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将来Jリーグ入りを目指す「アルテリーヴォ和歌山」を生温かく見守っています。2013年度、アルテリーヴォ和歌山は関西1部リーグを戦います。社会人サッカーのリーグ戦のカテゴリーを上から順に並べたら「J1＞J2＞JFL＞関西1部＞関西2部」――と書くと、関西2部から数えて「昇格3回＝最短3年でJリーグ」ですが、現実的なところ「J1＞J2＞＞＞＞＞＞JFL＞＞＞関西1部＞関西2部」。特にJ2に昇格(加盟)するには、成績だけでなくJリーグの規格を満たすスタジアムや高い運営・財務力等の様々な厳しい条件をクリアしなければなりません。まずは社会人トップリーグにして全国リーグであるJFL昇格、そして2014年度に創設される予定の(セミ)プロリーグJ3加入を目標に生温かく見守り続けます。アルテリーヴォ和歌山(公式)PATATAWe...ENTRYTOP
第12節のFC大阪戦は前半戦の対戦より遙かに希望が持てる内容だった。大雨にも負けず集まった200人近い観衆の前で、アルテリーヴォは身体を張って攻守に奮闘。1点差に追い上げた後半70分に悪天候が災いしてハンド＋遅延で重富が退場するまで粘りのサッカーを見せた。そして天王山の前節、ラランジャ戦。緑シャツのサポーター多数がアウェー側に陣取ってホームゲームを思わせる熱気の中、試合はいきなり動いた。前半1分、最初のCKに寺本が頭で合わせて先制点を奪う。だが、その後はラランジャがボールを支配する時間帯もあって一進一退、あわや失点のピンチを何度も迎える等、シビアな展開が続く。後半、ショートカウンターから角南、赤木が立て続けに得点。守備陣が今季初先発のGK吉田を中心に開幕戦以来の無失点で踏ん張って3-0で勝利し、関西1部残留に大...2013KSL1第14節プレビュー
残留を争う7位・アイン食品との直接対決は、アウェーゲームながら会場変更により桃源郷陸で開催された。少なくともアウェー側は立ち見が出るほどの観客で埋まったスタンドは試合開始早々、高田のセンタリングに合わせた保井の先制弾で大歓声に包まれる。勢いに乗ったアルテリーヴォが優位に試合を進めるが、前半38分に一瞬の隙からDFの裏を取られて失点。後半に入り、アルテリーヴォはますます攻勢の度を強める。だが、人数をかけたアインの堅守をなかなか崩せず、大西が後半だけで5本のシュートを放つも、完全に競り勝ったヘディングがクロスバーを叩いたり強烈なシュートが僅かに枠を外れる等、どうしても決まらない。ゲームを支配しながら勝ち越せず焦りを感じ始めた終盤、ついに試合が動く。後半33分、右サイドを破った赤木が浅い角度から直接シュート、これが見...2013KSL1第10節プレビュー
上富田球で行われた前節のバンディオンセ加古川戦は、予想以上の大人数がスタンドに詰めかけ、また町内放送で試合告知があったり試合前に上富田町長の挨拶が行われる等、紀南からも多くの方がアルテリーヴォを支えてくれているとあらためて実感する試合となった。多目的Gから少年サッカーの試合の合間に観に来る子どもたちもいて、前半だけなら300人近くいたはず。そんな観衆の声援を背に前半、アルテリーヴォは加古川のパスワークにハードワークで食らいつき、宮本の右からのクロスを純平が押し込んで久々の先制点を奪い取る。だが、後半は立ち上がりこそ大北の強烈なミドル等でスタンドを沸かせたものの、目に見えて運動量が落ちた60分あたりから完全に加古川のペース。直接FKを2発も決められ、ショートパスを流れるように繋いだ中央突破に為す術もなく、終わって...2013KSL1第9節プレビュー
第5節の敗戦で前半戦7位以下が確定し、全社関西大会出場という目標を失った状況で迎えた前節のレイジェンド滋賀FC戦は、敗れながらも辛うじて立ち直りの兆しが感じられる一戦となった。GK2人を故障で欠くアルテリーヴォは西岡が今季初出場。ハイボールと前線からのプレスを意識して角南をFWに据え、高田と前山をCBに配した開幕戦以来の4バックで試合に臨む。守備の修正が大きいだけに慎重に試合に入りたかったが前半4分、カウンターで右サイドを駆け上がった滋賀MF梅村からの低い弾道のクロスにFW岩田が合わせ、あっさり先制を許してしまう。早い時間帯の失点に前2節の大敗がよぎるも、ここから守備陣が奮起して滋賀の分厚い攻めを跳ね返す。今季初出場のDH大北と両CBがピンチを何度も防ぎ、クロスバーに救われる幸運もあって前半0-1で凌ぐと、後半...2013KSL1第8節プレビュー
泥沼の5連敗。無残としか表現できない前節の惨敗。長いトンネルを抜け出せないまま今週末、アルテリーヴォは関西1部残留に大きく関わる一戦を迎える。知ってのとおり、関西リーグのレギュレーションでは1部7位以下の2チームが翌年2部に降格することになっている。シーズンの半ばでアルテリーヴォとアイン食品の2チームだけ引き離されている現状は、早くも残留に黄信号と言わざるを得ない。残留ラインの6位との勝ち点差は4、連勝かつ対象チームが連敗という最短のケースなら2節で逆転できるものの、現実的には少しずつ差を詰めていく他ないだろう。少なくとも、これ以上の差をつけられないことが残留への必須条件となる。そもそも過去の関西1部の順位表を紐解けば、残留の目安はおおよそ勝ち点15。残り8試合で4勝ないし3勝3分というハイペースで勝ち点を稼ぐ...2013KSL1第7節プレビュー
前節は今季無敗の首位が相手だけに厳しい試合となることは覚悟していたが、予想以上の力の差を見せつけられた。アルテリーヴォは試合の入りこそ悪くなく、決定機には至らないものの中盤では互角の攻防を繰り広げる。だが、手応えを感じた矢先の前半20分、守備のギャップを突かれてあっさり先制点を献上すると、直後にもカウンターを決められて、いきなり2点のビハインドを背負ってしまう。こうなると、勢いに乗ったFC大阪に対してアルテリーヴォはほぼ防戦一方。さらに1点を失って0-3で前半を終える。故障明け初戦の西山に替えてハーフタイムに宮本を投入する等、より攻撃的なシステムで挑んだアルテリーヴォにようやくチャンスが訪れたのは後半5分。ゴール前の混戦から樋口がこぼれ球に反応し、今季これまで無失点のFC大阪から貴重なゴールを奪う。なお追加点を...2013KSL1第6節プレビュー
前節は序盤からアミティエSCの波状攻撃をひたすら耐え忍ぶ展開。ゴール前での体を張った全員守備でギリギリ跳ね返すも、セカンドボールを拾えず即ピンチという苦しい状況が続く。あの時間帯を「集中して守れていた」と言っていいか判断しかねるところ。結果として辛うじて猛攻を凌ぎ、前半終了間際に1stシュートを放ってようやく反撃開始かという矢先、須ノ又にループシュートを決められる。後半の頭から、河村監督は前山に替えて的場を投入。前半に一度角南に担架が入った状況で、前山の守備力を諦めてまでポゼッションを奪い返す賭けに出る。前半と見違えるようにアルテリーヴォの攻撃が活性化し、ほぼ五分の展開に持ち込むことに成功したという点でその狙い自体は当たった。だが、60分に途中出場の大西が1stタッチでヘディングを豪快に叩きつけ、あるいはスルー...2013KSL1第5節プレビュー
攻めの姿勢で勝ち切った開幕戦、攻めながら勝利を逃した2戦目…ときて、真価を問われた3戦目だったが、来季J3参入を目指す強敵・奈良クラブを相手に完敗に終わった。アルテリーヴォは三本菅を前節から故障で欠き、角南を中心とする変則的な3バック。前山がDFラインに下がった分、攻守両面でDH田丸の献身的なプレーが際立つ。アルテリーヴォは出足こそ果敢に前に出て、先制のチャンスに樋口のループシュートが惜しくも枠を外れるといった場面もあったが、その後は奈良クがずっとボールを支配する展開。前半は集中した守りで凌ぎ切るも、後半早々にCKから先制を許すと、さらに後半13分にはこぼれ球からミドルシュートを決められてしまった。2点目はやや不運だったとはいえ、何度もピンチを迎えた末の失点であり事故で済ませることはできない。2点リードで相手が...2013KSL1第4節プレビュー
紀三井寺陸でのホーム開幕戦は惜敗。コンディション等の事情で前の試合からスタメンが入れ替わる中、出場選手のパフォーマンスは決して低くなかったが、立ち上がりの直接FKによる失点で失った主導権を最後まで取り戻すことができなかった。彼我のシュート数は3：12と圧倒し、実際アルテリーヴォがかなりの時間ボールを支配するも、やや持たされている感があり数字ほど優位に感じなかったのはアイン食品の試合運びの巧さだろう。それでも、相手ゴールの半歩手前まで何度も迫った末の紙一重の1敗であって殊更に悲観することはない。課題を検証した上で、全14節の中ではこういう結果もあると切り替えていい試合だろう。ただ残念なのは、雨のスタンドでメガホンを鳴らして大声で応援し続けた大勢の観衆の前で勝てなかったこと。終了間際に波状攻撃から阿部が強烈なミドル...2013KSL1第3節プレビュー
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