『地の涯に生きるもの』久松静児監督（1960年）

厳寒の知床半島で村田彦市（森繁久彌）という老人が一人で住んでいた。十月になると鱒漁師達が引き上げるので、彼らの小屋にある漁網が鼠に食い荒らされるの防ぐため猫…

『大脱獄』石井輝男監督(1975年)

強盗殺人で死刑の宣告を受けた梢一郎（高倉健）。しかし、彼は愚連隊仲間の剛田（田中邦衛）にだまされて利用されただけであった。 剛田への復讐を望んでいた梢は死刑…

『赤い縄 果てるまで』(1987年) すずきじゅんいち監督

サラリーマンの野中陽介（阿部雅彦）は終電車の中で土屋名美（岸加奈子）を見る。そして、名美の手首に縄で絞められた後を見つけるのであった。 その時、陽介の中で何…

『お熱いのが好き』 ビリー・ワイルダー監督(1959年)

禁酒時代のシカゴ。 サックス演奏者のジョー（トニー・カーチス）とベース演奏者のジュリー（ジャック・レモン）は新しい仕事場に行くために車を借りるためにガレージ…

『危険な英雄』鈴木英夫監督(1957年)

東京都知事の石原の慎ちゃんが作家時代に主演した新聞記者物。 大手メーカー社長三原準之助（三津田健）の長男健司（平奈淳司）が下校途中に誘拐される。そして、三原…

『誇り高き挑戦』深作欣二監督(1962年)

深作欣二監督の初期の傑作の社会派ギャング映画。 黒いサングラスをかけた鉄鋼新報の記者黒木（鶴田浩二）は三原産業が特需景気が去ったにも関わらず景気がいいのに不…

『晩春』小津安二郎監督(1949年)

大学教授の曽宮周吉（笠智衆）は、鎌倉で一人娘の紀子（原節子）と住んでいた。 周吉は妻を早くに亡くしており、紀子は戦争中に身体を壊したため、二十七歳になった、…

『ときめきに死す』森田芳光監督(1984年)

当時、日本映画界のニューウェーブだった頃の森田芳光監督の新感覚ハードボイルド作品。 都会から遠く離れた田舎町。そこの駅で、歌舞伎町で医者をいる大倉洋介（杉浦…

『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』村山新治監督(1968年)

青江三奈のヒット曲『伊勢佐木町ブルース』を基に作られたお水の世界を描いた歌謡映画。 宮田(梅宮辰夫)は伊勢佐木町を拠点に新開店するキャバレーのプロデュースす…

『女体』恩地日出夫(1964年)

田村泰次郎の『肉体の門』と『埴輪の女』をベースにした異色の女性ドラマ。 敗戦直後の闇市で娼婦として戦後を生き抜いた菅マヤ（団令子）は、経済復興した日本社会で…