夢の片隅で恋におちて

夢の片隅で恋におちて

春先から延々と数カ月かけ、2つほど「物語」を妄想し続けていた。厳密に言えば、頭と心をフル回転させて「登場人物」になりきり、その人物が生きている「現実」をバーチャル体験していたのだ。主要人物や主人公の人物造形は最重要だから、隅々までしっかり創り込むべし! とは心得の常套句。自分が読者になればキャラの魅力は大切なので、書く側に回っても当然のこととして納得はできるが、掘り下げていくうちにワケがワカラナク...