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「青空文庫」の作家、高野敦志の世界 https://takanoatsushi.seesaa.net

舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。

ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。 http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

高野敦志
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2012/05/18

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  • 星新一の「見失った表情」

    その頃、整形手術では満足できず、表情操作機というナノマシンを埋め込むことが流行していた。ただ、表情操作機は違法だったので、発覚すると検挙されてしまう。 とはいえ、違法とされた根拠は不明である。機械で操作した表情を見せるのは、人を騙すことになるからか。表情操作機には依存性があって、いったん使用すると自身で表情を作ることができなくなるからか。 整形したが、表情をどう作るか分からず、独身のまま過…

  • 『ビーバップ Bebopとその周辺』(ePub)

    ビーバップ Bebopとは、1940年代に起こったジャズのスタイルで、神業とも思える速さで原曲をアレンジし、即興演奏するジャズの一派です。チャーリー・パーカーをはじめとするミュージシャンのアルバムについて、恣意的な好みで選んだエッセイ集です。これを読んで好きなアルバムを、ぜひ見つけて下さい。 以下のリンクからダウンロードできます。 Bebop.e…

  • 三島スカイウォークの吊橋(6)

    三島スカイウォークの停留所に戻ってきた。富士山はすっかり雲に隠れている。お客が大勢乗ってきた。行きに見掛けたスリランカ人の若者もいた。 うとうとしているうちに、三島駅に到着した。とりあえず、遅い昼食をとることにした。駅前の大衆食堂に入る。僕は肉豆腐の定食。友人は卵かけ豆腐の定食。白身魚のフライとポテトサラダ、味噌汁がついていた。おいしかったし、お腹がいっぱいになった。 最後は温泉に入ること…

  • 第三版《ゲートウェイ・エクスペリエンス私見》(pdf)

    ロバート・モンローが開発した脳波誘導の技術「ヘミシンク」によって、変性意識の世界を誰でも体験できるようになりました。 ヘミシンクは能力開発、自己実現に用いられてきましたが、最近《ゲートウェイ・エクスペリエンス》のWave�Z日本語版が発売されました。これは死後の意識を擬似的に体験するプログラムで、来世への中継点とされる「フォーカス27」まで収録されています。それについて得た印象をまとめてみました。 …

  • 認知症の母のために

    九十代の母は車椅子の生活で、身の回りのことも自分ではできない。最近はきちんとした文で話すことさえ難しい。飼っている猫を見て「可愛いわね」と言い、着替えさせようとすると、「バカ」と叫んでこちらを叩こうとする。自分が分からない話は大嫌いらしい。テレビドラマは筋を追っていけないので、「岩合光昭の世界ネコ歩き」の録画を見せたり、童謡を聴かせたりしている。 それでも、記憶は断片的に残っているようなので…

  • 平成世相歌留多(ePub)

    カルタとはポルトガル語のcartaに由来し、本来はトランプを含めた広義のカードを言います。キリスト教が伝来した頃、西欧人が遊ぶゲームを見て、国産のトランプ「天正かるた」が作られました。その後、百人一首や花札など、日本独自の物が考案されました。 子供の頃に遊ぶ「いろはかるた」は、「犬棒かるた」の名で親しまれていますが、遊びとともにことわざを覚えさせる意図があります。平成の世もいよいよ終わりが近づい…

  • AudioGateの音について

    今は音楽を聴くには、Audirvana本とiFiのDACを組み合わせている。MQAをデコードするために導入し、緻密で自然な音に満足している。それ以前は、AudioGateというソフトと、コルグのDACを組み合わせて聴いていた。 AudioGateは音楽ファイルの再生ばかりでなく、録音したファイルを編集したり、DSDディスクが作成したりできる。ただ、MQAには対応していない。AudioGateはフリーのライト版だと、PCMの44.1kHzと48kHzにしか対応…

  • ネルヴァル Nervalをめぐる随想(pdf)

    19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などに…

  • 半沢幹一の『最後の一文』に関して

    名作の冒頭は、国語の参考書などで挙げられるから、たとえまだ読んでいなくても、覚えていたりする。『源氏物語』や『平家物語』『徒然草』などの冒頭を、中高生のときに覚えてしまった人も多いだろう。 作家にとって、冒頭の一文は重要である。それによって、作品の方向付けがされてしまうからだ。読者の方も、これから展開する作品世界への期待を抱くことになる。 文学を日本語学で分析するのが、表現研究の分野である…

  • 芥川龍之介論(ePub)

    芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 akutagawaron.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。 IEで…

  • 三島スカイウォークの吊橋(5)

    笠雲が取れるのを待っていたが、ますます雲に覆われていく。もう富士山がどこにあるのか、分からないほどになった。そこで、帰る前に箱根峠に寄ることにした。 バスに乗って十分ほどで、箱根峠に着いた。神奈川県との県境を越えたわけだ。バスは元箱根に向かっていく。ここからは、枯れ枝の向こうに芦ノ湖の青い水面、駒ヶ岳山頂のロープウェイ駅が見える。 ちょっと懐かしかった。二年前、新型コロナウイルスの流行が始…

  • 写真とエッセイ『大井川鐵道の旅』(pdf)

    静岡県の大井川鐵道は、蒸気機関車の走る本線と、ダム建設のために作られたトロッコ列車が走る井川線からなり、鉄道マニアには見逃すことができない路線です。特に井川線は、日本唯一のアプト式区間を持ち、奥大井湖上駅など、絶景の秘境駅がある野趣あふれた路線です。また、周辺の寸又峡はダイナミックな渓谷に、長い吊り橋がかかり、森林鉄道の廃線跡も残る秘湯のスポットです。「大井川鐵道と寸又峡」ほか3編の鉄道関連の…

  • 東京CDCの設置について

    ゴッドチャンネルによると、アメリカが東京にCDC(疾病予防管理センター)を設置するのは、ウクライナの生物研究所がロシアに破壊されたので、東京に生物研究所を設置して、生物兵器を製造するためだという。その背後で動いているのは、実は中国政府だという。習近平はほどなく失脚し、李克強が実権を握るという。生物研究所が稼働すると、日本はウクライナのように武力攻撃される恐れがある。 もう一つの目的は、保険証…

  • 『バベルの図書館』をめぐって(pdf)

    アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが選んだ世界文学全集『バベルの図書館』について、自由な形で書いたエッセイを一冊にまとめました。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。元の作品を読んでいなければ分からないというわけでもないので、気軽に読み流していただければと思います。 以下のリンクからダウンロードし、保存してからお読み下さい。

  • 老四川麺館の重慶担々麺

    本場の担々麺は、スープが入らないまぜそばだったという。天秤棒に担いで売るときに、スープがあるとこぼれてしまうからだ。僕はいろいろな店で担々麺を食べてきたが、あえて一つ推奨するとしたら、東京の池袋と高田馬場にある老四川麺館の重慶担々麺を挙げたい。 この店に入るのは、ほとんど中国人である。僕のように、本場の味を求める日本人もたまに来るが。本場の味なら、汁なし担々麺を推奨すべきかもしれない。確かに…

  • 小説「海に帰る日」(pdf)

    日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。 自作の小説をパソコンですぐに開けるpdf形式で配信します。以下のリンクをクリックすると開きますので、パソコンに保存してご覧下さい。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモ…

  • サル痘の流行について

    サル痘とは、齧歯類から感染したと見られる急性発疹性疾患で、アフリカで流行していた物が、欧米でも感染が認められているという。自然治癒することが多いが、重症化すると天然痘と区別がつかず、幼児では死亡する恐れもある。 半世紀ほど前に生まれた人は、天然痘のワクチンを接種(種痘)しているので、サル痘に対しても免疫があると見られるが、1976年以降に生まれた人は接種していない。 新型コロナウイルスのワクチ…

  • 植民地状態を永続させる「憲法改正」

    私は日本が植民地状態を脱し、真の独立を遂げることを願う者である。日本は幕末にイギリス女王の支配下に入り、連合国に敗戦してサンフランシスコ平和条約で形式的に独立を回復したのちも、実質的にはアメリカ軍政下に置かれたまま現在に至る。真の独立を回復しないうちに憲法改正を行うことは、現在の植民地状態を永続させることにつながる。 したがって、日本が真の独立を遂げるまでは、国民は一切の憲法改正を拒否すべき…

  • 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』について

    宮沢賢治は大正11年27歳の時に、女学校の教師をしていた2歳年下の妹トシを亡くしている。詩集『春と修羅』に収録された「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」などに、その心情が吐露されている。 大正12年8月、賢治は北海道と南樺太を旅する。亡き妹トシの魂が白い鳥となって、北方に旅立ったという思いから、トシの面影を求めての旅になった。稚内から大泊(コルサコフ)に渡り、樺太の大地を鉄道で北上する。豊原(ユジノ…

  • 高野敦志編『高野邦夫詩撰』(ePub)

    高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。その詩は自らの戦争体験や動植物、猫や蝶などへの共感、家族、とりわけ母、高野ことへの思いを中心につづられています。中でも『定時制高校』や『川崎』などは、各種の新聞でも取り上げられまし…

  • 星新一の「逃走の道」

    宝石類を盗んだ二人組は、駅構内に逃げ込むが、すでに警察の手が及んでいるのを知って、停車中の車両に乗り込む。トイレに潜んでいると、おもむろに列車が走り出した。しめしめ、これでうまく逃げ切れると思ったのだが、どうも車内がおかしい。乗客が無口で身動き一つしていないではないか。 何と、乗客はすべて人形だったのである。他の車両も、運転手までもが。だとすれば、この列車はどこへ行くのか。止めることはできる…

  • 小説「たましい」(pdf)

    小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • チベットと中国

    古代のチベットは、吐蕃王国と呼ばれていた。唐は吐蕃との和平のために、皇女の文成公主を降嫁させた。ソンツェン・ガンポ王は息子の妃としたが、息子が早逝したため、改めて自身の妻とした。文成公主は仏教と絹を吐蕃に伝えたとされる。青海湖の湖畔が唐と吐蕃の国境とされた。 中国政府の見解では、これが中国とチベットの友好関係の始まりとされるが、ラサの大昭寺(ジョカン寺)の門前にある、唐と吐蕃の国境について記…

  • 連体修飾節の種類

    日本語における連体修飾節では、名詞の前に修飾する語句が来る。実際の例を挙げて説明しよう。 例 母が作った料理はおいしい。 修飾される名詞(料理)は、文法用語では「底の名詞」と呼ばれる。 それに対して、英語では名詞の後に修飾する語句が来る。 例 Dishes(which)my mother made are delicious. 英語など欧米の諸言語の多くは、修飾する語句を、どんどん後ろにつなげられるから、修飾する部分が…

  • 三島スカイウォークの吊橋(4)

    対岸に渡ったのだが、橋からの風景を眺めるだけでは、若い人は満足できないだろう。ロングジップスライド以外にも、さまざまな娯楽が提供されている。セグウェイという電動立ち乗り二輪車や、電動アシストマウンテンバイク、バギーというオープンカーで、周囲を巡るツアーがある。また、ロープを伝ったり、板の上を歩いたり、ターザンみたいに、張られたロープを滑車で移動するアドベンチャーコースもある。 ただ、参加する…

  • スペース・ミュージックの世界(ePub)

    スペース・ミュージックの世界を紹介します。ここでは、ニューエイジ・ミュージックや、催眠性のある音楽だけではなく、広く宇宙のイメージを喚起する音楽についてですが。 冨田勲のシンセサイザーによる《宇宙幻想》、NHK特集『銀河宇宙オデッセイ』のサウンドトラック、意識変容の信号ヘミシンクを組み込んだアルバム、スペインの若手音楽家マックス・コルバッチョのアルバム、ホルストの《惑星》とNASAの宇宙探査機が…

  • 房総半島沖の地震活動について

    房総半島沖224キロ、北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの三合点付近で、5月17日22時17分にマグニチュード5.5の中規模地震が、深さ10.7キロで発生しているが、陸地から遠いために、Yahooの地震情報にも出てこない。 三つのプレートが重なって。鎹(かすがい)みたいに固着していた所で、中規模地震が起きたということは、歪みが限界に達しているということだ。しかも、浅い海底で起きている。仮に、…

  • 小説「シリウスからの旅人」(pdf)

    臨死状態から生還した男は、シリウスから来た宇宙人だと主張する。当惑する妻の愛情で、かつての記憶を取り戻していくが、夜の間に見る夢は、日本の危機的状況を警告するというSF風の現代小説です。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • 《Wes Montgomery in Paris》

    ウェス・モンゴメリーは、僕が最初に好きになったジャズ・ミュージシャンである。当初はカセットテープで聴き、やがてCDを買って聴くようになった。メロディーや演奏は好きなのだが、ギターの弦の音がよく聞こえない。ぼやけて埋もれてしまっている。特に90年代のCDは音質が良くなかった。現在ではリマスターしたものが増えており、多少は改善されているだろうが、弦が奏でる倍音は、CDでは十分に再現されない。 購入…

  • 第三版《ゲートウェイ・エクスペリエンス私見》(ePub)

    ロバート・モンローが開発した脳波誘導の技術「ヘミシンク」によって、変性意識の世界を誰でも体験できるようになりました。 ヘミシンクは能力開発、自己実現に用いられてきましたが、最近《ゲートウェイ・エクスペリエンス》のWave�Z日本語版が発売されました。これは死後の意識を擬似的に体験するプログラムで、来世への中継点とされる「フォーカス27」まで収録されています。それについて得た印象をまとめてみました。 …

  • シャドウバンかどうか調べる方法

    イーロン・マスク氏がTwitterを買収するので、Twitterは検閲をやめるのかと思ったが、いまだに継続しているようだ。僕のアカウントに関しては、リツイートが激減したこと、サイト(https://takanoatsushi.seesaa.net/)へのアクセスも減っているところから、怪しいと思っていたのだが。 シャドウバンには「検索候補BAN」「サーチBAN」「ゴーストBAN」「リプライデブースティング」がある。私が食らっているのは、「検索候補…

  • 第5版『電子本(電子書籍)を作ろう!』(ePub)

    『電子本を作ろう!』(ePub)の第5版を公開します。ジャストシステムの「一太郎2016」に関する新情報を含んだ増補版です。ePubやmobi、およびpdf形式で作るノウハウを解説します。電子書籍の形式について説明した後、文章を書いていく上での注意点、ファイルの作成方法、公開の仕方などを順に述べていきます。 第五版においては、「一太郎2016」で追加された機能のほか、ePubの固定レイアウトとPDFの違い、ePubの脚注の問…

  • iPod touchが製造中止に

    音楽プレーヤーとして登場したiPodは、CDからリッピングした音楽を持ち出す習慣を、世界中の若者にもたらした。僕が最初に使ったのは、iPod nanoだった。数年後、iPhoneにも関心を持ったわけだが、毎月の携帯料金のことを思うと、iPhoneから電話機能を除いたiPod touchが魅力的に思えた。 iPod touchを手に入れたことで、iPhoneのアプリが使えるようになった。音楽を聴いたり、電子書籍を読んだり、辞書を引いたり、ゲー…

  • 『高野邦夫句集』(pdf)

    日本詩人クラブ、俳人協会会員だった高野邦夫が、一九八七年(昭和六二)に、芸風書院から刊行した『高野邦夫句集』を原本にし、俳句に詳しくない読者向けに、ふりがなと多数の注を加えました。多摩丘陵の自然、日常生活の幸せ、工場地帯の風景、闘病生活、文学への思いを綴った句集です。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍…

  • 星新一の「善良な市民同盟」

    職場を荒らしてとんずらしていた男は、不良物件を売り付けに金持ちの老人の邸宅を訪れる。そこで男は、老人から善良な市民同盟に入るように促される。悪人を駆逐するために、体の水分が抜けて死に至る病原菌をばらまくので、予防接種をした者しか、審判の日には生き残らないというのだ。唯一の条件は、その団体について他言しないということだった。 男は善良な人間に生まれ変わり、愛する女性との生活も始めるが、審判の日…

  • 写真とエッセイ「立山黒部アルペンルートの旅」(ePub)

    本州にもこんな美しい風景があったのか! 立山、室堂高原、黒部峡谷鉄道の旅を、写真とエッセイで紹介します。現地で撮影した峡谷や高山の自然を、高解像度の写真で収録しました。リフローの電子書籍ePubで提供いたします。約9メガありますので、通信速度が遅い場合は時間がかかります。 以下のリンクからダウンロードしてください。 tateyama.epub

  • これってTwitterのバグ?

    Twitterは携帯端末とパソコンでは、表示され方が異なるが、パソコンでもブラウザによって異なる。以前はOperaで表示させたのだが、デフォルトで「ブックマーク」と「リスト」が表示されず、「もっと見る」をクリックしないと出てこない。また、動画の一部が再生されなかったりで、使い勝手が悪くなってしまった。 まあ、使いやすさではfirefoxの方が上だ。「ツールバー」が表示されないと、一瞬操作に戸惑うからだ。そこで…

  • 小説「漁火」(pdf)

    佐渡を旅した青年が、夜の海に浮かぶ漁火を眺めながら夢想する物語です。舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞し、「青空文庫」にも収録されています。表紙と「青空文庫」に書いたあとがきも加えました。パソコンですぐに開けるpdfファイルなので、保存してからご覧下さい。特にfirefoxの場合、ブラウザのまま開かずに、pdfを保存してからにしてください。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモ…

  • 増補版 超短編集「夢現万華鏡」(pdf)

    夢と幻想の世界を300字のショートショートにまとめた『夢現万華鏡』が生まれ変わりました。今回はさらに20数篇を増補しました。 古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界のほか、現実の社会を風刺した話も収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。以前にダウンロードされた方も、ぜひ増補版をご覧下さい。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロ…

  • 間もなく始まるのか

    岸田首相が台湾問題を引き合いに出して、「ウクライナは明日東アジアになるかもしれない」と発言したという(https://www.rt.com/news/555118-japan-ukraine-east-asia/)。これは台湾有事を示唆するものらしい。 ロシアの国営放送が「核1発でイギリスを地図から消してやる」として、核兵器によるイギリス攻撃の可能性を示唆した。核弾頭搭載型の水中ドローン「ポセイドン」で、高さ500メートルの巨大津波が、アイルランド…

  • 作品集『動物いろいろ』(pdf)

    我が家で飼ってきた犬や猫、ウサギ、プレーリードックのほか、虫や鳥など小動物について書いたエッセイや短編をまとめてみました。 どれも短い作品ですので、動物好きの方は手にとって読んでみてください。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • 岸田内閣不支持率95.7%?

    Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、「出生率が死亡率を超えるような変化がない限り、日本はいずれ消滅する。世界にとって大きな損失だ」と述べている(https://twitter.com/sharenewsjapan1/status/1523212439059570692?s=20&t=GhMrQNZVOWSKUBlMy_yfkQ)。確かに、不妊の恐れがある新型コロナウイルスのワクチンを、若者や子供に打ちまくっているのだから、日本の人口が激減するのは確実だろう。 厚生労働省は新型コ…

  • 梶井基次郎の青春(ePub)

    伊豆で過ごした梶井基次郎の生と死への思い、宇野千代や三好達治との交友関係を、美しい伊豆の自然を背景に描いた小説「厚い掌」を、電子本ePub3形式(縦書き)で配信します。 以下のリンクからダウンロードしてください。 atsuitenohira.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該の…

  • CDリッピングにおける注意

    真夜中に久しぶりに、CDのリッピングを行った。CDをドライブに入れてソフトを起動すれば、自動でアルバムのタグが書き込まれるのだか、今回に限っては、該当するアルバムの情報が見つからなかった。そこで、他のソフトを起動してCDの情報を見つけようとしているうちに、CDドライブが暴走してしまった。タスクマネージャーで調べても、関連するソフトは起動していないにもかかわらず。 慌てた自分は、Escボタンを押…

  • ネルヴァル Nerval の短編「緑の怪物」(ePub)

    19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。以前、「緑の怪物」の…

  • 5月9日は「終末の日」?

    5月9日はソビエト連邦がナチス・ドイツに勝利したことを祝う戦勝記念日である。この日にロシアのプーチン大統領は、ウクライナの戦争に武器を調達している国に対し、「終末の日」を示唆する演説を行うと、ロイターが報じている(https://jp.reuters.com/article/ww2-anniversary-russia-idJPKCN2MS1C0)。 終末の日というのは、キリスト教における「最後の審判」を指すのだろうか。誰が有罪であるか審判が下されるという…

  • 青海の白い雲(ePub)

    チベット旅行記『懐かしのチベット』の続篇です。2000年(平成12)の夏に、チベット人が居住する青海省から甘粛省にかけて旅した記録です。今回は日本人は僕一人で、中国人のガイドと運転手の三人で行動しました。『青海の白い雲』と名づけることとし、エッセイ「チベット人との語らい」を加えました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Qingha…

  • Hank Mobleyの《Another Workout》

    ハンク・モブレーはアメリカのテナー・サックス奏者で、ミドル級チャンピョンと評されている。ジャズの巨人ではないが、みずみずしく力強い即興演奏をするだけではなく、作曲も多くこなしている。とりわけ、トランペット奏者のリー・モーガンと共演すると、目を見張るような演奏をする。 このアルバムはタイトルを見る限りでは、《Workout》の別バージョンのようだが、むしろ代表作の《Soul Station》に近い雰囲気があると…

  • 懐かしのチベット(ePub)

    チベットの自然と文化に触れた心の旅を、紀行文の形でまとめました。古代チベット王の霊廟や宮殿、ヤルツァンポ川の流れ、チベット仏教の寺院、神秘の湖、ポタラ宮とダライラマの離宮などを巡りました。付録として西安の大雁塔、楊貴妃で有名な華清池、始皇帝陵についても触れました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Tibet.epub iT…

  • リンク切れに関して

    私のブログにアクセスしても、ファイルが非公開か削除されたかで、表示されないページが増えてきた。クリックすると「404 Not Found お探しのページは見つかりませんでした」と表示される。 何らかの検閲が働いているのでは、とも考えたが、別の可能性を考えた方がいいかもしれない。ブログの安全性を高めるために、アドレスをhttp:// からhttps:// に変更したのである。トップのページにアクセスするなら、この変更は大き…

  • ぼくはネコなのだ(pdf)

    夏目漱石の『吾輩は猫である』のパロディーです。のらネコの兄弟が母親に見捨てられた後、もう若くない兄妹と老母の家に棲みつく中であった事件を、ユーモラスに描きました。子ネコが成長する姿を楽しんでいただけたらと思います。ネコ好きの方は、ぜひご覧ください。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されま…

  • Twitterに対する権力側の危機感

    イーロン・マスク氏は、言論の自由を最大限尊重して、グレーな投稿の削除やアカウントの永久凍結には慎重であるべきだとしている。個人の認証の導入を考えているので、複数のアカウントを持って、誹謗中傷することは困難になる。また、一人一つのアカウントで個人が特定できるとなれば、無責任な発言にも制限がかかる。理不尽な誹謗には、法律で対処すればいいのである。 それに対して、言論の自由を最大限尊重すべきだと主…

  • 小説「たましい」(ePub)

    小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 以下のリンクからダウンロードしてください。 Tamashii.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入…

  • 体外離脱について

    体外離脱というのは、肉体から魂が抜け出す感覚で、幽体離脱とも呼ばれる。僕の場合は高藤聡一郎の『チベット密教入門』で紹介されている気功を練習することで成功した。その後、ロバート・モンローのヘミシンクを聞きながらも追体験している。 今回はYouTubeの「沖縄体外離脱研究所」で紹介されている方法について、僕の経験から感じたところを述べることにする。 まず、寝る姿勢だが、仰向けが勧められているが、これ…

  • みちのく出羽の旅 (pdf)

    僕の青春時代から数年前に至るまでの全4回、東北を旅した紀行文です。東北は江戸時代までは、広大な地域が、陸奥・出羽の2国にしか分割されていませんでした。長らく日本人にとっては、最果ての地だったからです。 ここには、旅の先々で感じた思いやイメージがつづってあります。エキゾチックな感覚にとらわれるのは、僕だけではないでしょう。そこには寡黙ながらも、懐の深い自然があります。気軽に読めるものと思います…

  • 三島スカイウォークの吊橋(3)

    吊橋の両側で、ロングジップスライドしていた。これは片道三十秒ほど、ロープを滑っていくもので、往復で五六十メートルあるらしい。安全ベルトをしているので、片手ばかりか、両手を放している人もいる。こちらに手を振っている人も。 吊橋では写真に撮ろうと、何人もの人がカメラを構えている。後で知ったのだが、料金は二千円だった。それなら、挑戦しても良かったと思った。ただ、友人は石橋を叩いて渡る方だから、少し…

  • ネルヴァル Nervalをめぐる随想(ePub)

    19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などに…

  • ウクライナ避難民の扱いについて

    ウクライナの高校生は、卒業時に11年しか学んでいない。それなのに、大学受験資格を与えるのは、法の上での平等に反するのではないか。1年間、学校法人の日本語学校などで勉強をさせるべきである。 香港出身の高卒の留学生には、大学受験前に1年間の就学を課していたのに、ウクライナ人だけ特別扱いするのはおかしい。それなら、12年未満の就学期間しかないモンゴル人にも、大学受験資格を与えないと不公平になる。 岸…

  • 詩と人生「蝶と猫」(ePub)

    日本詩人クラブ、俳人協会の会員だった父、高野邦夫が、生前に行った詩と人生に関する講演を文字起こししたものです。軍国少年として予科練に志願し、終戦を境に価値観の崩壊を体験したこと、教員生活や闘病生活を通して、詩とは何か、いかにすれば詩が生み出されるかについて語っています。講演のほかに、若い頃の写真や略年譜、自身の青春について述べた肉声も収録されています。 以下のリンクから、ダウンロードできま…

  • 早く情報開示されないのか

    ロシアのウクライナ侵攻の目的は、生物兵器の研究所を破壊することと、人身売買のために囚われていた子供たちを、地下から救い出すことだったという。日本を含めて多くの国で、人身売買に使われていた施設を、米軍が破壊してきたとされるが、旧ソビエト連邦領だったウクライナでは、その任をロシア軍が担っているらしい。 中国に関しては、習近平が中国共産党を解体しようとしているという。江沢民派の拠点だった上海が封鎖…

  • 第三版「男はつらいよ」おぼえがき(pdf)

    山田洋次の映画『男はつらいよ』の最新作「お帰り 寅さん」をはじめ、「少年寅次郎」とそのスペシャル版、「贋作 男はつらいよ」など、最近の情報を増補しました。 山田洋次の『男はつらいよ』は、葛飾柴又を舞台にテキ屋稼業で全国を旅した車寅次郎を描き、国民的な人気を博したシリーズです。寅次郎が訪れた土地や、ヒロインについて感じたこと、思い浮かんだことをまとめてみました。制作された全作品を年代順に並べ、…

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