毎朝、洗面台を15分占領する孝太。 「おとうさん、歯磨きを早くしてよ!」 「?」 「今から洗顔をして、髪の毛をセットするから。早くして」 肌がつやつやの孝太。 「女子に肌がきれいと言われる」 「どうでもいいでしょ」 「どうでもいいことはない!美肌は大事やねん」 もう笑うしかない高校3年生。 子育ては三者三様とママ友に教わった。兄二人の高校3年生の 時と比べると全然違う孝太。 社内に2歳の娘さんを育てるお母さん。 「私は2歳から末っ子を育ていますが、あまり記憶に残ってないです。 妻が亡くなりいきなり子育てが始まったので無我夢中でした。 もっと手をかければよかったと反省していますね」 手をかけないまま育った孝太。 「元気で生きて!!」と思って育ててきた。たしかに元気そのもの。 まさか美意識が高くなるとは思ってもいなかった。 将来どんな方向..