エンゴサクという小さく、全体的に繊細・可憐な花。春の野山を彩るスプリングエフェメラルの一つ。 本州では他のスプリングエフェメラルたちが群生する傍らで援護するように咲いている印象があるが北海道のエゾエンゴサクは群生するようで「援護咲く」というわけではなさそう。 もとも...
ハチ目 クロスズメバチの幼虫。 ジバチのほか地域により 岐阜県恵那地方などではヘボ、長野ではスガレなどと呼ばれる。 ヘボ調理写真も有り。苦手な人は閲覧注意. ヘボ追い 林の中にあらかじめエサを設置(イカ等)しておくと スズメバチがエサを発見。少しづつ切り取...
ハチ目スズメバチ科 Vespula flaviceps Smith ・小型で黒っぽいからだに薄い黄色の細いライン。いわゆるスズメバチ類のキケンアピールの虎模様とはひと味違う美しさ。 ・日本には近縁種が5種いるが、見分けはしにくい。 シダクロスズメバチとのちがい ...
ハナアブ科 ・写真は多分ニトベベッコウハナアブの幼虫?資料少なく同定できず。日本産幼虫図鑑によればシロスジ〜とはちがうようだ ・ヘぼ採りの際に発見、蜂の巣の中で身動きの取れない蜂の幼虫やサナギと違い、もぞもぞ動いていた クロスズメバチ幼虫...
マツ科トウヒ属 ・トウヒは海抜1,500-2,500mにかけての亜高山帯に分布する。、氷期の終わりとともに本州中部の山岳地に取り残されたエゾマツ群落の子孫。逃避ではなく唐檜 ・トウヒがあまり大量の積雪には弱く、モミの仲間に比べると少数派だが、 倒木更新 によって生育...
ツツジ科スノキ属 ・苔桃〜苔のように這い、桃のように果実に核がある赤い実をつける。まるっこくうす桃色の花が愛らしい。 ・樹高は10-40cm程度の木 ・日陰で湿度が高い場所、また酸性土壌を好む。多くのツツジ科の植物と同様、栄養分の少ない土地でも耐えられる。 ・耐寒...
ラン科ハクサンチドリ属 ・白山千鳥。古来日本では、野山や水辺に群れる小鳥たち、とりわけチドリなどの仲間を千鳥と呼び親しんできた。下から見上げると、なるほど鳥だ。中心に向かってガンカモの仲間がぱたぱた多数集まってきているかのよう。これは「たくさんちどり」と改名せねば。下か...
甲虫目テントウムシ科 ・ウンモンテントウ は雲紋天道と書く。 ぼやっとした模様で微妙に表現が難しいのを「雲のような模様」として命名 ほかにも雲紋シリーズとしてウンモンオオシロヒメシャク、ウンモンマドガ、ウンモンスズメ、ウンモンアナアキゾウムシ、ウンモントビケラ、ウ...
カエデ科カエデ属 ・ ハウチワカエデ、 羽団扇楓。うちわといっても 鳥の羽根で作った天狗の持つタイプ ・別名メイゲツカエデ。赤色に紅葉するけど月に例えるのは丸みがあるから?それとも月夜に似合うから?夜なら赤も黄色も関係なし。 ・北海道北部から本州の中国地...
カエデ科カエデ属 ・ 漢字で書くと大板屋名月。 ・板屋 とは板で屋根を葺いた板屋根のように雨水が漏れないという意味だそうな。笠をひらいたように半開する若葉の時期からの命名のようにも思える。 ・葉の形は全体としてまるっこいので手鏡の印象。黄色に黄葉するのを満月に...
カエデ科カエデ属 ・麻葉楓。由来は葉の質感が麻の葉と似ているからとされる。 ・が、本物の麻にカタチが似ている訳ではなく、麻をモチーフにした「麻葉紋」に似ている。つまり葉脈が45度づつ 家紋 麻 ・ 葉柄は3~10cmの長さがあり、赤っぽいのが多...
チョウ目タテハチョウ科 羽化直後 ・翅の裏側は黒っぽく、翅のつけ根を中心とした同心円状の細かいしま模様がたくさん走っており、表側のような鮮やかさはない…などとどこを参考にしてもほめていないが、個人的にはこの裏の青黒い色と渋い模様には捨て難い美しさがあり、惹かれる。こ...
チョウ目タテハチョウ科 ・ 我が家では愛称ジャック。幼虫は黒いトゲがプチ悪魔的。 ・幼虫は成虫で越冬、日本での成虫の出現期は4-9月で、この間に2回出現 ・幼虫の食草はイラクサ、ホソバイラクサ、エゾイラクサ、カラハナソウ、ハルニレなど。 ・卵を産み付けら...
ハエ目ハナアブ科 ・アリスアブ亜科の幼虫はアリの巣内に生活している。写真はトゲアリスアブっぽい、が採集した時うっかりアリを観察してなかったので詳細不明 ・足がないように見えるが蠕動して結構動く 。いつのまにかビンの壁も登っていた ・なんとなく突起のある方を先頭に...
チョウ目タテハチョウ科 ・チャームポイントはトゲトゲ2本ヅノのはえた少し間の抜けた顔。オニムラサキといってもいいかも。ちょっと語感が姿と合わないか。「おおむら さき」ちゃんとでも呼んであげたい。 ・背中のトゲトゲなどエノキへの擬態っぷりにいつも感動する。 ・...
チョウ目ヤママユガ科 ・幼虫を今回初見。でかい。まゆはしばしば見るが、こんなのが入れるんだと思うくらい幼虫はでかい。 ・チャームポイントは今時のアウトドアファッションっぽいツートンカラーのグリーン。 ラインも黄色で統一感がある。一枚目の写真ですごいと思うのは枝と...
チョウ目ヤママユガ科 ・チャームポイントはみずみずしい透明感あるグリーン。グミみたい。 ・側面にならぶ気門の銀をぜひ見て欲しい。 ・ 山繭蛾、 テンサン (天蚕)ともいう。日本在来の代表的野蚕 ・Antheraea yamamai 英名Japanese oa...
チョウ目アゲハチョウ科ウスバアゲハ科 ・じつはシロチョウ科ではない ・アゲハチョウなのに、普段はごくゆるやかにふわふわ飛ぶ様子も変わっている。 ・初夏の郊外、明るい林道等でよく見かける。最近個体数が増えている傾向がある ・羽根が半分透けた感じ。 ・北方系の蝶で...
ウマノスズクサ科カンアオイ属 ・葉はハート形をしており、いわゆる『葵の御紋』のモデル。とはいえ、「三葉葵」は架空の植物。 ・名の通葉を普通は二つつける特徴がある。 ・花は小さくて淡紫色、下半分は融合して椀形となり、その外面には毛が多い、地際に俯いて咲く。 ...
センリョウ科チャラン属 ・ 二人静、同じセンリョウ科の花ヒトリシズカとともに美しい名前。 ・「しずやしず しずのおだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな」 頼朝に捕らえられ、義経を慕って舞いながら歌った静御前(しずかごぜん)。能の謡曲 「二人静」の中で静御前...
イラクサ科ウワバミソウ属 ・ 山野の杉林の中など、湿り気のあるところに生え、ミズとか、ミズナ、アカナなどと呼ばれる地方もある。 ・京野菜の水菜とは同名別種 ・茎は赤みを帯びた茶褐色で、濃い緑の葉と好対照 ・今にも蛇がでそうなところに生えるのでこの名前が付...
ミヤマスミレ類スミレ科スミレ属 ・ 花の直径2.5 cm前後で、 日本のスミレ属中最大。 そのため 「 菫の女王」とも呼ばれている ・ 雌しべが見えない咲き方が 特徴。 葉は長卵形。 ・ スミレの仲間は非常に変化が激しく、日本では各地の変種や色変わ...
ツツジ目ツツジ科ツツジ属 ・石楠花、石南花 ・北半球のきわめて広い範囲に分布し、赤道を越えて南半球のニューギニアやオーストラリアに達する。特にヒマラヤ 周辺には非常に多くの種が分布する。 ・シャクナゲは葉にロードトキシンというのケイレン毒を含む。 ...
ダニ目タカラダニ科 ・ タカラダニは宝ダニ。色の美しさからの命名と思われるが納得の美しさ。もう一つはよくセミなどに寄生している所から、(虫の)宝ものというニュアンスも。 ・4月末から6月頃によく見かけるコンクリートの上等によく見かけるのはカベアナタカラダ...
バラ目バラ科ボケ属 ・日当りの良い土の道の脇に見られる。棒道などで五月ごろよく見かける。 ・草ではなく木。ボケと比べて背が低く、草むらの中にあることが多いので「草木瓜」 ・ 一番のインパクトはやはり名前か。果実がウリに似ているので漢字で木瓜、「もけ」もしくは「ぼっく...
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