犯罪機会論、という言葉を数日前に知った。犯罪を未然に防ぐ、という考え方で、”予防歯科”みたいだと思った。(予防歯科、虫歯になることを防ぐこと、フッ素塗布など)現在は犯罪原因論が主流のようで、どうしてその人は犯罪を犯したか、に着目されるという。それは半分正解で、半分正解に永遠にたどり着けない気がする。同じ環境で、同じ条件の人なんて存在しない中で、その人の犯罪を犯すまでをいくら突き詰めたところで意味がないのでは?まるで「あなたは、なぜ今日、宿題を忘れたのか?」と聞かれる子どもと同じで、「忘れた」ことを追及しても意味を感じられない。犯罪機会論は犯罪者を生み出さないようにするシステム作りに近い気がする…