富士山の噴火による被害救済を、江戸に願い出ようとする名主たちの一行のその後も気になるところですが、これからの物語の展開のために資料収集をします。後のことも考え…
【5】健治は再び健治郎の夢を見ていた。代官たちや惣組(足軽)に従って街道を走っていた。息を切らせてようやく国府津村までたどりつくと、街道横の火山灰・砂に覆われ…
【4】その後も、余震は続いていた。テレビでは、福島第1原子力発電所の3号機、4号機に向けて自衛隊のヘリが水を落とす作戦を行っていた。しかし、もどかしいくらいに…
【3】ガタガタという音と、揺れる体で目が覚めた「また地震か・・・」ぼんやりとした意識の中で、重い瞼を持ち上げた。「大丈夫か健治郎」「兄者、しっかり」父と弟が覗…
新宿から抜ける道路は大渋滞だった。30メ―トル進むのに1時間はかかっただろう。歩いて帰宅するのであろう大勢のサラリ-マンやOLが歩道を黙々と歩いて車を追い越し…
美樹を迎えに行く車は水道道路を新宿に向かっていた。 思ったより道路は空いる。このまま順調なら15分あれば美樹の待つ新宿に着くだろう。だが、新宿方面から来る車は…
【1】黒い靄(もや)がかかったような薄暗い世界だった。深い眠りから醒めたときのような意識の混濁、側頭部に鈍痛があった。目をこすって周囲を見回すと、小屋の中だっ…
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