フィリップ・K・ディックの小説『ヴァリス』(VALIS)について、あれこれ考えるブログです。
・『ヴァリス』の作者フィリップ・K・ディック関連の未邦訳文書をいくつか翻訳(試訳)してアップしていく予定です。 ・『ヴァリス』をより深く理解するために必要な思想・哲学の勉強の記録、考察などをアップしていく予定です。
方針転換を機にブログを引っ越すことにしました。引っ越し先でも何卒よろしくお願いいたします。新しいブログURLは次のとおりです。http://d.hatena.ne.jp/rhipidon/
※別途断りがない場合は、括弧内のページ数は、フィリップ・K・ディック(大瀧啓裕訳)『ヴァリス』創元SF文庫に拠ります。※聖書からの引用は、口語訳『聖書』日本聖書協会に拠ります。前回、及びその補足において私は〈ディック神学〉とファット神学は区別できるのでは
【警告】ネタバレが激しくあります。前回のエントリーで私は『ヴァリス』には2つの神学が見出されるのではないかという仮説、二重神学仮説のようなものを提案しました。ところで、東浩紀氏は「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」(『情報環境論集』、講談社所収)のな
【警告】ネタバレが激しくあります。※括弧内のページ数は、フィリップ・K・ディック(大瀧啓裕訳)『ヴァリス』創元SF文庫に拠ります。※このエントリーに記すこと(とりわけ末尾の仮説)は、私の現段階での理解を整理して置く ための暫定的な性格のものです。『ヴァリス
1974年にフィリップ・K・ディックがした一連の「神秘体験」通称「2-3-74」(1974年2月・3月という意味)について知っておくことは『ヴァリス』を読むうえで重要です。ところで、ある、年譜には次のような記述があります。1974:2月から3月にかけて神秘
私はディックの『ヴァリス』という小説の要約(あらすじを書くこと)が困難であると考えており、そもそも拙ブログの目的の1つは最終的に私なりの要約およびあらすじを構成するための予備的作業をすることにあります。とはいえ、『ヴァリス』のことを知らない読者のために、
Gabriel Mckee, PINK BEAMS OF LIGHT FROM THE GOD IN THE GUTTER The Science-Fictional Religion of Philip K.Dick, UNIVERSITY PRESS OF AMERICA (8月3日~8月5日読書)私が知る限り未邦訳ですが、良書です。タイトルは直訳すると『溝の神から照射されるピンク色の光線
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