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風太郎のPな日々 http://futaro1980.blog.fc2.com/

昔の国鉄ローカル線、地方私鉄や最近のローカル線など、旅の写真と思い出で綴るブログです。

1980年代、「鉄道のある風景」を求めて全国を旅した風太郎が写真と文章で綴る、ローカル線紀行。バリ鉄ではありませんが、自然溢れる沿線や、出会った人々など、しばし「鉄路の叙情」を感じて頂ければ、と思っています。しばらく「鉄」から遠ざかっていましたが、最近復活、ローカル線の「今」も綴っています。その他自然風景、日々雑感諸々まで。なるべく頻繁に更新したいと思っています。よろしくお願いいたします。

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2011/12/18

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  • 新緑滴る 米坂線 その4 サンクチュアリ

    米坂線 羽前沼沢 2022年5月国道から横目で発見した場所。手前の川を大きく入れる構図を試そうかと脇道を行こうとしたら、大きく「私有地・立入禁止」の看板。炭焼きではないかという窯も煙を上げており、奥に住民がいるらしい。 撮り鉄除けは明らかだが、まあ此処から先は仙人の領域かサンクチュアリなのだろう。国道の橋からでも十分だが、這いつくばるようにして構図を作る。鉄道を飲み込む様な萌黄色が目に沁み...

  • 新緑滴る 米坂線 その3 GV

    米坂線 越後片貝 2022年5月抗えぬ流れと分かってはいてもステンレスの軽さには閉口する。そして他の多くのステンレス車もそうだが、無機質な「銀」の地に変な色を乗せるところにセンスが無いのだよ。E120系が只見線に転出し、GVE400は一往復のみの運用と聞いていたので大勢に影響なしと踏んでいたのだが。多くを占める単行列車は全てGVと来たもんだ。 想像するに休日続きのGWだからではないか。 通勤...

  • 新緑滴る 米坂線 その2 春の胎動

    米坂線 羽前松岡 2022年5月雪深いこの土地では田んぼ仕事のスタートは遅いのではと想像していたのだが、早や水が張られ代掻きが始まっていた。飯豊連峰はまだ白い頂きを連ねているけれど、人々の春の胎動は始まっている。若い緑に白い車体が溶けてゆく。 そして心地良い春風。 いい気分だ。 羽前松岡© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村鉄道のゲージは「国家」の映し絵であり、寄せては...

  • 新緑滴る 米坂線 その1 旬

    米坂線 手ノ子 2022年5月喧しいゴールデンウィークに何故またという疑問はあれど、暇人のはずがそこしか暇が無いとなれば。いや季節のごく短い旬はそんな俗事とは関係なく通り過ぎるものなのかも知れず。いまだ横たわる残雪、萌える新緑、一点を彩る山桜。旬を捕まえたりと思えば、想定外の「GV400大盤振る舞い」の憤りも春風に消えてゆくというものだ。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブ...

  • 長い夜

    わたらせ渓谷鐡道 上神梅 2016年朝が早く始まり、夜もまた早くに灯が消えれば、いかに薄れようともそこに「地方」のリズムを実感する。駅の長い夜が始まった。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村戦場はウクライナばかりでは無い。 泥沼の内戦状態が続くミャンマー、難民は既に60万人とも。 そして憎しみの連鎖。3Dプリンターで手作りされ、実弾を装填すれば発射可能とする「プラスチッ...

  • 老兵

    鹿児島交通 1982年キハ07に見えて結構違う自社発注車のキハ100、シフトレバーとクラッチを備えた「機械式気動車」を1953年に至って6両も新造したとは、戦中の疲弊から脱し復興の波に乗り遅れまいとの焦りもあったろうが、痛恨の経営判断のように思えなくも無い。ドア下に伸びた「ステップ」は、車掌のエアー操作で飛び出すのは格好良く、戦前のキハ07とは違うぜという意気込みもあったろうが、当然ながら車...

  • のたりと春 その17 美作滝尾駅④ 駅在りて

    因美線 美作滝尾 2022年4月この駅は「男はつらいよ」の48作目「寅次郎紅の花」(1995年公開)に登場している。 ちなみにシリーズ最終作である。もともとのシナリオではこの駅と寅さんの絡みは無かったようだが、山田洋次監督が「これ程寅さんに似合う駅はない」と、急遽呼び寄せたらしく。しかし既に渥美清の病状は重く、撮影時以外は伏せていたとか。 寅さんが最後に旅立った駅と言われる由縁である。「故郷...

  • のたりと春 その16 美作滝尾駅③ 木の造形

    因美線 美作滝尾 2022年4月貨物上屋がほぼ完全な状態で残されている。荒っぽい荷扱いにビクともしないよう、養生替わりの縦横の木組みはまるで耐震補強そのものだし、適切な手入れさえあれば数百年残ってもおかしくあるまい。駅務室の丁寧な建具・家具の造作はコスト高ではあったかもしれないが、半永久的な償却期間を前提とするならかえって安い買い物だったろう。モノを大切に慈しみ、使い続ける事に価値を求めた時...

  • のたりと春 その15 美作滝尾駅② 朝日踊る

    因美線 美作滝尾 2022年4月木枠の窓が東雲に染まる。駅が最初に迎えるのは通過列車である。事実上の回送列車のそれが折り返して、津山への通勤通学列車になるのだ。時計の針の刻みが聴こえる様な、静寂の時。朝日がラッチを透かして差し込むと、冷えて固まった駅舎の空気が俄かに目覚めるようだ。春の陽は早や高くなった。 通学列車が間もなく到着。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村戦場...

  • のたりと春 その14 美作滝尾駅① 陽だまり

    因美線 美作滝尾 2022年4月有名駅である。 プロアマ問わず撮る人の数だけ写真も生まれるから、何処かで見たような写真になるのは致し方ないが、初めての見参となればそれでも新鮮である。 佳き被写体と相まみえる喜び。1928年開業。 長閑な里に建つ駅は、春の陽だまりの匂い。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村戦場はウクライナばかりでは無い。 泥沼の内戦状態が続くミャンマー、...

  • のたりと春 その13 タタリじゃあ。

    吹屋 広兼邸 2022年4月まるで山城のような旧家の構えを見て、ピンと来られる方はいるだろうか。1977年公開、映画「八つ墓村」の劇中において、因縁の旧家として登場した屋敷である。もともと風太郎はそんな事は露知らず、新見からしばらく山間に入ったところに「吹屋」という古い鉱山町の街並みが良く保存されていると知り、栄枯盛衰を感じさせる鉱山町は大好きだからと見に行ったら、そこは「八つ墓村」のロケ地...

  • のたりと春 その12 姫新線

    姫新線 月田 2022年4月津山から沿線を流してみたけれど家が建て込んでいて、撮りようがねえと途方に暮れる。それでも勝山を過ぎて渓谷沿いに走る区間に差し掛かると、なかなかいい感じの鉄橋が。誰も知らない日本の片隅にも、春爛漫。 月田まあこの軽さを嘆いても仕方ないが、小型の分だけ可愛げがあるんだよな。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村戦場はウクライナばかりでは無い。 ...

  • のたりと春 その11 若桜鉄道② シーナリィガイドの世界

    ある程度年配の模型フリークの方なら機芸出版社の「シーナリィガイド」をご存知だろう。車両模型一辺倒だった鉄道模型の世界にあって駅とか線路周りの「シーナリィ」に目を開かせた、この筋の大御所河田耕一さんの名著である。風太郎の中坊時代、1975年の再販を買ったらしい。 この当時の風太郎は写真に微塵の関心も無く、むしろ模型に凝っていた。金もウデも無いくせにレイアウト志向は強かったのだろう、見た事も無い鉄道風...

  • のたりと春 その10 若桜鉄道①

    若桜鉄道 安部 2022年4月若桜鉄道にやって来ました。 びっくりする程冷え込んだ朝、地面を覆った靄を割って。 安部しかし何だね、地味ぃーな鉄道なんだな。 撮るところが無くて困ったから若桜駅近くの古刹を。「不動院岩屋堂」は1200年前の創建とも伝えられるが、現存するのは室町時代らしい。それでも700年近く前だ。どこか胎内回帰みたいな思想があるのかしらと思うが、密教系の厳かな修験場の雰囲気...

  • リタイアなのにGW

    万年床からお早うございます。世はゴールデンウィーク。 そこをぶっ通しで新潟・福島県境、只見線、米坂線辺りを縦走で撮っております。リタイアしたのに何でGWなんぞウロウロするのか。辞めてからも各種手続きやら、ハロワへの出頭やら無闇に忙しく、結局暇なのはGWとなってしまったのだ。何かヘンだにゃ。 米坂線 越後下関 2022年5月© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村雨季の厚い雲を...

  • のたりと春 その9 宵桜

    因美線 三浦 2022年4月どうやら桜の時期の名所らしく。 開花の頃も良かろうと行ってみたら、こりゃ驚いた、もう「関西の飯給」だな。駅の周囲が開けている小湊鉄道・飯給と違って、ほぼ場所が限定されるからホーム上はまるでラッシュアワーだ。30人以上居たんじゃないか。 例によって大声張り上げるマナー説教野郎。「そういう事するとね、撮影禁止になるんだよ!皆の迷惑なんだよ!」うん、そうだね、その通り。 ...

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