chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
エイジング
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2012/04/13

arrow_drop_down
  • 私家版-伊豆名所巡り②

    友人たちはある意味歴女です。「修善寺に行きたい?」と聞いたら「あ!修善寺物語」と即答。「修禅寺の宝物館に連れて行かなくっちゃあ」と修善寺行きが即決定。(温泉地の名前は修善寺。お寺の名前は修禅寺なのです)最近の修禅寺の一番人気はこの石像。マツコデラックスにそっくり。確かにね。もちろん端正なこの本堂も素敵です。手水舎。小さく作ったのではなく、パーツそのものを小さく作ったと教えていただいたことがあります。例えば瓦の数を減らすのではなく瓦そのものを小さく作るという手間をかけているということです。温泉が使われています。晴天に青紅葉が輝いていました。宝物殿(写真不可)でも一つ一つをちゃんとみてくれて、二人で確認したりして旅の楽しみが増しました。桂川にかかる赤い欄干も目に染みるよう。竹林。桂川や竹林は通り過ぎるだけにし...私家版-伊豆名所巡り②

  • 私家版-伊豆名所巡り①

    友人が遊びにきてくれて、思いがけず近場の女子旅を楽しみました。景色に心奪われたり、歴史を感じるものに惹かれたり、もちろん季節の花にも歓声を上げ、美味しいものも楽しみました。備忘録としての写真集です。稲取展望テラス。(3/27)それにしても天気に恵まれました。左端の利島(としま)と中央右寄りの新島(にいじま)の間にかすんで見える大きな島が三宅島。伊豆高原からだと利島の左に見えるのです。稲取市街の展望散策道のスミレ早咲きオオシマサクラ一番近い景勝地は城ヶ崎海岸の橋立吊り橋。あいにくの雨でしたから、橋の向こうに灯台が霞んでいます。それでも海はきれいです。友人デザインの、お土産屋さんのプレート。普段の城ヶ崎海岸の海は富戸ブルーと言われます。江戸時代からの魚見小屋。富戸港の4月と言えばさくらブリ。今年は嬉しいことに...私家版-伊豆名所巡り①

  • ブログを再開するには前頭葉が必須です

    ご無沙汰しています。これだけ長く投稿しなかったことは珍しいのです。投稿が途切れる時は、理由は二つ。一つは遊びが充実しすぎて時間が取れない。もう一つはパソコンの不調。今回はその二つが重なったという状況でした。楽しい方から報告を開始しますが、一旦休んだことを再開するには大きなエネルギーが必要です。ふつうの言葉でいえば「意欲」「やる気」をかき立てる必要があると言えますし、脳の働きから考えると、前頭葉がどう働くかということになります。ニコニコ顔の友人(漁師さん)が大きな鰤を持って来てくださる。「今朝獲れ。ハラミは刺身。雄節はしゃぶしゃぶが美味しいよ」そう聞くと、捌いてあげて一緒に食べたくなります。一緒に感動の舌鼓を打ったら、当然お話に花が咲いて、お開きの時間が遅くなる。私の前頭葉はこのような時間が大好きなので、今...ブログを再開するには前頭葉が必須です

  • 脳機能検査をする意味(続)ー2022年の桜の記録と共に

    (2022年4月投稿の「桜の下でゲミュートローゼを考える」が、前回投稿の記事を補足しているので再投稿します。この年もたくさん桜巡りをしました)今年も桜を堪能しました。圧巻は、今年初めて出会った三島市玉澤霊園の山桜。樹齢400年ですって。我が家の稚木の桜(わかきのさくら)2年生でもう花をつけるという、牧野富太郎博士が最も好んだ可憐な一重の山桜です。伊豆は暖かいので、色鮮やかな寒緋桜も時々目にします。すごい…伊豆市、法泉寺の枝垂れ桜。ひっそりと山を背景にたたずんでいました。ここも初見です。見る人もなく…見事に咲いてくれていました。聚光院伊東別院に咲く莫眼花(ばくがんか)。禅語で「眼花することなかれ」と読み下し「眼病の時に花でないものを花と見間違うように、真実の花でないものを花と見てはいけない。心を平安に落ち着...脳機能検査をする意味(続)ー2022年の桜の記録と共に

  • 脳機能検査をする意味

    エイジングライフ研究所が提唱する認知症の早期診断法「二段階方式」は、まず脳機能検査を実施して脳機能の状態を測ります。その時、普通に使われている認知機能検査だけでなく、前頭葉機能に特化した検査を行うことが大きな特徴で、脳機能を二段階に分けて測るために「ニ段階方式」と名乗っているわけです。普通の認知検査で測られるものは高次機能と言われるのですが、前頭葉機能は最高次機能とでも言わなくては、実態を表すことになりません3/31の庭の花たち(牧野富太郎が最も好んだと言われる稚木桜)世界でよく使われている認知検査(知能検査)であるMMSEやWAISで見事に合格した人たちの中に、前頭葉検査不合格の人たちがいるという事実を知っている人はほとんどいないでしょう。二段階方式では、MMSEが満点の30点でも、安心せずにむしろ緊張...脳機能検査をする意味

  • 富戸定置網でブリ大漁

    ブリ大漁今朝、このような素晴らしい動画が送られてきました。漁師さんたちの喜びや興奮が伝わってくるようで、思わず「すご〜い」と声を出しながら、繰り返し見てしまいました。なんとお昼前、その今朝獲れブリをが我が家に到着!富戸の漁師さんが届けてくださいました。下の写真は、ちょうど夕方のテレビニュースで放送されたので、その1シーンのスクリーンショットです。ここに住んでいると、数年に一回くらいはブリを捌くこともあります。さすがブリともなると、捌くときに頭を切り落とすのに難儀します。何度か挑戦するうち、頭を残して捌く方法に到達しましたが、難しいことには変わりないのです。今日のブリは、頭を落として、三枚おろし(片身)。中骨も切ってあり、立派な真子までも引き連れての登場でした!「刺身だね。ブリしゃぶもいけると思う」とお届け...富戸定置網でブリ大漁

  • 美味到着

    伊能忠敬の日本大図の正確さには、誰しも驚かされると思いますが、なんと伊能忠敬の時代(伊能図の完成は1821年。200年以上も前)に伊豆東海岸の網代と川奈と稲取に定置網が描き込まれているのです。国土地理院からいただいた日本大図から網代地区を拡大しました。定置網漁は、網に入った魚の大部分が出ていってしまう(95%も出ていくとか!)環境にやさしい漁法です。まさに江戸時代からSDGsを実現していると言えますね。車で7分のところに定置網を持つ富戸漁港があります。お知り合いが時々獲れたての魚を持ってきてくださいます。漁の様子を写真で見せてくださることも。独り占めはあまりにも勿体無い…先日それは見事なイワシが届きました。大羽イワシ。27センチくらいありました!イワシには鱗がないと思っている人は多いでしょうね。新鮮なイワ...美味到着

  • ニューヨークランプミュージアムを満喫

    最近、近所のニューヨークランプミュージアムに3度も行きました。毎回「心ときめくものを見つけよう!」を心に秘めて訪れますが、不思議なことにと言いたくなるほど、毎回発見があります。入園すると、目に飛び込んでくるのが花畑の向こうに広がる相模灘。寒い間に訪れたご褒美として筆頭にあげられるのは、三宅島が見えることだと思います。ニューヨークランプミュージアムは、よく手入れがされていて、季節の花が楽しめるようになっています。ルピナス越しの相模灘。(伊豆東海岸)訪問時期を少しずらして、撮影角度を変えると、景色も前景の花も変わります。ストック。何度も訪れているうちに、顔馴染みになった関崎さん。かつてのプラントハンターのように、世界中は回りませんが、ネットを駆使して珍しい植物をゲットしては育てていらっしゃいます。この日は「シ...ニューヨークランプミュージアムを満喫

  • 東日本大震災から13年

    東日本大震災からもう13年…この日には2011年3月20日に書いたブログを再掲することにしています。13年前の2011年3月10日。3月11日の藤沢町(現一関市)講演のため、気仙沼前泊でした。早朝に出発して、奥州市江刺区の自主的な認知症予防教室「年とらんと会」にお邪魔してから、気仙沼に向かいました。詳細はブログに書きました。(後半)岩手県奥州市の認知症予防教室「年とらんと会」13年前の3月10日から11日の二日間は何という時間だったでしょうか!10日は奥州市で旧交を温め楽しい時間が過ぎました。夜は気仙沼港を見下ろす気仙沼プラザホテルで友人たちとおいしいお食事と楽しい会話で時を過ごしました。翌朝藤沢町(現一関市)の講演場所へ行く車中でも、とりとめもない会話を楽しみながら「ホテルからはカーブが続く上り坂。坂の...東日本大震災から13年

  • 二段階方式の説明

    友人から問われて、二段階方式の話をしました。残念ながらzoomだったんですが。後で考えて、一番大切なことの説明が足りなかったのではないかと気になっています。思いついてブログで解説をしてみることにしました。今日の投稿は保健師さんたちに対する基礎の復習のつもりで書いてみます。「二段階方式」においては、認知症を三つの側面から理解します。神経心理機能テストによる「脳機能テスト」の実施と判定(A)30項目問診票による「生活実態」の確認と把握(B)過去数年間における脳の使い方という視点からの「生活歴」の聴取(C)という三つの側面をリンクさせて総合的に判定、鑑別します。AのレベルとBの生活実態が一致して、さらにそれを説明でき得るCの確認ができた場合、つまりA=B=Cのみアルツハイマー型認知症と解釈することになり、初めて...二段階方式の説明

  • 小布施の仕事の後で楽しむー角野栄子「魔法の文学館」

    小布施町での仕事を済ませて、すぐ駅へ送っていただきます。電車が来るまで時間がありませんがそれでも一枚パチリと。2024年2月16日の小布施駅からの景色です。「この次まで。またね〜」長野で新幹線に乗り換えて、新橋からゆりかもめに乗り換える時、今晩ホテルで合流する予定だったもう1人の友人とバッタリ。こういう偶然は気分を「あげあげ」にしますね!風は冷たそうでしたが、天気がいいので朝散歩することになってフロントでウオーキングマップをゲット。Googleマップで調べると大体30分も歩けば、芝公園の増上寺に着くことがわかりました。後期高齢者3人のトリオで、3人とも歩行に障害がないというのはありがたいことだとまずは感謝しながら、汐留の高層ビル群を歩きます。日本テレビに人だかりを見つけて、行ってみたいのは私だけだったので...小布施の仕事の後で楽しむー角野栄子「魔法の文学館」

  • 小布施に行く前に楽しむー善光寺お朝事

    年に2〜3度小布施町まで出かける仕事は、私にとってはちょうど幼い頃夏休みに父の田舎に行く時のような高揚感を感じるものです。田舎に行った時のように待っていてくださる人たちにも恵まれて、20年以上もよくも楽しく仕事が続けられたと感謝の思いが湧き上がってきます。小布施に行くとよく仕事もするのです。講演会だけでなく、事例検討会も大切な時間です。今回は中ボケの方お一人、右脳障害(理由は不明ですが)の方がお一人、側頭葉性健忘症の方がお一人。正確に伝えると17人中14人は、脳機能が正常か小ボケレベルということになります。認知症の相談窓口でこのような割合で相談者が訪れるというところは、日本中探してもないと思います。(実は通常では、ほとんどが正常者と小ボケレベル)仕事とはいえ左脳中心にはなりえず右脳の出番が多い小布施行きで...小布施に行く前に楽しむー善光寺お朝事

  • 小布施町 脳のリフレッシュ教室交流会

    今年も小布施町脳のリフレッシュ教室交流会に伺いました。一番最初に山王島の教室が始まったのが2002年。それから町内各地区に1教室ずつたちあげて、2007年から教室交流会を年度末に開催するようになりました。コロナ禍で実現できない年もありましたが、山王島の教室が20周年を迎えた去年の交流会再開はみんなが待ち望んだことだったと思います。小布施町山王島「脳のリフレッシュ教室」20周年今年は北部地区の教室が20周年を迎えます。毎年うれしくなるのですが、地域包括支援センターの皆さんはなんと豊かな前頭葉を持っていらっしゃることでしょう。皆勤賞や継続賞の文言、賞品…今年は櫻井町長さん、副町長さん、保健福祉課長さん、どなたも出席がかなわず(例年どなたかが必ず出席されるということは、この認知症予防活動が評価されているというこ...小布施町脳のリフレッシュ教室交流会

  • 「体の健康」と「脳の健康」

    前回投稿記事2022年度介護費用11兆2千億円をイメージする-脳機能からみた認知症今週は、認知症予防活動の指導で小布施町に行きます。各地区に「脳のリフレッシュ教室」を立ちあげていて一番古い地区は今年22年目を迎えます。講演も何度もしていますから...gooblogの最後の段落は、認知症だけが予防的福祉の対象になり得ると主張しました。2022年度の介護費用トータル11兆2千億円と認知症を関係付け過ぎと思われた方がいるかもしれません。認知症が介護が必要となった原因では認知症が一番多いことは多いのですが、それでも20%弱ではないかという声がきこえてきそうです。今日は少し違う視点からお話をしてみようと思います。私たちの主張は、一言で言えば認知症は脳の使い方が悪いために起きる生活習慣病であるということです。脳をイキ...「体の健康」と「脳の健康」

  • 2022年度介護費用11兆2千億円をイメージする

    今週は、認知症予防活動の指導で小布施町に行きます。各地区に「脳のリフレッシュ教室」を立ちあげていて一番古い地区は今年22年目を迎えます。講演も何度もしていますから、少し切り口を変えて介護費用の話に重きをおいてパワーポイントを作ってみました。「脳のリフレッシュ教室」の目的ははっきりしていました。つまり正常者に対する認知症予防活動なのです。もちろん20年も経てば、鬼籍に入られた方も、入院入所なさった方もいらっしゃいます。ところで厚生労働省が「認知症になるのを一年先延ばしにしてほしい」と言っていることをご存じですか。介護保険にとても多額の国費がかかっているのですから、本当に正直な希望だと思います。教室参加者の方に聞いてみると、皆さん異口同音にこのように言われます。「教室に来てみんなと楽しい時間を過ごしていれば、...2022年度介護費用11兆2千億円をイメージする

  • 笑う能力

    英語が得意な友人がら質問が二つ届きました。ひとつは「アメリカではアルツハイマーは「型」ではなくて病気ですね」これについては、解説をしました。「アルツハイマー病と型」もうひとつはFAST(FunctionalAssessmentStagingofAlzheimerʼsDisease)ー主にADL(生活自立度)の程度から認知症の重症度を評価するスケールーを読んでいて生じた疑問でした。「FAST(認知症機能評価)の7の段階に、'Lossofabilitytosmile'笑う能力の喪失という項目がありますが、これはどういうことなのかしらと思っています。顔の表情はなくても周囲の人への感謝を伝えたりという人間の感情はあるからです。今年の夏に、信号機の下にしゃがみこんでいる高齢の男性がいましたが、病院に行く途中で動けな...笑う能力

  • 新橋界隈散歩

    今日の記事は、Googleマップを記事に挿入する試みをしました。Googleマップが入っていないとその部分が多分空白になります。ごめんなさい。1月は3回上京しました。ここで報告したように、毎回右脳訓練と称して公園や寄席を楽しんできました。(報告済み)3回目はほとんど徒歩で目的地を回ると言う珍しいスケジュールでした。スタートは、新橋演舞場。目的地は銀座洋教ホール。みゆき通りをまっすぐ数ブロック有楽町駅方面に歩いて行くのです。そこで高校のクラスメートと会うのです。便利なGoogleマップ。徒歩で何分かかるかも調べてくれます。約11分ということでした。途中にもなかの空也があることに気づきました。ここのもなかはこの本店でしか買うことができない。またほとんどが予約販売で販売終了と言う、非常に入手しにくい最中です。早...新橋界隈散歩

  • 年賀状で小ボケ発見

    「認知症になったらどうなると思いますか」とか「どういうことをしたら、認知症になったと言いますか」と聞いてみると、実にさまざまな答えが返ってきます。まずは「物忘れ」ということば。「40代ともなると物忘れしない人がいないでしょう?何を忘れたら認知症と断定できますか」と重ねて聞くと「食事をしたのに食べてないという」とか「家を忘れて徘徊する」とか「家族の顔も分からなくなってしまう」という最重度の結論になってしまいます。次に出てくるのは「一人で生活できない。生活に全面的な介助が必要」という理解でしょう。こちらは逆に「突然、目が離せない全面介助になりますか?」最近の近所の花たち。大寒というのに桜が咲いています。正月千鶴桜認知症の始まりを知る必要があります!このブログで何度も繰り返しているように、認知症の大部分を占める...年賀状で小ボケ発見

  • 1月の右脳訓練-④歯科治療終了

    先々週、治療済み奥歯の縁が欠けてしまい、歯の耐用年数に思いを馳せて加齢を実感しつつ治療をスタートしました。先週の初回で型取りまでしたので、8日目の今日また上京しました。欠けた時はショックでしたが、欠けたところまで一体化したセラミック製の詰め物でしたので、なんだかすっかり生まれ変わったような気持ちです。いつも感心するのですが、詰めた後の噛み合わせの調整が本当に短時間!院内に歯科技工士の方たちが仕事をされる広い部屋があるので、やはり連携の具合が優れているのかなと思います。「神経がありますから、痛みがあります」と事前に言われて、風が当たってチクリと痛いのと、何も言われないでチクリと痛いのを想像すると、刺激は同じでも受け取るものは全く違います。「知る」ということは大切なことですね。東京駅八重洲口前のビル、再開発中...1月の右脳訓練-④歯科治療終了

  • アルツハイマー病と型

    友人からのメールが届きました。英語が得意な人です。たまたまでしょうか、FAST(FunctionalAssessmentStagingの略で、主にADL(生活自立度)の程度から認知症の重症度を評価するスケール)に目を通したら、疑問が湧いてきたという内容です。ひとつは「アメリカではアルツハイマーは「型」ではなくて病気ですね。」このブログでも何度か書いてありますが、もう一度まとめてみましょう。稲取のアニマルキーパーズカレッジを見学しました。アルツハイマー博士が「記銘力障害」と「見当識障害」を訴える(つまり痴呆症の要件を満たしている)51歳という若さの患者に出会ったのは1901年。この珍しい自験例を、「アルツハイマー病(Alzheimer'sdisease、略してAD)」と名付けて報告したのは従来言われてきた「...アルツハイマー病と型

  • 石原慎太郎さんは左利き-右脳梗塞で失語症に(再掲)

    どういう訳か、2017年3月に書いたこの記事が集中的に読まれています。何か理由があるのかもしれませんが、それを探るよりも再掲してみます。脳には場所でその働きが異なる「機能局在」という考え方があります。左脳はデジタル右脳はアナログ。脳機能をそんなにシンプルなものと断定するのは危険ではありますが、この記事や記事中に紹介している前記事のような症例こそが、脳機能の局在を知る手掛かりを教えてくれます。iPadを使っているのですが、購入した時にドコモショップのサービスで「dマガジン」というアプリがついてきました。いわゆる週刊誌から月刊誌まで。男女ライフスタイル誌、男女ファッション誌、お出かけグルメ、エンタメ、ビジネスIT、スポーツ等々180誌が読み放題。一か月後から有料でしたが、400円/月!ウソみたいな安さです。d...石原慎太郎さんは左利き-右脳梗塞で失語症に(再掲)

  • 1月の右脳訓練-③新宿末広亭

    新宿西口のヒルトン東京に友人と一泊しました。友人は仕事のため、新宿駅に翌朝10時半過ぎには着かないといけません。つまりそれからは一人の東京タイム。考えてみたら新宿に行くことはあまりありません。ここはひとつ新宿で過ごしてみようとまず第一段階の決断。(庭のビオラを見てください)新宿で体験してみたい新しいニュースがない。そういう時、歳を重ねた人たちだけができることがあります。思い出の中を探ってみる…母が体調を壊して長く慶應病院に入院したのですが、主治医の異動に伴って東京医大に転院しました。大学3年生の時だったか。地上が開いている地下1階の西口広場は、もうできていました。今の新宿中央公園はまだ淀橋浄水場。もう使ってなかったかもしれませんが大きな浄水池が並んでいました。最初の高層ビルの京王プラザホテルは建築中。その...1月の右脳訓練-③新宿末広亭

  • 1月の右脳訓練ー②清澄庭園

    歯科受診のついでの東京散歩は私のルーティン。今回は友人の誘いで清澄庭園に行きました。清澄庭園の前に荒川江戸資料館に行ったので割引になった入場料は、50円でした!正規料金は65歳以上で70円。都立庭園は9ヶ所もあるのです。東京に住んでいた時に行ったのは、学校の近所にあった小石川後楽園と私たち夫婦が出会った六義園だけ。東京を離れてから行ったのが浜離宮と旧芝離宮、それにバラに合わせて旧古河庭園。旧岩崎邸はすぐ側まで行ったのに、なぜか入っていません。向島百花園と清澄庭園は土地勘のない下町エリアなのでなんとなく足が延びず。そんな訳で、友人の「清澄庭園に行きましょう」の言葉には即オッケーを出していました。(もう一つは国分寺の殿ヶ谷戸庭園)清澄庭園は「回遊式林泉庭園」と言われるだけあって、お庭の中心に大きな池があります...1月の右脳訓練ー②清澄庭園

  • 1月の右脳訓練-①歯の治療から始まる東京散歩

    「歯」にも耐用年数があるのですね!「歯質がいいですね。ご両親に感謝ですよ」とドクターに言われ続けてきたのですが、事件発生。下の治療済みの奥歯の縁が欠けてしまったのです。硬いものを食べたのなら諦めもつきますが、歯間ブラシを使っていただけという情けなさ。「体」全体の耐用年数は間違いなく延びてきているわけですが、部品で見ていくと目にしろ、耳にしろ、髪にしろ、そうそうお肌も「耐用年数」とはいいませんが品質や機能の低下は否めない…ことはわかっているのです。講演で「誰しも老化はあるのです。正常老化を認められなければ生きていかれないでしょう」ということもあるのですから、甘受するしかないですね。でもチラッと心に浮かびます。長生きをしなければ「歯質がいい」ままだったのに(笑)と。息子の勧めで、東京駅からすぐの歯医者さんにお...1月の右脳訓練-①歯の治療から始まる東京散歩

  • 今年のお正月

    サルがミカンを食べてる。我が家の庭で!元旦の能登半島地震で少らからぬショックを受け、1月2日はいつもと違う気持ちで洗面所から外を見ました。あれ?本来ならばこういう景色が見えるはず。ところが、いないはずのものが、堂々と座っている。「我が家の庭にサルが!ゆったり座ってミカンを食べてる!しかも皮をむきながら!」少し唖然としてしまった後、夫にも見せてあげたいと、バタバタとご注進に走る。さいわい間に合って、二人でしばらく黙って観察。そのうち、急に動きが出たっと思ったら、姿を消してしまいました。「おなかがいっぱいになったの?」「それとも私たちに見られたから?」と聞きたい気持ちはいっぱいでしたが、その術がありません。奥にシークワーサーがたくさんあるのに、手前のカボス(多分)だけを食べてくれました。猿にも味の好みがあるの...今年のお正月

  • 過ちては則、改むるに憚ること勿かれ

    初夢を見たわけではないのですが、今朝ふと思いついた言葉があります。この記事の題は「あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ」と読みます。理由はあまりにもクリア。年末に息子から「2023-2024季節のご挨拶」を受け取りました。年内に年賀状を書くのはちょっと気持ちが乗りにくいものですが、今年のことを報告するのは、とても自然…続けてきたるべき年の抱負を書く。「これこれ。この方法にしよう!」決めたら、動き始めるのは早い方だと思います。2023年にもいくつもの楽しい出来事がありました。旅が解禁されたので、屋久島へ。前後泊して5日間。サンカラホテル&スパでゆったりとホテルライフを楽しみました。倉敷での姉弟会。その後兄弟で六甲有馬温泉。私には初めての有馬温泉でした。美観地区で姉弟会有馬温泉からの雲海六甲高山...過ちては則、改むるに憚ること勿かれ

  • 認知症予防の対費用効果を考える

    ユングの共時性!と思うようなことが時々起こります。「なごみの部屋」の我妻さんが、脳機能が正常な高齢者に対する認知症予防こそ最も重要であること「正常高齢者の認知症予防こそ大切」と「なごみの部屋」からを訴えたばかりだというタイミングで、今度は行政側で働いている保健師さんから、同じような趣旨の発言が届きました。彼女は定年を迎えた後も、その経歴を生かして非常勤で仕事を続けているのです。もともと保健師さんは対象は赤ちゃんから高齢者まで、種々の障がい者の方々の支援、検診や相談事業の手伝い、何よりその対象者の生活を見ることができる力を持っていますから、定年後も地域で活動を続けている人たちが多いのです。待遇はボランティアのようでしょうけれど、むしろ「お役に立てるなら」と自分の生きがいとして働いている保健師さんを何人も知っ...認知症予防の対費用効果を考える

  • 年忘れ横浜散策

    国立新美術館で、親しい人の作品展示があるという情報が入ったので即上京を決め、横浜に住んでいる大学時代の友人にこの話をしたら「じゃあ、私も」とすぐこの話に乗ってくれました。年齢の割にノリがいい私たちです。久しぶりの国立新美術館。私はだいたいいつも展覧会は一人で見るのですが、気の合う友達と一緒に回る展覧会もいいものです。小さな声で感想など言いながら会場を回り、とても満足できた一時でした。水引細工。日本刺繍。ビスクドール。伊勢型紙。翌日は「横浜で遊びましょう!」ということになったので、新しくできたヒルトン横浜に泊まることになりました。アンパンマンミュージアムを抜けてその先、Kアリーナの手前にありました。私は孫が大きいのでアンパンマンミュージアムへは行かずじまい、彼女は数年前にお孫さんと一緒に行ったとか。ちょっと...年忘れ横浜散策

  • 「正常高齢者の認知症予防こそ大切」と「なごみの部屋」から

    「なごみの部屋」の実践についてはこのブログでも何度も報告してきました。(カテゴリー「米沢市『なごみの部屋』の実践」にまとめてあります)「なごみの部屋」の我妻さんとは、遠いのでなかなか会うことが叶わず、時々電話でお話をするのです。今日はその記録ですが、本来茶飲み話のようなものですから、少々の誤解や間違いがある可能性は十分にありますから、ご容赦ください。「ちょっと話を聞いてもらっていいですか?」「もちろん!どうぞ」「Y市の介護予防事業の認定に漏れたんです。たしかに、たくさんの事業所が名乗りを上げていたことはわかるんですけど。『なごみの部屋』の実践を承知してくれているはずなんですが。そこが残念というか、なぜ?というか…なんです」我妻さんの複雑な思いが、これだけのやりとりで私にはよく身に染みてきますが、ちょっと解...「正常高齢者の認知症予防こそ大切」と「なごみの部屋」から

  • 木曽町だよりー木曽の人情に触れる

    旅の目的は何?と自問してみると、いろいろ思い浮かびます。海でも山でも景色を見るのは好き。特に満開の花に出会えると一期一会の気持ちが湧き上がってきます。興味関心の持ち方が恥ずかしいほど広く浅いのです。大体何にぶつかっても楽しい時間を過ごすタイプで、事前学習もやる方だと思います。ところが、旅先で誰かと親しくなると、その先の予定は全部キャンセルになってもその出会いこそ旅の醍醐味という気分になってしまうのです。木曽町にも、思い浮かべると「お元気かな」と懐かしさが込み上げてくる人たちがいます。いつものように、前泊で木曽町へ。宿に入る前にお寄りしたいところがありました。木曽町の長福寺。辞去した夕方の一瞬に写すことができました。もう15年くらい前になるでしょうか。講演の後、長福寺のお嬢さん(高校生?)が「心理職」につい...木曽町だよりー木曽の人情に触れる

  • なごみの部屋

    通所介護施設「なごみの部屋」のボケ予防活動「なごみの部屋」予防活動で事業拡大米沢市「なごみの部屋」再訪ー「高専賃ではないのです」米沢市「なごみの部屋」の「かくしゃくの会」代表!脳機能検査ができるケアマネさん実務研修会in浜松米沢市「なごみの部屋」の実践報告1ー認知症予防教室(お達者サロン)米沢市「なごみの部屋」の実践報告2-デイサービスセンターコスモス米沢市「なごみの部屋」の実践報告3-認知症対応型通所介護事業所「ぷちハウスなごみ」米沢市「なごみの部屋」の実践報告4-認知症カフェ(なごみCafe)米沢市「なごみの部屋」からびっくり報告米沢市「なごみの部屋」から納得の報告ー認知症予防は正常者から!なごみの部屋

  • 木曽町便りー中山道を楽しむ

    木曽福島町の時代から何度も訪れてはいるのですが、考えてみれば目的は仕事。代官屋敷は行ったものの、中山道の宿場町の風情を感じるところには行ったことがありませんでした。講演に伺った時には、隙間時間を利用した遊びを組み込むのが私流です。木曽町ではあまり遊び時間が取れなかったというのは、仕事をたくさんしたからでしょうか?(本当は、移動に時間が取られるために遊べなかったのです)10月の同窓会での講演の時に親しくなったM下さんは後輩とばかり思っていましたが、先輩でした。先輩が「必ず食べてくるように!」と勧めてくださった老舗そば屋くるまや本店は、中山道からほんの少し外れて、店の奥は木曽川支流に面しているという立地。行列のできる人気店ですって。美味しいお蕎麦が最初から2段。お蕎麦の水切れのいいこと!てんぷらもカラッと揚が...木曽町便りー中山道を楽しむ

  • 木曽町便りー久しぶりの講演

    20年くらい前になるでしょうか「木曽福島町」から初めて連絡をいただいた時、失礼にも「木曽」という言葉に引きずられて岐阜県かと思った私でしたが、長野県!何度か伺っているうちに藤村が言った「木曽路はすべて山の中である」ということがほんとうに実感されてきました。今はもちろん国道19号線が貫いているのですが、目を上げると山々が近く、ここを歩いた先人たちの思いに触れることになります。木曽川も山中の流れらしく勢いがあって、この山川の自然と対峙して生活していくと自ずからエネルギーはうちに秘める傾向が強くなるのでしょうか。一方で、言わずと知れた5街道の一つ中山道の宿場が連なっている地域でもあります。福島宿は中山道の真ん中の宿場。木曽路には10を超える宿場が連なっています。宿場町には文化に対する開かれた姿勢がありますね。木...木曽町便りー久しぶりの講演

  • 池田大作氏逝去の報から

    旅をしていたので、ネットニュースで「創価学会池田大作氏逝去」を知りました。ずいぶん高齢でいらっしゃること、表舞台に出てこられないことなどから、健康を害されていらっしゃるかもと思っていました。解説によると、この池田名誉会長逝去の影響は大きいと。私はすぐに思うところがありました。今年の6月、ひっそりと「認知症基本法」が成立しました。その大きな問題点をブログに挙げました。この法律は超党派の議員立法となっていますが、牽引役は公明党だったのです…声なき声に耳を傾けることは大切なことだと思いますが、そこに大きな過ちがあってはなりません。過ちに関してはブログをお読みいただくとして、このような公明党のあり方の変化が起きるのかどうか、注目して行きたいと思います。ブログを再掲します。「共生社会の実現を推進するための認知症基本...池田大作氏逝去の報から

  • 山中湖への旅を楽しむ

    「今年の紅葉狩りは遅きに失っしたかも」と思いながら山中湖への旅を企画しました。御殿場でランチをとって、須走の道の駅に立ち寄って…と通常の山中湖への道筋をなぞって行きましたが、いつも気になっている富士浅間神社にお参りすることになりました。予想以上の、信仰心に支えられた歴史ある佇まいに驚きながら進んでいくと、なんと紅葉のお出迎え!境内を進むと謂れのある巨木が何本も屹立…丁寧な説明板もあって良い散歩になりました。満足しながら山中湖へ。大きな富士山はいいですね。何度も声を上げながら山中湖一周ドライブを楽しみました。名残の紅葉が…対岸の小さな白い建物が今日のホテル、マウント富士です。チェックインしたら、富士山に微妙な雲が出現。一夜明けた富士山です。山中湖を入れてみました。ホテルマネージャーから勧められて、富士急ハイ...山中湖への旅を楽しむ

  • TV番組「認知症の第一人者が認知症になった」も教える認知症予防

    友人から「NHKテレビで長谷川和夫先生のことを見ました。認知症になっても広報活動を続けられていたようですが、なにより認知症にならないことが大事ですよね」というメールが来ました。「長谷川先生のことをブログに書いたなあ。彼女に送ってあげよう」と検索したら、下書きフォルダーに入っていましたので掲載します。2020年の11月に書いてあります。11月3日文化の日に二つの対照的なTV番組を見ました。一つが、このひとつ前の記事「TV番組『餅ばあちゃんの物語』が教える認知症予防」でした。制作者の狙いは「知恵と工夫でいっぱいの心豊かな暮らし。仕事とは?人生とは?幸せとは?こんな時代だからこそ心にしみる、つつましく温かな、餅ばあちゃんの物語」であって、決して認知症予防の実例を提示するという意図はなかったと思います。ところが、...TV番組「認知症の第一人者が認知症になった」も教える認知症予防

  • ハイビスカスローゼル摘みー落合ハーブ園

    この歳になるまで、あの赤くて綺麗だけど酸っぱいハイビスカスティーは、南の植物であるハイビスカスの花のお茶だとばかり思っていました。今年になって親しくさせていただいているS崎さんとお茶を楽しんでいた時に「ハイビスカスティーはハイビスカスローゼルという植物から作るんです。しかも花じゃあなく種を包んでいる、なんというのか…花もかわいい…」私の間違いをやんわりと正しつつ「話より、現物をあげましょう」のお約束通り、この夏ハイビスカスローゼルの苗をくださったのです。S崎さんからお誘いがありました。「有機無農薬で植物を育てている月ヶ瀬の落合ハーブ園がハイビスカスローゼルの花摘みイベントをやるので行きませんか?」友人と喜んで参加させてもらいました!まず、函南駅で横浜から参加される方をピックアップして、三島のハイビスカスロ...ハイビスカスローゼル摘みー落合ハーブ園

  • 北九州と東京で歌舞伎鑑賞

    北九州に住んでいるT田T子さんは、戸畑高校の同窓生。といっても実は彼女は39回生、私は18回生なので21歳もの年齢差があります。今日の散歩で発見。サネカズラ出会いを振り返ると、私が戸畑高校天籟同窓会関東支部の支部長をやらせていただいていた時に、同窓会本部の事務担当をしてくださっていたので、自然にやり取りが生まれました。関東支部総会の時に参加してくださって、しかも二次会の時は私の隣の席。早速ラインを交換して、北九州と伊豆高原という長距離をものともせず「お付き合い」が始まりました。当時、ラインを覚束なく使っていたと思います。かわいいスタンプを使いこなしているのを羨ましくみていたら、なんとプレゼントしてくださった。その後もスモールプレゼントが何度も届きました。スタンプ以外にもおしゃれな紅茶セット、かわいいハンカ...北九州と東京で歌舞伎鑑賞

  • 見出しにドッキリ

    2023年10月30日、伊豆半島東海岸城ヶ崎海岸からの日の出。「おお!これは素晴らしい」と思ってくださる方もいるでしょう。この辺りに住んでいて、東に海がひらけているなら「そうよね。ここではお日さまは大島の向こうから上る」と客観的に納得する人もいるでしょう。「何の関係もない」とまったく無関心の人も、いやいや悩みが深くて「とても関心を持つどころではない」状態の人だっているかもしれません。そのうちに日の出。大島の南に連なる利島、新島にも朝がきました。毎週木曜日に、新聞の下に週刊文春と週刊新潮の広告が掲載されます。わざわざセンセーショナルな表現で、読者の耳目を引こうとしていることは承知の上で、どうしても読んでみたくなる見出しに目が惹きつけられます。11月2日号の週刊新潮。「『梶原しげる』告白『私がアルツハイマーと...見出しにドッキリ

  • 続 アサギマダラに会いに行きました

    初めて行った伊藤植物園で、翌夕行われる「キャンドルナイト」なるイベントのお知らせがありました。「キャンドルナイトin伊藤植物園レインボーランタン・竹ライトとムーンロード音楽を添えて」私の友人母子。なんだかとてもよく撮れているような気がして。このレインボーランタンの企画は、私の友人。体験工房庭カフェのオーナーの久保さんです。久保さんとは小布施町に一緒に行って高齢者にレインボーランタン制作教室をやっていただいたこともあります。レインボーランタンを楽しむ会①レインボーランタンを楽しむ会②この海一望の場所でレインボーランタンと音楽…素敵に決まっています。と言うわけで二日続けて伊藤植物園へ。4時前に到着できましたから、まだ明るい風景が広がります。会場は一番上の段ということですからはやる気持ちを心地よく感じながら登っ...続アサギマダラに会いに行きました

  • アサギマダラに会いに行きました

    「河津の山の中で、海が一望の山の斜面にフジバカマをたくさん植えてアサギマダラを呼んでいるところがある」という情報に接して以来、この伊藤植物園に行きたかったのです。友人が誘ってくれたので一も二もなく連れて行ってもらいました。ちょうど、主の伊藤さんがいらっしゃってお話を伺うことができました。飛び交うアサギマダラにも劣らない素晴らしい時間でした。この若々しい伊藤さんをご覧ください。「自分はこの12月になれば81歳。やりたいことはやってきたし、今度は子どもたちの時代になった時のために、今できることをしてるだけ。やろうと思いさえすれば、大体なんでもできるもので、山を開いてここを作る時にも自分でやったよ。重機の免許は68歳でとったしね。つまりはやる気だね。ただ問題はね、一人でやってるもんだから、アイディアややりたいこ...アサギマダラに会いに行きました

  • 久しぶりの講演会

    もう半月も前の話ですが、10/7に母校の同窓会東京支部から依頼されていた講演を無事に済ませることができました。文京区大塚という街中に、附属幼稚園から大学院まで、敷地の中にみんな一緒にあるというのは珍しいことかも分かりません。建物は何棟も新しくはなっていますが、講堂(徽音堂)や本館、附属幼稚園園舎とこの門は登録有形文化財建造物!門扉は数年前に昭和11年建設時の姿に復元されました。校歌は、明治9年昭憲皇太后より下賜された御歌「みがかずば玉もかがみもなにかせん学びの道もかくこそありけれ」なので、門章は多分その「玉」を表しているのだろうと思いました。この正門あたりの佇まいは半世紀経っても変わらず、心惹かれました。会場は、正門を入った左手にある新しい建物でした。国際交流留学生プラザ。一階には資料コーナーと明るいカフ...久しぶりの講演会

  • 立ち上がるにはエネルギーがいる。楽しいことから始めよう!

    ブログの更新が遅れているときは、生活上はなにかと多忙を極めていることが多いのです。というか楽しく過ごしているのです。その楽しさに慣れてしまったら、「ブログを書く」という非日常に戻るには、なかなかのエネルギーがいることを実感しています。「せっかくの機会だから、この方が優先でしょう(だいたい来客)」「いつも参加しているミニコンサート…やっぱり行ってあげたいし」「食べるものは、少しくらい手間がかかっても、ちゃんといただけるようにしなくっちゃあ」「もうちょっとまとまった時間が取れないと、書きにくい」小ボケの人の家族が「言い訳だけは見事なんですけど、誘っても結局やらない」とよく訴えられますが、まさにその状態を一人芝居してる様なものです。実際に居間の季節にやらなくてはいけない家事もあったのですが。新生姜の甘酢漬け。生...立ち上がるにはエネルギーがいる。楽しいことから始めよう!

  • また 心惹かれたもの

    暑さを避けて外に出てみると、心惹かれるものに出会います。近所に酔芙蓉の群生があります。フヨウはずいぶん前から咲いていますが、お目当ての酔芙蓉の群生は毎年花が少し遅かったことを記憶していて、もう9月も終わりに近いと、慌てて見に行ってきました。酔芙蓉の花。酔芙蓉は朝咲き始めは白色、夕方にはピンクに色づいて一日の命を終える花。メシベの柱頭がこんなふうになっていることを知りませんでした。もっと大雑把にみていたのですね。普通の芙蓉はどうなっているか?見に行きましたとも。シゲシゲ見てみました。こちらはまあ普通ですよね。庭にハイビスカスローゼスが咲き始めました。1メートルを超えるような草(寒さが越せなくて一年草扱いです)に蕾がたくさんついています。メシベがどうなっているか観察してみました。平たくて受粉しやすそう。よくみ...また心惹かれたもの

  • 心惹かれたもの

    富戸定置網の漁師さんから、素敵な写真をいただきました。どう考えても独り占めはもったいない…許可を得てご紹介します。9月14日の朝、「年二度のプライスレスな日でした」の添え書きと共に写真が届きました。朝4時ごろ、まだ暗い中を出港するのです。定置網の設置場所に着いたところでしょうか。都会の夜景の素晴らしさにも感動しますが、この見事さ。夜明けの気配と輝く星と。定置網の灯りは人工的なものですが、あまりにもこの海の景色に馴染んでいると思います。プライスレスな日の意味は、お月さまとお日さまが同時に見える日という意味なのですって。沈みゆくお月さま東に目を転ずれば、今日の天気を約束する日の出の幕が切って落とされたシーンが始まっています。漁師さんたちは毎日のようにこの夜明けのシーンを見ることになるのですが、多分その度に感動...心惹かれたもの

  • 講演会の準備-講演で話すということ

    母校の同窓会桜蔭会東京支部から頼まれて、講演をすることになったのは夏の前でした。まだまだと思っていたのですが、そろそろ期日が近づいてきたということでしょうか、講演会のお知らせのチラシが届きました。講演の日はずっと先ですが、ちょうどこの講演会の依頼と同じころに長野県木曽地区の保健補導員等連絡協議会からも講演依頼があって、講演趣旨やプロフィールなど同じものを送りました。そのチラシも到着。私の講演は、聞かれる方によって講演の内容が違うということはありません。なるべく自分が体験した具体例を挙げて理解していただきやすいようにします。さあそろそろ取り掛かりましょう。講演用のパワーポイントを作りながら気が付きました。実は打ち合わせの時「著書の紹介を」といわれたのですが、「講演だけでいいです」とお答えした経緯がありました...講演会の準備-講演で話すということ

  • 女子旅で思い出作り

    暑い盛りに女子旅を楽しみました。ユニークなメンバー、といおうか急拵えの3人組。平均しても後期高齢者です。一人は大学の同級生。ということは知り合ってからそろそろ60年近くなる!と、ここに書きながら驚いています。S子さんは請われて大学で「教育学」の先生をしていますが、お付き合いが半世紀以上!これはもう半分「歴史学」の領域ですね。もう一人は、次男が幼稚園の時お世話になったK先生。指折り数えてみたら44年前の出会いでした。これまた長いお付き合いですねえ。卒園式の写真が見つかりました…「Dちゃんの集中力。自分にはできるはずと思って取り組む姿勢がすごかった」といってくださいますが、私にとっては幼稚園にお迎えに行った時に「今日の事件。主役Dちゃん」の報告に驚かされたことが何度もあったことを白状させてください。この一見つ...女子旅で思い出作り

  • 夏の思い出

    今年の夏も思い起こせば、このブログにあげ損ねた小さな楽しみや喜びがキラキラしています。バタフライピーの苗をいただきました。「さすが豆科…枝分かれが多いのでジャックと豆の木とは違うけど、すくすく大きくなってくれること」毎日花を確認し、ドライにする楽しみが続きました。花は八重で花弁が5センチくらいあってなかなか見事です。バタフライピー茶はこんなに鮮やかにブルーの色が出るのです。ポリジと同じようにレモン汁を入れると赤紫に。アイスクリームも入れてみました。ご飯も炊いてみました。同じ豆科の話。これは1センチもないほど小さい花です。大豆というか枝豆なんです。あまり暑い日が続いたので、庭に出そびれているうちに、確かに茎のてっぺんにひとつ花が咲いていたはずのヒマワリがこんなことになっていました。今朝の草取りで発見。長柄コ...夏の思い出

  • 「温もりの家 脳トレ倶楽部」訪問記

    伊豆に移る前には、同じ静岡県ですが西部の磐田市に住んでいました。当時から親しくさせていただいているA木先生から「温もりの家で、ボクたちがやっている高齢者脳トレサロンの見学にいらっしゃい」と以前からお誘いをうけていました。今回、夏休みのイベントとして大学時代の友人とお邪魔しました。A木先生は、県職員(医師)として障がい者教育、福祉分野のお仕事をなさった後、公民館館長、特別養護老人ホーム施設長など歴任されて、今は磐田市緑ヶ丘学園(知的障がいを持つ方々の施設入所支援及び日中活動支援の施設)の隣地で知的障がい者の方々のために種々の企画を繰り広げ、さまざまな活動を続けていらっしゃいます。広い敷地の一段高いところに「温もりの家」はありました。さっぱりとして気持ちいい建物とお庭が居心地の良い雰囲気を醸し出しています。門...「温もりの家脳トレ倶楽部」訪問記

  • 夏休みが飛び込んできた

    私には2人の息子がいます。が、自称三男とか四男とか言ってくれる若者がいるんです。その三男から「結婚しました!」の電話が。文字通り晴天の霹靂でした。2人で顔見せに来てくれることになって、ワクワクしながら待っていました。暑い盛りですが、彼女にとっては初めての我が家、伊豆の良いところを味合わせてあげたいと、あれこれ計画を練りました。私の大好きな分野なのです。彼らの2泊3日の伊豆の旅を記録してみましょう。それは、そのまま私たちの夏休みだったのです。満面の笑みが二つ改札口に揃います。迎える私たちも嬉しさに包まれて、駅からそのままニューヨークランプミュージアムへ。満開のひまわり畑と海に「うわー」と声をあげてくれた初々しいMrs.「おんなじ感性!」もう前からの知り合いの気分になりました。遠慮勝ちに「写真撮りましょうか?...夏休みが飛び込んできた

  • 「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」前提の誤り

    「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」の根本的な問題点、特に若年性認知症の臨床的分類に関する考えをまとめておきたいと思います。わざわざ「共生社会の実現を推進するための」という冠語をつけて、認知症基本法が6月14日成立しました。私の知る限りではニュースの扱いは小さなものだったように思いますが、どうでしょうか?皆さんは関心を持ちましたか?冠語の意味は、いろいろな思いが込められていると思います。例えば産経新聞の見出しには「認知症基本法が成立尊厳保持、本人の意見反映」と表現されていました。この見出しは「共存」に触れていませんが、2025年には認知症者が約675万人になると予測されている認知症、これは65歳以上の国民の5人に一人という割合になります。共存する以外ないでしょう。「尊厳保持」や「本人の意見」につ...「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」前提の誤り

  • 「前頭葉機能」がリエゾンしてる―エカテリーナさんのライブ

    友人からお誘いがありました。「備屋珈琲店のライブに行きませんか?日曜日と月曜日の15時から伊豆高原在住のエカテリーナさん(ロシア人の歌姫)がエレクトーンを弾きながら、レパートリー豊かな音楽を届けてくださる。語りも素敵なの」と聞けば喜んで行くに決まっています。ここ2回、前頭葉機能について語ってみましたが、ライブでエカテリーナさんの歌声を聞いて、今回また別の視点から前頭葉機能について考えることになりました。元々は斎藤真知子さんの「第37回音の宝石箱(二胡の演奏会)」に行って、二胡の大きさの違いやオクターブの差で受ける印象が全く違う…当たり前のことですが、実際に耳で聞いてその比較ができたことが面白くて、身近な生活のなかで前頭葉機能が発揮された具体的なシーンを改めて「比較」してみたのでした。「比較」の先には「選択...「前頭葉機能」がリエゾンしてる―エカテリーナさんのライブ

  • 「比較」から「選択・決断」へ―前頭葉機能は脳の司令塔

    前回のブログ「日常生活での『比較』で前頭葉機能を活性化」に対して「音の宝石箱」を主宰してしらっしゃる斎藤真知子先生からコメントをいただきました。文末の一文「普通に暮らしていても、ちょっと立ち止まって物事の違いに関心を持つことは、次の行動を考えることにもつながり間違いなく前頭葉の活性化になると思います」に対して「音の宝石箱の楽器紹介シリーズが正にそれだと思いました!どうしてもピアノと比較してしまうのですが、それで良いんですね!」と。(今日はニューヨークランプミュージアムと近所の花をあげています)前ブログをアップしてから「言葉足らずで我田引水かなあ」と思っていたのですが、具体的な例でお話しする方が、読者の方がそれぞれご自分に引きつけて考えてくださるということを感じさせていただいて、感謝です。ここしばらく前頭葉...「比較」から「選択・決断」へ―前頭葉機能は脳の司令塔

  • 日常生活での「比較」で前頭葉機能を活性化

    「音の宝石箱」は斎藤真知子先生が、誰でも音楽を身近に楽しむためにと企画されたイベントですが、もう37回とのことです。初期は楽典を教えてくださったりしましたし、最近は楽器紹介シリーズが続いています。それだけでなく、必ず真知子先生のピアノ演奏を身近に聞かせていただけるこのような企画を持つ町はないのではないかと、私は心ひそかに胸を張っているのです。さて今回は楽器紹介シリーズ「二胡」の巻。哀愁を帯びた二胡の響きに心ひかれたことは何度もありましたが、二胡が主役という企画ですし、斎藤真知子先生が「楽しいですよ。素敵ですよ」とFBでお知らせくださって期待が高まります。演奏会のスタートはクラッシックでお馴染みのエルガー「愛の挨拶」えっ!愛の挨拶IMG1511二胡の説明、音域の狭さのカバーの仕方、特殊な弓と弦の関係、中国語...日常生活での「比較」で前頭葉機能を活性化

  • 蓼科山聖光寺参拝 護摩焚きと火渡りの体験

    右脳訓練の話が続きますが、酷暑の夏休みに免じて許してもらいましょう。信州蓼科湖畔にトヨタ自動車の菩提寺である聖光寺があります。信州の桜の名所に選ばれるくらい広大な境内を持つ立派なお寺です。蓼科山聖光寺上のHPを開いてみてください。交通安全祈願のお寺ということがわかります。年間行事の中でも夏に行われる「柴燈大護摩供と交通事故者慰霊万灯供養と交通安全夏季大法要」は、聖光寺にとって、多分最も大切な法要のようです。たまたま友人から、お参りと護摩焚きを拝見して火渡りもさせていただけるというお誘いがありました。全部初体験。なんという耳寄り情報でしょう!でも夫はパスということでしたから、私の友人を誘って慎重かつ安全運転を誓って一路蓼科へ。いつもだと、新東名新富士インターから西富士道路。甲府南インターで中央道に入って諏訪...蓼科山聖光寺参拝護摩焚きと火渡りの体験

  • 7月の右脳訓練ー屋久島の旅にプラス

    今回の屋久島の旅は、JALのマイレージを特典航空券に替えて出かけました。「どこかにマイル」という、行先は4か所の候補地からどこになるかわからないという「往復7,000マイルで、行き先はおまかせ!偶然が生み出す発見の旅へ」というシステムに乗ったことはお話ししましたが、東京⇔鹿児島と鹿児島⇔屋久島は、全然別の交換ですから乗り継ぎを考慮してくれてはいません。それどころか往復とも大幅な時間のロスがありました。往便。鹿児島には11:50着ですが、屋久島への便は17:50発。ちょうど6時間!復便。鹿児島には10:35着ですが、東京への便は19:05発。なんと9時間近くもあります!旅のプランナーとしては、この時間をどう使うか知恵を絞らなければいけません。私の前頭葉が喜ぶ作業です。ただ難問が立ちはだかるのです。昔一人で出...7月の右脳訓練ー屋久島の旅にプラス

  • 7月の右脳訓練ー屋久島SANKARAホテル&スパ

    屋久島で泊まったSANKARAホテルの食事の備忘録を作っておきたいと思いました。SANKARAとは、サンスクリット語で「天からの恵」という意味だということを空港に迎えに来てくれたスタッフが車中で説明してくれました。ちょっとうれしそうというか自慢げな印象があって「なんと感じがいいこと」と、滞在することにワクワク感がわいてきました。ロケーションもいいし自然を生かした一体感も素晴らしい。自然を大切にする姿勢も好感が持てます。それ以上にスタッフの皆さんのホスピタリティが徹底されていることに感動しました。今日の目的は食の記録…確かにどの食事も感動的でした。素材を生かして、おいしく、美しく、楽しく丁寧に調理されている…オープンキッチン形式で食事をする部分よりも調理をする部分の方が広いのではないかという設備と人員。そも...7月の右脳訓練ー屋久島SANKARAホテル&スパ

  • 7月の右脳訓練-屋久島の旅の楽しみ方

    JALのマイレージが溜まっていて6月末で失効するマイルがあったので久しぶりに特典航空券に替えることにしました。「どこかにマイル」という、行先は4か所の候補地からどこになるかわからないという「往復7,000マイルで、行き先はおまかせ!偶然が生み出す発見の旅へ」というシステムなのですが、私たちは2020年コロナ直前にこれで思ってもみなかった高知に行きました。そして予想以上に旅を楽しみました。よく読んでみたら2018年に「ジャパン・ツーリズム・アワードICT(InformationandCommunicationTechnology。情報通信技術)活用特別賞」「グッドデザイン賞」を受賞したとのことです。新しい試みだったということですね。さて、結論は鹿児島空港往復。私たちは二人とも何度も鹿児島へは行っていますが、...7月の右脳訓練-屋久島の旅の楽しみ方

  • 映画「オレンジランプ」の大間違い

    まったく予想通りでした。予想的中、してやったりという気にはとてもなれません。日本のこれからを考えると、とても越えられそうもない山が屹立しているのですから。前記事でも書いたように、「若年性アルツハイマー型認知症」という概念そのものが間違っているのです。(2016年3月6日記事参照してください)厚労省が65歳未満で発症した認知症を全て若年性認知症としてさまざまな指針を出しています。https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/guidebook_1.pdfそれが間違っている。しかも根本的に間違っていると考える国民は、エイジングライフ研究所の私たち以外にどれほどいるでしょうか?この映画の主人公もそうですが、若年性認知症と診断さ...映画「オレンジランプ」の大間違い

  • 「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立

    わざわざ「共生社会の実現を推進するための」という冠語をつけて、認知症基本法が6月14日成立しました。私の知る限りでは、ニュースの扱いは小さなものだったように思いますが、どうでしょうか?皆さんは関心を持ちましたか?冠語の意味は、いろいろな思いが込められていると思います。例えば産経新聞の見出しには「認知症基本法が成立尊厳保持、本人の意見反映」と表現されていました。「共存」に触れていませんが、2025年には認知症者が約675万人になると予測されている認知症、これは65歳以上の国民の5人に一人という割合になります。共存する以外ないでしょう。「尊厳保持」はもう少し説明すると「認知症の人が尊厳を持ち、希望を持って暮らせる共生社会の実現」となります。「本人の意見反映」正確には「認知症の人が尊厳を持ち、希望を持って暮らせ...「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立

  • 6月の右脳訓練―有馬温泉と六甲高山植物園

    倉敷の「うな北」での姉弟会の顛末はこの前の記事(6月の右脳訓練ー姉弟会in倉敷)でお話ししました。伊豆高原に住んでいますから、結構距離はあります。旅程作りが大好きな私としたら夕方に岡山到着でいいのですから、途中の時間を生かしたいくつかのアイディアがひらめきましたが、一路目的地だけ行きたいという夫とは意見が合いません。一足先に私が出発、途中でドッキングするという変則旅から始まりました。7:20に出発して、伊豆に移る前に住んでいた磐田市の友人を訪ねておしゃべりに花を咲かせました。8:50出発の夫が乗り込んでいる岡山行き新幹線に浜松から乗車。その乗り換え時間を利用して、懐かしい浜松駅をちょっと見てきました。岡山帰省のもう一つの目的はお墓詣りです。兄弟で幼い頃の話が弾み、父母への何よりの手向になったと思います。こ...6月の右脳訓練―有馬温泉と六甲高山植物園

  • 6月の右脳訓練ー姉弟会in倉敷

    ことの起こりは長男です。長男が投資育成を始めて関係ができた「うなぎのぼり」という会社は、創業100年を超える熊本の老舗うなぎ屋さんが三つのミッションを実現しようと新しく歩みを始めた会社です。そのミッションが興味深いものです。1.「串打ち3年、捌き8年、焼き一生」といわれるウナギ職人の養成が困難な日本の現状を打破する新技術を開発。最先端テクノロジーも取り入れているとか。2.老舗の味を全国から世界までに。3.高齢者に優しいうなぎ屋になる。ハレの食事であるうなぎ文化を絶やさない。その「うなぎのぼり」が新しいお店を倉敷美観地区に開店することになったそうです。実は夫は岡山県出身(現在は倉敷市)、姉も弟も倉敷市に住んでいます。姉は倉敷美観地区から車で5分くらいのところに住んでいますから、視察?に合わせて長男が「美智子...6月の右脳訓練ー姉弟会in倉敷

  • 認知症治療薬レカネマブの今後について考える

    6月10日付、エーザイのホームページよりニュースリリースの記事。米国食品医薬品局(FDA)の末梢・中枢神経系薬物諮問委員会(PeripheralandCentralNervousSystemDrugsAdvisoryCommittee、以下本諮問委員会)が開催され、「LEQEMBI®」注射100mg/mL溶液(一般名:レカネマブ)の臨床第Ⅲ相ClarityAD検証試験の結果が、本剤の臨床上のベネフィットを示すエビデンスであることが、全会一致で支持されました。「LEQEMBI」は早期アルツハイマー病治療薬としてFDAより2023年1月6日に迅速承認取得。当初は「今までとはメカニズムが違う認知症の治療薬が、とうとうできた!」と大歓迎でニュースを読んだ人が多かったと思います。この鮮やかな「くれない」はニューヨー...認知症治療薬レカネマブの今後について考える

  • 認知症治療薬―天動説と地動説

    最近のニュースで、世界初の認知症治療薬(と言うことは、今までの薬は対症療法薬だったということですよ)としてエーザイのレカネマブのことが大きく取り上げられています。日本老年精神医学会理事長で大阪大の池田学教授が「承認されたら(アルツハイマー病を含む認知症の)治療戦略が大きく変わるターニングポイントになる。世界的な大変革。認知症に対する社会の認識が変わったとされる介護保険導入以来の変革が期待される」と称賛していることが大きく取り上げられました。1月にまたまた認知症治療薬「レカネマブ」登場というテーマで記事を書きました。関心がある方はどうぞお読みください。撮影:中伊豆ワイナリー池田教授の話を読んでいくと、いくつもの疑問符が付きました。治療薬レカネマブはこれだけ明確に効果のエビデンスが出てきた点で高く評価している...認知症治療薬―天動説と地動説

  • かくしゃくヒント38-脳出血を乗り越えて、今ジャズ喫茶オーナー

    友人が「女性写真家が撮った馬の写真展に行きましょう」と誘ってくれました。場所を尋ねると「JAZZ倶楽部1946」。初めて聞く店名なので、さっそくグーグルマップで検索。伊豆高原桜並木から一本奥まっているので、今まで一度も行ったことがないところです。もうそれだけで未知への探検でちょっとワクワクしてきます。写真展も素晴らしく、白馬が躍動している写真の前で、息がはずむような気がしました。でも今日は写真展の報告ではないのです。珈琲をいただくつもりだったのにランチもオッケーといわれて、さっそくカウンターに席を用意していただきました。テーブルのすぐ向こうにオーナーの笑顔が。そこそこお歳のはずなのに(店名に「1946」とあるのでこれはお生まれになった年だと推理した結果ですが当たり!)醸し出す雰囲気がおしゃれで明るく、とて...かくしゃくヒント38-脳出血を乗り越えて、今ジャズ喫茶オーナー

  • 「物忘れは認知症の始まり」ではない

    「物忘れは認知症の始まり」と思っている人は多い、というよりもこれは世の常識と言うべきものでしょう。日本でも良く引用される、アメリカの精神疾患診断マニュアル(DSM)によると、認知症と診断するための第一要件として「記憶障害」が挙げられています。でも「物忘れは認知症の始まり」これは間違い!幻想的な大島エイジングライフ研究所の主張を聞いてください。認知症は、脳が本来持っている正常老化に更なる異常な老化が加味されたものと考えます。その異常老化が起きるのはなぜかというと、脳の使い方が足りないから老化が早まるという極々単純なメカニズムなのです。足腰は歳と共に衰える。体調を崩して安静にしているとあっという間に足腰の筋肉が衰えてしまうという状態によく似ています。これは廃用性(筋)萎縮と言われますが、脳の場合は、廃用性機能...「物忘れは認知症の始まり」ではない

  • 宮崎郁子 "Wally and Egon"展

    この展覧会が開催されたカスヤの森現代美術館のパンフレットの紹介文です。「幼少期より人形に親しみ、独学で作り続けてきた宮崎郁子は1995年に画集を通しウィーンの世紀末転換期の画家エゴン・シーレ(1890-1918)の作品と出会い、その絵画に導かれるようにシーレの残した作品を主題にして自身の制作を続けている。それは、ただ単に絵画の登場人物を造形としてなぞるのでは無く、画面に向かうシーレに時空を越えて寄り添い、モデルたちに触れ、対話するように形作られていく。」いきさつは後でお話ししますが、「どうしても行きたい!」と思って、横浜在住に友人にも声をかけて片道3時間かけて行ってきました。横須賀線衣笠駅が最寄駅。しっとりとした住宅地の中にカスヤの森現代美術館はありました。「あ、これこれ。先日、上野の森美術館でのエゴン・...宮崎郁子"WallyandEgon"展

  • Webを使ったコミュニケーション

    スマフォをためらっている友人たち(高齢者(笑))がいます。「今更ねぇ~」「結局、難しくて使いこなせなかったって聞くし」「怖いことが起きたらいけない。法外な請求が来るとか」「何かに巻き込まれたらいやだし。ほらフィッシングとか」「もともと、電話でいいというのが信念だから」とまで言う人もいます。5月に入った庭の花。小鳥の餌のひまわりの種から咲きました。私はFBにも参加しブログも書いています。メールもラインも検索も使っていますし、ChatGPTにも挑戦してみました。最近ちょっと違う効能を感じたことを報告しましょう。長男がかかわっている会社が、沖縄県で興味深い事業を展開しています。世界最先端Wi-Fiセンシング技術を使って、つまりマイクやカメラを使用せずに一人暮らしの高齢者をみまもるというものです。具体的には手のひ...Webを使ったコミュニケーション

  • エゴン・シーレ展

    美術館に行ったことを記録しておこうと思います。3月中だったのですが、上野の東京都美術館「エゴン・シーレ展」に行きました。珍しく友人と一緒だったので、入場を待っている間にパチリ。面白い写真が撮れました。エゴン・シーレ展のポスターの前の友人がたまたま黒い服を着ていて、ポスターのシーレとシンクロしてる。彼女の持っている携帯画面にもシーレが!どうしても行きたかったのですが、もちろん理由があります。2018年に友人たちとプラハ旅行をしました。「人」が生きるということこの記事にチェスキークルムロフ城の写真をあげていますが、ちょうど開催中のエゴンシ―レ展を見る予定で、一日かけてチェスキークルムロフを訪れたのです。会期中のはずがまだ開催されていないという、日本では考えられない顛末で見ることは叶わなかったものの、モルダウ川...エゴン・シーレ展

  • 4月の右脳訓練ー京都の旅④

    今回の京都旅は、同行の友人が「せっかくだから京都らしい美味しいものを食べたい」と強く希望したので、グルメ旅行にもなりました。京都在住の友人は「ここなら!」というお店を選んでくれて、私は付き添いの役回りということでご馳走になりました。よい思い出作りができ、感謝しています。祇園で中華料理というユニークなアイディア!祇園白川。桜の辰巳大明神、柳、優しい春雨の中を歩く芸妓さん、祇園らしい町屋の佇まい。今だけの都をどりの提灯も風情を添えて。お店は白碗竹快楼和も漢も感じられる独特のしつらえでした。京懐石風中華料理とでも言えば、少し雰囲気が伝えられるかも分かりません。一品一品は中華の味付けを守りつつ、日本料理の引き算の味付けも感じられるものでした。なんといってもここのメインは、フカヒレ雑炊。絶妙の戻し方、絶妙の味付け!...4月の右脳訓練ー京都の旅④

  • 4月の右脳訓練ー京都の旅③

    3泊4日の京都の旅。いろいろなところでハッとさせられることがありました。目と心にとまった小さなシーンが、後になって思い出の中核を作ってくれることもありますね。2枚組にして記録しておこうと思います。祇園で夕食をいただきました。いかにも祇園という界隈を少し歩いてみた時のスナップ。左の表札には「弓馬術礼法小笠原流京都連絡所」「TheCommonOneBarKyoto」「CLASSICTEA&COCKTAILS何生庵」とあり、検索してみたら抹茶を使っているお店らしいです。上賀茂の割烹乃しでランチをいただきました。お店の奥庭に咲く八重枝垂桜が見事だったこと!野口雨情ゆかりの雨情桜という名前でした。晴明神社へ。境内で目立つ「厄除桃」記紀や桃太郎伝説に見られるように、桃は魔除け厄除の果物です。宿泊した鷹ヶ峰のホテルは、...4月の右脳訓練ー京都の旅③

  • 4月の右脳訓練―京都の旅②

    ビッグイベントは京都迎賓館参観でした。書き忘れましたが、賓客の歓迎だけに使うのももったいないということで参観も可能になっていました。さらには使用目的などのチェック後、使用許可が下りれば一般でも使えるという説明がありました。何の予定もありませんが一応知識として。利用日数3日間(設営、本番、撤去各1日)利用時間午前10時~午後6時利用料金約1,700万円晴天の鷹ヶ峯春雨にけむる鷹ヶ峰4月第一週に京都への旅を企画して、困ったのはホテルがとれないことでした。ようやく取れたホテルが、洛北(京都市北西)にある鷹ヶ峯というところにありました。ホテルに入ると正面にこどもが書いたような山容を見せた山が嫌がおうにも目に入ります。この山が鷹ヶ峯。ちょうど名残の桜、霧島つつじでしょうか紫色の群れもちらほら。一服の絵のような風情を...4月の右脳訓練―京都の旅②

  • 4月の右脳訓練ー京都の旅①

    京都の友人から「遊びにいらっしゃいよ!どうせなら桜のころに」と誘われて、4月第1週に訪問予定を立てたのは、去年の年末。私は旅の計画をするのが大好きです。私が旅を企画すると、けっこう綿密にタイムテーブルを作り、さまざまな事前チェックもして旅をスタートさせますが、誰かと出会いがあれば、それが最優先になってしまうという特徴があります。旅は計画段階から始まっているので、どんな計画変更があったところで別の楽しみを体験できたと思えるタイプなので、いつも心満ち足りた旅になるのです。京都迎賓館夕映の間のしつらえ14代今泉今右衛門(人間国宝)ところでこの話を聞いた、友人姉妹が同行することになりました。妹さんがちょっと歩きにくいので、初めてハンディキャップのある人のことを考慮して、旅の計画を立てました。ChatGPTにも質問...4月の右脳訓練ー京都の旅①

  • 小ボケの人への励まし

    パソコンの整理をしていたら、ずいぶん以前に書いた手紙が出てきました。珍しく講演前に皆さんにかなひろいテストを実施してあげたのです。ふつうは、個別に検査して生活実態や生活歴を聞くことも必ず行うのですが。その時は「前頭葉機能」があるということを理解してもらうために、実施したのです。講演後私のところに「まったく意味が書けませんでした」と真剣な顔で相談に見えた方がいました。後の予定が立て込んでいたために、説明ができず、お手紙を出したのです。アルツハイマー型認知症は、脳の使い方が悪いために老化が加速されてしまう(廃用性機能低下を起こす)、いわば生活習慣病ともいえるものです。足腰は老化しますが、安静にしたりして使い方が足りないとその老化は驚くほど速く進みます。それと同じなのです。伊東市の藤の名所林泉寺(4/20)「お...小ボケの人への励まし

  • ChatGPTの力を試して、考えた。

    先日、ChatGPTの誤答をどうにか修正してあげたかったのですが、不首尾に終わった顛末はChatGPTを教えてみた😆に書きました。今朝もChatGPTを開発したオープンAI社のCEOが初めての海外訪問国として日本を選び、岸田首相とも会談したというニュースが流れ、そのことに対するいくつかの意見を聞きました。大学でも使用を制限したり、そもそもChatGPTで論文を書いたら厳しい処分で対応するなど発表していますね。(写真は4/11のニューヨークランプミュージアム)今日は、ChatGPTのお手並み拝見という試みに挑戦。私が知っていることでないと回答内容が正しいかどうかジャッジできないので、知っているテーマを投げかけてみます。さらっと眺めたら、合格点をあげられますよね。私たちエイジングライフ研究所は...ChatGPTの力を試して、考えた。

  • ChatGPTに誤りを教えてみた😆

    友人が「ChatGPTにも関心を持つように」とマスコミ報道に先駆けて関心を向けさせてくれたのは、まだ2月のことでした。https://blog.goo.ne.jp/ageinglife/e/e4d1ada3c30bcbfefd8a95adecdba1d2それから一月ほど経って、ライン友達から「ラインでChatGPTが使える」と連絡があり、なにごとにもミーハー精神で早速使える状態にしました。が、聞きたいことがない。ガイドに読書感想文とあったので『星の王子さま』の感想文を書いてもらったら、なかなか深く哲学的なことまで書いてあってびっくりしました。そこで『坊ちゃん』の感想文を要求してみた顛末です。3月15日にスタートしました。3日間にわたって、やりとりしたのです。最初の回答です。なんということ!大間違い。友人に...ChatGPTに誤りを教えてみた😆

  • 雨の日の桜は色が濃い

    今年の桜の、足早なこと。感覚的には3日くらいであれよあれよと言う間に満開になってしまったような気がします。私のうちは桜並木に面していて、その道に面して牧野富太郎博士が愛したと言われるワカキノサクラを植えました。高知の牧野富太郎植物園のお土産に持ち帰った一重の可憐な山桜で、稚木桜の名は発芽二年目で早くも花をつけるところから来ているそうです。いつもはソメイヨシノの1週間後くらいに満開になるのですが、今年は同時に満開。手前がワカキノサクラ。向こうが並木のソメイヨシノ。右手の若葉はカワヅサクラ。並木のソメイヨシノの幹から出ている一枝をもらっておやつたいむ。(と、ひらがなで書きたくなってしまいます)5ミリくらいの小さな小さな金平糖を桜の花びら小皿に入れてみました。思いついて、お見合いではありませんが桜湯も。今年初め...雨の日の桜は色が濃い

  • 花鳥風月のうちー花

    穏やかな会話のテーマに花ほどぴったりなものはないでしょう。家の前に桜並木があるのですが、今朝(3/20)「あ、桜がほころんでいる!」とつい言葉がこぼれてしまいました。桜の咲き初めに感じる喜びは毎年変わることがありません。いやいや、歳を重ねるにつれてより感動は大きくなっていってますね。来年もまたこの花に出会えるかなあというちょっとした寂寥感も湧き上がる…日本人にとっての桜は、他の花とは違うでしょう。今日の花は、内省を誘いにくい花にします!この花は何でしょう。そら豆。エンドウ豆。これもエンドウ豆のはずなのですが、花色の違いについて詳しいことはわかりません。野菜の花を続けましょう。ルッコラ。花弁が、白ではないなんとも言い難いオシャレな色です。この花は何の花?案外難しいかもわかりませんね。フキノトウが花開きました...花鳥風月のうちー花

  • 花鳥風月のうちー鳥

    寒暖を繰り返しながら急に春めいてきました。高校時代の友人と、花鳥風月をテーマに時おりメール交換しています。今日は花を後回しにしてまず鳥の話です。3/3おひなさまの日に、庭の餌場に新顔の野鳥がちらっと顔を出しました。早速友人に報告。「尾のところに黒白の縞がある。嘴かな、何となく黄色っぽい。翼が広がると、一瞬明るい色になる」『静岡県の鳥』で調べたらカワラヒワ。いつもはヤマガラ、シジュウガラ、ガビチョウそれにスズメとヒヨドリのためにせっせとひまわりの種を用意しています。この新顔さんは、地面を落ち着きなく歩き回っていて「あれ?ちょっと違う鳥」と思ったすぐ後にほんの一瞬目の端を横切っただけで飛び去りました。それから毎日再会を期して餌場を見るのですがなかなか出会えません。3/17。2週間後にようやく写真が撮れました。...花鳥風月のうちー鳥

  • 「側頭葉性健忘」情報がつぎつぎと。

    私が講演会場で「顔はわかってるのに、名前がどうしても思い出せない」「花の名前を覚えたはずなのに、後で出てこない」「冷蔵庫を開けて、何をとるのか忘れちゃう」「二階に上がって、さて何をとりに来たのか?」「町に出かけて、三つ用事をするつもりが一つは忘れてしまう」「忘れては困るとメモをしても、そのメモを見ることを忘れてしまう」「鍋を火にかけて、洗濯物を干しに行く。つい目についた草を抜き始めてしまい、結果鍋を焦がしてしまう」「たまには、洗濯の済んだ洗濯物が洗濯機の中」「雨が上がった時の傘ならたびたび」などといいたてた後で「当てはまる人?」というと、ほとんどの人が笑いながら挙手します。稲取つるしびな人形館みんなが知っている「物忘れはボケの始まり」ということばはいつごろから使われだしたのでしょうね。上にあげたような失敗...「側頭葉性健忘」情報がつぎつぎと。

  • 東日本大震災ー高齢者を認知症から守る

    東日本大震災からもう12年…この日には2011年3月20日に書いたブログを再掲することにしています。東日本大震災ー高齢者を認知症から守る(1)私は、3月10日から、岩手県に行っていました。11日の地震発生時には、岩手県藤沢町(一関市と宮城県気仙沼市の中間)で講演をしていました。震度7と後から聞きましたが、地盤のせいか建物のせいかしゃがみこむこともなく、実際、壁にかかっている表彰額も一枚も落ちることはありませんでした。こんな大災害とも思わず、ただ交通遮断になりましたから、そのまま一関市の小野寺保健師さんのお宅で生活をさせていただきました。ラジオの情報は聞いていたのですが、16日夜になって初めてテレビを見て、その惨状に声もなく涙が流れるばかりでした。(その後、奥州市の知人の暖かいお心づかいで、18日に花巻空港...東日本大震災ー高齢者を認知症から守る

  • 「側頭葉性健忘」発症→三密回避→中ボケに移行

    今年になってから撮った桜をお見せします。今日3/4のカワヅザクラ。こんなに葉桜になっています。2/19.ほとんど満開です。このブログでも、何度か側頭葉性健忘について書いてきました。(カテゴリー参考にしてください)今回の側頭葉性健忘の方の話は、とても示唆的ですからまとめることにしました。「母が認知症の父を見ているのですが、だんだん大変になってきたらしくてイライラしてるようで気になっているものの、コロナもあるし実家は遠いから簡単には帰ってあげられないんです。その分、母とはよく話してますけど」「お母さんは何が一番困るって言われてるんですか?」「生活のいろんなところで目が離せない。いつも何か気をつけていないといけないといいます」ということは前頭葉機能だけ低下している小ボケのレベルは超えている。小ボケはその人らしさ...「側頭葉性健忘」発症→三密回避→中ボケに移行

  • 2月の右脳訓練

    月替わりのカレンダー。2月も今日で終わりです。「見慣れた」と書こうとして「見慣れる間もなく」と書いた方が気持ちに正直だと思います。父母が「1月行く。2月は逃げる。3月去る」といっていたことばも、しみじみと思い出されます。ジャネの法則を引用した記事を探してみました。かくしゃくヒント3-1日10回感動する2010年の記事で12年も前に書いたものです。私の2月は、とても変化に富んでいました。2月の伊豆といえば、カワヅザクラ。2月18日に南伊豆町青野川の満開間近の桜狩を楽しみまました。花といえば、ニューヨークランプミュージアム。小布施の講演に使うパワーポイント用の写真を撮りに行きました。(2月5日)元気のいいお花たちです。スライドはこんなふうになりました。3年ぶりの小布施町も充実した時間を過ごすことができました。...2月の右脳訓練

  • 小布施町3年ぶりの「脳のリフレッシュ教室」交流会②③

    3年ぶりの交流会は①②③と3回に分けての開催となりました。交流会①は前記事に書きましたので②と③も皆さんが楽しんで参加されたのですから記録しておきましょう。交流会②は山王島の「脳のリフレッシュ教室」20周年祝いがありました。実は伊勢町の「脳のリフレッシュ教室」10周年でもあったのです。前列左端の教室のリーダー高野さんが持っていらっしゃるのは、山王島のぴんころ地蔵さまの写真と、2021年2月に伺えなかった時にお送りした励ましカード(A4版プリント)。この時は「ビデオレターを送ってきてください」という注文で、挑戦してみたのですが、いわばその付録でした。ビデオレターでご挨拶保健師さんからは「皆さんとても喜ばれました。ベッドのところに飾ってる方もいますよ」などと言われて、ちょっと嬉しくなっていたのも事実です。こう...小布施町3年ぶりの「脳のリフレッシュ教室」交流会②③

  • 小布施町 3年ぶりの「脳のリフレッシュ教室」交流会①

    例年の交流会は、午後の時間に小布施町の各地域から「脳のリフレッシュ教室」の皆さんが会場の「千年樹の里」に続々と集まって来られます。会場ホールには、各教室の作品展示や新しいゲームの紹介などがされています。そして皆勤賞授与(たいがいは町長さんからの手渡し)、各地区のステージ発表を楽しんで、私の講演。という流れです。コロナで2回流れた今年は三密を回避して、3回に分けて交流会を実施するということになりました。講演時間も短くなる上に、3回も同じことをお話しするのは嫌だなあなどと考えながらパワーポイントの用意をしました。それでも、皆さんに久しぶりにお会いできるので、ワクワクしてしまうのも仕方ありません。20年間も毎年伺ってきたのですから。今年の皆さんの作品展示。やはり少なめです。その分ゲームの紹介が充実していました。...小布施町3年ぶりの「脳のリフレッシュ教室」交流会①

  • 小布施町 山王島「脳のリフレッシュ教室」20周年

    コロナ禍のため種々の活動が自粛ということで、3年ぶりの小布施町…2002年に山王島地区で、二つの目的を持ったボケ(当時)予防教室が始まりました。一つは正常者からのボケ予防。もう一つは最初の一年は行政主導で行いその後は自主活動で継続。その二つの目的のために脳機能検査を取り入れたのです。振り返ってみて、これは画期的な事業だったことがよくわかります。今でこそ予防ということばが聞かれるようになりましたが、そのころはボケはどうしようもないから介護しかないという時代でした。介護保険のスタートは2000年。社会の高齢化が進む中で、介護負担が増えてきたことに対応して新しい制度を作ったのです。まず高齢化は必然的に介護の長期化を生じさせることになります。一方で核家族化の進行は止めようもなく家族負担は増大していきます。介護離職...小布施町山王島「脳のリフレッシュ教室」20周年

  • ChatGPTは「人」に替われるか?代われるか?変われるか?

    友人が「パソコンやiPhoneを使っているなら、ちょっと関心を持つように」とChatGPTの記事を送ってくれました。ほんの4~5日前のことです。「全然知らない!」とよく読んでみました。今一つ理解は難しいのですが、HPから引用すると「OpenAIの強力なモデルで次世代アプリを構築します。さまざまな自然言語タスクを実行するGPT-3、自然言語をコードに変換するコーデックス、およびDALL·E:元の画像を作成および編集します(日本語としてちょっと変ですね)」ということなのですが、つまりは「こちらのどんな質問に対しても文章を作り上げて返事をしてくれる。ちょうど人と対話しているように」ということだと思います。小説も書けるといわれています。論文などはお手の物でしょうから教育界から疑念がさしはさまれてもいるようです。(...ChatGPTは「人」に替われるか?代われるか?変われるか?

  • 米沢市「なごみの部屋」から納得の報告ー認知症予防は正常者から!

    米沢市「なごみの部屋」の我妻社長さんと電話でお話ししました。大雪見舞いから、コロナ禍の様子(職員の罹患でスタッフのやりくりが大変だった!デイサービスの参加者が半数になった!)など積もる話を楽しんでいました。私が「三密回避は認知症の温床みたいなものだけど。特にまじめで『コロナが怖いのでお上の言われる通り、趣味やデイなど外出は控えて、人とは会わないようにして、家にこもっている』という人たちは脳の老化が進むでしょう?実感としてどうですか?」と尋ねました。我妻さんは、やさしい控えめな話し方をする方です。その時も同じように話し始められました。「『認知症カフェ』のこと覚えてくださってますか?カフェにいらっしゃらる方がこんなことを言われるのです。あ。カフェもお達しがあって開催できないときがあったんですよ。『カフェは楽し...米沢市「なごみの部屋」から納得の報告ー認知症予防は正常者から!

  • 1月の右脳訓練ー空と海を満喫

    私が住んでいる伊豆高原は、伊豆半島の東海岸に位置してますから、東を見ると相模灘。いわゆる伊豆七島が左右に連なって見える、日本でも珍しい景色が広がります。伊豆七島はいくつか説があるようですが、よく耳にするのは「お(大島おおしま)と(利島としま)に(新島にいじま)聞こえし(式根島しきねじま)神津島(こうづしま)三宅(みやけ)御蔵(みくら)は八丈に近し」という覚え方です。1月25日10年ぶりの大寒波のニュースが流れた日、伊豆高原からほんのちょっと南にある熱川の山の上にあるホテルに行ってみました。テーブルに案内された途端息を飲みました。大島の三原山がきれいに冠雪。ほんとに珍しい!そして目を右に動かすと、三角おむすび型の利島、付き従っているような無人島の宇土根島。「フンフン」といつものように確認して安心しながら新島...1月の右脳訓練ー空と海を満喫

  • 小布施町「山王島脳のリフレッシュ教室」20周年記念誌原稿

    小布施町の認知症予防活動にかかわりを持ち始めて、20年を超えました。コロナ前までは、年に2回以上は訪れる文字通り第二の故郷となりました。小布施駅北信五岳の夕焼け先日、一番最初に取り組んだ山王島地区の「脳のリフレッシュ教室」20周年記念誌の原稿を頼まれました。「A4版1ページにまとめてください」教室がスタートした日のシーンから、本当にあれこれと思い出されることばかりで、数十ページあっても間に合いそうもない…でも、頼まれたら一応がんばるのが私流です。(原稿はこの記事の最後に転記してあります)ちょっと振り返ってみました。当時、小布施町の保健師さんのトップであったT田さんが、ボケ(当時の言い方)予防に取り組まれたのです。まったく先駆的な取り組みでした。20年誌のT田さんの原稿から抜粋させていただきます。「…平成1...小布施町「山王島脳のリフレッシュ教室」20周年記念誌原稿

  • 1月の右脳訓練②-好きなものを見つける

    1月の右脳訓練①として、大人の遠足と名付けて外出して脳の活性化を図った報告をしました。変化のあるそして楽しい状況に自分を持っていくことは、脳を活性化する一つの道だと思います。でも、日常生活の中にも脳が活性化されることはいくつでも見つけることができるのです。一番大切な条件は「そのことが楽しいかどうか」。自分が「楽しい。またやりたい」と感じているかどうかですし、その時間が「あっという間に時間がたった」と言い換えることができるかどうかでもあると思います。もちろん、自分が主体的になにごとか為す方が効果的とは思いますが、今回受け身でもとっても脳が活性化した体験がありました。大学4年生の孫から、実にシンプルな年賀メールがきました。ただそれに添付されていたのがこの写真でした。「アマミノクロウサギ?」と聞いたら「前に奄美...1月の右脳訓練②-好きなものを見つける

  • 1月の右脳訓練①-大人の遠足

    コロナ疲れということばを見つけました。都会に住んでいる人たちはほんとに「コロナ自粛や防衛」に疲れたことと思います。ここは人がまばらですから全然神経質にならずに済んでいますが、それでもなんとなく、行動は自粛していたような気もします。お天気に恵まれて、ちょっと遊んでみました。歩いて30分くらいですから、近所といえば近所に「ニューヨークランプミュージアム」があります。もちろん名前の通りティファニーのステンドグラスも充実しているうえ、相模灘、城ヶ崎海岸の絶景を望むよく手入れされたフラワーガーデンが楽しめるので、時々楽しんでいます。だいたいちょっとしたテーマを持っていくようにしています。今日のテーマは、「お気に入りのパン屋さんまねきねこのパンを持って、温かい飲み物をポットに入れて、大島を見ながらお茶をする」上の右上...1月の右脳訓練①-大人の遠足

  • 二段階方式-脳機能検査から生活を知る

    新年最初の保健師さんとのやり取りをしながら、二段階方式の持つ「力」に感嘆してしまいました。「年末にご助言いただいたA氏(独居)に、急展開がありました」ということばから始まったそのメールは、A氏死去のお知らせでした。12月16日に家庭訪問したヘルパーさんが、体調が悪そうだということに気づいたため、救急搬送そしてそのまま入院となりました。心不全と肺炎の診断で12月20日に亡くなられたという内容でした。(1/7川奈ホテルの寒桜)実は、A氏の脳機能検査結果を検討したのは12月12日。脳機能検査の結果は前頭葉機能は大きく低下。とくにかなひろいテスト(ひらがな書きのおとぎ話の内容を読み取りながら、同時に母音に〇をつけていく検査。前頭葉の注意集中力や分配力にターゲットを当てたもの)は0点。脳の後半領域、いわゆる認知機能...二段階方式-脳機能検査から生活を知る

  • またまた認知症治療薬「レカネマブ」登場!(再掲)

    今朝1月7日から「認知症治療薬レカネマブがアメリカFDAで承認された」というニュースが大きく取り上げられています。以下の記事は去年9月末に掲載しましたが、再掲します。問題となる根本のところは全く同じです。9月29日のニュースで「まあ、認知症の薬ができたんですって」とうれしくなった人は多いと思います。私たちエイジングライフ研究所の考えを、お話しておきましょう。結論は、本当に残念ですが「近いうちに行き詰る」といわざるを得ません。2021年に鳴り物入りで登場した「アデュカヌマブ」。この顛末を覚えている人はどのくらいいるでしょうか。顛末は、この記事に書いてあります。そして認知症治療薬の話題が出るたびの私見の記事へのリンクも張っていますから、関心がある方はお読みください。エーザイの株価12,765円(2021.5)...またまた認知症治療薬「レカネマブ」登場!(再掲)

  • 初春を探しに

    あれよあれよというまに、松の内も過ぎてしまいそう…私の周りの初春を見つけましたよ。長男が池坊を修行中ですが、今年のお正月の花です。「生花五ヶ条三船生方の事・泊船(とまりぶね)木瓜一種生」と添え書きが。全然、知りません(笑)しかしながら私には強い味方がいますから、さっそく検索してみました。池坊のHPを見て、歴史を学んだりしながら「三船生方(さんせんいけかた)」にたどり着きました。大漁を目指して勢いよく船出をしようとする「出船(デフネ)」大漁を果たして帰港してくる「入船(イリフネ)」とあって「泊船(トマリブネ)」は翌朝の出船の希望を抱いて、船待ちする姿を生けるのだそうです。どこか静謐、どこか希望を込めてという風情を表現するのでしょうか。この写真を眺めながら、床の間に飾ってお正月を迎えるような気持にさせてもらい...初春を探しに

  • 楽しく、多忙な年末

    気持ちの上では、年末仕事を片付けなくてはと思っているのですが、昔に比べてだんだん手抜きになっているのは十分自覚しています。松江の友人が、自作のお米を送ってくださいました。柚子もたくさん。ゆず仕事ということばがあるかどうか知りませんが、いろいろ作ってみました。種を使った化粧水。日本酒で。焼酎で。種が取れたのは、ジャムを作ったからです。皮をむいて細かく刻んでさらします。果汁はそんなに取れませんし、実もほんの少し。種少々をお茶パックに入れて、煮詰めていきます。一種類は薄く皮だけを丁寧に剥いて。もう一つは厚めに皮をむき、中袋も全部投入。左が皮だけの上等品。右は全部入れたものですが、結構おいしくできあがりました。絞った実の残骸を柚子湯に。この日は12月22日。はい、冬至の当日でしたから。はるばる松江から届いた柚子。...楽しく、多忙な年末

  • 師走の散歩ークリスマス発見

    散歩をする時の心境はいろいろです。黙々と歩くということは、まずない。だいたい、何か見つけたいと思っているようです。一番心惹かれるのは植物ですね。花にも葉にも芽にも、そうだ!樹形や樹皮にも目がいきます。今日12/16の紅葉。私が住んでいるところは伊豆高原の海側、城ヶ崎海岸なので、景色に驚かされることも多いです。小さな子供に会うことはほとんどないので、もし出会ったらちょっと興奮するでしょうし、子供より遥かに遭遇チャンスが多いペットたちにも和まされます。ここ数日は「クリスマスを見つけよう」というテーマを持って散歩しました。すぐに発見。ハシビロコウが赤いキャップをかぶっていました。いつも通っているのに初めて目が止まりました。もしかしたら草を刈ってくれたのかもしれません。一重のバラが色鮮やかに文字通り花を添えていま...師走の散歩ークリスマス発見

  • 師走の散歩から血管性認知症を考える

    自宅から歩いて10分10たらずで、城ヶ崎海岸のいがいが根というところに出られます。4000年前大室山が噴火して溶岩流が相模灘に押し出された時、溶岩の表面が冷えて固まって「いがいがに」砕けたらしいです。城ヶ崎海岸のハイキングコースの中でも珍しく広々として、海の向こうには伊豆大島が全景を見せてくれます。夕方に散歩をしていて、思いついて寄ってみることにしました。いがいが根からの右の景色に息をのみました。今、日没。何というタイミング。目を戻すとこれもまた絵のような光景が。静岡県に住んでいますから、ちょっと車で動くと富士山に出会うことができます。車で移動した先で歩くということも変化があって楽しいものですよ。遠くの富士山に傘雲発見。散歩をテーマに考えるときにいつも思い出される方がいます。軽い脳卒中を起こした男性で、軽...師走の散歩から血管性認知症を考える

  • 師走の遠足

    穏やかなお天気に誘われて、師走の雑用をしばし忘れて遠足としゃれこみました。FBで函南町長光寺の「黄金参道」のお知らせがあったことを思い出して、第一目的地に。ご住職がアーティストで、かなり前にお寺を舞台にしたインスタレーションを見に行ったことがあります。今回の着想は、イチョウの落ち葉かきに往生された挙句、落ち葉を生かした作品に昇華されたということでした。黄金というにはちょっと盛りは過ぎているかなと思いましたが、やはり見るべきはその発想ですね。本堂に向かっても、本堂を背にしてもおもしろい雰囲気でした。黄金参道は境内への階段から始まっていました。サインにあたるものはお坊さんのイラスト?「お邪魔します」お寺のそこここに、ちょっとおもしろいものが置かれています。簡単にベンチといい切るのもなんだかはばかられます。それ...師走の遠足

  • 示唆的な熊地区の5年間の認知症予防活動の記録-2

    30年前の「天竜市熊」での調査報告ーボケは防げる治せる①(初掲載2019.9.26)1987年に始まった「天竜市熊」地区での、ボケの実態調査とその結果判明した小ボケ・中ボケに対する5年間にわたる生活指導の結果追跡を始めたのは1992年でした。とはいえ、小ボケ・中ボケの方たち(1988年時点で計53名)へは生活指導のために継続してお会いしていましたから、好結果になるという予測はたっていました。どちらかというとワクワクした気分でスタートしたのです。言わずもがなですが、すべて個別検査です。ただし残念なことに11名の方がすでに亡くなっていました。そして2名の方は入院中なおかつターミナル期で検査ができない状態でした。結局、53名中検査対象となったのは40名でした。調査対象40名中38名に検査は実施できました。(実施...示唆的な熊地区の5年間の認知症予防活動の記録-2

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、エイジングさんをフォローしませんか?

ハンドル名
エイジングさん
ブログタイトル
脳機能からみた認知症
フォロー
脳機能からみた認知症

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用