◎生きることに立ち止まってしまうとき・・・ ふと浮かんだ無言の声と、よく似た風景の断片を。
◎いろいろがんばりすぎて、いろいろ故障中のなか、なぜか浮かんできた詩に、少し前まで撮りためた写真を添えました。 ◎好きなモノ…景色のきれいな公園,静かで透明な海,蔦の葉っぱ,錆びたもの,ビー玉などかわいくて懐かしいもの
目の前でいろんなものが壊れゆく次々と時間の怪物に呑まれて錆び...
あなたにばかり荷物を持たせる幼い私の饒舌な舌口淋しい女を...
溺れるのは本当は闇色の深い川でも海でもなく小さな水たまり見上...
地下鉄を抜けると白い花の噴水晴天に眩しく曇った心を清めてくれ...
夜道にふと現れる満開の梅灯り風に揺れてやさしげな花びらに近づ...
大地に青い小さな星の花点々と咲く頃あなたに逢えたら驚かそうこ...
しおれた野菜の如く駄目な日だそれでも狭くて冷えた台所に立ちこ...
二人は幼稚園児みたいだお互いの積み木を譲ったり投げたり怒った...
倒れそうになっても少年勇者のように立ち向かうここで折れるわけ...
ひとり無言の闇の日々疑心暗鬼の鬼火が灯るはやく火を消せそれは...
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