癒し、悲哀、ふたりのこと、精神世界など 思った事を物語風に綴ります。
ずっと詩を書いていましたが、どのように発表したらいいのか試行錯誤。 まずはブログをたちあげてみました。 宜しくお願いします。
雪が降る 君が怯える 暖炉の前でまあるくなって 外を眺めてため息ばかり 季節鬱とは難儀だね 雪の白さを崇拝する 君は気高いと思うけれど あれはひとつの精霊だと…
羊と海の樹2009年05月19日00:49あなたと、ずっと一緒にいたいです。 だから、がんばって羊から人間になりました。 魔法を使えるようになりました。 だか…
またおいでなすったのね。 またそんなに剃刀研いでさ。 濡れたみたいに光らせやがって それならいっそ船でも漕いでさ、 濡れた指櫂に絡ませて ふたりして遠くへ行く…
銀の果て金の果て降り注ぐ千の祈り銀の雫金の糸温かな眼差しと疾風あなたの名前は私がつけましょう爪も牙もしまっておきなさい私の体の中で微笑む小さな獣何千里何百万里…
アイオライトを透かして見る逆さまの水面藍染を絞って振った淡い川浪 白んで流れるうすあかりを照り返す冷えた真珠色の肌滑らせる指に 伝わる眠りの森の白い睡蓮重ね重…
振ると小さく音をたてるカラカラコトンと ごく軽い正方形の小さな箱開けるのは少し難儀爪をたてたり ぶつけてみたり宥めたり賺したり諦めたり手のひらに乗る小さな箱想…
なにものなのだ なんなのだなにさまのつもり なんだなんだぬしのねどこで ねちねち言うと能面へしゃげた にがい顔なやんでなじって なでられてないて なきぬれて …
私がはじめてうたったうたは意味をしらない外国語背中から胸元を抜ける透明な魚身体のまんなかを通って空気の川を泳いでそのままあなたの耳へ滑らかにくねりひるがえす空…
アルマジロを拾った。※真っ黒く固い鎧に身を包んだアルマジロ。灌木の中に身を潜め、小さくそっと息をしていた。そんなに硬く武装したのでは、肺も上手に動かないのじゃ…
ちいさな君は薮の中へさしのべた手も誘う菓子も効果無く君は泣きながら呪い続けるやつらはあたしを嗤っているに違いないのそれに気付かずあたしは、やつらの前に姿を晒し…
いい加減覚悟しよう。額どうしをごつんとぶつける。君はイヤだと首を振る。イヤだと言える程度には、ことの次第は飲み込めたらしい。ねえ、きみ。いままで味わって来た地…
あなたの身体の真ん中で その静かな水底で堆積した泥を被り 今日もうっとりと夢をみている擦れ削れて丸くなった 沢山のかけらたちはただあなたに届かないだけあと少し…
えらいひとになりたい? いいえ 僕の小さなお部屋の中では 僕はすでに王様だから すごいひとになりたい? いいえ 寒いとき 自分で毛布を取り出せる 僕は既にす…
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