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孤独な女のネガティブポエトリー

悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)

ナレイ
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2012/07/15

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  • ひとりの音

    ぽつん静寂の中で水道の蛇口から 水滴が落ちる音ぽつん寒さの涙雨が軒先から 落ちる音ぽつん都会の片隅でひとりぼっちの音ぽつんこの身が闇の中へひとり 落ちて行く音ぽつん誰にも 聞こえない私の涙が 落ちる音夜と朝の区別も つかなくなってひとりで過ごす ひとりの音は微かなのに この耳に 激しく響くぽつんぽつんと次々に響く#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...

  • 隠微な夢

    人は大金をかけてつくった遊園地を夢の世界と呼ぶわたしはそんなところに夢を見ないわたしの夢は隠微な夜苦くて甘い一瞬のきらめき光に照らされた遠い過去抱いても抱いてもこぼれて消える悦びの華残酷な日常はいつ終わる?無限につづくなぜの問い#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...

  • 天国と地獄の狭間で

    電車の中風が強くてどこ行きかわからないまま空いてたから乗り込んだ天国行きか地獄行きかこの際もうどっちでもいい気がして天国行きなら束の間で日常という地獄にすぐにUターンさせられる地獄行きなら別の現実を見せられるだけだだったらべつにどっちでもいい天国行きでも地獄行きでもどっちでもこんな言葉遊びをしてる間にも天国と地獄の狭間でまた苦しみを1から数え直しながら虚ろな明るい瞳を保とうとしてる#ネガティブのま...

  • 苦しみで人生を紡ぐ

    苦しみだけで 紡ぐ人生悲しみだけで 紡ぐ人生幸せも楽しみもない私は苦しむために生まれて来た悲しむために生まれて来たいつから紡ぎ方を間違えてしまったの?幸せの糸で人生を 紡ごうとしてたはずなのにいつの間にか悲しみや苦しみの糸で自分の人生を 紡いでいた悲しみ色の織物が苦しみ色の織物が何十枚何百枚と 出来上がった苦しみは 私の代名詞悲しみは 私の代名詞私はこれからも苦しみつづける悲しみつづけるもしかした...

  • 夢を買う

    わたしは白日夢を 見に行く夢を見られなくなったわたしはお金を払って夢を買うそれは束の間の夢まぼろし束の間の至福すぐに残酷なだけの日常が戻って来るとわかっていてそれでもわたしは夢を買う束の間の至福をきっといつまでも引きずるだろうとわかっていてそれでもわたしは夢を買う束の間の夢まぼろしは麻薬のようにわたしの心を蝕むだろうとわかっていてそれでもわたしは夢を買う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩...

  • 死という日常

    私に届く 何通ものメールはその殆ど全てがただの広告でそれが 忌々しくて片っ端から削除するあれやこれやの支払いを済ませては通帳の残高に 眩暈を起こすそれしかない日常の背後に常に流れているのは死もう死にたい と思う気持ちは煩わしい日常のひとつとして常に流れている毎日毎日家事をするのと同じ常に死が流れているあの空に死を見て足元の小さな花に死を見て散らかった部屋に死を見て万物に死を見つめる日々こんなつまら...

  • 賽の河原で・その2

    毎回 薬の束を広げて長過ぎる 余命の日々を一包一包 数えてるあと何日か何百日か何千日かも わからない果てしなく長い長い 余命賽の河原でひとつ積んでは父のためふたつ積んでは母のためと 積み石をしても欲望という名の鬼に崩されるその度にまた一個目から数えては 積み直す永遠に終わらない 積み石はまるで私の生活そのもの崩されても崩されても薬の数を数え積み石の数を数えるだけの私の毎日#ネガティブのままでいい#シ...

  • ごめんなさいだらけの人生

    ごめんなさいすみません私は いつも謝ってばかりいる見知らぬ人と ぶつかってごめんなさい自転車で お見合いになってごめんなさいそんなお互い様の出来事なのに私のほうが いつも謝っている生きていてごめんなさいこの世界に いてごめんなさいごめんなさいだらけの人生生まれてすいません太宰の名言自己否定存在の 不確かさ夕暮れ冬空孤独の 足音#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...

  • 道なき道の闇の中

    被害妄想に 耽っては身投げでも するようにベッドに飛び込み眠りに落ちるのを ただ 待つだけの日々この捻じ曲がった 心を治したいと思うけどこの 心はもの心ついた頃からもう 捻じ曲がってた捻じ曲がったことに気づかずに歩いて行ったその先は道なき道の闇の中妄想と現実の区別さえ つかなくなって道なき道の闇の中手探りで必死で歩いたけもの道足は 血まみれそれでも 歩いたけもの道歩くことに 疲れ果てやがて 私は闇...

  • 惰性

    まいにち まいにち死んでいくわたしの中の大事なものがいくつも いくつも死んでいくひろっても ひろっても死んだものは わたしの心にもどってこない大事なものは思い出か未来か 過去かきらめく夢か大事なものってなんだったのかそれすら すっかり忘れ果て惰性 という名のかわいた たましい長すぎる 尻尾のようにもてあましまいとし 遠くに春を 見て大事なものが これ以上死なないように胸 おさえる#ネガティブのまま...

  • 時の吹きだまりの中で

    私は いつも過去の 私になって貴女や 貴方と対話する過去の 私や貴女や 貴方は元気で若くて生き生きと 遊び夢を 語り未来を 語った何の根拠もなく未来は明るいと 信じてた私は 現在(いま)を生きられないだって現在は もう過去の あなたたちはいないから世代は うつろい過去のあなたたちが現在を 生きて妻となり 夫となり親となっても私だけが置いてけぼり現在を生きるあなたたちに過去の私が何を 語りかけてもも...

  • 欲深いわたし

    絶望の闇に 見えるのは遠く 遠くに行ってしまったあなたのあの 暖かな胸このつまらない人生を紡いで途切れがちになった記憶の糸絶望という名の日常希望 とかいうものを持ったことがないからその意味を知らない知りたいとも 思わない絶望しきってしまえたらきっと 楽になれるのに欲深い わたしはまだ このつまらない人生をちゃんとあきらめきれずにもがくから 苦しいのだろう絶望しきってしまえたらその先には きっと光が...

  • 愛を火にくべる

    まるで 眠剤を飲んだ翌日のように私は あちこちぶつかりながら歩くひとりぼっちを 引きずってこれからの 季節どんどん ひとりぼっちになるあなたがいた頃は暖かかったあんなに暖め合っていたのにいつしかあなたと傷つけ合うようになったやがて別れがやって来たあれから何年経っても私はあなたを思い出す思い出す度まだ癒えていない傷が痛む暖め合っていた頃を思い出せないのが切なくて忘れたい忘れたくない思いが交錯するなら...

  • 泣きたいときは泣けばいい

    厚い雲が空に 広がっている明日は また空が 泣くのだろううつの風に 吹かれる不安の血が体中を巡る悲しみは胸の奥に封印して無理に明るく振る舞う私は まるでかくれんぼした子どものように泣き場所 探して街を さまよう心に土砂降りの 雨が降ると余計に前が見えなくなる泣きたいときはどこでだって泣けばいいのに泣けるだけ泣いたら心もきっと少しは晴れるのに台風一過の朝のように#ネガティブのままでいい#シニア女性#現...

  • 孤独死上等

    冬の ため息は窓を 白く染めて涙みたいに結露を ぽたりと落としてる若さは過ぎ去ってから 気づく最高の 贅沢生き生きとした若者たちを 真ん中に 見てまたため息を ひとつ私は 世界の 隅っこでうつを 叫ぶ煙草とコーヒーと薬は私の 大事なおともだち遺言を書いても誰にも読まれることはない無縁仏上等この先の長く 続いてくだけの 終らない 時間をただ 過ごすくらいなら孤独死上等遺影の写真は何を 語りかけても笑...

  • 私の行方

    カーテンを開けるときまた今日が始まるのかとその手が 重たくなるカーテンを閉めるときまた長い夜が始まるのかとやっぱりその手が 重たくなる季節の繰り言の中でうわ言のような生活の中で私は自分を 見失うどこにいるの?わたし日の差し込まない 闇の中息を潜めて 暮らしていると自分が どこにいるかもわからなくなる冷気に 頬を撫でられると冷たいけれど自分が生きてることを思い出す頭に痛みが走るともがくけれど自分が生...

  • 孤独過ぎる孤独

    煙草を吸うとけむりが 鼻から抜けて行くのと一緒に自分の魂まで 抜けて行くようだそう思いながらも私は 二本目の煙草に火をつけている魂 抜けてどこへ行く?誰も知らない遠くへ行く真冬の死人の肌のような 冷気が顔に 吹きつける寒いというだけで冷たくて 悲しくて私も 死人になったようで吐く息の 僅かな暖かさで生きていることに 気づくああ 私も生きていたんだと街が暗くなるのが飛ぶ鳥のように 速くて怖い夜になっ...

  • ひとりぼっちの部屋で

    西日が 差し込む部屋光りのシャワーはひとりぼっちを 照らしてる暖かいはずの光が痛い部屋中がひとりぼっちで満ちているベッドの上も ソファの上も 明るく 眩しくひとりぼっちを 照らしてる何があっても ひとりぼっちひとりぼっちで何でも考え何でも決めてひとりぼっちで 行動するひとりぼっちで考えることには限界があると知っていてひとりぼっちで考えるしかない光りのシャワーはそんな私のひとりぼっちを 照らしてるい...

  • 木枯らしのその下で

    生きてることも 忘れ果てそれが何かも 考えずただ失った子に 会いたいと泣き木枯らしの中 歩いてる木枯らしは私を いたぶりどうあがいても 寒空の下何も見ないで 歩くしかない眠れぬ長い 夜の中膝を抱えて 堪え忍びあちらこちらに ぶつかりながら傷だらけでも 歩いてる傷を 癒やす人もなく血が流れても 放置してビルは見えても 足元見えず意味もわからず 歩いてる誰か教えて歩く 意味を誰か教えて私の 罪をどうか...

  • セピアの夕べ

    朝の陽は私の部屋に 差し込まないから時の流れが わからない時の流れに 逆らって過去に戻るセピアの景色に鮮やかな 色が戻ってこの唇も 赤くなる赤き唇で 私は歌った遥かな夢の歌 未来の歌を飽きることなく生き生きと愚かな私はお伽話がこの世にも 転がってると錯覚してた陽は私の夢を 照らし星は私の未来を 輝かせる赤き唇 あなたと重ね二人の宴に酔いしれた あの日々が蘇る気がつけば唇は褪せていた夢破れて 暗がり...

  • 迷い人

    巡る季節は私を無視する太陽は私を無視して昇っては沈んでく不安という白い呼気が私の行く手を 妨げる107歩で 終わらないグリーンマイルを私は いつも歩いてるあと何歩で 終わるのかそれが知りたいのに不安という 白い呼気に街中が 包まれるどこを どう歩けば良いのか私は いつも迷い人迷い人は目的地を持てないただ 徒に歩いて疲れ果てるだけ誰か 私の手を引いてこの 長いグリーンマイルをどうか 終わらせて#ネガ...

  • あと何回目覚めたら

    二人の人生を私は 歩いたことがないひとりで ひとつの人生をいつもいつも 歩いてる出会う人は いても皆 人生の通過者だ桜が 舞っても一緒に 見る人は いない夏の 海を一緒に 眺める人は いない木の葉が 散っても肩 寄せ合う人はいない雪が 降っても傘を さしかけてくれる人はいない太陽が 昇る度に苦しみは 増えて行くばかり痛いよ毎日 夜を待っているよあと何回 桜が舞ったら私は ひとりじゃなくなるんだ...

  • 罪びとの見上げる空は

    幼い日母の陰に隠れて月を見上げた上目遣いにものを見るのは私の癖で母によく「ナレイはいつも上目遣いね」と言われてた怖くて真っ直ぐには見られなかったの理想 という呪縛の中で失敗だらけの私は罪びとだったの罪びとにも空だけは公平に広がっていると知って夜空の月の行方を追ったの広がる星座に自分を 重ねて星から星へ 線を描いてひとつひとつ理想の自分を紡いでいたの今夜も月が私を見下ろしている私は幼い頃のままの上目...

  • 心の劣化

    私の心はもう劣化してるあちこち錆びてなかなか動かせなくて放置された自転車みたいにずっと置きっ放しにされている部品もなくなっているこの心の穴が 痛むだから私は 私の部品を探す古いから 見つからない部品が揃ってなきゃ自転車は動かない探しても探しても見つからない私の部品欠如の痛み心の穴どんなに磨いても修理しても劣化した心はもう新品には戻れない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...

  • 大事なものを捨てました

    また ひとつ大事なものを自らの手で 捨てました大事に思えば 思うほどそれは 刃となって 返って来て私の胸に 刺さるからこの部屋は悲しみと 痛みのため息でいっぱいになっていますなぜこんなにも 大事なのにそれはいつも刃となってしまうの?それはきっと大事なものを大事にし過ぎて壊してしまうから壊れたその破片が胸に 突き刺さるから一枚 また一枚と葉を落とす真冬の はだか木のように大事なものをひとつずつ捨てる...

  • 幻想という腫瘍

    幻想が 大き過ぎると現実は ただただ苦しみ色 一色になるそんなもの捨てればいいと言われても長い 長い時間をかけて幻想は腫瘍のようにこの体に 巣食っているから捨てられない幻想という 腫瘍にメスを入れて 摘出したら私が 私でなくなりそうで怖くて腫瘍が 暴れる度に体に激しい痛みを覚えながら胸を抑えて 蹲る現実と幻想との狭間でもがく私は余りに 愚かで余りに 俗物だって現実なんて本当はそんなに怖い世界じゃな...

  • 引き裂かれたわたし

    現実と 非現実の世界を行きつ戻りつ しているとときどきどっちが現実でどっちが非現実か わからなくなる死を 強く思い生を 強く思っているとときどき死んでいるのか生きているのかわからなくなるまるで成仏できない 亡者もう 何十年も前からアンビバレントに悩まされダブルバインドに引き裂かれた私の心は行き場を失い渡り鳥の列に着いて行けなくなった鳥のようにたったひとりで路地裏の 寒さに震える路地裏から 見る朝の...

  • ねじれた心で見る空は

    ひとりでいたいでも誰かと一緒に過ごしたい矛盾に ねじれた心で見上げる 空には主観 というフィルターがかかってしまう空の青を邪魔する厚い雲のように本当の青が 見えないねじれた心で見上げる 空の青は本当の 青じゃないねじれた心で見上げる 星は本当の 星じゃない真っ直ぐな心で見上げる空はきっと本当の青私は見たい本当の空の青を私は見たい本当に 輝く星を真っ直ぐな心で生きた世界を私は見たい#ネガティブのまま...

  • 感情天気予報

    晴れのち 不安曇りときどき うつ雨一時 怒りわたしの感情天気予報はわたし自身にもできなくてだから明日がわからない急に悲しみに襲われて嗚咽したりふと些末なことがたまらなく苦しくなったり煙草と珈琲と涙だけで凌ぐ孤独終わらない日常#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...

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