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未知なる道、その途中 http://blog.livedoor.jp/irigutidaihati/

絵を描いたり、写真を撮ったり、好きなことをだらだらと表現するブログです。

時期と気分によって、絵が多かったり、写真が多かったりします。なんでもありです。

daihati
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白山市
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金沢市
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2012/03/22

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  • 遠い海の舷窓 第四話

    艦内のぽつぽつと灯の点いた薄暗い通路を通り、細長い休憩室ー食堂ーに入ると香ばしい薫りが漂っていた。 食堂には床に固定された細いテーブルと椅子が並んでいる。もともとは四百名以上を乗員とする艦である。食堂もそれなりの広さであったが、現在それはほとんど必要な

  • 遠い海の舷窓 第三話

    心地よさと居心地の悪さに、気が付いて、淺野は目を覚ます。 灰色の天井と小さな電灯が目に入る。少し頭を動かしてみると、すると、すっと影が目の前にやってきた。誰かがのぞき込んでいる。「司令官、気分、どうですか?」 桃色の髪の毛に黒のセーラー服。白い帽子をか

  • 遠い海の舷窓 第二話

    淺野は、おもむろに、背後にある艦橋を見上げた。ふう、と息を吐くと歩きだし、艦橋への通路を進んだ。 艦橋下部にある水密扉を開けて、くぐり中の階段を上る。かんかんかんと甲高い音が響く。 三方が窓になっている艦橋室。操舵輪や無線機、羅針盤が置かれているが、こ

  • 遠い海の舷窓 第一話

    鉄甲板が揺れている。 ざばざばと波を駆け分ける。 海の模様は比較的穏やかで、天候も良い。移動には実に良き日である。 しかし、はっきり言えば、不安しかない。この青い海は今はどこまでも青く見えている。けれども、その向こうまでが果たし

  • 銀河の見える夕の海辺で

      君は何をしているんだ? 彼女は両手で青いスカートの先を摘み緩やかに広げていた。水が溜まるように、青い光が溜まっている。   水に濡れそうだから。……なに?   何でもない。ほら、見てごらん。君の背後、銀河も夕焼けも……綺麗だ。

  • 迷宮世界270607

    昴、この街並みは君の記憶にはあるか? 昴は横を歩く昴という少女に訊ねた。 静かな道だ。 そう彼女は言う。 窓が鏡みたい。

  • 艦これ高雄と艦船の高雄

    高雄と高雄!AGP高雄を開けました。 超かっこいいよお私の作ったアオシマ高雄。 並べたかったのです。 自画自賛。 あと後ろに、タカオが見切れてる。

  • 迷宮世界270524

      この辺りに見覚えはあるか? そう岩瀬は言った。彼の隣には、齢12、3程度の少女がいた。   わからない。   少女はそう告げる。   列車来ないね。   少女はそう言った。

  • 暗い深い森の中で

    緑もこうも暗いと、うまく見えなくなってしまう。どこまで、続いているのか、どこまで、森はあるのか、空にはわずかに星のようなものが見えていた。 徐に振り返る。そこには黒々とした私が今まで通ってきた道がある。 再び前を向く。 その時、光がこぼれ落ちた。

  • イオナとイオナらしきもの

    以前手に入れたプライズのイオナと、イオナっぽいカラーにした伊号401潜水艦。 こんな感じに揃えたい、実艦とキャラクターを、と常々思うなり。

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