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michi
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2012/03/25

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  • 非正規雇用の転職、そして不思議なことが

    前々から私は老眼がひどく、もう製造業の仕事は難しいのではないかと感じていた。そこで、見つけた仕事は運送会社の仕事だった。内容は、非食品の選別作業だった。商品が発送先別に区分けされ、シュートから滑り台のごとく流れてくるのだが、これは自動的に機械が行う。私た

  • 退職と母のボケ

    「辞めさせていただきたく思います」思い切って派遣会社に電話した。「え。もう出社されないんですか」電話を受けた人は驚いていた。「いいえ。今すぐというわけではなく、会社の都合のいいころを見て辞めさせていただきたく思います」「そうですか。何かご事情でも」「はあ

  • 墓参りと退職への葛藤

    母方の祖父母の墓は大阪府豊中市にある。車椅子に乗ったまま、祖父母の墓前で手を合わせている母を見て思った。後、何回ここに連れてこれらるのだろうかと。想像したくもないことだが、もし母に万が一のことがあれば、もう祖父母の墓に連れてはこれない。もう永久に親子は対

  • 派遣から正社員への夢 そして私は母を連れ大阪へ

    いくら実力があっても、努力しても派遣は派遣。正社員になる望みも、ただただむなしいだけ。私の知人に手先の器用な男がいた。その男は派遣社員としてある工場での仕事を始めた。性格も明るく目上から好かれ、真面目な人間だった。そこの現場の正社員に認められ、入って早々

  • 暗く人にも好かれぬ性格にて

    ここまで書くと、言いたいことがあれば主張しないといけないだろ。とか、自分をかわいそうな人間に仕立てて莫迦か?といった罵声が聞こえてくる感じがする。が、私は自分のやってきたことが正しいとは思っていない。むしろ、言いたいことをも言わず我慢する、自分は社会的不

  • 屈辱的な再教育

    そうしたことで、私は解雇を覚悟していたが、そうはならなかった。その代わり、夜勤の派遣社員が多人数で作業をしている現場に移され、再教育をされることになったのである。とにかく、信用がまったくない身である。何かにつけ、厳しく注意を受けた。丁寧にやれば、「もっと

  • もう一つの濡れ衣、そして母の寝顔

    その日、もう一つの事件があった。夜間は派遣社員ばかりの現場になることをまずお伝えしておく。前回、この場でお話した事件はもちろん夜間に起きたことで、私は派遣社員のリーダーに報告をした。あらら、やっちゃったかーみたいなことになったわけだが、それからがまた問題

  • 濡れ衣

    私の仕事は成形なのだが、まず、機械に部品をセットすることから始まり、部品は特殊な溶液が入った水槽に浸されると前に言ったと思う。別の部署では、成形された部品を調べて溶液濃度の変化を調べており、その後の濃度の調整を私の部署に指示してくることになっていた。通常

  • 研修期間を終えて

    食の細くなってしまった母だったが、何とか食べさせる方法があった。外食をさせるのだ。私のような男が作る料理よりも美味であろうし、家とは違った雰囲気があればまた食欲もそそられると思ったのだ。それは功を奏し、寝てばかりの母に「食べにいくぞ」と声をかけると嬉しそ

  • 仕事も介護も裏腹に

    精密機械部品の仕事はミクロンの誤差も許されない。だが、私はそうした仕事をやっていたこともあったので、不安はなかった。しかし、現実は厳しかった。椅子に座って、小さな誤差を見ながらマイペースでできる仕事と思いきや、実際は違っていたのだ。まず、小さな部品を治具

  • 著しく難易度の高い部署への配属

    そのB製造業者は自宅から30キロ離れた工業団地にあった。公共交通の使える地域ではないため、クルマでの通勤になった。始業は夕方の五時半から。終業は午前二時半になる。しかし、残業が毎日二時間くらいあった。入って、二週間は仕事を覚えなければならないので、正社員

  • 始まり

    腎臓を患っている母親が、そのうち人工透析を受けなければならないのは間違いないことだった。長年、親一人子一人の生活をしているため、体の不自由な母親の身の回りの世話は自分がしなければならないのは覚悟の上だった。しかし、そんなことは別に問題視していなかった。問

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非正規雇用者の悲哀
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