世間を父を母を憎みたかったいっそ狂いたかったでも無意識の底から愛してる という感情が湧き上がって来るそれを否定することはできない愛してる を今までずっと地の果てに埋めて来た分だけ愛してる がわたしの生きる邪魔をする苦しいよ切ないよ愛してなんかいない愛してなんかでもほんとは愛してる憎み切れないこの思いを夜空に散りばめ震えながら歩いてる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#自作詩#ポエム#心...
孤独な女のネガティブポエトリー
悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)
ぽつん静寂の中で水道の蛇口から 水滴が落ちる音ぽつん寒さの涙雨が軒先から 落ちる音ぽつん都会の片隅でひとりぼっちの音ぽつんこの身が闇の中へひとり 落ちて行く音ぽつん誰にも 聞こえない私の涙が 落ちる音夜と朝の区別も つかなくなってひとりで過ごす ひとりの音は微かなのに この耳に 激しく響くぽつんぽつんと次々に響く#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
人は大金をかけてつくった遊園地を夢の世界と呼ぶわたしはそんなところに夢を見ないわたしの夢は隠微な夜苦くて甘い一瞬のきらめき光に照らされた遠い過去抱いても抱いてもこぼれて消える悦びの華残酷な日常はいつ終わる?無限につづくなぜの問い#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
電車の中風が強くてどこ行きかわからないまま空いてたから乗り込んだ天国行きか地獄行きかこの際もうどっちでもいい気がして天国行きなら束の間で日常という地獄にすぐにUターンさせられる地獄行きなら別の現実を見せられるだけだだったらべつにどっちでもいい天国行きでも地獄行きでもどっちでもこんな言葉遊びをしてる間にも天国と地獄の狭間でまた苦しみを1から数え直しながら虚ろな明るい瞳を保とうとしてる#ネガティブのま...
苦しみだけで 紡ぐ人生悲しみだけで 紡ぐ人生幸せも楽しみもない私は苦しむために生まれて来た悲しむために生まれて来たいつから紡ぎ方を間違えてしまったの?幸せの糸で人生を 紡ごうとしてたはずなのにいつの間にか悲しみや苦しみの糸で自分の人生を 紡いでいた悲しみ色の織物が苦しみ色の織物が何十枚何百枚と 出来上がった苦しみは 私の代名詞悲しみは 私の代名詞私はこれからも苦しみつづける悲しみつづけるもしかした...
わたしは白日夢を 見に行く夢を見られなくなったわたしはお金を払って夢を買うそれは束の間の夢まぼろし束の間の至福すぐに残酷なだけの日常が戻って来るとわかっていてそれでもわたしは夢を買う束の間の至福をきっといつまでも引きずるだろうとわかっていてそれでもわたしは夢を買う束の間の夢まぼろしは麻薬のようにわたしの心を蝕むだろうとわかっていてそれでもわたしは夢を買う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩...
私に届く 何通ものメールはその殆ど全てがただの広告でそれが 忌々しくて片っ端から削除するあれやこれやの支払いを済ませては通帳の残高に 眩暈を起こすそれしかない日常の背後に常に流れているのは死もう死にたい と思う気持ちは煩わしい日常のひとつとして常に流れている毎日毎日家事をするのと同じ常に死が流れているあの空に死を見て足元の小さな花に死を見て散らかった部屋に死を見て万物に死を見つめる日々こんなつまら...
毎回 薬の束を広げて長過ぎる 余命の日々を一包一包 数えてるあと何日か何百日か何千日かも わからない果てしなく長い長い 余命賽の河原でひとつ積んでは父のためふたつ積んでは母のためと 積み石をしても欲望という名の鬼に崩されるその度にまた一個目から数えては 積み直す永遠に終わらない 積み石はまるで私の生活そのもの崩されても崩されても薬の数を数え積み石の数を数えるだけの私の毎日#ネガティブのままでいい#シ...
ごめんなさいすみません私は いつも謝ってばかりいる見知らぬ人と ぶつかってごめんなさい自転車で お見合いになってごめんなさいそんなお互い様の出来事なのに私のほうが いつも謝っている生きていてごめんなさいこの世界に いてごめんなさいごめんなさいだらけの人生生まれてすいません太宰の名言自己否定存在の 不確かさ夕暮れ冬空孤独の 足音#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
被害妄想に 耽っては身投げでも するようにベッドに飛び込み眠りに落ちるのを ただ 待つだけの日々この捻じ曲がった 心を治したいと思うけどこの 心はもの心ついた頃からもう 捻じ曲がってた捻じ曲がったことに気づかずに歩いて行ったその先は道なき道の闇の中妄想と現実の区別さえ つかなくなって道なき道の闇の中手探りで必死で歩いたけもの道足は 血まみれそれでも 歩いたけもの道歩くことに 疲れ果てやがて 私は闇...
まいにち まいにち死んでいくわたしの中の大事なものがいくつも いくつも死んでいくひろっても ひろっても死んだものは わたしの心にもどってこない大事なものは思い出か未来か 過去かきらめく夢か大事なものってなんだったのかそれすら すっかり忘れ果て惰性 という名のかわいた たましい長すぎる 尻尾のようにもてあましまいとし 遠くに春を 見て大事なものが これ以上死なないように胸 おさえる#ネガティブのまま...
私は いつも過去の 私になって貴女や 貴方と対話する過去の 私や貴女や 貴方は元気で若くて生き生きと 遊び夢を 語り未来を 語った何の根拠もなく未来は明るいと 信じてた私は 現在(いま)を生きられないだって現在は もう過去の あなたたちはいないから世代は うつろい過去のあなたたちが現在を 生きて妻となり 夫となり親となっても私だけが置いてけぼり現在を生きるあなたたちに過去の私が何を 語りかけてもも...
絶望の闇に 見えるのは遠く 遠くに行ってしまったあなたのあの 暖かな胸このつまらない人生を紡いで途切れがちになった記憶の糸絶望という名の日常希望 とかいうものを持ったことがないからその意味を知らない知りたいとも 思わない絶望しきってしまえたらきっと 楽になれるのに欲深い わたしはまだ このつまらない人生をちゃんとあきらめきれずにもがくから 苦しいのだろう絶望しきってしまえたらその先には きっと光が...
まるで 眠剤を飲んだ翌日のように私は あちこちぶつかりながら歩くひとりぼっちを 引きずってこれからの 季節どんどん ひとりぼっちになるあなたがいた頃は暖かかったあんなに暖め合っていたのにいつしかあなたと傷つけ合うようになったやがて別れがやって来たあれから何年経っても私はあなたを思い出す思い出す度まだ癒えていない傷が痛む暖め合っていた頃を思い出せないのが切なくて忘れたい忘れたくない思いが交錯するなら...
厚い雲が空に 広がっている明日は また空が 泣くのだろううつの風に 吹かれる不安の血が体中を巡る悲しみは胸の奥に封印して無理に明るく振る舞う私は まるでかくれんぼした子どものように泣き場所 探して街を さまよう心に土砂降りの 雨が降ると余計に前が見えなくなる泣きたいときはどこでだって泣けばいいのに泣けるだけ泣いたら心もきっと少しは晴れるのに台風一過の朝のように#ネガティブのままでいい#シニア女性#現...
冬の ため息は窓を 白く染めて涙みたいに結露を ぽたりと落としてる若さは過ぎ去ってから 気づく最高の 贅沢生き生きとした若者たちを 真ん中に 見てまたため息を ひとつ私は 世界の 隅っこでうつを 叫ぶ煙草とコーヒーと薬は私の 大事なおともだち遺言を書いても誰にも読まれることはない無縁仏上等この先の長く 続いてくだけの 終らない 時間をただ 過ごすくらいなら孤独死上等遺影の写真は何を 語りかけても笑...
カーテンを開けるときまた今日が始まるのかとその手が 重たくなるカーテンを閉めるときまた長い夜が始まるのかとやっぱりその手が 重たくなる季節の繰り言の中でうわ言のような生活の中で私は自分を 見失うどこにいるの?わたし日の差し込まない 闇の中息を潜めて 暮らしていると自分が どこにいるかもわからなくなる冷気に 頬を撫でられると冷たいけれど自分が生きてることを思い出す頭に痛みが走るともがくけれど自分が生...
煙草を吸うとけむりが 鼻から抜けて行くのと一緒に自分の魂まで 抜けて行くようだそう思いながらも私は 二本目の煙草に火をつけている魂 抜けてどこへ行く?誰も知らない遠くへ行く真冬の死人の肌のような 冷気が顔に 吹きつける寒いというだけで冷たくて 悲しくて私も 死人になったようで吐く息の 僅かな暖かさで生きていることに 気づくああ 私も生きていたんだと街が暗くなるのが飛ぶ鳥のように 速くて怖い夜になっ...
西日が 差し込む部屋光りのシャワーはひとりぼっちを 照らしてる暖かいはずの光が痛い部屋中がひとりぼっちで満ちているベッドの上も ソファの上も 明るく 眩しくひとりぼっちを 照らしてる何があっても ひとりぼっちひとりぼっちで何でも考え何でも決めてひとりぼっちで 行動するひとりぼっちで考えることには限界があると知っていてひとりぼっちで考えるしかない光りのシャワーはそんな私のひとりぼっちを 照らしてるい...
生きてることも 忘れ果てそれが何かも 考えずただ失った子に 会いたいと泣き木枯らしの中 歩いてる木枯らしは私を いたぶりどうあがいても 寒空の下何も見ないで 歩くしかない眠れぬ長い 夜の中膝を抱えて 堪え忍びあちらこちらに ぶつかりながら傷だらけでも 歩いてる傷を 癒やす人もなく血が流れても 放置してビルは見えても 足元見えず意味もわからず 歩いてる誰か教えて歩く 意味を誰か教えて私の 罪をどうか...
朝の陽は私の部屋に 差し込まないから時の流れが わからない時の流れに 逆らって過去に戻るセピアの景色に鮮やかな 色が戻ってこの唇も 赤くなる赤き唇で 私は歌った遥かな夢の歌 未来の歌を飽きることなく生き生きと愚かな私はお伽話がこの世にも 転がってると錯覚してた陽は私の夢を 照らし星は私の未来を 輝かせる赤き唇 あなたと重ね二人の宴に酔いしれた あの日々が蘇る気がつけば唇は褪せていた夢破れて 暗がり...
巡る季節は私を無視する太陽は私を無視して昇っては沈んでく不安という白い呼気が私の行く手を 妨げる107歩で 終わらないグリーンマイルを私は いつも歩いてるあと何歩で 終わるのかそれが知りたいのに不安という 白い呼気に街中が 包まれるどこを どう歩けば良いのか私は いつも迷い人迷い人は目的地を持てないただ 徒に歩いて疲れ果てるだけ誰か 私の手を引いてこの 長いグリーンマイルをどうか 終わらせて#ネガ...
二人の人生を私は 歩いたことがないひとりで ひとつの人生をいつもいつも 歩いてる出会う人は いても皆 人生の通過者だ桜が 舞っても一緒に 見る人は いない夏の 海を一緒に 眺める人は いない木の葉が 散っても肩 寄せ合う人はいない雪が 降っても傘を さしかけてくれる人はいない太陽が 昇る度に苦しみは 増えて行くばかり痛いよ毎日 夜を待っているよあと何回 桜が舞ったら私は ひとりじゃなくなるんだ...
幼い日母の陰に隠れて月を見上げた上目遣いにものを見るのは私の癖で母によく「ナレイはいつも上目遣いね」と言われてた怖くて真っ直ぐには見られなかったの理想 という呪縛の中で失敗だらけの私は罪びとだったの罪びとにも空だけは公平に広がっていると知って夜空の月の行方を追ったの広がる星座に自分を 重ねて星から星へ 線を描いてひとつひとつ理想の自分を紡いでいたの今夜も月が私を見下ろしている私は幼い頃のままの上目...
私の心はもう劣化してるあちこち錆びてなかなか動かせなくて放置された自転車みたいにずっと置きっ放しにされている部品もなくなっているこの心の穴が 痛むだから私は 私の部品を探す古いから 見つからない部品が揃ってなきゃ自転車は動かない探しても探しても見つからない私の部品欠如の痛み心の穴どんなに磨いても修理しても劣化した心はもう新品には戻れない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
また ひとつ大事なものを自らの手で 捨てました大事に思えば 思うほどそれは 刃となって 返って来て私の胸に 刺さるからこの部屋は悲しみと 痛みのため息でいっぱいになっていますなぜこんなにも 大事なのにそれはいつも刃となってしまうの?それはきっと大事なものを大事にし過ぎて壊してしまうから壊れたその破片が胸に 突き刺さるから一枚 また一枚と葉を落とす真冬の はだか木のように大事なものをひとつずつ捨てる...
幻想が 大き過ぎると現実は ただただ苦しみ色 一色になるそんなもの捨てればいいと言われても長い 長い時間をかけて幻想は腫瘍のようにこの体に 巣食っているから捨てられない幻想という 腫瘍にメスを入れて 摘出したら私が 私でなくなりそうで怖くて腫瘍が 暴れる度に体に激しい痛みを覚えながら胸を抑えて 蹲る現実と幻想との狭間でもがく私は余りに 愚かで余りに 俗物だって現実なんて本当はそんなに怖い世界じゃな...
現実と 非現実の世界を行きつ戻りつ しているとときどきどっちが現実でどっちが非現実か わからなくなる死を 強く思い生を 強く思っているとときどき死んでいるのか生きているのかわからなくなるまるで成仏できない 亡者もう 何十年も前からアンビバレントに悩まされダブルバインドに引き裂かれた私の心は行き場を失い渡り鳥の列に着いて行けなくなった鳥のようにたったひとりで路地裏の 寒さに震える路地裏から 見る朝の...
ひとりでいたいでも誰かと一緒に過ごしたい矛盾に ねじれた心で見上げる 空には主観 というフィルターがかかってしまう空の青を邪魔する厚い雲のように本当の青が 見えないねじれた心で見上げる 空の青は本当の 青じゃないねじれた心で見上げる 星は本当の 星じゃない真っ直ぐな心で見上げる空はきっと本当の青私は見たい本当の空の青を私は見たい本当に 輝く星を真っ直ぐな心で生きた世界を私は見たい#ネガティブのまま...
晴れのち 不安曇りときどき うつ雨一時 怒りわたしの感情天気予報はわたし自身にもできなくてだから明日がわからない急に悲しみに襲われて嗚咽したりふと些末なことがたまらなく苦しくなったり煙草と珈琲と涙だけで凌ぐ孤独終わらない日常#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
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世間を父を母を憎みたかったいっそ狂いたかったでも無意識の底から愛してる という感情が湧き上がって来るそれを否定することはできない愛してる を今までずっと地の果てに埋めて来た分だけ愛してる がわたしの生きる邪魔をする苦しいよ切ないよ愛してなんかいない愛してなんかでもほんとは愛してる憎み切れないこの思いを夜空に散りばめ震えながら歩いてる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#自作詩#ポエム#心...
わたしの心が 昨日 活字に殺された噴き出る汗は血の証#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
宵の街わたしの心は夢のあと何もかも失ってあとはただわたしの中の赤い流れが青くなるのを待つばかりこの体を手放して楽になる日を指折り数えて待っているあなたと抱き合ったあの夜も互いの涙を拭ったあの日々も遠く記憶の彼方へ消えてひとりただ いなくなる日を待っている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
醜さも愚かさも何もかも抱きしめて生きる美しさや賢さなら簡単に受け容れることができるけど汚いものを全部抱きしめてあげられたらその世界観は誰とでも交わることができるものそれは究極の優しさ深い海のような本物の美しさ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
ずっとずっと泣き濡れていたあなたに存分に泣いていいんだよと言ったら泣きながら笑ったあなた涙に濡れた笑顔が朝陽と一緒に輝いた#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
綺麗よそう言ってもらっただけで明日もまた一日生きて行けそうな気がするたったそのひと言だけで#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
大人の顔をしなくてはならないのが苦しい子どものわたしが泣きやまないもっともっと自分を愛してあげれば良かったのに「お母さん 死なないで」それがわたしの口癖だったなのにお母さんは突如あの空に 消えた後悔が押し寄せるばかりで大人のわたしはまだ悲しむことができない子どものわたしもショックで固まっていたただ小さな手を硬く握りしめて息もできずに#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
丁寧に丹念に植物を育てるように言葉の欠片を大事に紡いで温めて水をやり丁寧に育てるなのにわたしの言葉はいつも陽に当たることなく死んでいくだけ人が毎日死ぬように言葉が毎日死んでいく愛する思いを苦悩の日々を言葉にしてこんなに丹念に紡いでいるのにわたしの言葉は死んでいくけれども いつかわたしの言葉が息を吹き返してくれると信じてるまるで春の息吹きのように#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲...
他人の人生いつも指をくわえて見るわたし隣りの芝生は青く見えるというけれど隣りの芝生は本当に青いの荒れ野みたいな人生しか持たぬわたしにとってはもっとちゃんと自分を抱きしめてあげたらわたしの芝生も青くなるんだろうか無情なまでの空の青と悲痛なまでの雲の白が今日もわたしの目に刺さる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
いつも変わらないはずのあの青い空が燃え盛りいつも変わらないはずのこの大地が炭と化した遠い過去のことと言わないで昔々のおとぎ話みたいな美談にしないでひとつひとつの魂が炎のような血を流しひとつひとつの魂が沢山の涙を飲み込んだまま海を赤く染めたあの日々のことをその歴史の延長線上に私たちのいのちがあることを忘れないで無数の死が私たちを生かしていることをどうか忘れないで今年もまた夏が来る#ネガティブのままで...
いっそ狂ってしまえたらどんなに楽だったろういっそ世の中を恨めたらどんなに楽だったろうでも頭の中はいつもクリアで何も世の中のせいにできないだからこの苦しみ全部抱えてすっかり筋力が落ちて細いだけの足を震わせながらでもひとりで歩くしかなくて悲しいのは全部自分のせいだとわかってるから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ#苦しみ...
人は所詮One of them に過ぎないのさ元々特別なOnly one?それを合理化と呼ぶOne of themという無名の闇に埋もれて自分の名前も帰る家さえ忘れ果てエキストラみたいな人生を生きるけれど足元の花がふと色鮮やかに映るようにOne od themにもそれぞれの長い歴史があってOnly oneにならなくても輝ける毎年桜の便りの下で幾つもの小さな蕾が花開くように#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
わたしはわたしの物語を生きて来た苦しくて苦しくて堪え難いばかりのストーリーならハッピーエンドの展開になるでもそれはフィクションの世界の話でノンフィクションの世界ではバッドエンドが待っている気がして怖いいいえハッピーエンドになるかバッドエンドになるかはわたしの生き方次第どんなに苦しくてもこの血肉が悲鳴をあげても物語はいくらでもハッピーエンドに塗り替えられるがんばれ わたし嫌いな言葉を敢えて自分に課せ...
あなたは喜んでくれたでしょう?わたしの小さな決意をあなたは叱ってくれたでしょう?わたしの我が儘をあなたは寄り添ってくれたでしょう?わたしの苦しみにあなたは見守ってくれたこんなささやかなわたしをわたしが転んでも失敗しても決して手を出さず自力で起き上がるまでただ見守ってくれたそれこそが本物の見守りと知ったあの日々#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
忘れられないあなたの海に溺れて酔いしれた日々をわたしはいつもあなたの背中の潮が満ちるのを待って喜んで沈んで行った忘れられないあなたの口からぽろぽろときらきらと零れた言葉の宝石をそれがあなたの海の底に落ちてしまう前にわたしは急いで両手でかき集め大事に大事に宝石箱に納めたあなたの背中にいつも広がっていた 紺碧の海が恋しい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる...
ひと粒の涙が青い言葉になるひと夜の苦しみが赤い言葉になる一日の憂いが白い言葉になる悲しみが深ければ深いほど言葉たちが溢れるそうやってわたしは夜ごとこの感情を色とりどりの言葉に紡いで謳うことで何とか生きながらえている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
抱きしめられた日々の記憶を失ったこの悲劇を笑い飛ばす胸の内に迸る感情を封じ込めてハリボテみたいな日常をひたすら隠して満ち足りた日常を演じる悲しいと叫ぶ心を持て余しながら自分で自分を慰めるそうするしかなかったのそうするしかもっと悲しむ心を大事にしてあげていたらこんなに苦しくなかったのかも知れないだって悲しめる心は自然な心だから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
このまま眠っていられるなら悪夢を見つづけてもいいひたすら眠りに恋焦がれ夜ごと薬を煽ってる眠りつづけたい眠りつづけたいあの夢闇に舟を浮かべて出かけたら目覚めずに済むだろうか悪夢と戯れまどろみの快感に耽ってまた無意識の底に落ちひたすら眠りつづけたい目覚めの度現実という悪夢が襲って来る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#苦しみ...
あなたという春に抱かれてわたしの根雪は溶けあなたという風に吹かれてわたしはようやく花開く限りないあなたという海に溺れ夜明けまであなたという夜空で瞬くあなたはわたしの生きる術あなたはわたしの人生そのもの#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
不安にとり憑かれると街中に無視されてこの部屋が孤島になるねえわたしはここよと声をかけても誰も誰も振り向かない誰もわたしを知らないなんてねえわたしを置いて行かないでその声は幼い頃から変わらないわたしを置いて行かないで幾度そう懇願しただろう神さまにお願いするみたいにお母さまにお願いしたのわたしを置いて行かないで置き去りにされた記憶が哀しい物語として今もわたしを傷つける#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#...
いつも遠い目をしてあなたは何を見ているの?すっかりジャンキーになった私はもう希望という名の妄想を抱く気力さえなくて目の前にある欠けた茶碗や紙くずやそんな がらくたたちがカタカタと音を立てて襲って来る離脱症状に堪えるこれを乗り越えなくては私は終わってしまうからジャンキーになった私をあなたは見てはくれなくて遠い目をしたあなたが何を見ているのか私にはわからなくて遠い目をしないでお願いだから私を見て#ネガ...
私が生きるために必要なのは水と 酸素とあなたの 体温その体温を 突如 失ってある日 私は生きながら死んだ#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
あなたと体を重ね合わせたそのあとは抜け殻になったこの心を持て余す抜けられないまるで 麻薬この依存を断ち切るには余りにも 孤独で呆然とテレビの画面を眺めてはどうやってこの現実を受け容れようかと思考できなくなった頭で 思う麻薬の快感などいっときのものですぐに離脱症状に苦しめられるとわかっていてやめられないあなたへの思いは麻薬抜けられなくなった沼依存心が 潰れる心が 潰れる#ネガティブのままでいい#シニア...
真面目だねって 言わないでください真面目なんて私にとっては褒め言葉でも何でもありません私は思い切り不真面目に生きたかったんです不真面目にだけど生きることが余りに苦しいと人は 真面目に生きるしかないんです苦しみの中で不真面目になるともっと苦しくなることがわかっていたから私は真面目に生きざるを得なかったんですいつか楽になる日が来たらそのときは周囲が驚くほど不真面目に生きたいと思います思い切り不真面目に...
心の破片が刺さって痛い安物の湯呑みみたいにわたしの心は欠けているから心の破片を修復しようとセメダインでくっつけてもガムテープでつなげてもくっつかないつながらない欠けた心で見る夢は不自然なまでに明るくて突如 消えてみたりする切れかけた電球みたいに正常さを失った心心の破片が刺さって痛いいつか粉々に砕けた心を海に 流してみたいいつか粉々に砕けた心を土に 埋めてみたいそしたら楽になるのだろうか正常な心より...
あなたと向き合っていたとき私はいつも胸を焦がす思いであなたを見つめてた冬に咲く花のように切なく灼熱の太陽のように熱くあなたを見つめてたなのにあなたはそんな私の気持ちなどおかまいなしに私とはまるで違う人を見ていたんだね私の姿に他の誰かを上書きしてその人を見ていたんだねわかっていたよ薄皮を剝ぐようにあなたの心が透けて 見えたからだから私はあなたに別れを告げたずだぼろになった心を押し殺して抜け殻になった...
まだ輝いているあなたのあどけない笑顔あなたの熱い胸あなたの高まりあなたの温もりあなたの全てを過去にして思い切り投げて海に捨てたあなたとの過去たちが音も立てずに海の底へと沈んで行ったさよなら あなたさよなら あなたいつかあなとの時間が悲しみの胸の痛みから暖かな夕陽のような思い出色に変わるその日までさよなら あなたさよなら あなた#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#人間#人生...
理屈じゃないの猫を 抱きしめるのは理屈じゃないの心が 飢えるのは理屈じゃないのもう一度あの日に帰りたいと思うのは理屈で全て割り切れたらどんなにか楽でしょうに全てに原因があって結果があってそれゆえに猫を抱きしめるそれゆえに心が飢えるでも今 もはやそれは不可能であると割り切れたならどんなにか楽でしょうに理屈では割り切れないから人は苦しむ理屈では割り切れないから人は 悲しむ方程式のようには解けないのが人...
あなたのことをもっと知りたいけれどあなたを知るということはあなたが今までに流した汗や涙や血を見つめるということあなたの人となりが簡単にわかるということではない優しく 穏やかなあなたの向こうにある悲しみを 傷口を見つめるということ「他人の気持ちは わからない」そのスタートラインに立って初めてあなたの心に寄り添える夏になっても寒さの雨が 降るように冬になっても暖かな陽射しが刺すように#ネガティブのまま...
世界中が私に無関心だ私のいのちには特に 価値もないし何の役にも立たないからそれも 仕方のないことかも知れないだからいつも ひとりで孤独の風に乗って彷徨う彷徨う先々で人々の髪を乱しては「私と遊んで」と せがむけれど皆 乱れた髪を直すだけで私には 気づかないこの世界の不条理の雨や矛盾の海や理不尽の空の中私は 彷徨う根なし草の不安を抱えたまま私は孤独の風に乗ってどこへでも行く自分を 受け容れてくれる人を...
夢まぼろしの世界からやっと目が覚めました夢を買うのはやめました潮が満ちればあっという間に崩れ去る砂のお城はもう作りません夢を買うのはやめました夢は買うものではなく現実の中で自分の力で掴むものです夢見る力を失くして途方に暮れてももう何の夢も見られなかったとしてもそれでも現実を生きるそれがいちばん大事だとよくわかったからやっと目が覚めました夢を買うのはやめました#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代...
わたしはわたしの詩になって溢れる涙のひと粒ひと粒で文字を 綴るわたしはわたしの詩になって流れる血の一滴一滴で文字を 綴る詩になるほどの涙と血を流しながらそれでも生き抜くしかないからわたしは 詩になる歌になる長い長い人生という小説の1ページになるわたしは 詩になる歌になる...
社会から 一切自分を遮断してカーテンを引いて真っ暗にして眠れないのならせめて妄想に耽っていたいと思ってもそんなときに限って容赦なく鳴る電話通帳の残高を嫌でも考えねばならないお金それだけは誰に話しても解決できない 悩み情やなさけで金は 増えない予定なんかないのにお金は出て行くばかり照りつける太陽が私を社会へと引き戻す父よ母よと何も知らずにすがってた幼い日に戻りたい父が母が いなければ何もできずに守ら...
今日はこんな昼間に珍しく 穏やかな気分だ休日のせいだろうかそれともこの雨のせいだろうか電線に 雨粒が並んで私のために 泣いてくれている泣けない私の代わりに空が号泣してくれている雨の日は 優しい街中が 涙に暮れて木々も小鳥も 花びらたちもみんな涙に 濡れているから雨粒の調べが私の耳に 心地良い雨が奏でる 幻想即興曲がこの耳に 優しい泣けない私の代わりにみんなが泣いてくれる泣けない私の代わりにみんなが...
桜も見ずに嗚咽する はるはあけぼの海も無縁に汗と涙を 交互に噴き出す なつはよる紅葉みたいな血反吐吐く あきはゆうぐれそして凍える体を自分で暖めるしかない ふゆはつとめて繰り返す 四季はいと くるしたったそれだけの感情たちに支配されて生きている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
流した血の分だけいつか報われるのだろうかどれだけ血を流しても先のことなどわからない安易な夢を見つづければ見つづけるほど傷は深くなる一方なのに安易な夢を見てはまた 血を流す流した血の分だけせめて 休ませて欲しいこの モノトーンの景色に一色でも色を添えて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
乙女たちが 集っては互いの夢を 語り合うきらきら きらきらその輝きは真夏の海の 水平線未来は 無限に広がっている私にもそんな時代が あったのねと思ってみても 帰れない乙女の頃には 帰れない未来は 既に見えている赤い唇 色褪せてとうに 春など行き過ぎてそれでも まだまだ生きるのか大人の 色香がまだあるなんて思ってみても今日も眠れぬ やつれ顔ただ ひたすらに褪せた 唇なぞるだけ#ネガティブのままでいい#...
傷つけ合いすれ違い恨み節を 口ずさみもう 人なんか誰もいらんと思うそれでも暖め合い重なり合い互いの血の ぬくもりを感じると人と居たいと思う矛盾や 理不尽や不条理を 感じるのは人と関わるせいだけど いつも矛盾や 理不尽を解いてくれるのはやっぱり人と関わるせい悲しみや苦しみを一緒に背負ってくれるのもやっぱり 人で等しく赤い血が流れた 人を 求めてやまぬ声なき悲鳴のように人を求めてやまぬ#ネガティブのま...
うつうつ雨が続いたあとは瞬く星に恋い焦がれ頭にかかった霞が晴れたら星を 集めてきらきらきらきら戯れる悩みごとなど 皆あの天の川に 溶けて遠く遠くに消えてゆく蝉の亡骸夏の跡吾子(あこ)の瞳の星の色#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
ほたるのひかりまどのゆきいまこそ わかれめいざ さらば春になると歌った歌昔々に歌った歌今はもう歌えないだって若木のようなあの頃のわたしはどこにもいないからほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらばその歌に涙して友達と抱き合ったわたしはまだ人生の重たささえ知らなかったほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらば昔々の 春の歌#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...