■■ はじめに・・・ ■■ *当ブログは2人組で運営しております。*内容は男性同士の恋愛等をメインに取り扱った一次創作です。 BLなどのご理解を頂けていない方、嫌悪感を抱かれる方は回れ右でお願い致します。 ま
オリジナルBL小説です。主に高校生の恋愛(R-18)。管理人は2人で文と絵、基本ハピエン。毎日更新
CP傾向はドS×ネガティブ天然・後輩×先輩・弟×兄中心に展開です。 どんな形であれ受け溺愛。 S/鬼畜/わんこ/ツンデレ/ネガティブ/天然/不憫/小悪魔/クール/男前/など
*R-18指定あり注意今回のお話は性的表現が含まれる部分がございます。18歳以上でR指定大丈夫な方のみおすすみ下さい。
拍手メッセージでレンミヤの読みたいお話をうかがいまして。 大人になった二人とその周囲を見てみたいとのことでした。 こういうところとかそういうところとちょっとしたご希望的なコメントもありましたので、それらもさらりとではありますが組
三弥は時折切ってもらっているらしい。有希に髪なんて触らせるなと言いたいところだが、その辺の有象無象に触れられるよりは多少マシかもしれないので仕方なく受け入れている。「あいつ、絶対俺の髪で遊ぶ。間違いねえ」 有希でもさすがに三弥に対してそう
今回も相変わらずの安定ぶりだったようだ。迎えに来た廉治を愛しい目で見てくれなかったのは愛が冷めたからではなく、単に申し訳なく思いつつホッとしたからだとわかった。「いつも俺が抜けられないだろうからって迎えに来てくれて、ありがとう&helli
皆とは大晦日に集まる予定になっていてそれは楽しみだが、その前にある職場の飲み会に関してはどうにも楽しみとは思えなかった。「こういう大勢の集まりだけじゃなくてたまには私たちともゆっくり飲んでくださいよ斉藤さん」「あー、いつかな」「いつかって
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クリスマス企画 ☆Guidepost本編パラレル☆(12/08〜12/27) --------------------------------------------------- ディアミラーノは三大王国
*R-18指定あり注意今回のお話は性的表現が含まれる部分がございます。18歳以上でR指定大丈夫な方のみおすすみ下さい。
「もうたくさん待ちましたよ。その気になってたのに、あなたが気にされてるかと俺的にほんとどうでもいい話までしました」 ろくでもない言われようだが、声は優しくそして艶がある。おまけに天使のような笑みを浮かべ優しげで軽いキスをあちこちに何度もして
ミツキの部屋から出て行ったセイヤの後を、確かに速攻でとは言えない上に城へ着いてからもそれなりの時間は経過していた。そして結局一晩が過ぎた。それでも王の首を取る時間だって必要だったことを思えばいくらなんでも神殿へ向かって力を調べてもらい、そ
「とにかく、普通ならお貴族様に手など出さないでしょうし、俺もミツキじゃなければこんなとち狂ったことなんてしませんよ」 とち狂っているとわかってはいるらしい。「じゃ、あ何で」「ですから、ミツキじゃなければ、と言いましたよ。あと、ミツキに言われ
ここぞという勢いで思い切り言い返したミツキを、セイヤは笑みを浮かべながら抱きかかえてきた。5インチくらいは身長差があるはずだ。それほどに身長差はあるというのに軽々と抱きかかえられドン引きする前に、さすがにうっかり落とされそうで正直怖い。「
途端、先ほどから浮かべていた笑顔はうさん臭いものだったのだなと一瞬で理解するくらい、純粋な笑顔を見た気がミツキはした。思わず凝視していると「嬉しいです」と言いながらセイヤが少し背伸びしてミツキにキスしてきた。「…&helli
「全然大丈夫。とりあえず王は倒したんで、俺が王でいいですよね?」「そ、れはさすがに我々では決めかねます。とりあえず我々で聖王様と、王派でないここの重臣たちへ報告いたします。セイヤ様はまず身を清められてください」「やってくれるなら、まあそれで
「ミツキ。ここにいらっしゃるのには気づいてましたが、何か悩んでおられるようだったのでとりあえずそっとしておきました。もう解決されたんですか?」 立っていたセイヤが爽やかで美しいと言っても過言ではない笑顔で振り返ってくる。大きな窓からそそぐ朝
魔物を一掃。ミツキは頭を抱えた。 そんなの、どこをどう探せばいいんだ。 こうしている間にもセイヤは魔物と戦っているかもしれない。確証はないが、こんどこそ間違いないような気がした。 王の首を取ることを思えば、魔物を倒すのはむしろ歓迎すべきこ
窓から出て行ったセイヤを追うにも、すでに跡形もない。だが向かった先がどこかはわかる。わかりたくないが、わかる。「ミツキ様、どこへ……」 執事に聞かれたが「ちょっと……」とあいまいにし
こうなってくるとセイヤが盗賊に襲われそうになっていた状況すら疑わしくなってきた。だがセイヤいわく「ひどいなあ。あれは本当に囲まれてたんですよ」らしい。「でも今のお前見てるとあれくらい、あっという間に解決しそうだけど…&hel
突っ込みも感情も色々追いつかない。「そんな風にまるで魚みたいに口をパクパクさせているミツキも素敵ですが」「何が……っ?」「とりあえずそのまだ癒えていない傷を治しましょうか」「え?」 肩に受けたひどい傷は魔術師の
数日後、とあるパーティでミツキは公爵家の息子と話す機会があった。公爵とはいえ、王の血族ではない。 話の流れで、最近孤児が誘拐される事件が増えているとは聞いていたものの、その公爵家でも一人の子どもが昔、人さらいに遭ったらしいとミツキは聞いた
「ていうか、何でミヤちゃん連れてきたの? もしかして怪我した?」「ちげーし。レンジに絡まれてたからおもしろそーだしかっさらってきたー」「ぶは。レンジぶち切れてただろ」「俺らの塔で用事あるからっつって引っ張ってきたから、どっちかっつーと唖然と
以前からしっかり治めている王と思ったことはなかったものの、最近だんだんひどくなっているのではないだろうか。「よくない噂も聞く、しな……」 とはいえミツキが勤める騎士団はもちろん国は当然ながら、王家を守るための存
「変な仕事っていうか、俺も昔からよくさらわれそうになってますね」「そう、か。でもよく無事だったね。よかった」「一度過去に結構ヤバい目に遭いかけたんですよ」「ええ……」「でも、それ以来鍛えてますから問題ありません。
「変な仕事っていうか、俺も昔からよくさらわれそうになってますね」「そう、か。でもよく無事だったね。よかった」「一度過去に結構ヤバい目に遭いかけたんですよ」「ええ……」「でも、それ以来鍛えてますから問題ありません。
少年はかわいらしい顔に笑みを浮かべながら「情報を売るのも俺の仕事なので」とまるで大人のような話し方をする。とはいえ貴族と違い、平民の子どもは学校も行けず幼い頃から働いている者が多いと聞く。子どもらしくなくもなるのだろう。ミツキはとりあえず
「この辺の治安も最悪だろうな」 ハルのため息交じりの言葉に、ミツキは頷きながら改めて辺りを見回した。 ここ、ディアミラーノは三大王国の一つであるフォルシャーラの王国都市だ。元々文化も栄え、小麦、米、トウモロコシ、大麦、オート麦、ライ麦、キビ
「そういえばデートに行ったんだってね」 にこにことリックがエルヴィンを見てくる。 相変わらず筒抜けかよ、とか、あなたは俺たちの保護者ですか、とか、諸々よぎりながらリックを見ると「そんなスンッとした顔しないで」と笑われた。「そういう顔にもなり
しばらくゆっくり散策した後、二人は軽食をとろうと店へ入った。 今までも公の場で食事したり、身内だけの小さな茶会で一緒に飲食したりしていたはずだというのに妙に新鮮で、いったい何が違うのだろうとエルヴィンはそっと首を傾げる。 思い当たることと
久し振りに町をゆっくり散策している気がする、とエルヴィンは思った。 ちなみに迎えの馬車を用意すると言っていたので、てっきりニルスとは町にある馬車を待機させたり乗り換えたりする宿駅で待ち合わせるものとばかり思っていた。しかし迎えに来た馬車に
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人間の浅見鈴として寿也と宅飲みをしたその夜、すずはまた泊まることになった。とはいえ泊まる泊まらないといった明白なやり取りしたわけではなく、明日は休みだしと気軽に飲んでいて、気づいたらお互い眠っていたという状態だ。 ただ、すずは酔っていない
◆金の鈴◆ 異形となった黒猫は、かつての主人の魂を求めて彷徨い歩く── 今井 寿也(いまい としや)は、大学へ行く途中、カラスに襲われていた黒猫を助ける。 黒猫は鈴のついたボロボロの首輪をしていた。
アルバイト先で寿也が鈴と仕事しながら話していると、奏流が客として入ってきた。「よ。がんばってる?」 ニコニコ楽しそうな様子で、チョコレート味の棒アイスをレジへ持ってくる。「温めますか」「はい。……って、いやいや
まさかそんなに嬉しそうな顔をされるとはと軽く驚きつつ、寿也は自分も顔を綻ばせた。「そっか、よかった。浅見くんさえよければまた誘うよ。あとうちの子も見て欲しいし」「そう、ですね」 買って来たつまみだけでは足りないかもと、簡単なものを作って鈴
今朝は目を覚ました時からすずを見ていない。せっかくの休日の朝にゆっくりすずと遊べなかったのを、寿也は残念に思いながら掃除したり洗濯したりしていた。 猫は気まぐれらしいから、ベランダからするりと出てどこかへ散歩しに行っているのかもしれない。
「すず。ごはん」 寿也が穏やかな笑みを浮かべながら、すず専用のエサ入れへドライフードを入れてきた。すずとしてはカリカリは喉が渇きやすいため正直缶詰のほうが好みだが、寿也が与えてくれるものなら結局何でもいいとも思う。 ゴロゴロ喉を鳴らしながら
リン、と音がした。 その日、今井 寿也(いまい としや)は一匹の猫を拾った。「で、その猫ちゃん、息はあったのか」 大学の食堂で昼ご飯を話ながら食べている時、一緒にいた友人の松山 奏流(まつやま かなる)が心配そうに聞き返してきた。寿也は頷
「オレは……人間が羨ましかった」 ずっと羨ましいと思っていた。この人の周りにいる人間たちが。同じ目線、同じ姿、同じ生き方のできる人間たちが。 あまり動かせない頭をぐらりと向けると「俺はむしろ君たちのほうが、羨ましい、かも……とても自由だろ…
そろそろ昼下がりになるだろうか。切なくなるほど紺碧の、真っ青な空だった。何もかもが浄化されそうな明朗な青。吸い込まれそうなほどの青。 泣きたくなるような青の中、先ほどから胸が高鳴って止まない。鼓動の音が耳に届きそうな気がする。悠久の時を経
◆水晶の涙◆ ── とある王国 神の子が禁忌を犯し、居なくなってから長い年月が過ぎ去った……。 辺境の村で少年2人は、いつも通り平穏に暮らしていたはずだった。 *赤&ra
翌日、アルスが動けないためファインはとても献身的に何でもしてくれた。それもあるし、そもそも確かに誘ったのが自分のため、アルスは文句の一つも言えず献身的なファインに甘えさせてもらうしかなかった。 ようやく出発すると、二人はとりあえずフィール
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フォルアが初めてモナと出会った時のことを思えば、そして気が遠くなるような永久の時を経てもあれほどモナを求めていたフォルアを思えば、何ら不思議ではないと思えた。 アルスはといえば、そう聞いてから隣にいたフォルアをぎゅっと抱きしめている。さす
世話になった家には、たくさんの獲物や木の実などを置いてきた。ファインたちの生まれ育ったアイトールでもそうだったが、現金はさほど役に立たないというか、王国などへ出向くなら必要かもしれないが、普段の生活ではあまり必要なかった。それよりも食料や
子どもたちや家で話してくれた女性の話を聞くと、ファインでも間違いなく老婆がモナだろうと思えた。 森に魔物や獣が出なくなったのも、モナの影響だろう。転生したモナにまだ神の子としての力があるのかどうか定かではなかったが、きっとモナの力だと思え
少女の母親が言うには、気づけば魔物どころか危険そうな獣も見当たらなくなった森に、食べ物は必要なため木の実などを取りに恐る恐る入ったら、その老婆を見つけたらしい。 素朴な村だ。今すぐ餓死するといった風ではないが、決して裕福な暮らしもしていな
翌日、四人はプラデェ王国を出た。その足で今度は反対側にあるクーニグという村を目指す。途中、ちらほら小さな集落があったので、そこでもモナについての情報を集めようとした。ただ残念ながら王国で得た情報以上の話は入ってこなかった。 クーニグに入っ
ファインとそういった行為ができた翌日、アルスはさすがに自分の体の限界を知った。「普段から鍛えてるのに残念」「いや、さすがに……」「俺としては余すところなく鍛えてたつもりだったんだけど、まだまだだったんだなってち
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ローヴァン王国には様々な素材がそろっているからと、カースがアルスに対雷属性魔道具を作ってくれた。おかげでずいぶん楽になった。以前から使っていた青い髪紐とそっくりに作ってくれたそれは、魔力を高めるだけでなく雷に対して無効化とまではいかなくと
ローヴァン王国はそれなりに大きな都市だった。高い城壁に囲まれた町は寒い土地にも関わらず見るからに繁盛している風だ。「この場所は島を挟んでさらに大きな国、カルフォン王国とそしてかつてのモーティナ神殿のあるモーティル島に囲まれたようなものだか
だがフォルアはファインを見てきた後に「行っても問題ない」と呟いてくる。「え? あ、あ。っていうか今オレの心読んだのか?」 突然言われ、ファインは少々動揺した。アルスやカースに言われても動揺まではしないだろうが、基本無反応無口なフォルアだけ
とりあえず話したところでアルスの調子がよくなるわけでもなく、結局ファインはなるべく変なことを考えないようにしながらアルスを抱きしめて眠った。 以前だったら下手すれば一睡もできず朝を迎えるところだが、一応眠れたので我ながら多少は成長している
アルスはもしかして実は本当に頭、悪いとかじゃないだろうな。 思わずそんな心配してしまうのも無理はないとファインは自分に言い聞かせるように思った。本当に何を言い出すのか。心底「こいつ大丈夫か」とさすがのファインでも思ってしまう。「襲ってみて
「え、っと……ごめん」 勢いなどに圧倒されながらもアルスが謝ると、ファインはハッとしたような顔になり、またアルスを抱きしめてきた。「いや。オレが悪い。声荒げてごめん。あと調子悪くて寒いっつってんのに体離してごめん
抜こうかと言った後、まるでこの場の時間が止まったかのようにファインの反応が一切「無」になった。何も言わないどころか身動きすらなく、息をしているかも怪しい。「ファイン? 大丈夫か?」「……、…&he
ファインを意識しているのは嘘じゃない。ただそれが、ずっと昔から一緒だった幼馴染に言われたせいなのか、アルスも実はファインのことを憎からず思っているからなのか、わからない。 皆、どうやって誰かのことがそういう意味で好きだってわかるんだろ。
とはいえ一緒の部屋だからこそ、今アルスが言った言葉をもっと掘り下げ真剣に話し合いたいと思いつつも、やりにくさしかない。「……ジレンマ」「え?」「ぶは」 思わず口から勝手に漏れた言葉にポカンとしているアルスに対し
心の中でひたすら「かわいいかわいい」とファインは先ほどから悶えているが、さすがに表に出すわけにいかない。気持ちはばれているとはいえ、ちょっとしたことで絶えず「かわいい」と思ってしまうところまでばれてしまうのはさすがに引かれる気がする。それ
「そっか、アルスは水属性だっけか」 普段あまり属性云々気にしてないからピンとこなかったよ、とカースが苦笑している。ハーフとはいえエルフの血が混じっているカースはどうやらファインたちとは魔法の使い方もやはり違うようだ。「やっぱカースの魔法って
ということで気づけば翌朝だった。 寝落ちるの、早すぎない? 俺。 考え、悩んでいたとは思えない。いや、夜は考えるのをやめようと決めたからこそ一旦すっきりして眠ろうとは思った。思ったが、それでも早すぎないだろうか。 こういうとこだぞ。 アル
とりあえずわからないながらに意識してしまっているからだろうか。夜、ファインと二人きりで眠るのがこんなに落ち着かなかったことはないなとアルスはひたすら思っていた。 今日ファインから流れでだが「欲望を押しつける」的なことを言われた時も妙な意識
とりあえずファインと仲直りというか、変なわだかまりも失くせたようでアルスはホッとした。自分の至らない言動のせいでファインを傷つけたり勘違いされるのは本望じゃない。 ……勘違い、かぁ。 アルスがファインに対して嫌
多分困っているのだろう。元々アルスは口がうまいわけではない。 困らせたままとか情けないだろ、オレ。「アルス。ほんと、気、つかうな。オレは大丈夫だ」「違うんだ」 また「違う」をいただいた。何が違うと言うのか。ここは困っているのをわかりつつア
息を切らせながらアルスが近づいてきた。「ファイン、ここ、にいた、んだ」「……あ、ああ。風呂、入る前にちょっと散歩しようかなって」 風呂へ入ってくると告げて部屋を出ていたため、アルスが今ここへ来たということはいっ
ファインの気持ちに答えるまでいかなくとも、少なくともアルスは受け止めてくれた。それがとても嬉しかったが、やはり無理させていたのだろう。 気持ちを切り替えるためもあり、ファインは宿を出てその辺を歩きながら、結局先ほどのアルスについて考えてい
じゃあ、とアルスは今さらながらに気づいた。 ファインが言ってた「欲望押しつける」って、そういう? いや、欲望って言ってんだしそういうことだろうと漠然とどこかで多分思っていたかもだけど、えっと……子作り的なこと、
フォルアが一通り演奏し終えるのを待って、食堂で今後のことを話しながら食事した。 あいにくフォルアの歌を聞いて何か情報提供してくる者は残念ながらいなかったが、歌や演奏はかなりお気に召した者が多かったようだ。カースの用意した袋には客から得たチ
ファインの口から明確に「一生薄れない」と聞いたとたん、アルスの中で表現しがたいほどふわふわとした弾けるような何かが広がった。「何だろ。何かふわふわする」「ふわふわ?」「うん。何だろな。気持ちが上がる、っぽい感じっていうか」「&hellip