療終了

  • 近況報告

    久しぶりの更新。2週間前に胃ろうの造設手術をして、1週間の入院を経て退院。放射線治療も終盤に入る。先週末で27回目が終わって残り6回となった。副作用の痛みは相変わらず酷くて痛み止めには麻薬系を使うが、その副作用で吐き気・眠気のひどい日が続く。一日の内、最も薬の影響を受けていない時間は寝起きから朝食(流動食だが)までの数時間。この間だけが気分爽快で、痛みさえなければこのまま仕事に行けそうなほどだ。流動食を注入後は麻薬系の痛み止め・胃酸を抑える薬・吐き気止めを始め、不定期でとんぷく(麻薬系痛み止め・不安の緩和剤・従来の痛み止め・胃薬)を服用する。最近では一日の大半を寝て(眠って)過ごすようになり、その為にブログの更新も滞りがちだ。ともあれ、残り6回。放射線治療が終わった後は、時間つぶしを兼ねて更新頻度が増えるかも知...近況報告

  • 放射線治療の副作用

    先週末は子供達と秋探しのドライブに行ってきた。場所は大阪と兵庫県の境、能勢町。黄金色に色づいた田んぼの畦道を歩くと、夏の名残のカエルやバッタ達が飛び跳ね子供達は大喜び。大阪市内では30度以上の気温が続くが、こちらでは27度前後で吹き抜ける風が心地良い。毎年同じ頃に同じような行動をするのだが、例年と大きく変わったことは家族の体力の変化。子供達は成長に伴い益々活動的になる反面、加齢と病気のせいで極端に体力の落ちた私。ふつうに歩いているときはいいのだが、しゃがんで立ち上がると100%立ち眩みをしてしまう。固形物を摂らずに液体ばかりの食事では体力もなく、体重は5kgも減ってしまった。少しでも多く食べ、せめて年齢相応の体力は維持したいのだが、どうしても固形物を食べることが出来ない。以前述べた唾液欠乏によるドライマウスと味...放射線治療の副作用

  • 遅すぎた決心

    結果は放射線治療の継続となった。これに至るまでの経緯は偏に私の身勝手だった。主治医・担当医に掛けた迷惑は当然ながら、家族に対しても振り回しっぱなしの10日間で、今更反省しても許されることではない。自分自身の死生観は普通の人から見ると普通ではなかった。<何がなんでも生きる><ボロボロになっても生きる>=かっこわるい自分ではそれが正しい。男らしいとも思っていた。社会や家族に対する責任の取り方も<こうあるべきだ>と身勝手な論理の下に自己満足をしていた。この10日間、家族・知己・医療関係者と何度も話をする機会を得た。病気に対して、傲慢もはったりも通用しないらしい。やっと学習したことは、どうせ苦しんで死ぬのなら、死ぬほど(私にとっては)苦しい治療をしてみようということだ。途中で中断したことは決して良い結果にはならないだろ...遅すぎた決心

  • 子に習う

    わがままと優柔不断で周囲に迷惑をかけっぱなしの状況が続いている。この先の方向について最終決断の日まであと二日(木曜日)残された選択肢は三つだ。まず、全ての治療を中断。or外科的手術によるリンパ節の摘出。or放射線治療の再開。(中断により、当初の計画よりも格段に根治率がさがる為、抗ガン剤による化学療法を併用)当初、もっとも効率の良い手段だと始めた放射線治療だが、癌細胞はさておき、放射線感受性の強すぎる私の身体と心。もしも再開しても、これまでの通院治療では無理だと宣告されてしまった。入院と胃瘻の設置は必須だそうだ。その際の入院期間は延べ2ヶ月以上で、放射線治療の終了後は他病院に移って、痛み止めとリハビリで一ヶ月以上の入院を要するだろうと。外科手術の場合は後遺症がある上に癌細胞の完全摘出は難しいという。そして、治療の...子に習う

  • 生きるも地獄、死ぬのも地獄

    放射線治療の中断から一週間が経過した。ドライマウス・味覚障害・口内炎の副作用は続くが、一週間前に比べると幾分緩和している。当初の副作用によるパニックが治まり、状況を客観的に見る余裕がでてきた。昨日はかかりつけ医の下へ近況報告に行った。副作用の辛さ、放射線治療中断のこと、終焉に向けての不安、一通り泣き言を聞いてもらい、私を取り巻く全ての状況を知った上でのアドバイス・叱責を受けた。そこで学んだことは、<楽には死ねない>という事実。今の治療から逃げ出し、一時的な機能回復を手に入れても、決して長続きするものではなく、近い将来、今以上に苦しむ終末期が訪れるという現実。進行癌の成長速度は私が考える以上に早く、通常の生活を続けることができるのは半年~1年程度だそうだ。もちろん個人差もあり、時期を特定できるものではないが、年齢...生きるも地獄、死ぬのも地獄

  • いのちの代償

    手術は予定通りの日程で行われ、術後の集中治療室で目覚める。恐る恐る右頸部に手をやると、傷がない!どうやら摘出した扁桃が原発と特定されたようだ。数あるオプションの中で、容姿の変貌が少なく、根治の可能性が高いところに落ち着いたようだ。<よし、まだ運がある、あとは放射線治療だけだ>心中、自分自身に言って聞かせた。これまでの人生は平穏ではなかった。50年以上も生きていれば色々ある。幾多の苦難もあった。それらを全て回避し今に至る。他人は私のことを悪運が強いと笑う。努力をし、その結果として手に入れた物は数多くある。他人は課程を見ずに結果だけを見る。それを運がイイと言う。それだけではないが、自分でも運がイイと思うことがある。これまでに不運を嘆いた記憶はない。そして今回もまた。癌にはなったが、このまま朽ち果てずにすんだと思った...いのちの代償

  • セカンドオピニオン 3

    さて、セカンドオピニオンと言っても十指に余る病院がある大阪。頭頸部癌で最も実績があるのは?まずはWebで調べる。数ある病院の中から、私の目に飛び込んだ某病院は自宅からすぐそばにあった。早速、資料を持って訪院、初診受付に行く。『紹介状はお持ちですか?』最初に書いてもらった紹介状は元の病院に返してしまったし、紹介状は無い。『本院は癌の専門業院ですので、紹介状のない患者は診察を受けることができません』どんなにお願いしても受け付けてもらえない。『紹介状を持ってくることができますか?』そこで考えついたのが、最初に診察をしてもらった知人の開業医。電話で事情を説明すると、書いてもらえることに。その旨を受付に伝えると、『それで大丈夫です。予約を受け付けます。ご希望の先生は?』『はい、○○先生に診ていただきたいのですが、』『では...セカンドオピニオン3

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