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俳人十湖讃歌 http://romance.cocolog-nifty.com/jyuco/

ブログの主役は江戸末期に静岡県浜松市に生まれ明治、大正時代を変人,変哲と言われながら,時代を駆け抜けた松島十湖である。その波乱に富んだエピソードを詠んだ俳句とともに紹介します。

静岡県浜松市天竜川の流域に生まれ,明治時代郡長、議員を努め地域に貢献,以後は俳人として名を残す。二宮尊徳の報徳思想を農業振興に取り入れ、俳句は芭蕉を尊敬し各地に門人を増やす。地域の寺社などには多くの句碑が今も残っている。

秋童子
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2012/08/13

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  • 姨捨紀行(15) 第355回

    社に着くと宿坊久山館の主人の案内で大玄関を通り、八畳間に案内された。 本館は風...

  • 姨捨紀行(14) 第354回

    後日談として温泉(現上山田ホテル)に今も残るとされる「延命の湯」の句碑は、この...

  • 姨捨紀行(13) 第353回

    待っていたかのように、同行の一人最年少の冬至庵閑里がはしゃぎ出した。「どちらへ...

  • 姨捨紀行(12) 第352回

    欽采の自宅更科庵に杖をとどめること数日、連歌を巻き、地元の俳人等と対吟を愉しん...

  • 姨捨紀行(11) 第351回

    十月十一日、信州へ旅立ってから早一ヶ月が過ぎようとしていた。 かねてから欽采が...

  • 姨捨紀行(10) 第350回

       今回の旅は、言うまでもなく欽采からの招待によるものだ。 招待の手紙には欽采...

  • 姨捨紀行(9) 第349回

    九月ニ十一日、十湖一行は埴科郡五加村瀨在周平宅に移動し腰を降ろした。 翌朝、瀨在...

  • 姨捨紀行(8) 第348回

       長野駅に降り立った一行は早速、善光寺を目指して歩き始めた。 今晩の宿は、そ...

  • 姨捨紀行(7) 第347回

    「千枚田の向こうに広がるのが善光寺平で、武田と上杉の川中島の合戦の場だったんです...

  • 姨捨紀行(6) 第346回

    再び列車は下り、姥捨駅に着いたころには陽が沈みつつあり、代わって上弦の月が東の...

  • 姨捨紀行(5) 第345回

    なかなか立派な門構えである。十湖の住む中善地の村にはこんなでかい家はない。 門...

  • 姨捨紀行(4) 第344回

    十湖は小諸駅で下車し馬車で湖畔の鷹野宅に向かおうとするが、列車の旅は常に酒が付...

  • 姨捨紀行(3) 第343回

    高橋社長のところで数日泊っていたが、ある朝十湖は帰り支度を整えた。「高橋君、せ...

  • 姨捨紀行(2) 第342回

    今回は言うまでもなく吟行行脚である。 長野方面をめざし招待してくれた俳人仲間の...

  • 姨捨紀行(1) 第341回

    このところ十湖の毎朝の習慣は、庭の四つ目垣に絡む朝顔が徐々に蕾を付け始めるのを...

  • 息子の戦死(6) 第340回

    十湖にとって近藤登之助こと次男藤吉の死は、あまりにも衝撃的であった。 口では誉...

  • 息子の戦死(5) 第339回

    九月十七日夜、十湖は同吟会主催の連歌会に出席した。「宗匠久しぶりだ。ますます元...

  • 息子の戦死(4) 第338回

       それから程なくして、十湖は一風変った行事を思い付いた。 定例句会の準備のた...

  • 息子の戦死(3) 第337回

    「手紙の最後に俳句が添えられているぞ。やっぱりわが子だ。野戦でも風流の道は忘れて...

  • 息子の戦死(2) 第336回

      鷹野つぎの「娘と時代」の一節「日露戦争」はさらに続けて女学校生活を綴っている...

  • 息子の戦死(1) 第335回

    明治二十七年に開戦した日清戦争が翌年四月に勝利すると、日本はさらに軍備を拡張し...

  • 交友録めも 七十二峰庵隨處

    七十二峰庵 大木隨處(おおきずいしょ)本名 大木久一郎(明治5.1.16~昭和...

  • 活命料(8) 第334回

    十湖は二人のやりとりを聞きながら、この二人仲がいいなと少しやきもちを感じた。「...

  • 活命料(7) 第333回

    一台の人力車と荷を積んだ大八車が玄関に横付けされた。「何事か」 十湖はそう云う...

  • 活命料(6) 第332回

    十湖宅では郵便物を一日三回、妻佐乃の指示で弟子らが郵便局に取りに行く。「すみませ...

  • 活命料(5) 第331回

    尾張の知多郡加木屋町宗匠久野襦鶴が十湖からの手紙を開封していた。 ――またま...

  • 活命料(4) 第330回

    もういいじゃありませんか。猫の手も借りたいくらいですから。この場での議論はやめ...

  • 活命料(3) 第329回

    「もう一つの清貧とは?」「赤貧とは反対に、常によく働き公共等のために尽くし、毎日...

  • 活命料(2) 第328回

    「こちらは俳誌に掲載する広告文です」 随處が筆書きの文を大事そうに手にとって十湖...

  • 活命料(1) 第327回

    明治三十四年十一月十二日、二俣紛争の仲裁で庵を離れていた十湖は、2ヶ月ぶりに我...

  • 女流俳人蓮台の辞世の句

    梅雨の晴れ間をぬってこの日、二俣騒動である南北紛争の仲介に一役買った地元の女流...

  • 十湖交友録めも 烏帽子園蓮台

    俳号 烏帽子園蓮台本名 大隅みね(昭和6年4月没90歳)    出身 現浜松市天...

  • 二俣騒動(11) 第326回

    翌三日、二俣町が平和回復大祝賀会を開催した。 二俣小学校庭へ郡長・郡会議員・調...

  • 二俣騒動(10) 第325回

    二俣川沿いの宿に寝泊りして幾日が経っただろうか。 夕暮れが近づくにつれ、もやも...

  • 二俣騒動(9) 第324回

      議会はもめるだけで結論が出せず、町長は議長の職権で強行採決を図り、五対三(議...

  • 二俣騒動(8) 第323回

      蓮台とは子供のときからの知り合いである。今回の学校土地問題でも蓮台と同様北部...

  • 二俣騒動(7) 第322回

     句会の帰りは月が足下を照らし、灯はなくても歩けそうだ。久しぶりに酔った十湖にと...

  • 二俣騒動(6) 第321回

    同じ頃二俣町内の街道筋は、数軒の居酒屋が軒を並べ提灯に明かりを点け始めていた。...

  • 二俣騒動(5) 第320回

    そのまま滞在し月が変わり、再び蓮台らを伴って各方面の話を聞いてまわったが、まっ...

  • 二俣騒動(4) 第319回

    それで校舎を増築するのか、移転するのか、という問題に発展したというわけか」「町と...

  • 二俣騒動(3) 第318回

    庫裏に案内され、和尚から事の経緯が詳しく説明された。 蓮台に十湖を迎えに行かせ...

  • 二俣騒動(2) 第317回

    蓮台から言われるまでもなく、十湖は二俣で起こっている事態は十分察知していた。「...

  • 二俣騒動(1)第316回

    天竜川の支流にあたる二俣川の河川敷には、折からの朝靄が寒煙迷離のごとく寂しくた...

  • タイトル「山水」

    作者欣采による画である。大正12年に画かれたものだが、横の額絵は珍しい。ほかに「...

  • 東北漫遊(11) 第315回 帰庵

    後で知ったことだが、白木屋には実業家鈴木藤三郎から滞在費として一千円の仕送りが...

  • 東北漫遊(10) 第314回 十湖素裸体になる

    老墓守は年のせいで墓の掃除もままならないと言いたいらしい。 しばらくは三人揃っ...

  • 東北漫遊(9) 第313回 子平墓前

    翌日は仙台一の料理店對橋楼で書画会が催され、十湖が招待を受けて出かける事になっ...

  • 東北漫遊(8) 第312回 毒舌説法

    十湖は酒を追加注文し、飲みだしては、またしても気炎を吐き始めた。 矛先は青木画...

  • 東北漫遊(7) 第311回 仙台

    翌日は白木屋の言葉に甘えて予定を変更し松島へ向かう。 松島観月楼に三日間滞在し...

  • 東北漫遊(6) 第310回

    (6)宇都宮「明日からの行程ですが、一応確認をしておきたいと思います。社の方で示...

  • 東北漫遊(5) 第309回 談合

    十湖は、藤三郎には句碑のほか二宮尊徳生誕の地の樟苗百株、観音菩薩の石像一体、自...

  • 東北漫遊(4) 第308回 藤三郎私邸

    東京で泊まって三日目、鈴木藤三郎私邸での新築祝式に出席した。 さすがに出世し...

  • 東北漫遊(3) 第307回 鈴木藤三郎

    東京駅に降り立つと、背広姿の鈴木藤三郎が改札口で手を振っている。鼻の下のなまず...

  • 東北漫遊(2) 第306回 車上の人

    間もなく町家が切れた辺りで、それまで話しかけていた十湖の口が、急にへの字に曲が...

  • 東北漫遊(1) 第305回 出立

    群長の職を辞して以来19年の歳月が流れていた。 五十三歳になった十湖は、地方...

  • タイトル「花鳥粉本」

    3月のタイトルの画は「花鳥粉本」昭和3年の作品である。 長さ15mの巻物で3...

  • 月と梅

    2月のタイトルバーナーは瀬在欽采画伯の「月と梅」である。 欄間額24×120...

  • タイトルバーナー画の紹介

    タイトル画は十湖の門人であり、画人である瀬在欽采画伯の作品である。 明治38...

  • 十湖池ふたたび

    2月9日付けの中日新聞夕刊「この地に名あり」の連載記事で、浜松市東区の十湖池(...

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