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ゴキブリの詩 https://ameblo.jp/gokiburi13/

風雲堂あまめの1日1句。日本の詩歌について、時に辛めの味付けも。けれどやっぱりあまめの俳句。

あまめ
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住所
千代田区
出身
松山市
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2011/09/27

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  • 月影ひとり追いかけてまほろば求めて彷徨ふて辿り着きたる古やしきやさしき笑みの耀ひに酔ふて明日を忘るかな 酔ふて明日を忘るかな庭に咲く薔薇いちりんの片明り こ…

  • 蝉しぐれ

    襯衣の釦掛け違い あの日の誓い遠い夏角に立つ街宣もはや蝉しぐれ 蝉鳴き止まぬ午後、帰宅したドアの向こうに不穏な空気。40度を超える部屋におそるおそる足を踏み入…

  • 夏未完

    苦みをばしほに戻せし甘夏の 夏みかんの季節は過ぎ去ったが・・・響きを耳にすると、潮の香りが漂う。それもそのはず。昔海岸に漂着した種が、風雨をものともせずに定着…

  • 揚羽(タガソラヲ マエバユルサル ナツノチョウ)

    主ある庭に生じたものは、善悪二元の世界に飛躍を誓う・・・害虫と呼ばれし過去に仰ぎ見た、美しくも自由なるこの空。今はただ灼熱の。誰が空を舞へば許さる夏の蝶 夏休…

  • 七夕

    久方の逢瀬はかなき今生の契りに求ぎし君の足跡星まつりガラスのくつを残しませ

  • 文月(ソウギョサエ ウイテツレナヤ ヒデリボシ)

    こいは跳ねるも滝を見ず。大河に下り、海に鎮むを見送るか・・・双魚さへういてつれなや旱星 はや7月。双魚とは手紙のこと。古楽府の飲馬長城窟行に因る。月日を重ねて…

  • 合歓

    今朝方の渡船埠頭に括られ、波紋重なる水面恨めし。表象波に因るとは聞くが、樹雨速雨なみだ雨、零れ落ちたる空ぞ怨みぬ。なぐさめの制止素気無也ねぶの花 象潟や雨に西…

  • ぷらんくとん

    すくいしなみだ水泡に帰し、潮流渇く沖辺にアヤカシと成る。過ぎし星かげ水面に探せば、冥海はるか口を開きて沈黙す。ただ海神の計らいに逆らわずして・・・溺る夜 プラ…

  • 羽音の朝

    羽蟻のおとすあしたや古屋敷蟻社会に比べると、人間社会は未熟と言うべきか。完全な分業が成立するその社会では、役割に応じて産み分けまでなされる。同じ種であるはずの…

  • 紫陽花

    七変化 雨透きとほる草陰に日々移り変わる世界は、地図をすぐに古くする―――塚を探しあぐねて時は過ぐ。いにしえの王ねむる場所は、雨に煙って人を惑わす。幾つもの丘…

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