開廷表のこと
裁判所の廊下には、開廷表が張り出されています。その日に裁判所で行われる期日の事件名や当事者名が記載されているのです。本来は、裁判所に出頭した代理人や当事者に対して、この手続はこの法廷でやる、ということを案内するためのものです。私は、特に理由はないのですが、出頭した際には開廷表をざっと眺めています。 私が弁護士になりたてのころは、過払金の事件が多かったです。その日の期日の半分以上が過払金の事件ということもめずらしくありませんでした。最近は、過払金の事件はぐっと少なくなり、1日に1~2件あるかないかぐらいになりました。 最近になって増えたように思えるのは、交通事故事件です。当事者の権利意識の高まり…
2016/01/27 08:00