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オリジナルBL小説です。主に高校生の恋愛(R-18)。管理人は2人で文と絵、基本ハピエン。毎日更新

CP傾向はドS×ネガティブ天然・後輩×先輩・弟×兄中心に展開です。 どんな形であれ受け溺愛。 S/鬼畜/わんこ/ツンデレ/ネガティブ/天然/不憫/小悪魔/クール/男前/など

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2012/05/08

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  • 彼は最後に微笑んだ49

    そんなエルヴィンに困惑したのか、慌てたように手を離すとニルスは「じゃあ」と部屋を出て行こうとする。「待って」 思わずエルヴィンはニルスを引き留めようとした。 まだ熱はあるようだが、薬も飲んだらしいだけあってずいぶん楽になっている。気持ちだ

  • それは、桜のような恋9

    水琴をリビングに放置したまま慌てて自室へ入った春海は、とりあえず目についたものを片付け始めた。もの自体はさほどあるわけではないが、家族以外の誰かを部屋に入れる想定ではなかったのもあり数少ない持ち物は散乱している。 適当に読んでいたいくつか

  • それは、桜のような恋8

    写真の中の春海はバスケットボールを持ち、ユニフォームを着て他の仲間だろうか、と一緒に楽しそうな顔をして写っている。思わずそれに見入っていると「春海が中学の時。バスケ部だったんだ」と聡美が教えてくれた。「バスケ部だったんですね」 振り返って

  • それは、桜のような恋7

    以前、大勢で遊ぶのは得意ではないといったことを春海が口にしていたのもあり、水琴は最初遊びに誘うのを少しだけ躊躇していた。だが五人くらいなら大勢とも言わないかもと誘ってみた。嫌なら断ってくれたらいいと思ったのもある。 とりあえず春海もところ

  • 彼は最後に微笑んだ48

    何故あんな光景が頭によぎったのかはわからない。 願望? いやまさか。それこそおかしいだろ。 俺とニルスが……あんな、あんな……。 ニルスにキスされ、エルヴィンは受け入れるどころかニル

  • 彼は最後に微笑んだ47

    次に目が覚めた時には少し楽になっていた。エルヴィンはぼんやりと辺りを見る。 ……ここは……どこ、だ? 一瞬また別の夢かと緊張しそうになったが、体が少し楽になったからだろう、そこまで悲

  • 彼は最後に微笑んだ46

    また同じような夢を見ていた。実際に起こったことでもないだろうに、何故また見るのか。 目を覚ますとそこにニルスがいた。最初はまだ夢の延長かと思っていたが、ホッとすることに夢から醒めた上に本物のニルスのようだ。ハンノの代わりにいてくれたらしい

  • それは、桜のような恋6

    十二月に入ると桜の木は完全に葉を落として冬の表情となっていた。そんなある日、春海は水琴から次の休みに皆で遊ばないかと誘われた。「結構前に、何人かで騒ぐのあまり得意じゃないみたいなこと言ってたから、嫌だったら嫌って言ってくれていいからな」

  • それは、桜のような恋5

    昼休みに春海があの桜の木をそばで見上げていると、そこへ水琴がやって来て「桜の木、好きなのか?」と声をかけてきた。春海はこくりと頷く。「春の桜も好きだけど、こうして季節ごとに変わる感じがすごく好きなんだ」 春先、蕾をつけた枝からやがて目を奪

  • それは、桜のような恋4

    水琴は春海が気になっていた。 受験の日、春海はとても嬉しそうに受験票を受け取った。入学式の日、とても楽しそうに桜の木を見上げていた。だから水琴の春海へのイメージは『伊桜 春海』という名前がぴったりの、明るくてほのぼの温かそうな雰囲気の人と

  • 彼は最後に微笑んだ45

    「先ほどまでここで仕事をしていたんだけどね、相当具合が悪そうで、休むように言ったんだ」 ウーヴェがため息をつきながら教えてくれた。いわく「休めばいいのに真面目でいい子だから休もうとしない。本当にいい子だけど変なところで真面目過ぎるんだろうな

  • 彼は最後に微笑んだ44

    父親、ウーヴェに心配されながらも、エルヴィンは一緒に王城へ向かった。元々今日は騎士としての訓練などではなくウーヴェの補佐として仕事をする予定だった。 まだ少し夢が尾を引いているのか、体がとてつもなくだるい。「エルヴィン。やはり休んだほうが

  • 彼は最後に微笑んだ43

    結婚式が終わってもしばらく様子を窺っていたが、やはりラフェド王は病に倒れることなく元気らしい。さすがに侯爵家子息とはいえ父親のように騎士団総長でもないため、気軽に王を見ることはできないが、話題は入ってくるので様子はわかる。 確かに様々なこ

  • それは、桜のような恋3

    復学後、思っていたよりスムーズに春海はクラスに溶け込むことができた。水琴の幼馴染だという章治のおかげもあるかもしれない。入学式以来初めて登校してきた春海に対し、周りは少し様子を窺うかのようにちらちら見たりする程度で遠慮している中、普通に昨

  • それは、桜のような恋2

    久し振りの登校に、春海はそこそこ緊張していた。それも仕方がないと思う。入学式に来て以来ずっと休んでいたのだ、きっとクラスではもう皆親しい相手などできているだろう。どうせならもう少し早めに復学すればよかったのかもしれないが、春海自身しばらく

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