この自己満足の短期連載にご訪問くださったみなさま誠にありがとうございました。今回書きたかったのは持ち運びやすくメンテ不要維持コスト最小なのにスターウォーズのデ…
この自己満足の短期連載にご訪問くださったみなさま誠にありがとうございました。今回書きたかったのは持ち運びやすくメンテ不要維持コスト最小なのにスターウォーズのデ…
ルーンは自分から 貴也に顔を寄せて 軽く唇に触れた。 最初のキスよりも 感動した。「本当。きすしたらしあわせ…。 わたしが幸せになりました。」「ルーン…。」…
ぼくの彼女は究極兵器!-38 君はぼくの彼女。ぼくは君の心の中に。
「ぼくも苦しいよ。 君と別れたくないから 胸が痛くて苦しい。 これは寂しいって 気持ちだよ。 寂しいから…離れたくない…。 ルーンもそうなんだよ。」「……。」…
貴也は絶句した。 自分の気持ち だけでは生きられない 人間がいるのだ。 ルーンの心に 貴也と一緒にいた 短い時間が暖かい 波になって溢れてきた。「さよなら……
全身の冷や汗と息苦しさ、 貴也が胸を押さえ 息を整えてるところに ルーンがふんわり 降りてきた。 ルーンの髪も服もリボンも 何一つも乱れていない 可愛いまま…
敵艦隊出現から ほとんど数十分で ルーンは宇宙船を 一つ残さずすべて 自動侵略第三船団丸ごと 破壊しきった。 ルーンのエネルギーは 無限に近く拡大できるが …
出現直後から 下降してきた宇宙船の 群れはルーンの 存在を狙って 標的撃破に動き出した。 ルーンを迎え撃つため 態勢を変えて 分離した5つの宇宙船が 一つの…
「サードです。 最後の戦団です。 わたしいきます。」「ルーン!」 貴也とルーンの頭上に 黒い宇宙船が 瞬間的に表れてきた。 5隻ごとに出現して あっという間に…
その答えは ルーンをにっこり 笑顔にさせた。 ルーンは人と 関わった体験に 感動しているし、 貴也の気遣いにも 感謝してる。「じゃあキスします。 それで手順…
日が暮れてきて 美しい山が バラ色の空に輝いて 空の雲が湖に 映りこんで 想像力を使わなくても 本当に山が浮いて 見えてきた。「きれい。」 貴也はそっと ル…
でもぼくがルーンを 引き留めたせいで ほかの最高に きれいな地球の 大自然を見られないんだ。 ほんとにごめんね。 でもぼくらは 恋人だから 一緒にいられるほ…
「タカタカと恋人になると どうなりますか?」「ぼくが、 ぼくが幸せになります!! それに君にたくさん 優しくします!!」 ルーンはまたも 不思議そうに 大きな…
ルーンの生まれ育ちを 想像して、 傍に誰もいない 孤独を感じて貴也の胸が とても痛くなった。 貴也から見たルーンは おとなしくて 優しい女の子。 その小柄な…
「わたしどこが故郷かは 知らないの。 だって私宇宙船しか 知らないから。」 宇宙船で生まれて育った? どういうこと??「じゃ…もしかして 両親はいないの?」 …
待ってる間も 恋しいお日様を浴びて 目を閉じてる ルーンの横顔を 見つめて貴也は いつまで 地球にいてくれるか 尋ねようか迷った。 どうして迷うかというと …
ラーメン屋さんに入って 活気のあるお店の 人の掛け声に ルーンはびっくり顔だ。 貴也に促されて 座った目の前で ラーメンを作って いるのをカウンター越しに …
「どこも痛くない? 大丈夫?」 貴也がルーンの姿を 心配そうに見回して、 一度も怪我なんか したことがないルーンは また不思議そうな顔だ。「わたしのことを シ…
5隻いる巨大戦艦で 最後に残った宇宙船が ルーンにレーザー みたいなものを 発射したけど ルーンは光の姿で あっさりよけて ルーンの光砲弾の 餌食になった。…
貴也は昨夜の巨大戦艦が 昼間のこの空に 現れたらどんなに みんなが怖がるだろうか考え、 周囲の人を見まわし、 また空を見上げて 恐怖の船団が やってくるのを…
貴也は動きが固まった ルーンの様子から 人間に見えるけど 実はやっぱり アンドロイドで エネルギー切れか??っと 不安になったが そうではない。 ルーンは自…
「魔王は遥かな宇宙中の 銀河すべての 人類が住む惑星を 自分の支配下に 置くために船団を 放ちました。 いま全銀河連盟は 魔王の支配している 銀河に最大攻撃を…
ルーンがどうして 地球に来たのか 他の星がどうなってるのか 気になる貴也は 昨夜のことを 聞いてみた。「ルーンの仲間は あの宇宙船が地球に 来るってどうして…
貴也のほうはもう ネタ切れだ。 さあこの先どうしよう? 映画を見るコースと 湖に行くコース、 どっちがいいか 迷っている。 貴也としてはいま 話題の映画を見…
カフェを出てすぐ 手をつないで 何かルーンに 地球のものを プレゼントしようと 3軒隣の店に入った。 安いけど可愛い物がある 雑貨屋さん。 小さなお店は 色…
好きという言葉は 今の貴也の胸に 甘く響く。 ケーキ店に入って たくさん並んだ 冷蔵ショーケースの 甘い香りと かわいらしい食べ物に ルーンは喜んでいた。 …
ルーンはちょっと 首をかしげて 地球人の味覚を 予想してみた。「地球の食べ物を 食べてみて わたしが知ってる味覚に 近ければ同じだと 思います。」 歩きなが…
貴也は電車の窓から 外を眺めるルーンに お願いした。「ルーンの手を 握ってもいいですか?」 ルーンがきょとんと した目で見る。「手を握るのは なぜですか?」…
「あの子だ。 昼によく見たら もっとかわいい…。 夢じゃないよ。 ほんとにいるんだ…。」 迷うようにぼんやり こっちを向いて 立ってる貴也に 気づいてルーンは…
昨日のことを 全部知ってるのは 自分だけ。 そう思う貴也は なんだかすごい奇跡と 出会った誇らしさで うきうきしながら 待ち合わせた 駅に向かった。 さぼる…
次の日はなんと 朝からこのド田舎に 米軍と自衛隊の ヘリコプターや 軍車両が集まって、 貴也の地域住民の家 一軒一軒にこの事件の 口止めにやってきた。 近所…
貴也は事実を話すと どうなるのか 一瞬迷って ルーンとのデートの 妨げになるのが 嫌だという 恋愛感情を優先して ごまかそうと決めた。「えっと…暗くて よく…
ルーンは何を 考えてるんだろう? 答えがなくて 貴也の顔は不安そうだ。 でも考えてから ルーンは笑顔で 頷いた。「はい。デートします。 駅に行きます。」 …
「あ。ありがとう。 ぼくらの地球を 助けてくれて。」「どういたしまして。 でもまだこれは ファーストだから 次の戦団が来ます。」「つ、つぎいいいいいいいいいい…
宇宙船はルーンの 攻撃を察知し 宇宙船自体が 白く膜を作った。 ところがその膜は ルーンの エネルギーには 全く歯が立たず。 1秒持たずに 壊れてその間を …
言葉にならない 変な返事をして 貴也は四つん這いで 地面をはって ルーンの傍を離れた。 貴也がまたも 自転車の後ろに 体を低くして 丸見えだけど 隠れている…
「た、大切なことって なんですか?」 ロリータファッションの 美少女に 吸い寄せられるように 貴也は近寄って ほぼルーンの 目の前になった。 貴也はあんまり背…
静かに空中から 降りてふんわり 地面に足を下すと 少女は向こうで 自転車に隠れて、 でも丸見えの貴也を しっかり見つめて にっこり微笑んだ。 貴也はその笑顔…
貴也が地面から 呆けた顔で 見上げていると その銀色のUFOから 光が垂直に地面に 降りてきた。 その銀色の光の中には 人間のような 形らしきものが見える。…
初の遭遇をのんびり 自宅で見てられないと 貴也は階下に 降りて行った。「UFOだ!UFOだ! 今度こそ本物だ!!」 ドタドタがたがた 騒々しく階段を 飛び降…
低い山が連なり 前には広く広がる 青々とした小麦畑が 見える。 その地域は駅の周辺に 住宅街があり、 広すぎる小麦畑の 持ち主とは区画が違う。 住宅街と畑の…
おひさしぶりです。久しぶりに新連載を始めようと思います。いつものように自己満足なのですが、それでもお付き合いくださる方がいらっしゃったら嬉しいです。タイトルは…
お久しぶりです。昨年中は読みに来てくださってありがとうございます。正直エンムブック2は連載終了ご静かに閉じる予定でしたが、読みに来て下さる方々がたくさんいらっ…
さっきのは間違いなの~~忘れてね~~でもすっかり放置ブログなのに読んでてくれてありがと~~~~感謝~~~
長い間お付き合いくださったみなさまご訪問感謝しています。8年以上も間が開いた晃と龍2を覚えてくださっていたみなさまもご訪問いただき誠にありがとうございます。放…
晃と龍2-475 最終話・赤ちゃんなんか大嫌いだああああ!!
土日に勉強を 教えて貰っていても 赤ちゃんが泣き喚くたびに 加奈子が叫ぶ。「雄一郎ー、 あんた休みくらいは 手伝ってよー!!」「ハイハイ奥様!晃、 ちょっと…
みんなに愛されて みんなに 甘やかされて 毎日幸せな晃に 戻ったが、 でも今回の体験で 人の心はどこかに 悪意があるんだと 経験した。 みんなが愛して くれ…
もう二度と帰れないと 泣いたあの小さな 家に帰るような そんな錯覚を 抱きながら 晃は施設に入った。 3学期は 近隣住民からの 通報に怯えた 教師たちが風紀…
雄一郎が信じて ないのが表情や 声に出ていて晃は そうじゃないんだと 説明した。「本当だよ! はっきり感触が あったんだ。 生きてるみたいに! 事故で父さん…
やっとうちに着いたぞ… みんなで家に 帰ろうなあ…。 夢の中で振り返った 剛健が笑顔で 言う声が遠くなった。 晃を抱きしめていた さなえも スーッと消えてい…
「でもさ… カッコ悪くても俺… とうしゃんが 大好きだよ。 父さん母さんと 一緒に 暮らしたかった。」 さなえが晃を 抱きしめて涙ぐむ。 晃もさなえに しがみ…
5歳の晃は 暗い顔で首を 左右に振った。「そのあと事故で 父さん母さん 死んだから 行かない。」 晃が悲し顔をして さなえは晃を 抱き寄せて 剛健に言う。「…
まずは晃じゃなく 雄一郎が答えた。「長い話だよ。な?晃。」「そう、俺の友達が マヨクラに入った 話したよね?」「ええ、中高生の アイドルでしょう?」 と、か…
晃と雄一郎は 本当に楽しそうだが、 加奈子は 晃には複雑な 気持ちだ。 晃を愛した。 今も愛は残っている。 でも3年前は 雄一郎との愛を 確認し、今回は 偶…
屋敷の入り口では 夫がぼんやり 立っていたので 玄関に押し込み 自分も入ろうとする。 急に追い出されて 加奈子の方も焦った。「ちょ、ママ、 わたしの母子手帳…
その意味は 加奈子に昔の事 言っちゃうよ、 だから帰って と無言のまま ジェスチャーで 伝えた。 親子の縁を切られると 焦った敦子は 晃の交渉に乗った。 晃…
晃が雄一郎と 出会ったのも 奇跡だが、 まさかの赤い髪の おばさんとの 再会はもはや 悪魔のいたずらだ。 …あの変なおばさんは 結婚した娘に 嫌われてるって…
「加奈子ちゃんも 毎回騙されてないで 目を覚ましなさい! 本当に 懲りない子ね!!」 敦子に掴まれて 加奈子は雄一郎に しがみつく。「ママやめてよ。 一度家で…
「ほらでた。 ママはあたしより 怒ってたのよ。 それに孫が 生まれるって 大喜びだから 簡単には帰して くれないわよ。」「確かに顔が怖いな。」 敦子がぷりぷり…
晃の心の中の ガラスの欠片が なんとなく 痛んだが、 一緒に帰れるのは とてもうれしくて 一緒に来て よかったと思えた。 そんな良い 雰囲気の二人に 屋敷か…
スーパーイケメンの 完璧なイイ男が 全面降伏して 土下座を初めて 晃も驚いた。 その晃に 雄一郎は言う。「晃、俺の為に お前も謝ってくれ! 頼む!!」 と言…
加奈子はどーだ これを見ろと 言わんばかりに 着ている大きめの コートを広げて 少し膨らんだ お腹を見せた。「本当に?!!」 雄一郎は思わず 晃をチラ見 し…
「おまえ… それを全部 言ってしまったら マジで俺が 怒られるだろ。」 加奈子が右手を 上げて、 殴る体制になって 晃は雄一郎を 守ろうと前に出た。 でも先に…
例えるなら 妻がいない間に 愛人が自宅に 入り込み夫の 面倒見てたかの ような変な感覚?? それに断片的に 言われても 何があったのか さっぱりわからない …
「俺と晃は 仲直りしたのさ。 まあ俺が 悪かったって 平謝りしたんだけどさ。」 それで加奈子は 雄一郎の顔を バシッと殴った。「おお、いてえ。」「車いすは? …
「彼から話を 聞かなかったら 俺は3年前に 飛行機が墜落した 時にもらった チャンスを あやうく自分で 捨てる所だった。 全部理解した。 俺がガキだって事も。…
突然車の裏から 立ち上がった晃が 真っ赤な バラの大きな 花束を抱えて 出て来た。「バカ、早いぞ。」 待てない晃に 雄一郎は やっちまったと言う 顔だ。 加…
「加奈子を諦めて 一人で生きて いくことも 考えたけど 俺の人生に やっぱり加奈子が 必要なんだ。 俺は我がままだけど 俺の面倒 見てくれる?」「ばかぁ…。」…
離婚を言い出したのも 雄一郎。 私が何かしてやる 必要はない、 そう思って 意固地に待っていた。 ずーっと 待っていて 無反応に怒り、 そろそろこっちから …
時々義理の父が いるのさえ 忘れそうなほど 存在感が空気の 義父の前を 知らん顔で 携帯で加奈子は 雄一郎と久しぶりに 話している。 青空の下 加奈子の屋敷…
保健医も三日ほどで 退院して親に 助けられて 実家のある県に 引っ越した。 そのまま晃と 会うことはもう 二度となかった。 晃は保健医の 自殺未遂の姿が 怖…
「晃ー。 昨日はごめんねー。」「すごーく 怒ったけど 本気じゃないの。 先生の事も悪気は なかったの。」「晃が好きだから みんな嫉妬したの。」 あんなに酷いこ…
次の日の朝、 学校に行きたくないと ごねる晃と龍を 説得して 職員さんは二人の 背中を押して 中学に送り出した。 前日の女子の 騒動が結構 トラウマに なっ…
龍の変化の大きな 要因は恋心だ。 他の誰かと 晃の仲がいいと 胸がずきずき痛む。 でも晃は龍が そんな気持ちが あるとわかったら 決定的に 逃げるだろう。 …
雄一郎とは縁を 切って貰いたい 龍の思惑は 大きく失敗した。 龍は嫌な自分を 自覚し、 晃は龍を 男友達の中でも 特別な関係だと 思っていた絆が 無くなった…
「……。」 静かな時間が 苦手だから 先にしゃべり だしたのは晃だ。「怪我…痛む? 俺…悪かった。 あんなに殴るなんて 俺おかしかった…。」 龍は口の中で も…
施設に戻ると 施設の入り口に 子供たちが 並んで待っていた。 晃を虐めた お兄さんも かなり反省してる。 みんなの並んだ 端に頭と顔を 白い包帯で ぐるぐる…
でも鼻をすすって 晃は顔を上げ、 目を手で拭い、 それから くりくりの目を クシャっとさせる 晃特有の笑顔で 言った。「でもさレストランで 再会した時 加奈…
…晃の告白。 当時11歳の 子供の、 子供なりの 真剣な気持ちが 良く伝わって 雄一郎の胸が酷く 苦しくなった。 …正直誰かの為に 胸が潰れそうな くらい傷…
看護師は雄一郎を 休ませないと ダメだと言って 今日は帰るように 晃たちに促した。 先に施設の人が 出て行った直後 雄一郎は看護師に 頼んで少し 待ってもら…
雄一郎は廊下での 少女の悲鳴を 聞いて 目を覚ました。 かなり揉めてるなあ と思い、 麻友を庇いたかったので 看護師に頼んで 関係者に入って 貰った。 麻友…
「車の前に 飛び出してしまった うちの娘を 助けてくださったと 聞きました。 本当にありがとう ございます…。 大変な目に 合わせて、 お体に怪我まで させて…
涙が溢れて 止まらない晃の 顔はなんだか 5歳くらいの 子供の顔に見えて、 雄一郎は おとぎ話を話す ように持論を 教えた。「今回の幸運は お前を見つけられ…
みんな雄一郎の 意識が戻ったと 聞いていい意味で 場の雰囲気が 大きく変わった。 校長は同行している 教師や警官を 置いて急いで 中に入ろうとしたが それを…
口答えなんか しない娘が 激しく怒って 母親を責めている。 母親は自分が 不満だと誰かを 責めて 気分転換する性格で、 実は自覚があったが、 正論で責めれば…
「麻友?」 普段大人しい 性質の麻友が 叩いてきて その力が強くて 母親は腕で自分を 庇いながら 娘の手を 止めようとしたが 麻友の勢いに 敵わなかった。「よ…
「あなた達が ちゃんとして ないからこんな 不良が出来るのよ。 子供をちゃんと 教育できない 施設なんて 害悪でしかないでしょ?! これ責任問題ですよ! 辞職…
「そんな事言うな! 南さんは 強い人だから きっと大丈夫だよ。」 男性職員が 晃の背中を撫で、 女性職員が 言い聞かす。「南さんは あんたの事を すごく心配し…
麻友は 自己処罰感情で、 晃は 見ていない父母の 死と重ねて…。「雄一郎さん、 大好きだよぉ… 死なないで…。」 血は繋がって いないのに まるで本当の 家…
「なんだよ?! 雄一郎さんが 危ないんだ! 急いで乗ってくれよ!!」 麻友が混乱して いるようだが 麻友より雄一郎が 心配な晃は 早く病院に 運んでもらいたい…
雄一郎も死んでしまう、 目を閉じたら 雄一郎も 消えてしまう かのような恐怖で 泣きながら 雄一郎を呼んだ。 誰か通行人が 通報してくれて 救急車の サイレ…
「晃、施設の先生が 凄く心配してるぞ。 お前を 怒りすぎたって 泣いて謝ってたぞ。 俺もそうだ。 お前が家出したら もう二度と 会えなくなるって 思ったよ。 …
晃の呼ぶ声で 雄一郎は目を開けて 晃を見た。「晃…。女の子は 無事か?」「雄一郎さん、なんで?!」 晃は膝をついて 雄一郎の背中に 手を置いて 一瞬麻友を見…
「晃くん、 私は先生の気持ちが わかる。 きっと先生が 自殺したのは 晃君の事だけじゃないわ。 自分なんて 生きてても 仕方ないって思ったの。 そうじやないと…
晃が一緒に 逃げていた麻友に 嘘をつかれた話、 晃と一緒に いたかったという 麻友の気持ち。 気持ちは 全部わかるから 許すと言う晃の 気持ち、 話を聞きな…
麻友は息も苦しそうに ひっくひっくと 嗚咽しながら晃に 本当の事を言った。「晃君、ごめんなさい。 本当はさっき 電話で施設の 人から聞いて 全部知ってたの。…
雄一郎は駅に向かう 途中だったが 麻友が違う方に 方向転換して 逆に運よく 信号交差点を 横切っていくのに 遭遇した。「おっと、 今のは晃だ! さすがは俺。…
晃が走り出そうとしたら 少女たちが 腕を引っ張って 止めた。 走りかけを 急に引っ張られて 晃は腹を立てた。「なんだよ!」「どこ行くのよ晃!? みんなで 学…
麻友は凄く 晃の為に親切に してくれたのに 嘘をついてたのが 晃には よくわからない。 真実を 教えてくれて 一緒に帰れば 麻友はみんなに 褒められたはずだ…
晃と麻友の話を 聞いていた 奈々グループの 一人が勘付いて 晃の横に来て言う。「じゃあ麻友、 あんたいつ 電話したの? お昼にはもう 龍は目を 覚ましてたの…
麻友の話では 晃を逮捕しようと 警察が探してるって だから危ないって そういう 言い方だったのに…。 晃の目が怖い 麻友は罪悪感で 胸が潰れそうに なった。…
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この自己満足の短期連載にご訪問くださったみなさま誠にありがとうございました。今回書きたかったのは持ち運びやすくメンテ不要維持コスト最小なのにスターウォーズのデ…
ルーンは自分から 貴也に顔を寄せて 軽く唇に触れた。 最初のキスよりも 感動した。「本当。きすしたらしあわせ…。 わたしが幸せになりました。」「ルーン…。」…
「ぼくも苦しいよ。 君と別れたくないから 胸が痛くて苦しい。 これは寂しいって 気持ちだよ。 寂しいから…離れたくない…。 ルーンもそうなんだよ。」「……。」…
貴也は絶句した。 自分の気持ち だけでは生きられない 人間がいるのだ。 ルーンの心に 貴也と一緒にいた 短い時間が暖かい 波になって溢れてきた。「さよなら……
全身の冷や汗と息苦しさ、 貴也が胸を押さえ 息を整えてるところに ルーンがふんわり 降りてきた。 ルーンの髪も服もリボンも 何一つも乱れていない 可愛いまま…
敵艦隊出現から ほとんど数十分で ルーンは宇宙船を 一つ残さずすべて 自動侵略第三船団丸ごと 破壊しきった。 ルーンのエネルギーは 無限に近く拡大できるが …
出現直後から 下降してきた宇宙船の 群れはルーンの 存在を狙って 標的撃破に動き出した。 ルーンを迎え撃つため 態勢を変えて 分離した5つの宇宙船が 一つの…
「サードです。 最後の戦団です。 わたしいきます。」「ルーン!」 貴也とルーンの頭上に 黒い宇宙船が 瞬間的に表れてきた。 5隻ごとに出現して あっという間に…
その答えは ルーンをにっこり 笑顔にさせた。 ルーンは人と 関わった体験に 感動しているし、 貴也の気遣いにも 感謝してる。「じゃあキスします。 それで手順…
日が暮れてきて 美しい山が バラ色の空に輝いて 空の雲が湖に 映りこんで 想像力を使わなくても 本当に山が浮いて 見えてきた。「きれい。」 貴也はそっと ル…
でもぼくがルーンを 引き留めたせいで ほかの最高に きれいな地球の 大自然を見られないんだ。 ほんとにごめんね。 でもぼくらは 恋人だから 一緒にいられるほ…
「タカタカと恋人になると どうなりますか?」「ぼくが、 ぼくが幸せになります!! それに君にたくさん 優しくします!!」 ルーンはまたも 不思議そうに 大きな…
ルーンの生まれ育ちを 想像して、 傍に誰もいない 孤独を感じて貴也の胸が とても痛くなった。 貴也から見たルーンは おとなしくて 優しい女の子。 その小柄な…
「わたしどこが故郷かは 知らないの。 だって私宇宙船しか 知らないから。」 宇宙船で生まれて育った? どういうこと??「じゃ…もしかして 両親はいないの?」 …
待ってる間も 恋しいお日様を浴びて 目を閉じてる ルーンの横顔を 見つめて貴也は いつまで 地球にいてくれるか 尋ねようか迷った。 どうして迷うかというと …
ラーメン屋さんに入って 活気のあるお店の 人の掛け声に ルーンはびっくり顔だ。 貴也に促されて 座った目の前で ラーメンを作って いるのをカウンター越しに …
「どこも痛くない? 大丈夫?」 貴也がルーンの姿を 心配そうに見回して、 一度も怪我なんか したことがないルーンは また不思議そうな顔だ。「わたしのことを シ…
5隻いる巨大戦艦で 最後に残った宇宙船が ルーンにレーザー みたいなものを 発射したけど ルーンは光の姿で あっさりよけて ルーンの光砲弾の 餌食になった。…
貴也は昨夜の巨大戦艦が 昼間のこの空に 現れたらどんなに みんなが怖がるだろうか考え、 周囲の人を見まわし、 また空を見上げて 恐怖の船団が やってくるのを…
貴也は動きが固まった ルーンの様子から 人間に見えるけど 実はやっぱり アンドロイドで エネルギー切れか??っと 不安になったが そうではない。 ルーンは自…
長い間お付き合いくださったみなさまご訪問感謝しています。8年以上も間が開いた晃と龍2を覚えてくださっていたみなさまもご訪問いただき誠にありがとうございます。放…
土日に勉強を 教えて貰っていても 赤ちゃんが泣き喚くたびに 加奈子が叫ぶ。「雄一郎ー、 あんた休みくらいは 手伝ってよー!!」「ハイハイ奥様!晃、 ちょっと…
みんなに愛されて みんなに 甘やかされて 毎日幸せな晃に 戻ったが、 でも今回の体験で 人の心はどこかに 悪意があるんだと 経験した。 みんなが愛して くれ…
もう二度と帰れないと 泣いたあの小さな 家に帰るような そんな錯覚を 抱きながら 晃は施設に入った。 3学期は 近隣住民からの 通報に怯えた 教師たちが風紀…
雄一郎が信じて ないのが表情や 声に出ていて晃は そうじゃないんだと 説明した。「本当だよ! はっきり感触が あったんだ。 生きてるみたいに! 事故で父さん…
やっとうちに着いたぞ… みんなで家に 帰ろうなあ…。 夢の中で振り返った 剛健が笑顔で 言う声が遠くなった。 晃を抱きしめていた さなえも スーッと消えてい…
「でもさ… カッコ悪くても俺… とうしゃんが 大好きだよ。 父さん母さんと 一緒に 暮らしたかった。」 さなえが晃を 抱きしめて涙ぐむ。 晃もさなえに しがみ…
5歳の晃は 暗い顔で首を 左右に振った。「そのあと事故で 父さん母さん 死んだから 行かない。」 晃が悲し顔をして さなえは晃を 抱き寄せて 剛健に言う。「…
まずは晃じゃなく 雄一郎が答えた。「長い話だよ。な?晃。」「そう、俺の友達が マヨクラに入った 話したよね?」「ええ、中高生の アイドルでしょう?」 と、か…
晃と雄一郎は 本当に楽しそうだが、 加奈子は 晃には複雑な 気持ちだ。 晃を愛した。 今も愛は残っている。 でも3年前は 雄一郎との愛を 確認し、今回は 偶…
屋敷の入り口では 夫がぼんやり 立っていたので 玄関に押し込み 自分も入ろうとする。 急に追い出されて 加奈子の方も焦った。「ちょ、ママ、 わたしの母子手帳…
その意味は 加奈子に昔の事 言っちゃうよ、 だから帰って と無言のまま ジェスチャーで 伝えた。 親子の縁を切られると 焦った敦子は 晃の交渉に乗った。 晃…
晃が雄一郎と 出会ったのも 奇跡だが、 まさかの赤い髪の おばさんとの 再会はもはや 悪魔のいたずらだ。 …あの変なおばさんは 結婚した娘に 嫌われてるって…
「加奈子ちゃんも 毎回騙されてないで 目を覚ましなさい! 本当に 懲りない子ね!!」 敦子に掴まれて 加奈子は雄一郎に しがみつく。「ママやめてよ。 一度家で…
「ほらでた。 ママはあたしより 怒ってたのよ。 それに孫が 生まれるって 大喜びだから 簡単には帰して くれないわよ。」「確かに顔が怖いな。」 敦子がぷりぷり…
晃の心の中の ガラスの欠片が なんとなく 痛んだが、 一緒に帰れるのは とてもうれしくて 一緒に来て よかったと思えた。 そんな良い 雰囲気の二人に 屋敷か…
スーパーイケメンの 完璧なイイ男が 全面降伏して 土下座を初めて 晃も驚いた。 その晃に 雄一郎は言う。「晃、俺の為に お前も謝ってくれ! 頼む!!」 と言…
加奈子はどーだ これを見ろと 言わんばかりに 着ている大きめの コートを広げて 少し膨らんだ お腹を見せた。「本当に?!!」 雄一郎は思わず 晃をチラ見 し…
「おまえ… それを全部 言ってしまったら マジで俺が 怒られるだろ。」 加奈子が右手を 上げて、 殴る体制になって 晃は雄一郎を 守ろうと前に出た。 でも先に…
例えるなら 妻がいない間に 愛人が自宅に 入り込み夫の 面倒見てたかの ような変な感覚?? それに断片的に 言われても 何があったのか さっぱりわからない …