探す面影

 ナツに別れを告げられて突然僕は心にぽっかり穴が開いたような絶望感と虚脱感が入り混じって後悔と悲しみの渦の中でこれまでのナツとの日々を思い返しどこでボタンを掛け違えてしまったのかとかどこまでナツを苦しめていたんだろうかとかそんな事

隠れた狂気

ﾈｯﾄでは、悪い部分は緩和されて見えるしつこくも言うようだけどそれがﾈｯﾄの都合の良い世界だと自分もその当事者で入り浸りながらも他を見ては、よく思ったものだった。ナツにしても、彼女の隠している素顔みたいなものが時折見られるときがある一緒に居

加速する感情

あの後、ｹﾞｰﾑから落ちた後も悶々と考えていましたﾘｱﾙなナツは僕よりも少し年上でわりと年は近かったけどやはり子供がいるので年のわりには考え方や行動はしっかりしているほうだったその場のﾉﾘや軽はずみで言う人だっているけどナツはそういうﾀｲﾌ

思わぬ展開

ナツとﾈﾄｹﾞ内で付き合いあっという間にひと月が過ぎていました僕とナツは問題もなく順調でその頃にはナツもﾘｱが落ち着いたようになり2人で相変わらずいつもの仲間達とのんびり楽しくﾌﾟﾚｲする日々が続いていました。ｹﾞｰﾑは何でもそうだけどやる

本当の後悔

ﾛﾏﾝﾁｯｸのかけらもない告白からナツと無事ｶｯﾌﾟﾙになる事ができました突然の僕の告白にナツは「ｱｲﾃﾑが欲しくてあたしとｶｯﾌﾟﾙになったとか？w」「違う違う！ｲﾍﾞﾝﾄとか関係ないから」と否定はしたがｲﾍﾞﾝﾄ中のｱｲﾃﾑ欲しさにｶｯ

変わる2人の関係

あれから何日か経ちまだ僕は答えが出ないでいました本当にナツは僕に好意があるのだろうかもしそうであってもまたﾈﾄｹﾞ恋愛関係になったりしたら以前の僕に戻ってしまうその前に僕にはﾘｱに彼女が居る事をナツにもここに居る誰にも話した事がない今は偽り

見失う心

冒頭でもあったようにこのｹﾞｰﾑではｶｯﾌﾟﾙや結婚制度があってまた最近ではそれを盛り上げる為にｲﾍﾞﾝﾄ期間中にｶｯﾌﾟﾙになった者にはﾚｱｱｲﾃﾑなんかがﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄされるというのが開催中でしたそれに伴って周りではｶｯﾌﾟﾙになってい

似た者同士

ナツと僕は最初から何となく馬が合った今となって考えてみると彼女が僕に合わせてたのかもしれないけど僕がふざけてﾎﾞｹをかますような事を言うとナツはそれに合わせて突っ込みを入れるどうでもいい会話だったけどﾈﾄｹﾞ初心者だというナツの一生懸命でお

新たな偽り

たぶんこれまでﾈﾄｹﾞ恋愛をした中で最も僕が相手を傷つけ僕自信も傷つき今でも記憶に強く残っている「ナツ」という女性との出会いがありました。僕はまた新たなｱｶｳﾝﾄでｷｬﾗを作り以前ハルとの関係に終止符を打って姿を消したはずのｹﾞｰﾑに戻って

離れる気持ち

ハルと付き合ってから半年過ぎた頃色々な彼女を知っていきましたもちろんハルも同様に付き合う前よりももっと僕という人間を知っていったと思うその中にはお互い合わない部分が一つや二つあっただろうだからと言って嫌いになるわけじゃないけど人は他人と比べ

ﾈｯﾄとﾘｱとの境界線

ﾈｯﾄでも人を好きになってしまうとやっぱり実際に会ってみたくなるものだと思いますﾘｱで既婚者同士がﾈｯﾄ内で知り合い、お互いﾘｱでも会い不倫関係になっている事もよく聞く話でしたハルはお酒が好きで夜になるとよくお酒を飲みながらｹﾞｰﾑﾌﾟﾚｲ

2人の世界

僕とハルはﾈﾄｹﾞ内で付き合う事となりましたとは言っても周りに公表することはなく仲間達と一緒にﾌﾟﾚｲしてる時はﾌﾚﾁｬやﾒｯｾ機能もあるし夜中になり人が減りはじめると他の場所に2人でおちあいこっそり付き合う関係が続きました僕もハルと付き合

偽りの恋

その夜、ハルはその辺ちょっとﾌﾞﾗﾌﾞﾗして寝るねと言って僕達とﾌﾟﾚｲしてた場所から抜けて別の場所へ走っていきましたしばらくして、仲間達も就寝し始め僕もそろそろ落ちようとしてた頃もう寝てると思っていたハルからいきなりﾌﾚﾁｬが飛んできまし

相手のｲﾒｰｼﾞ

 その夜の事があって僕はハルのことを少し意識するようになりましたでもこの気持ちが特別なものなのかわからないまま僕は毎夜変わらずいつもの仲間とﾌﾟﾚｲする日々が過ぎていきました。ネトゲである程度お互いの事を知っていきまた、つるむ仲間

ハルとの事

 夜いつものようにﾈﾄｹﾞにﾛｸﾞｲﾝしていつもの場所に向かう途中ハルと彼が2人で居るのを見たハルさんﾃﾞｰﾄ中かな？挨拶は控えたほうがいいかなそう思った僕は、何も言わずいつもの場所に走っていったしばらくいつもの仲間達とﾌﾟﾚｲし

すれ違い

 ｹﾞｰﾑ内でのLvも次第に落ち着いてきて楽しむ要素もほとんどやり尽くした頃その頃には彼女がｹﾞｰﾑに飽き始めﾛｸﾞｲﾝ数も減っていきました相変わらず僕はというとあと少しで目標資金も到達するってのもあったけどいつも一緒にﾌﾟﾚｲす

ﾘｱ彼女との事。

 ﾈﾄｹﾞの存在すらほとんど知らなかった僕に教えてくれたのは同棲中のﾘｱ彼女でした長年付き合っていてそんなに倦怠期も感じた事もなかったけど毎日同じ空間に居てなんとなく生活していく日々にﾈﾄｹﾞという新しい世界が僕達を魅了させました

はじめに

 はじめに。これは、過去に様々な僕のﾈﾄｹﾞでの恋愛を赤裸々に書きなぐるﾌﾞﾛｸﾞなる記録ﾘｱﾙでの僕はというと、同棲中の長年付き合っている彼女も居てﾈｯﾄ上にも彼女を作る腐ったﾈﾄｹﾞ男ﾘｱでも彼女との生活をしながらﾈｯﾄ上で繰