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2011/10/29

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  • Mike Long

    最近Mike Longの著書を購入した。 Second Language Needs Analysis (Cambridge Applied Linguistics) (English Edition) Cambridge University Press Amazon これまでにもタスク関係の著書でその考えに感化されてきた。 もちろんLongには直接会ったこともなければ、講義を受けたこともないが、 SLAの権威として、私も多かれ少なかれ間接的に学びを享受してきた。 Mike Longが今月初旬に逝去されたとのこと。 Mike Longの一学習者として、今後もMike Longとの対話を続けた…

  • 中学校でのdebate実践

    中3の担当ということで、これまでに学んできたことを総合的に活用していくような実践をしようと考えながら実践しています。 今年の重点はスピーキング力を伸ばすこととしながら、明示的知識を基礎にしたスキルの獲得を促しています。ここしばらくディベートに取り組んできました。 結論から言うと、この指導はかなり計画的にしなければいけないし、なかなかすぐにできるようにはならないけど、生徒が準備ができて、少しできるようになってくるとディベート指導・学習のメリットは多岐に渡る、と思います。 これからもディベート実践は続きます。

  • 教育研究と統計処理

    今日も急ピッチで統計処理をしたところです。 来月の〆切に向けてだいぶ仕上がってきましたが、とりあえず書き上げることを第一目標としながら、さらに読みやすさを追求したいところです。 さて統計処理について思ったところとして、確かに掲げた指標の統計的な分析は大事です。何がどのように変容しているのかを明らかにすることは言語教育を科学することであるからです。 しかしながら、私は実験として研究をしているのではなく、あくまで生徒の育成を第一義とする教育的な環境において実践研究をしているという自覚を持っています。 であれば優先されることは、再現性・・・というよりも、実践をどのように計画し、実践したか、という点に…

  • 研究としての学びの還元について思ったこと

    関東地方の緊急事態宣言が開けて少し経ちますが、東京は人出が戻ってきており、車も多いなーと感じています。 数日前にセミナーを開催したのですが、参加して頂いた先生方とは色々と協議ができ、気がついたら予定の時間を1時間もオーバーしてしまいました。 すみません、というのと同時に「深い議論ができて楽しかったです、ありがとうございました」というのが正直なところです。 先日はちょっとした用事をするために車で出かけなければならず、近隣の県までいくこととなったのですが、初めていく土地だったので、どのような感じかと思っておりましたら、まあ私の実家のような田舎具合で非常に安堵しました・・・。 その田舎具合を傍目に改…

  • 本年度の実践開発についての概要

    気がつけばもう年度末がやってきて、以前のブログを書いたのはいつのことか、という感じ。書くことを忘れていたわけではなく、書く余裕がなかった。今年度はコロナのこともあって、何かと余裕が無く日々が流れていき、目の前のことをこなすばかり。毎日が自転車操業でしんどかったなぁ。 でも実践的な学びは非常に充実していた。 研究としての論理的構成と実践からということもあり、実習生指導もあり、オンラインもあり、大学との授業研究会もあり・・・。 今年の授業実践は、生徒の課題を克服させる手立ての手続きをSLAの見地から計画し実践できたことが大きい。そしてそれが生徒の学習への動機を高めている、という手応えを感じているこ…

  • この濃霧の中での模索

    3月から学校に生徒が登校しなくなり(所々ワンショットはあったものの)、もうすぐ2ヶ月になろうとしている。 もうここまでくると最後の授業が遠い昔のことのようで、これから学校が再開した時にどうなるか、かなり不安がある。 そうこう言っていると、さらに5月末日まで再開延長という自治体も出てきていることから、コロナの渦中にある地域にいる者としては、ま、きっと同じように、そうなるんだろうな、と思っている。これまでも再開を見越して学年の準備をしてきているものの、それが幾度となく実行されないとなると、生徒・保護者もそして私たち自身も混乱、不安、焦燥、・・・何とも筆舌に尽くし難い状態であることは間違いないよね。…

  • 奨励研究について

    本年度も日本学術振興会による科学研究費助成事業、通称「科研費」の採択結果が出る時期となり、附属学校教員である私が申請できる奨励研究に応募、申請していました。 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/11_shourei/index.html 区分は「教科教育学および初等中等教育学関連」とし、理論的な側面を押し出して科学するSLAというよりかは、今現状の生徒の課題を捉え、その改善にSLAの知見を当て込む視点としました。課題を捉える中で、習得における変容しにくい変数を明らかにすれば指導のポイント等が考えられるものと考えます。ということも含めて教育学的なアプローチか…

  • 教育思想と教育哲学を創造する授業分析

    昨日は学会のワーキンググループに参加し、授業分析についてその具体を学ぶことができました。といっても、ある程度は想像ができていましたが、一応のプロシージャーを体感することで、想像と具体をコネクトすることができたと思います。そのコネクションにおいては、やはり若干の考えの相違があったので、それを修正できたのは非常に大きかったと思います。さらに回数を重ねていくことで(といっても早々何度もできるものでもないけれども)、疑問等が追認されると思いますが、さらなる課題が明らかになれば、それは私の授業分析をする力、そして授業改善につながるものと考えています。 授業分析は、授業で語られたプロトコルにしっかりと身を…

  • 教養であるとか創造性であるとか

    あけましておめでとうございます。 2020年になり、今年は何かと忙しくなるなーと感じており、冬休みは子どもとしっかり遊ぶことにしました。 その中で、すきま時間を何とか読書なり、書き物なりに費やしてきたのですが、今冬の学びはいささかgeneralなものが多かったせいか、専門的な知識が増えたことよりも、自分の領域を他分野から批判的に概観することができました。 それって本当に必要なことだなー、なんて感じます。 ライトなところでは、村上春樹のエッセイ本を、見返してみました。村上春樹のエッセイはとても読みやすいし、あっという間にかなりのところまで読めます。 いつも彼の作品は目につくところにあるのですが、…

  • 授業分析を通しての子どもの思考の究明 杉本(2013)

    言語を処理していくにあたり、子どもがどのように思考するのかを考えることやその結果としてどのようなアウトプットがなされるのかを検討することは必要なことと言える。一方で、子どもが学ぶ知識が明示的であると同時に、(特に)暗示的でもあることを考えると、なんだかわからないけど、英語が使えるようになってた、ということもある。そこには、思考を巡らすよりも、体得していることの方が多いのかな。 いずれにしても、教師の持つ英語習得と子どもの習得状況は当然異なるわけで、そのずれ、いわゆるnoticingを上手く活用することを通した思考、もしくはアウトプットの変容について考えることができるのかな。 授業分析を通しての…

  • 「博報堂デザインのブランディング」永井一史

    今年も年末になり、2019年を回顧すると色んなことがありました。その中でいつもかなりの刺激を与えてくれる仕事(人たち)があり(い)ます。本校の卒業生であるとか、企業に勤めている方々です。 生徒が行うキャリア教育を進めるにあたっては、事前にどのように進めていくのかをある企業の代表と共に構想し、その内容をまとめまで具体化する、そしてそれらを生徒が訪問する企業にコンテンツとしてお願いするようにしています。私は今現在中学校1年生の担当で、職場訪問は来年度なのですが、今年は卒業生講話、社会人講話をそれぞれ1学期、2学期に実施してきました。 今回の打ち合わせの中でも感じてきたことは、 ・企業のatmosp…

  • 授業分析による理論構築と授業過程の可視化手法 柴田(2013)

    英語科における授業分析が構築されると実践としてはさらに進展すると思わずにはいられない。 ということで、またも柴田論文のまとめ。 授業分析による理論構築と授業過程の可視化手法 柴田好章(2013)『授業研究と授業の創造』的場正美・柴田好章(2013) 第1節 授業分析の学術的価値 授業分析が担っている役割:実践や研究の積み重ねを、可能にすること(教育の科学化) 重松が提唱した授業分析の学術的価値:授業分析は、現場との協同的な営みであり、授業改善や教師の成長に資するという実践的価値を有しているが、それに留まることなく、実践を対象とした研究を教育学の基礎研究に位置付けようとした。 授業分析とは、教育…

  • 柴田(2007)における授業分析

    所属している学会のSIGで非常に興味深いワークショップが開催されるというので、事前学習をしておくことにしました。 この柴田(2007)から見えてきた授業分析については、私としてもかなり考察を深めたい視点が多くあり、内からの理論的発信という視点は「たいへん」興味を惹かれております。英語教育における授業分析のあり方、そして英語教育の展望に思いを馳せながら有意義なクリスマスを過ごしているところ(笑)です。 教育学研究における知的生産としての授業分析の可能性 柴田好章(2007) はじめに …実践者と研究者が、現場の実践上の課題を共有し、こゆうの役割を保ちながら、協力してその解決にあたる。そこでは、理…

  • Second Language Knowledge (Loewen, 2015)

    第二章を通して、第二言語習得で培う知識、そしてそれらをどのように発達させていくかについて整理しました。それって現場では当然のこと、という内容のところはあるのですが、自分が語ろうとしていることを理論ベースで語ることができるようにすることは論理的な思考を養う上では非常に大切なことかと思いますし、他者意識も生まれることと思います。何より意識上に顕在化することでincidentalな指導を避けることにつながるものと感じています。 The Nature of Second Language Knowledge(p18~) Canale and Swain(1980);communicative comp…

  • Introduction to Instructed Second Language Acquisiton by Shawn Loewen(2015)

    I've been interested in this book, Introduction to Instructed Second Language Acquisition, Shawn Loewen 2015. Introduction to Instructed Second Language Acquisition 作者:Shawn Loewen 出版社/メーカー: Routledge 発売日: 2014/07/18 メディア: ペーパーバック This is because I've had been feeling that SLA theories are quite or …

  • 考えるということについて考える

    今日は散歩に行ってみた。1日何もしていないから。 その道すがら、考える、ということについて考えてみた。考えてみた、というほど意識的なものではなくて、自然発生的に何かそのようになった。自分の意識下ではここのところ考えるということについて課題を感じている。 考えるという行為を行なっている反作用として、考えていない、つまりは十分に考えるという行為に至っていないという無意識が顕在化してきたものとも言えるのではないか。いずれにしても、自分が考えるということについて、上手くできてない、ということに気がついた。一生それに気がつかないよりはましかな。 散歩としては、電車に乗って国分寺に行き、そこから自宅まで1…

  • この夏のactive learning

    今年の夏休みは何かと追われていることが多く、あっという間にお盆も明けてしまって・・・。ここ数日の間は何か風邪のような状態で、喉の痛み、そして加えて今日はガラガラかすれ声になってしまいどうなることかと思ってたんだけど、昨日の英語教育学会の発表までは何とか持ちこたえてくれました。 今回の学会参加は良いも悪いも色々と考えさせられた。 ま、色々な考えがあるんだな、って感じ。 自分の発表については甘さばかり。確かに準備の時間がなかった、という言い訳はあるにしてもそれでは・・・。加えて、実践研究としての発表をいかに行うか、さらに進展させないと。 ただ、私が興味を持っている練習領域は、どうやらまだ日の目を見…

  • The development of second and foreign language learning through classroom interaction "Hall and Verplaetse (2000)"

    The report of the title is in chapter 1 in "Second and foreign language learning through classroom interaction" (2000). Below is a summary of just the points that the author is expressing. Second and Foreign Language Learning Through Classroom Interaction 作者: Joan Kelly Hall 出版社/メーカー: Routledge 発売日:…

  • 修行に行きます。

    夏休みになり、学校恒例である面談が続いています。 その間にはちょこちょこと他のイベントが入っていまして、ちょい多忙感あり、といった感じです。 24日面談 25~26日林間学校実地踏査 27日面談 28日外部学習会参加 29~30日面談 楽しみ?にしているのは林間学校実地踏査で、長野県に1泊2日で行きます。 以前も行っているのですが、夏でもエアコンの要らない涼しいところです。 こんなところでゆっくりできればと思うのですがね。 今回は(も)山登りです。 標高2000mを超える登山で、日ごろの運動不足からなかなか辛いことが予想されますが、これも修行だと思えば何とかなるかもね。 ここしばらく自分の中に…

  • 教員の夏、研究と修養の夏

    現勤務校は明日が終業式。 それから怒涛の夏休みとなります。この1ヶ月超のテーマは「教養」と「研究」。 「教養」については、自分の専門外の分野で何がどのように進んでいるのか、それらの分野は世の中にどのように貢献し、ムーブメントを起こしているのか、考えの普及には何が必要なのか、そんなことを少しでも理解したい、そんな思いです。 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和 出版社/メーカー: 日経BP 発売日: 2019/01/11 メディア: …

  • インプットの科学に向けた序章(2)

    現在担当している中学校1年生の授業では、アウトプットも求めているのですが、インプットを与えることの方を重要視しています。 ここしばらくは、インプットを与えることで生徒はどのような状態になればいいのか、という指導者的な感覚を高めたいと考えています。 インプットを与える際には、ただ与えるだけではなく、(1)に記載した5つの視点から「楽しく学ぶ」ことができるものに実践構想の着眼点を求めながら計画、実施しています。 それらを踏まえ考えるところなのですが、 インプットを与える際には基本的には ○コミュニケーションとして伝える内容に意義がある英文である ○そのメッセージを理解することが第一義である ○生徒…

  • インプットの科学に向けた序章(1)

    EFL環境において(も)英語のインプットが大事だ、ということには疑う余地がない。きっと。「きっと」というのは自分が対象としている中学生に対して直接的にそのような根拠を示すものがないので確証が持てない、というだけで・・・。一方でSLA研究からは様々な立場で明らかになっていることが多いので、ま、日本人中学生学習者に対してそう言っても間違いないよね、といった感じです。 これまで自分の考えは多くの文献・考えに影響を受けてきましたが、特に日本におけるEFLを対象とした示唆が多い文献として白井先生や和泉先生の著書が非常に興味深かったですね。 「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育 作者:…

  • 新たな再開にあたって

    以前、別のアドレスで英語教育についてあれこれ書いていたのですが、忙しさも相まって次第に書くペースが少なくなり、かなりブログから遠ざかっていました。 が、ここ数年色々と経験したことを通して「自分の考えの変化を自分で感じる」ようになりました。結果、考えたことをまとめてみようと思うようになり、タイトルも少し変えてこちらで思いを綴ることにしました。 私の個人的な備忘録的なこともありますが、何かしらのお役に立てば幸いです。

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Jin's English Language Teaching & Learning -英語教育を問う-
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