昨夜の公開レッスンの模様です。
うん、ニコラーエワやホロヴィッツは凄まじかった。もう2人とも故人で生では聴くことができないのは残念。今の若い人達が聴いたら腰を抜かすんじゃないかな。この私の耳…
ネットの動画で演奏を観るのは手っ取り早いのだが、それで曲のことや演奏家のことをわかった気になってしまうのは大変危険なこと。やはり音は生で聴かなくては本当のとこ…
ピアノは突き詰めるほど奥が深い。知れば知るほど、世界中を見渡すとびっくりさせられる。井の中の蛙大海を知らずではないけど、若い人達は、例えば、学校の中で競い合っ…
人生を楽しむ、謳歌することはとても大切。誰しもがそう思っていると思うが、本当にそうだろうかと立ち止まって考えて見てほしい。私からみれば、ある生徒は楽しむことを…
優秀なことはいいことなのだろうか。と誰しもが思うに違いないが、本当にそう思うようになった。そんな自分の変わりように少々驚きもする。確かに優秀な生徒は教え易い。…
留学して思い知ったことの一つに休止符の件がある。厳格な先生のレッスンだからかも知れないが、それまでの自分がいかに休止符を蔑ろにしていたか。わかってはいたつもり…
思えば遠くに来たもんだ!という言葉があるが、知らない間に、それもあっという間に、現在の年齢になった。その間、目まぐるしく私の音楽感、人生観、立場などが変化した…
画家や音楽家になるなんて、食べていけないからやめた方がいいという考えを持つ人の方が一般的には多いのかも知れない。それで諦めるのも人生だし、諦めずに突き進むのも…
若い時、私は劣等感でいっぱいだった。同じ門下生を見渡しても優秀な人がゴロゴロいた。でも、その劣等感があったことは、今から思えば良かったのかも知れない。その劣等…
芸術を志すということは、さまざまな挫折を知り、孤独に追い込まれ、苦しみの中から光がさしてくるのかも知れない。とにかく諦めない、逃げないこと。そんな経験が人とし…
特にテクニカルな面と言うか演奏法上、正しいとされる演奏があると思う。確かにそれは正しいのかも知れない。でも、幸いにもその正しい演奏が魅力的であれば良いと思うが…
オーストリアの冬は予想以上に寒く厳しい。マイナス18℃は凄かった。そして、シューベルトの何かがわかったような気がする。決して全てではないが。ヒントがたくさんあ…
ペダル、つまりはダンパーペダルだが、私が子供の頃はレッスンに於いて、ショパンでさえも最初はペダルなしで弾かなければならなかった。今から考えると信じられないこと…
私が子供の時に使ったメトードローズは、なんと350円だった!!!
打鍵は身体の何処から使うのかをイメージするのは大切。第3関節?手首?人それぞれだと思う。ちなみに私は、肘の後ろの1点から打鍵している。
私も含め、一般的に鍵盤の底を狙って打鍵するよう教わってきた。しっかりとした良い音ととして。でもそれは大きな間違いであることに気付かされた。体育会系というか、香…
鍵盤の深さはたったの1センチ。たかが1センチの中で表現が無限に存在する。なんと演奏とは恐ろしいものだろうとさえ思ってしまう。改めて1センチの可能性を思う。鍵盤…
良い響きになればなるほど、そのメッセージ性は強くなり、音楽の内容がより聴こえてくるようになる。不思議なことなのだが、今日それを改めて実感した。響きと音楽の結び…
上手い演奏って、文句のつけようがない演奏だったりする。確かに上手いし、文句のつけようがないのは凄いことなのかもしれない。ふと思うのは、そんな演奏していたり、目…
有名になれなくてもいい。お金持ちになれなくてもいい。とにかくピアノが好きだから頑張りたいという覚悟がある人がピアノの道に進むべきだ。
いくら弾けるからと言っても、弾かせて良い曲とそうではない曲があると思う。どうも最近は、そのことが曖昧というか、何か気に入らない。
今どき、チェルニーが好きという子供は少ないのかもしれない。まさに昭和のピアノのレッスンの象徴的存在だと思う。もし、今どき、そんな子供がいたら、なんだか嬉しいよ…
バッハは音楽の父と呼ばれている。なぜ?そう呼ばれるのかを知っていてバッハを弾かなくてはいけない。知らない方は調べて下さい。
ピアニストになりたいと思ってなれるものではない。お金持ちになりたいと思ってなれるものではない。なりたいものの、その先の何かを目指すことが大切だと思う。その先が…
人は既成概念に縛られる。ピアノを弾く上で当たり前になっていること。実は違うということは多い。既成概念を疑うことは大切だと思う。
音量が出ない、音が小さいなどとコンプレックスを持つ人は多い。それよりも音が汚いというコンプレックスの方がましだと思う。
蛍光灯が苦手な私だが、特にピアノを弾く部屋の明かりはなるべく蛍光灯を点けないようにしている。なぜならば、その方が音に集中できるような気がするから。そもそも、留…
人生は予定通りには行かない。将来を夢見て、ああしてこうしてそれでこうなるんだ、などあり得ない。私自身の人生を振り返った結果そう思う。で、演奏も同じ。ここでああ…
譜面を見ながら練習する時に少々困るが、譜面台は立てないないで寝かせたまま弾く方が良いと思う。譜面台を立てただけで、響きの50パーセントが聴こえなくなると感じる…
実際のところ鍵盤は硬い。しかし、良いタッチのためにイメージすることは、鍵盤は柔らかい何かを想像すること。そうすると、あなたの響きは変わるかもしれない。
楽器の弦が切れて喜ぶ人がいる。弦が切れるほど、頑張ったということなのだろう。私はそれは勘違いだと思う。弦が切れてしまうタッチは、ほとんどの場合、良くないタッチ…
先週金曜日にウェブの音遊人のインタビューの取材がありました。ベーゼンドルファーについてです。およそ3週間で掲載されるようになるとのことです。皆様には追ってリン…
テンポについて。大切なのは弾けるテンポで弾くのは当たり前だが、指で弾けたとしても、頭が間に合ってない場合がある。自分の頭の回転にあったテンポを探すべきだと思う…
楽譜に書いてある音符。それを一音弾いた時に、実際に弾いている鍵盤の音だけが鳴るわけではない。タッチが良いほど、共鳴して、それ以外の弦の音が聴こえるはず。だから…
ベートーヴェンのカルテットを知らない人が、ベートーヴェンのソナタを理解できるはずもない。そのような類のことはたくさんあるはず。
何事も時間は必要だと思うが、特にピアノなんて、その最たること。今やっていることが理解できたり、実を結ぶは10年、いや20年先かもしれない。その覚悟は必要であり…
声楽は根源的な楽器であり、声楽的発想に基づいて音楽を捉える重要性を感じる。国際コンクールに出るようなレベルであっても、カルメンさえ聴いたことも無いなどあっては…
身体の感覚に鋭敏にならなくてはいけない。例えば、クレッシェンドをする時に、人は身体が力んでしまうことがある。そういうことに、どれだけ気がつくことができるかが、…
学ぶことを思った時に、経験から感じるのだが、究極的には習うことではなく、自分で感じ、考え、見つけることだけが、本当に自分のものになるのかもしれない。
半音の関係がただの半音としか感じられないとしたら、ただの半音ではないと言いたい。と私が言っているのはなぜか?本気で考えてほしい。何かが感じられるようになってほ…
私は、これでも寛容な人間に惹かれるし、また自分もそうありたいと思っている。それが、人として最も大切なことのひとつだと思う。そういう人が演奏してほしいと思う。
人生の成功のために音楽をピアノを利用している人は多いのかもしれない。ピアニストにはなれるが、芸術家にはなれない。
指慣らしに、いきなりスケールをものすごい勢いで弾きまくる人は多い。そんな人の演奏は曲を聴くまでもない。
練習の基本は、ゆっくり、弱音で。信じられないかもしれないが、上手い人ほど、これを実行している。
調律が終わり、試弾した時、その調律が好きか嫌いかわからなかったとしたら、あなたはまだまだなんだと思う。
ドクターショッピングのように、教師を転々とする人がいるが、どうかと思う。昨今ではその風潮が当たり前の人を多く見かける。残念なことだと思う。
芸術的な作品、また、その作曲家は、精神的に病んでいる。それを感じ取れないとか、感じていても表現できなければ、あなたは作品や作曲家の意図を汲み取っていないと言え…
ホールにある楽器は、新しい楽器でなければ、その多くは、いろいろな弾き手によって、荒れてしまっている。まるで病気になってしまった楽器だと思う。
楽器をうまく成長させるのは、普段の弾き手のタッチが関係する。一般的なタッチで毎日練習すると、楽器は2.3年で荒れてくる。どんなに元は良い楽器だったとしても。そ…
簡単に言うと打鍵した時に音が鳴った瞬間とその後の響きという2種類というか、2段階に聴こえる調律は良いとは思わない。まるでパイプオルガンのように鳴る調律が私は良…
良い音をよく聴いてみると、なった瞬間に表の音と裏の音が聴こえる。言い換えるならば、良い音の定義として、音に天使と悪魔が存在するとも言える。どんな人の心にも天使…
打鍵の基本は弾いてはならない。指を置いていく感覚で弾けた時に、楽器は歌い出す。
人間関係の基本は互いに信頼している方が良い。演奏する時も、楽器を信頼し、楽器から信頼されているような関係を築くべきだ。
横に広がる鍵盤と譜面台という、言わば2次元的空間だけで弾いてはならない。ピアノの先の奥の方に音を響かせるという、まるで声楽家のようひに3次元の感覚で弾くべきだ…
他者が聴いて感動する音には、奇跡、神秘、慈愛・・・などなどが含まれていなければならない。
広大で果てしない宇宙をイメージする。そして、その宇宙に存在するエネルギーを自分自身に集めてくるイメージをする。その集まったエネルギーを指先から鍵盤に伝えるイメ…
それにしても、とにかく耳だと思う。良い音かどうかがわからない。そんな人で溢れている。なんというか、誠に嘆かわしい。デリケートさが欠如した演奏者がこの世には溢れ…
日本人の演奏は音を全部拾っている。だからコントラストがつかない。もっと捨てる音がたくさんないと。捨てる美学とも言える。しかも意図的に拾っているのが前提の捨てる…
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昨夜の公開レッスンの模様です。
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昨夜の池田怜士君のサロンコンサートの模様です。
ブラームスをふと弾きたくなりました。
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久しぶりの浜子の部屋です。
とても重要な内容になりました。
撮り直しました。
樋口一朗君の話です。
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ちょっと面白い思い出話です。
生徒たちが、話したいと言い始めたので、しぶしぶです。
芸術家にとっての時間について。
横田萌子さんです。
吉永哲道くんです。
クライスレリアーナより。
中学3年生の岡部那由多君のレッスンです。リストのバラード2番です。
中林哲也君にホールのレセプショニストの仕事の話をしてもらいました。
自分にとっての音楽について話してみました。
感覚について、話してみました。
ソルフェージュについてです。
選曲についてです。
学ぶことについて、語り合いました。
門下生、大野ピアノメソッド講師の2名と私が語り合いました。
音楽はクラシックだけではないということで、語り合いました。
ロシアピアニズムについて語り合いました。
モスクワやザルツブルクの話が中心となりました。
宜しければご覧ください。