『第一節について。ーー本当の意味の理想主義は、明らかに、我々の現実からすっかり遠ざかって、自分の夢想の世界にとどまることで現実を誤魔化したり、あるいはわざと…
『第一節について。ーー本当の意味の理想主義は、明らかに、我々の現実からすっかり遠ざかって、自分の夢想の世界にとどまることで現実を誤魔化したり、あるいはわざと…
フォン・クリンガー『どうしたら策略なしに常に悪と戦いながら世を渡ることができるか』
⚪️ヒルティの幸福論①より、フォン・クリンガーの記述: 「1」まず第一に彼(すなわち、この行き方を試みようと思う者)は、世のいわゆる「幸福をつくる」ことを、…
※ ※ ※ この特に政治的生活を営む者にとって重要な体験録の著者は、これに何らの哲学的基礎づけをも与えていない。彼は単に自分の…
フォン・クリンガー『どうしたら策略なしに常に悪と戦いながら世を渡ることができるか』
⚪️ヒルティの幸福論①より、フォン・クリンガーの記述: 「1」まず第一に彼(すなわち、この行き方を試みようと思う者)は、世のいわゆる「幸福をつくる」ことを、…
『どうしたら策略なしに常に悪とたたかいながら世を渡ることができるか』
スイスの哲人、カール・ヒルティ、「幸福論①」より: 『今日、多くの人々の間に、きわめて思慮深い人々の間のさえ、根本的に疑うことのできない事実だ、と考えられて…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『今日ではもはや、誰も他人に仕えることを欲しないで、まず神から、つぎには道徳的世界秩序から逃れ、すべての国家秩序から、教会や…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「偉大なことを成し遂げるのは、それ以外になすことのできない人のみである。」これはなんという真実であろう。だから、われわれは…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人間の生涯には、時として次のような瞬間がある。すなわち、霧のように限りなく層をなして神を取り囲んでいるように見えるすべての…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『他人から受ける不正、迫害、屈辱は、時にはわれわれの自己教育のために必要である。しかし、神と平和の関係にある人はみな、最後…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著 『虚栄心を防ぐ最上のお守りは、それを軽蔑する高慢である。しかし虚栄心よりもはるかに危険な敵である高慢に対しては、ただ神の…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『善に対する怠慢は、極めて大きな欠点である。おそらくあらゆる欠点の中で最も大きいものかもしれない。というのは、そこにはなんら…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『何かあなたにとって有益なことが、思いがけなく身に迫って来たならば、それを防ぐために、まず常識の原則にしたがって直接できるこ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。どんな形をも造ってはならない」(出エジプト記二〇の四)。この言葉は地上…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『死後にもその人柄の印象を長く残すような人は非常に少ない。たいていの人は、重要な地位にあった者でも、数年ならずして忘れられて…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『今日の人間社会の状態において、おそらく最も必要と思われるものは、真実なものを見分けるある種の本能である。つまり、それは、無…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『どんなに正しい人でも、その生涯のうちいつかは、「罪人の一人に数えられる」に違いない(マルコによる福音書15の28)。もしこ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『誰でも信仰の一時的な動揺を完全に免れるわけにはいかない。さもなければ、「信ずる」とはいえないであろう。しかし、信仰上の経験…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著 『箴言十六の三二⭐️。われわれは単純に自分の感情や気分のままに従ってはならない。感情や気分は、われわれが別に手をかけずとも…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『いつもできるだけある種のうす暗がりに身をおき、美徳の仮面をさえ被ろうとするのが、悪の政策である。享楽欲を、ケチでありたくな…
訳 者 序 ケーベル博士は著者のカール・ヒルティをその「生涯の伴侶(はんりょ)」の一人に数えて、こう言っている。「彼の著作のどこを開いても、明瞭に単純…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『偉大な思想は、ただ大きな苦しみによって深く耕された心の土壌の中からのみ成長する。そのような苦痛を知らない心には、ある浅薄さ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人はただ誠実であるだけでなく、また愛すべきところがなければならないが、こういう性質はごく実直な人にあっては、往々遅くなって…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『われわれも、巨大クリストフォルス⭐️のように、この地上の最も偉大な主人にだけ仕えようと固く決心しなければならない。しかし現…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『いくらか不精な若い人たちの多くは、宗教的真理や最上の処世法を短い言葉で、いわば格言風に表現したものを欲しがっている。まず、…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「世間には、あまりにも頑固で、あまりにも一途(いちず)に未来にばかり望みをかけている人がいるーー決してやって来もしない未来…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『内的進歩をしめす最もよい徴候は、きわめて善良な、心の気高い人々の中にいると心地よく感じ、凡俗な人たちの中では常に不快を覚え…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『私の生涯において、まるで夢遊病者と同じ様子であったことが数かぎりなくあった。危険に対して眼が開かれていたら、決して歩もうと…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『 いつわりの平和とまことの平和 (タウラー説教集第126) 主よ、あなたの子らが 心深くいだく平和は、 黄金…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『 嘆 息 ああ、主よ、我が心のやすらぎよ、 あなたの祝福をお授けください。 道を早めて私を導き、 気高い目標へお連れ下…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『 嘆 息 ああ、主よ、我が心のやすらぎよ、 あなたの祝福をお授けください。 道を早めて私を導き、 気高い目標へお連れ下…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『もはやいななる我意も享楽も念頭にないということは、思いもかけぬ素晴らしい境地である。そうなれば、毎日のように、なにか新しい…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『自分の周りの社会的水準よりほんのわずか抜きん出た者だけが、人気があり、一般に好かれる。そいいう人は、生きている間に、最大の…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『われわれが人生において人の憎しみを受ける時、その大部分は、相手の嫉妬か、報いられなかった愛のためである。 われわれが公然と…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『私はこれまでの生涯に、怒りや憎しみを抱き続けることはできなかった。差し迫った事情の処理のために、つねに、そのような感情を捨…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『毎朝、まず目を覚ましたらすぐに、今日も善を行う新しい機会が与えられたことに対して、神に感謝しなさい。そして一日中、その機会…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『キリスト教が人間の魂の深い要求に適合しないならば、千五百年以上の永きにわたって行われてきたように、たとえ不十分ながらも…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『自分でものを考え、自分の意見をもつ人がもっと数多くいさえすれば、世の中は限りなく良くなるであろう。たとえこのような人が反対…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『信仰はそれ自体すでに一つの幸福である。あるものをやがて手に入れることができるという十分な確信は、鑑賞している樹の花のような…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『イザヤ書30の15・18⭐️。主はあなたに恵みを施される日を待っていられる。だから、あなた方はいたずらに心配したり、いろい…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『ダンテ『神曲』煉獄篇第21歌58ー69行。あなたが善への道を歩もうとする時、まず眼の前にある課題は、あなた自身の意志をすっ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『どんな幸福な生活にも数多く起る試煉や心労を、堪え難い重荷だと考えるか、それとも自分の生活原則を実行し修練するために、神か…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『朝から晩まで、つねに神の御心だけを行いなさい。そうすれば、あなたがすでにこの地上で、繁忙な世の営みの迷路から天国へ導いてく…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『生活を(肉体的生活をも)、十分健康で力強いものにしたければ、生活の喜びがなくてはならない。だから、何らかの正しい喜びを持つ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『この世には、少なくとも見たところ罰せられもせずに、数多くの不正が行われているということは、深くものを考えない人たちにとって…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『真理と永遠の生命とに至る道は、今日では、唯物論と迷信という二つの死の淵の間をぬける、きわめて狭い、しかしなお歩くことのでき…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『キリスト教会の歴史を綿密に、また公平に観察する時、われわれは、この教団はその創始者の思想に完全に適合した正しい完成に達した…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『力の許すかぎり、中絶せずに有益な仕事をすることは、たえず神の近くにあることと並んで、およそ人生が与えうる一切のうちで、最も…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『厭世観は、決してよい徴候ではない。これをいだく人には、肉体的か精神的に、かならず何かが欠けている。たいてい、こういう人は、…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『つねにもっぱら正しい、善良な人であることに努めなさい。必ず世間の人はそれを認めるものである。世間は決して人を見る明に欠けて…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『われわれは、完全に健康でなければ、立派な仕事はできない、だから何よりもまず健康でなければならぬ、という見解を信じ込んではい…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人生のどんな境遇においても、神の導きと助けとをかたく信じることができ、ヨハネによる福音書15の7⭐️に言われていることをし…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『夢は、ある人の主な生活内容をなすものが何であるかを示す目印である。夢ががただ肉体的な事柄だけにかぎられず、もっと精神的にな…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『エゴイズムは何にもなして宗教と一致しないものである。したがって、われわれが何でもすべてを正しく、また心やすらかに所有しよう…
『内村鑑三 所感集』47頁:『世の要求に応ずべし。すなわちわれらがもって世の要求なりと認めるところのものに応ずべし。世が絶叫してもって要求するところのものは…
『内村鑑三 所感集』47頁より:『世の要求に応ずべからず、そは世は快楽を要求するものばなり。われらは世に供するに苦味をもってすべし、苦闘をもってすべし、…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『いわゆる「内的な戦い」とは、実にしばしば、人間の我意が、それと対立する神の意志をはっきり知りながら、なお逆らう戦い以外のな…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『ある事柄がまだ完全に克復されていないということは、われわれがそれについて考えたり、語ったりしたがらないからも分かる。ところ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人間のあらゆる性質のなかで、最良のものは誠実である。この性質は、ほかのどんな性質の不足をも補うことができるが、この性質が欠…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『上を仰ぐ心からなる愛の一瞥(べつ)は、それを受けられる神の側からは、たしかに最も綺麗な型通りの祈りより、もっと値打ちのある…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人間の間の友情と愛とは、こうした関係の最良のものにさえしばしば起りがちなように、上品なお楽しみに堕してはならない。むしろ、…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『今日、純然たる唯物主義を信じ得ない教養人の間に大いに広まっている不可知論は、結局のところゲーテの人生観であったし、一般に彼…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『どんな幸福でも、それに少しの罪も混じっていなければ、堪えられるものである。』 清秋記:
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『いわゆる「人間的な」事柄で、一番われわれの心が慰められるのは、人々をより深く知れば、たいてい彼らが評判よりも良い人間だとい…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『多くの人たち、ことに女性たちは、その天職を見失っている。今日ではそれを見失うこともやむを得ないとさえ思われる。なぜなら、現…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『私のこれまでの生活で、自分では気が進まぬながらも、他から強く促せれて行ったことは、ほとんどよい結果をみたが、自分の発意で着…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『神の「親愛」こそ、本当にわれわれに尊敬の念を起させ、われわれを信服させる唯一のものである。神の「怒り」はそうではない。いく…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人から受けた不正をいつまでも思い続けることはつねに有害であり、その上たいていは無益である。そう言う考えを急いで払いのけて、…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『神への信仰を持たず、ただ自分の不確かな力と人々の当てにならぬ助けを頼りにし、また、世間で人生の楽しにとされれていることだけ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『見えない世界を「信じる」ことによって歩くか、それとも日常の世界を「見ること」によって歩くかにしたがって(コリント人への第一…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『見えない世界を「信じる」ことによって歩くか、それとも日常の世界を「見ること」によって歩くかにしたがって(コリント人への第一…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著:『つねに真実を語るということは、真剣にそうしようと欲する時でさえ、決して、なまやさしいことではない。嘘はわれわれの生活に深…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『何事が起ころうと、すべては神の御手から授けられるものと信じ、もはやいろいろと思いわずらうことなく、ただ開いた門を通っていく…
スイスの哲、カール・ヒルティ著『どんなに反対の実例があるにしても、この欠陥の多い地上で、やはり幸福と喜びとが得られるものだということを、大多数の人たちは夢に…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『内的な進歩が行われるには二つのものが必要である。それは、われわれに話しかける声と、それを聞くことのできる耳とである。 われ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「あなた方が、いろいろな試練に会った場合、それをむしろ非常に喜ばしいことと思いなさい」(ヤコブの手紙1の2)。試煉にあって…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人生の幸福は、困難に出会うことが少ないとか、全くないとかいうことにあるのではなくて、むしろあらゆる困難と戦って輝かしい勝利…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『大多数の人間は働くことを避け、自分の労働の結果の代りに、資本の蓄積や縁故関係や気楽な社会的地位など、つまり自分のためになさ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『ある文筆家は正当にもこう言っている。本当に大切なのは、正しい道にあることだけである。そうすれば、ほかのすべてのものは自ずか…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『すべての人間の生涯に非常におおくの神秘的なものが含まれているので、ある点からすれば、完全に真実な伝記などは世になく、またあ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『試みに、しばらく批判することをすっかりやめてみなさい。そして、いたるところで力のかぎり、すべて善きものを励まし、かつ支持す…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『この世には、愛はほんのわずかで、エゴイズムばかりが多すぎる、だからわれわれはこの憐れむべき人間を見捨てて、彼らを軽蔑したい…
『キリストみずからは、神を怒りの父などと言い表したことは一度もない。それが最も言われそうな、あの放蕩息子の譬え話(ルカによる福音書15の11以下)においても…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「神の怒り」は、ただキリストの受難と死によって、いわばその血によってのみ鎮められたという教会の教理は、私には十分納得できな…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『神との関係は、なによりも先ず、われわれの側において徹底底的に誠実になければならない。信仰の大きな動揺や、そればかりか背信が…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『われわれは、すでにこの世において次のような幸福を知らねばならない。すなわち、どんな事情のもとでも、また、だれでもみな、手に…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『愛というものは、人をあざむきがちな、あるいは少なくともしばしば実行しがたい言葉である。人間に対しては同情が、神に対しては信…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『われわれの内的人間が外に現れている人間がどのような結びつきにあるかは、われわれにはまだ十分に理解されていない。しかし神の感…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『列王記下五の一五ー十九、ダニエル書三の二八、六の二七、創世記三の六・一六、ヨーロッパの文明民族の宗教史をイスラエル民族の宗…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『ピテカントロプス(化石で発見された原人)やその他の類人猿発見も、聖書の真理を揺るがすものではない。それはちょうど、プトレマ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『マタイによる福音書二〇の二五ー二八⭐️のキリストの言葉は、最善の人たちでさえ、辛うじて、しかも多くの苦い経験をへたのちに初…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『恐れは、常に、なにか正しくないことの印であり、その正しくないものを探し出して徹底的に克復しなさい。そうすてば、恐れは苦しい…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「明日のことを思い煩うな。一日の苦労はその日一日だけで十分である」(マタイによる福音書六の三四)。 この有名な言葉の後半は…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『この世で真によく人を助けうる者は、「とこしえに燃える火⭐️の中におることのできる」身である。その他の者は、我々が自ら助けう…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『朝、目覚めると同時に真っ先に意識にのぼる考えが何であるかは、非常に大切である。その時あなたは普段さまざまな偶然の原因から起…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『神との交わりには、特別の時刻(いわゆる時禱)や時期(朝夕など)や姿勢や姿勢や身振りなどを全然必要としない。反対に、最も簡単…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『しかしあなたはおそらくこう言うであろうーー私は神とキリストを信じることができない、私の悟性がそのような形而上的直感に反対す…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『自然的素質や生の目的の点で、人間は動物と同等だという考え方を、あなたの確信としてはならない。むしろ、このような近代的見解に…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『悪い読書は、よくないよりも危険である。なぜなら、現実の人間は、空想の産物にあるように、純粋な全くの悪や誤りの塊でありながら…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『真の内的生活に達する場合、個々の魂が自らの内に経験する成長の過程は、普通、次の通りである。 まず第一に、不満足な世俗的努力…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『神の恩寵にあずかっている事実は、普通、次の二つのことではっきり認められる。まず第一に、往々全く突然、なんらの外的原因もなく…
「ブログリーダー」を活用して、真田清秋さんをフォローしませんか?
『第一節について。ーー本当の意味の理想主義は、明らかに、我々の現実からすっかり遠ざかって、自分の夢想の世界にとどまることで現実を誤魔化したり、あるいはわざと…
⚪️ヒルティの幸福論①より、フォン・クリンガーの記述: 「1」まず第一に彼(すなわち、この行き方を試みようと思う者)は、世のいわゆる「幸福をつくる」ことを、…
※ ※ ※ この特に政治的生活を営む者にとって重要な体験録の著者は、これに何らの哲学的基礎づけをも与えていない。彼は単に自分の…
⚪️ヒルティの幸福論①より、フォン・クリンガーの記述: 「1」まず第一に彼(すなわち、この行き方を試みようと思う者)は、世のいわゆる「幸福をつくる」ことを、…
スイスの哲人、カール・ヒルティ、「幸福論①」より: 『今日、多くの人々の間に、きわめて思慮深い人々の間のさえ、根本的に疑うことのできない事実だ、と考えられて…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『今日ではもはや、誰も他人に仕えることを欲しないで、まず神から、つぎには道徳的世界秩序から逃れ、すべての国家秩序から、教会や…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「偉大なことを成し遂げるのは、それ以外になすことのできない人のみである。」これはなんという真実であろう。だから、われわれは…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人間の生涯には、時として次のような瞬間がある。すなわち、霧のように限りなく層をなして神を取り囲んでいるように見えるすべての…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『他人から受ける不正、迫害、屈辱は、時にはわれわれの自己教育のために必要である。しかし、神と平和の関係にある人はみな、最後…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著 『虚栄心を防ぐ最上のお守りは、それを軽蔑する高慢である。しかし虚栄心よりもはるかに危険な敵である高慢に対しては、ただ神の…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『善に対する怠慢は、極めて大きな欠点である。おそらくあらゆる欠点の中で最も大きいものかもしれない。というのは、そこにはなんら…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『何かあなたにとって有益なことが、思いがけなく身に迫って来たならば、それを防ぐために、まず常識の原則にしたがって直接できるこ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『「あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。どんな形をも造ってはならない」(出エジプト記二〇の四)。この言葉は地上…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『死後にもその人柄の印象を長く残すような人は非常に少ない。たいていの人は、重要な地位にあった者でも、数年ならずして忘れられて…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『今日の人間社会の状態において、おそらく最も必要と思われるものは、真実なものを見分けるある種の本能である。つまり、それは、無…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『どんなに正しい人でも、その生涯のうちいつかは、「罪人の一人に数えられる」に違いない(マルコによる福音書15の28)。もしこ…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『誰でも信仰の一時的な動揺を完全に免れるわけにはいかない。さもなければ、「信ずる」とはいえないであろう。しかし、信仰上の経験…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著 『箴言十六の三二⭐️。われわれは単純に自分の感情や気分のままに従ってはならない。感情や気分は、われわれが別に手をかけずとも…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『いつもできるだけある種のうす暗がりに身をおき、美徳の仮面をさえ被ろうとするのが、悪の政策である。享楽欲を、ケチでありたくな…
訳 者 序 ケーベル博士は著者のカール・ヒルティをその「生涯の伴侶(はんりょ)」の一人に数えて、こう言っている。「彼の著作のどこを開いても、明瞭に単純…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『長く生きていればいるほど、また大衆の影響力、大衆意識、あらゆる種類の社会的および結社的組織ということが世論にのぼればのぼる…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『悪い習慣は、よくない交際よりも危険である。なぜなら、現実の人間は、空想の産物にあるように、純粋な全くの悪や誤りの塊でありな…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『キリスト教が少しも信用されず、その真理が真理として縁広く認められないとすれば、それはわれわれに、われわれの一人ひとりに、欠…
スイスの哲人、カール・ヒルティー著『真の内的生活に達する場合、個々の魂が自らの内に経験する成長の過程は、普通、次の通りである。 まず第一に、不満足な世俗的努…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『われわれの教育者や伝道師はやるように人をはじめから信仰へ導こうとするのは、たいてい全く無益である。だから、彼はほとんど成長…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『神の恩寵にあずかっている事実は、普通、次の二つのことではっきり認められる。まず第一に、往々全く突然、何らの外的原因もなく…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『見えない世界を「信じる」ことによって歩くか、それとも日常の世界を「見ること」によって歩くかに従って(コリント人への第二の手…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『われわれが目の当たりに見ている現在の世界秩序には、多くの欠陥があると思わずにはいられない。このことは、とりわけ、無数の人…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『もしあなたが完全に正しい者になりたいと思うなら、いわゆる「新聞に評判よく書かれること」を断念しなければなるまい。毎日の新…
カール・ヒルティ著『後を見ないで、つねに前方を見なさい。最後には、この世の命を超えて彼方を見なさい。後を振り返るのはなんの益にもならない。ただし、まだ改め…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人間の生活は、神の恵みによって、また恵みの中にあって、堅固になっていないかぎり、えてして傲慢になりやすく、また容易に意気沮…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『地上における天国は、人間がたえず神の御心と合一することより他に、もはや何ものをも熱望しなくなった時から始まる。来るべき天国…
スイスの哲人、カール・ヒルテイ著『人生は、老年にいたって、ますます美しく、立派になることができ、またなるべきものである。しかし、より安楽になるわけではない。…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『人間は、エゴイズムがつねに自分自身を悪い結果をもたらすものだということを、理性をもって十分に納得しないかぎり、たとえ信仰が…
スイスの哲人、カール・ヒルティ著『菜食主義的な生活法は、原則的にいえば、たしかに最良のものである。けれども、なによりも先ず、文明化した人類をもう一度そういう…
カール・ヒルティ著『ある唯物的な哲学者が次のような美しい言葉を述べている。我々の目に入る悲惨を我々自らの恥とすべきだ、と。これはまた、損なわれていない心、富…
カール・ヒルティ著『「沈黙で失敗する者はない。」このいささか風変わりな言葉は、さまざまな社会的地位にあって、成功を収め人に抜きん出た私の親友の一人が、いつも…
カール・ヒルティ著:『いつまでも同じ考えに、そればかりか同じ思い出にこだわっていてはならない。過ぎ去ったことは済んだこととして、現在なすべきことを行わなけれ…
カール・ヒルティ著、『アモス書3の2⭐️、は、善人がなぜこんなに多くの苦しみを受けねばならなという問題についての大変よい説明を含んでいる。実際、善人の苦難は…
カール・ヒルティ著: 『「(いま)私はこの苦しみを堪え忍ばなくてはならない。けれども、いと高き者の右の手が(やがて)すべてのものを変えてくれるであろう」(詩…