隠された隙間はかけがえのない旋律を示す地図頭に生えた角の先端から吹く冷たい風が縛める中世の森の奥で妖精に出会ったようなこの感覚もう歩きたくないこの世界で原石を…
眩しい光に手を翳して消える風の声をノートに書き綴った美しい出会いを敬って変わる深く息を吸い込んで留まった休日の朝に気付いて髪を切る奥の方で彷徨う傷は治ってた新…
オリーブオイルと羊皮の匂い遠くで消えていく記憶が紛る白い名前をテーブルに飾って確かめ合って振り出しに戻る透き通った感情の数字を順番に並べて引き出しの端から詰め…
木のスプーンで掬う世の秩序を何も知らない調停者に差し出す窓に映る風景に咲くアマリリスきっとこれから46回躊躇する出口の近くで永遠に彷徨ってる夢を見た水星の夜明…
許しきれない臆病な誇りがひび割れた鏡の破片に映る成功と豆を一緒に煮込んで2日目の喜びと深みを嗜む隠しきれない痛みを覆った森の中を駆け抜ける少年兵信条を溶かした…
滑稽な尊厳を庭先に植える丸い部屋の隅で膝を抱えた器用な過去を自在に届けて形だけの肯定を蹴散らした許されない隙間を覗き込む感情は海の底でしか輝けないと君は言う自…
震えてる森の影に芽生える若葉信じていた優しい風が生まれる忘れてる体の記憶に残ってた牙埋もれていた結晶を抱いて眠る春の海で空っぽのペットボトルを拾い続け満たされ…
誰もの正義が正しくて都会の夜景に紛れ込む駅の改札を無視して通り過ぎる朝流れていく汚水をただ眺めるだけ耳の奥の方がかゆくて臆病な私を正当化する檻の中の虎にまたが…
夜の裏側から入ってきた円卓の騎士守らなければいけない青の柵を作る大昔の本革のソファの下で眠る猫又敵のいない老兵は全てを悟って笑う観覧車から吐き出された矛盾の旅…
魚が泳げる水準を決める勇気は家の前の花壇に咲いている白い芍薬みたい灯油ストーブを消した後の香り降りかかった呪いのようでどこか懐かしいかけがえのない繰り返しを優…
全部誰かに作られた世界運命的な川の流れと共に繰り返される輝きに頷く 散りばめられた無数の星何かが気に食わない空に飲み込んだ未来を吐いた ニセモノの鈍の刀がちょ…
いつのまにどこに定めた春風と桜が舞い散った夜明けの窓の外に広がる光りの向こうを眺める昨日会った屋根裏の小人達が届けてくれた手紙なんでこんな風になった小さな島の…
たいらな線を指でなぞるずっと嫌ってきたのに見向きもしなかった川の流れに逆らって泳いでいたことにやっと気づいた梟たちよるの街灯に立ち止まるきっと信じていたのに知…
燻ってる夜の怒りの先端に触れ 熟れたトマトを潰しながら笑った 道端を這い蹲ってる誰にも見えていない蜥蜴を見ない振り 顔を両手で覆って指の隙間か…
#384 細胞の先端まで繋がった信号は 絶望的に絡まった糸に似ていた 頭の奥にしまってある頭痛薬を公園の池に放り投げて観察する 窓際で微笑んでいた小…
これ以上何が必要なのかと蝉が鳴いた 母親が粘土を捏ねて造った世界の端で 切り株の上を踊りながら歌っているキリンは太陽を飲み込んだ 独り言は微笑みの裏…
ひっくり返る世界の話を書いた 眠ってたイグアナが目を覚まし 押し出した先端をまた上から入れて物語は続いた 薄暗い夜の隣で闇の薄さに集中して更…
#381 規則通りに並べられた本は迷い始めて 単純な律を汚れた余白の上に広げる 季節の端っこが少し欠けていることにはじめて気づき 誤解している自分自…
#380確かに仕舞った月の在りかを忘れてしまって城の石垣みたいに一つ一つ積み上げていく振り回しているはずの重みに振り回されて外の世界へ逃げていく複雑な模様を解…
すり減っていく天国への扉に腕を伸ばし錆びついた目覚まし時計のベルを叩く逆さまに映る湖の底を泳ぐ主は笑い矛盾したカヌーを漕ぐ焼けるような日差しを背にして荒れ狂…
今朝も鏡の前で確かめる鋼の角いつも通り小刻みに震えてる手で冷たくて臆病なドアノブを回して朝方の後悔を思い出す今となってはどこに行ったか分からない記憶を探す旅…
微温湯の端から端までを測った温度差の幅が広がっていく惰性無駄ばかりが詰まった頑丈な宝箱を抱えて眠る赤い花同じ輪の中にある遠い黄金色のシャンパンを飲み干す儀式…
秘密基地に集めた世界の断片きれいに並べられたビスケット子供たちの花がいっぱい詰まった大切なカバンを背負って笑う神様が生まれる前に創られた宝石のような歌と共に…
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