死ぬまでにやりたいこと100のことに「戯曲を書く」を取り入れて、こうして一年以内に消化できている。とても嬉しい。ずっと前に書いた「保健室がテーマの創作」にもチェックを入れました。でも「ゼクシィを鍋敷きにする」はそのまま。だって、結局棄てることしかできませんでしたからね。それは少し消化不良です。宝物を捨ててしまった方が楽な夜。そんな人生。作・演出と透子役をつとめました、望月花妃がお届けします。ただ、透...
死ぬまでにやりたいこと100のことに「戯曲を書く」を取り入れて、こうして一年以内に消化できている。とても嬉しい。ずっと前に書いた「保健室がテーマの創作」にもチェックを入れました。でも「ゼクシィを鍋敷きにする」はそのまま。だって、結局棄てることしかできませんでしたからね。それは少し消化不良です。宝物を捨ててしまった方が楽な夜。そんな人生。作・演出と透子役をつとめました、望月花妃がお届けします。ただ、透...
私は誰かと2人で、横並びになって話すことが好きです。私が心を許せば許すほど、相手との距離は縮まっていきます。腕がくっつくようになったら、今度は袖を掴んだり、腕を組んだり、肩パンしたりするようになります。そんな人間なので、誰かと背なかをあわせることをあまり好みません。もちろん、「背なかあわせ」には「背なかあわせ」の良さがあると思います。私の友人で、背なかをくっつけ合うと相手の体温が伝わってきて安心で...
本公演で保健室の先生・篠原と透子の母親・百瀬京子を演じました、立夏と申します。今回の稽古場日記のテーマが「背なかあわせ」ということで、それを聞いたときに真っ先に思い浮かんだのが初代プリキュアでした。私の中で背中を合わせることは「信頼」の証というイメージがあります。それも、どちらか一方だけではなく互いが相手に身を任せても良いと思う必要があるため難易度が高いものだと考えます。その意味で、本公演に出てき...
こんにちは。『透露光過』にて百瀬の先輩・緒方と警察官・筒美を演じさせていただいた藤咲です。初めて完本した台本を読ませていただいた時、当時は配役がほぼほぼ決まっている状態だったと記憶しているのですが、自分の役に抱いた率直な印象は「自分はこんな人にはなれないな」ということでした。筒美は「おっさんっぽい感じの警察官」ということだったので年齢も職業も違う……というのはもちろんなのですが、年齢が近い緒方に関し...
新公を経てちょっと無神経さが加算されました。速水向葵役を努めました、どめと申します。秋公では4歳児に引っ張られ今回はガキ大将(それは衣装の話)に引っ張られるとは随分自由度の高い人格をしているようですね。今回の役は、光栄にも「太陽のようなどめちゃんによくハマる」とのことで振っていただいたのですが、その分不気味の谷といいますか、ひなたの陰の部分に揺さぶられまくりです。いえむしろ私の深奥のダークネス部分に...
まだ金木犀が香っていた十月初めの秋公演終演から季節は過ぎ、いつの間にか年を越し寒風が吹き荒ぶ冬になっておりました。つまり、十月中に投稿されるはずだったこの稽古場日記は五ヶ月近く筆者のパソコンで温め続けられていたことになります。放置しておいたら熟成してひとりでに名文が生まれていることを願っていましたが、無為な期待をしているうちに次の新人公演のタイトルが発表されていました。さらに言うとここまで書いて放...
一人でラーメン屋に入れるし、映画も演劇もたいてい一人で観に行くし、美術館に行くのも、旅行に行くのだって多くの場合は一人です。人と一緒にいるのが嫌いというわけではないですが、たいていのことは別に一人でもできるし、一人の方が楽なところも多くあるから。考えてみると、ほとんどのことは一人でもできるからこそ、一人ではできないことがやりたくて、一人でないことによって生じるままならなさを求めて、演劇をやっている...
こんにちは。ノアを演じさせていただいた白井です。プリズムで初めて役者として参加した公演から一年が経ち、私も少し周りを見る余裕が生まれました。といってもそこまで知識も経験もないので、今のところは見えたものをぼやいておくぐらいかなぁと頼りない感じで稽古場に存在していました。しかし周りを気にしていたおかげで、今まで自分-作演という構図でお芝居を練っていたものが自分-周囲という構図になりました。人の芝居を眺...
公演が終わってはや一か月弱、舞台の残り香も消え、しがない大学生としての自我を取り戻しつつある元リベラがお送りいたします。幼い頃から音楽を通して表現者としての自己を模索し続けていたわたしが、大学生になりようやく演劇へのあこがれを実現した今回の公演。初めてのお芝居で、ひとり3役―ッッ!?という感じではありましたが、全身で楽しませていただけた贅沢な機会だったなと懐かしく振り返っています。わたしの「表現」への...
後輩たちの稽古場日記を盗み見て、あらまあみんなテーマに真摯に向き合って書いておられる…と毎回冒頭で雑にテーマっぽいものに触れて後は適当に語り散らかしていた過去の自分の稽古場日記から目を逸らしたくなりながらいつものごとく何を書こうかと頭を悩ませています。まあいつだって語りたいことは沢山あるんです。口頭での語りは大の苦手ですが、これは文字ベースですのでどのように語るか考える時間はたっぷりとありますから...
こんにちは、ケインです。稽古場日記で「ひとり」というテーマを与えられたので僕が考えるひとりについて自由につらつら書いていこうと思います。僕はこのテーマを見たとき、めちゃくちゃ僕に相性の良いテーマだなと感じました。というのも、僕は生まれてこの方20年ほとんどの時間を一人で過ごしてたからです。どこかに出かけるのも、勉強するときも、趣味の時間も大体一人でやってきました。そんな一人の申し子と言っても過言でな...
ひとりぽっちって、なんか響きがいいと思いませんか。ぼっちじゃなくて、ぽっちです。ひとりぼっちとひとりぽっち。そもそも、この2つは独法師という言葉が変化した形だそうで、独法師とはどの宗派にも属さないお坊さんのことを指すそうです。一般的に使われるのはひとりぼっちの方で、ひとりぽっちは私が持っている辞書には括弧付きでひっそりと書かれていました。私は、みんな日常的にひとりぽっちの方を使えばいいのにと常々思...
23年度秋公演「氷星かく語りき」の稽古場日誌の第2回は、ヤペテの相方・セムを演じました23の望月が務めます。初回と同じく、テーマは「ひとり」です。秋公演が終わり、日常的にジャケットを羽織る季節になりました。「肌寒い」と意識するとき、いつも私はどこかをひとりで歩いていて、どういうわけかすぐ感傷的になってしまう。(セムの役柄とは対照的に、)私はかなり感情的な人間のようです。先日、授業の課題で2〜3分程度のモ...
23年度秋公演「氷星かく語りき」の稽古場日誌、初回はヤペテ役の私が務めます。勢いで飛び込んだ役者の世界でしたが、想像より奥深く、ストイックで、かつ刺激的で楽しい場所でした。お世話になった先輩方と同期のみんなには感謝しています。 さて、今回の稽古場日誌のテーマは「ひとり」という訳ですが、(ヤペテのイメージとは対照的に)私はひとりでいるのが人一倍好きです。宴会よりひとり飯を好み、趣味も一人で楽しむもの...
旅と演劇というものは、それらが非日常であること、その非日常が終わると日常が続いていくことなど、いくつかの性質を共有しているなとぼんやり思ったのが、今回の脚本のはじまりでした。演劇という非日常体験は、観客の心をときめかせてくれますが、ひとたび劇が終わったら、観客は我にかえって劇場を出、日常に戻っていかなくてはいけません。劇が終わっても、我々の人生は続いていきます。続けていかざるを得ないものなのです。...
公演が終わり数週間、気づけば蝉の鳴く頃になっていました。蝉と彼女って似ていますね。皮肉ではなく。この季節は、蝉の声を聞く度に頑張って生きていて偉いなあと思うんです。人生を楽しもうと船に乗った彼女にも同じことを思っていました。短い命を生き抜く強さ、その姿勢が似ているなあと思ったわけです。今ふと思ったのですが、彼女は蝉というより夏に似ているのかもしれません。私は彼女の心に、夏の広い青空を見ます。周囲を...
真夏日が続きますね。私は暑すぎていつにも増してノロノロ運転になっておりますが、みなさまはいかがお過ごしですか。お互いどうにか生き延びていきたいものですね。さて、夏公演を終えてからひと月近くが経ちました。諸々に追われたりそれなりに余暇を楽しんだりして、プリズムのことも公演のこともまじめに振り返ることの無いままあっという間に時は過ぎ、日記の締切日を迎えています。引退した身で現役の面々にまざって書いてる...
稽古場日記を書くのも4回目となりました。たまには最初に名乗ってみます。21あべです。でもこれで稽古場日記執筆は最後です。最初で最後の冒頭名乗り。いままで冗長な文を生成することによろこびを見出していた形跡が垣間見えるので最後くらいは簡潔に。と、書きはじめた現段階では思っております。21年度入舎のサークル員は去りし日の夏公演で引退でした。いままでの中学時代の演劇部も高校時代の演劇部も外部での活動の際も(明...
こんにちは、私は今回の夏公演でテオを演じました。今までの公演では、自分だけ衣装があまり凝っていないことが多く、というか、自分だけみすぼらしめの格好をすることばかりで、衣装合わせの時も何だか変な空気が流れていました。「すごい!」とか「似合ってる〜」とか言われてみたい人生でした。そんな僕がついにかっこいい衣装を着れました。台本のはじめに、「洗練された身なり」と書いてあるときには思わず笑みがこぼれました...
こんにちは、コン役を務めました白井です。夏もようやく本気を出し始めてきましたね。去年の夏にくらべて暑い印象があります。毎年更新される印象でもあります。過ごしにくい季節ですが、そうはいってもやはり私が夏が好きです。四季はどれも良いもので、私は一年中良い季節だなぁなどと渋い感想を述べているわけですが。夏になると活動的になれる気がします。日照時間も長いですし、服も軽いですし、生きているだけでいい運動にな...
皆さまご機嫌いかがでしょうか。舞台上を徘徊していた自称・現地特典です。「死」に配役された時からずっと作演から自由にやっていいよと言われていたので本当に自由にやらせてもらいました。彼女(彼女?人格はないんですが愛着ゆえのこの呼称です)を演じるにあたり脚本含め作演から直々に指示されていたことが誇張表現なしで片手に収まる程のことしかなかったので、公演までの1ヶ月間はひたすら「死」という存在を練っては壊し練...
2023-4-1。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。・。。❅°.。゜.中学の入学式、その日は朝からしっかり大粒の雪が降っていました。「チャリ通初日で雪???」「今4月ぞ????」と言いつつもなんだか特別な中学生活を送れそうで、ワクワクしてたなぁ。中2の秋、突然雪が降り出して少し積もって、友達と大はしゃぎした思い出とかも忘れられない。関東で11月初旬に雪合戦できる程度に雪が降ったことにすごくびっくりしたっけ。普段雪が降ら...
2023-3-31 22の後藤です。 今回役者として久々に舞台に立ったわけですが、どうにもこうにも難しく。深澄お前は一体どこにいるんだ状態でした。フィードバックでは愉快な深澄静(つまり解釈違い)と言われ、作演からはもっと気怠げイケメンになれと言われ、生気のなさそうな深澄にしてみると気怠げの解釈が違うと言われ。なんやかんや、作演と深澄静の解釈について稽古中に話しこんじゃったり(後から稽古中にやるなと言われました...
22じぇるです。22年度新人公演「雪の降る街」無事に全公演終了しました。ご来場の皆様、お手伝いしていただいた皆様、本当にありがとうございました。予定が合わなかった方も、動画公開がありますのでぜひご覧ください。今回のテーマは「雪」です。雪、といって自分がすぐに思い出すのは、12歳の冬、最後の中学入試の日です。親元を離れ、塾のみんなと前入りして望んだ、最後の入試。長いテストを終え学校を出た瞬間、灰色の空から...
こんにちは。22すみれです。今年は雪、降りましたね。すこし、私の話をさせてください。 私は雪の多く降る地方で生まれ、幼少期をそこで過ごしたおかげで匂いで雪が予測できます。の、はずだったんですけどもうわからなくなってしまいました。雪が降った時にしかわからなくなってしまいました。寂しいものですね、記憶が失われていくのは。 人というのは音から忘れていくらしいです。私はもう親友であった人の声が思い出せませ...
3年前、流刑の上蟄居を命じられたわたしは、北海道の北東部に位置する某市へと流され、そこでほとんど1年間服罪しておりました。流刑地の雪は東京の雪とずいぶん様子がちがっています。東京の雪は湿っていて重たい雪ですが、流刑地の雪は乾いていて細かく、パラパラしています。東京の雪は握れば雪玉が作れますが、流刑地の雪は乾いた粉なのでくっつかず、雪玉は作れません。流刑地の冬は、吹雪いていなければほとんど風のない状態...
どんな内容にしようと色々書いてたら迷走して締切を過ぎていました、新田(あらた)です。よろしくお願いします。 稽古場日記を書くのは初めてなので、何を書けば良いのかあまり掴めていませんがテーマは雪、だそうなのでまずはそれについて書いていこうと思います。 私は雪国育ちではないので雪というのは冬に数回降るくらいのイメージです。一つひとつの結晶は綺麗だけど、集まってしまえばただの白い塊で、冷たくて、積もり...
雪と言われて思い浮かぶほんとうに綺麗な記憶といえば高1の冬に行ったスキー合宿で初めて北海道に降り立った時に体験した、ふわふわとした雪の感触くらいだろうか。 なにせ温暖な西で生まれ育った身であるので、基本的に雪とは縁遠いのだ。(純粋に記憶力がよくないから色々なことをすぐに思い出せないのも原因なのかもしれないが。)それほど雪が貴重である場所で生まれ育っていると当然、雪が降ると学校が休みになろうがバスが遅...
こんにちは、僕は『雪の降る街』で石川 賢之助を演じました。初めての役者で大変なことも多々ありましたが、演じ切ることができて達成感を感じています。ということで、「雪」というテーマで稽古場日誌を綴っていこうかなと思います。いきなりなんですけど、雪ってかわいそうだと思いませんか??ちらつく程度に降れば街ゆく人に「綺麗」と言われ、積もる場所によっては観光資源として歓迎される。だけど、住宅街に積もったり、張...
青沢です。『花束と海、ライムグリーン』、終演いたしました。劇場にお越しくださった皆様、関わってくださった方々に心より感謝申し上げます。(本来なら私が責任感も義務感も計画性も誠実さも何もかもが足りないクソ野郎であったことに対する謝罪も述べたいのですが、ここは青沢の新作告白小説を発表する場ではないため割愛します) 今回の脚本を作ってからしばらくまともなものを書けなくなっておりましたが、ようやく体調が...
オレンジ色が好きだった。慕っていた人の身の回りにオレンジが多かったから。紫色が好きだった。修学旅行の朝、大好きな担任の先生に言われた「あべちゃんは紫のイヤホンのイメージつよいなあ」という何気ない一言がずっと残りつづけているから。いま好きな色は特にない。いや、いままでもわたし自身の「好きな色」はなかったのかもしれない。そもそも何をもって「これが「わたしの」好きな色です」なんて断言できるんだろう。自己...
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
劇工舎プリズムの稽古場日記です
どうも青沢です。暗い概念の語彙がやけに豊富なことに定評がございます。7月に入ってから心身の調子をぶっ壊してしまいこの食欲大魔人が食事を受け付けなくなるというトンデモ非常事態をかましたりしていました。今はゆっくりならそれなりに食べられるようになったのでまあまあ元気です。現在レポートと試験がちょっと少しだけ大ピンチでして無事に前期課程を修了できるか心配しかありませんがそれでも締切は迫ってくるわけです。...
光を見た。ドレスの女が立っていた。笑っているようにも、泣いているようにも見えた。「ねえ、そんなに美しいのに、何が悲しいの?」そして、女は消えた。 ……1ヶ月くらい経ちましたが覚えているものですね。これを書くまでの期間、驚くほど『Kirara』のことを考えずにいたので正直セリフなんて忘れているのではないかとばかり……。 公演に対して、色々と思うことはあるのですがそれはあえて書かずにおこうと思います。色々な意味...
浅香です。小恥ずかしいので偽名で失礼します。作演出でも役者でもない私ですが、演出助手とかいう不思議な役をいただきまして、稽古場メンバーの端っこに名を連ねております。 さて、『Kirara』終わってしまいました。早いものですね。ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。皆様のおかげで無事に公演が終了いたしました。今後映像公開を予定しておりますので、そちらも是非ご覧ください。 ...
みなさん、おはこんばんちわ!橘です。今回は双子の妹のリンゼイに代わって私皓彦が筆を取りたいと思います。拙い文章ですがどうか末長くお付き合い下さいまし。えー、今回の稽古場日誌のテーマは「光」らしいです。先程確認して来ました。と、いうわけで色々勘案しましたし、BOSSにも公演の裏話の許可は貰いましたが、いやぁ、何を書けば良いものやら。私、妹と違って書き言葉よりは話し言葉派でしてねぇ。とりあえず、今公演で務...
「光。スピーカーは舞台裏に仕込んであります。」スピーカーが発する音もまた波で、こっちは、縦波らしいですね。「光は横波なんでしたっけ。」「光ることと歌うことは同じこと。」「君にとってはね。」じゃあ、「僕」にとっては?光ることと歌うことがちがうということはわかるのに、これが「 」なのかそうでないかの区別はつかないんだよな。おはようございます。まず、『Kirara』にご来場くださったみなさま、映像配信を観てく...
どうもこんにちは、21つんです。店先のノースリーブを着たマネキンの腕が無くてびっくりする季節になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。あれ袖がないのも腕の喪失感を際立たせるためなんじゃないかと邪推してしまいました。心臓に悪いのでやめてもらいたいです。最近、周りを見てそんな詮のないことを考えられるくらいには心理的に余裕が出てきました。公演まではKiraraで頭いっぱいだったので……そう、Kiraraなんです...
21ちーずです。最近はちずの、ちずお、ちじゅ、てらこ、などと呼ばれています。もう出鱈目です。劇工舎プリズム 第78回目の本公演 『Kirara』終演しました。ご来場いただいたみなさま、気にしてくださったりお手伝いしていただいた方々本当にありがとうございました。きらら終わっちゃったのかあいつのまにか梅雨も終わってるし。初夏ってこんな蒸したっけ。記憶もムワムワとしてきて、あんまり現実感がないです。もはやほんとうに...
(※虚実入り乱れる内容になっておりますのでご注意下さい。)どうも、皆さんこんにちは。新人の橘です。流れを見るに、どうやら私が今回のテーマ「りんごと私」のオオトリらしいです。この日誌の提出先であるI氏が早めに提出されたこの日誌を間違えてアップロードしなければ・・・ですが。それにしても新人にオオトリを任せるなんてこの団体人員不足も甚だしいぞ・・・。 では、つらつらと橘とりんごについて書いていくとしましょ...
21演助です。かき玉うどんが好きな方です。タイトルからメンタルがアレしている感じになってしまいましたがそこそこ元気です。たぶん。 まあ何かを書かなければならないようなのでテーマを確認しましょう。ふむふむ「りんごと私」……すごくニコニコしておりますがこれは秋公演の日誌のテーマを参照していただければ済む話なので解説は省略します。 小さい頃、「りんごは赤いのになぜりんごジュースは黄色いのか」と母に尋ねたこ...
21演助です。役者全肯定botの方です。役者が歩けば歓声を上げ、一人一人の演技に愛を囁くことがお仕事です。出現頻度としてはRPGの街ごとにいるお助けキャラぐらいのノリです。但し有益な情報は一切もたらしません。稽古場メインメンバーという訳ではありませんが、皆さんのご好意でへっぽこ演出助手が稽古場日誌の筆を執らせて頂きました。さて。「稽古場日誌でりんごの話をしろ!」などと言う無理難題を課されて数日。私は健気に...
こんにちは。とりあえず役者の宣伝をしておきましょう。新入生が見ないとも限らないですからね。役者セクションでは、週に一回の通常稽古と公演前の期間に脚本を使った稽古を行なっています。とてもやりがいのあるセクションです。未経験者歓迎です。ぜひ新歓などにいらしてください。……アテンションプリーズ。理由は後に回しますが、悪いことは言いませんので今すぐブラウザバックしましょう。そして他の日誌がとても良いので読み...
21ちーずです。(稽古場の外で一向に浸透する気配がなく自分から名乗ってよいものか悩んでいるあだ名ですが、気に入ってるので稽古場日記でくらいは堂々と名乗ることにしました) マスクで顔を覆うのがあたりまえになっている昨今、外で鼻からめいっぱいに吸って匂いを感じるのってどうやってたっけ?という疑問を抱くことさえあります。(ひょっとしてこれ役者としていろいろとまずいのか?)そんな私が、今でも記憶にこびり...
2月某日 某時刻わたしの家にりんごが一箱やってきました。一人で暮らしている大学生にはどうも消費しきれない量です。1日目。そのまま食べました。3日目。焼いてみました。7日目。リゾットにしてみました。なくなる気配はありません。今月の中旬。祖父母宅、玄関入ってすぐのところで段ボールが存在感を放っていました。いままでも毎年買っていたらしい福島県産りんご、2箱。どうやら祖父の好物のようです。「1箱東京に持っ...
初めましての方は初めまして、そうでない方はおはこんばんにちは。21役者の原田と申すものです。好きなものは褒め言葉、嫌いなものは悪口です。どちらも自分に対するもの限定です。よろしくお願いします。早速本題に入ろうと思いますが、今回の稽古場日誌のテーマは「りんごと私」だそうです。「りんごと私」ねえ…。なるほど…。…うーん、一つだけ言わせてください。「書 き に く い テ ー マ や な ぁ!!!!」…ふぅ。...
さ〜て!今週の平常稽古は?原田です。平常稽古に見学希望の方が来てくれました。楽しんでいただけるかドキドキしてましたが、終わったあとなんと入舎すると言ってくれました!いや〜新しい仲間が増えるというのは嬉しいものですね〜。これからよろしくお願いします!さて次回は「役者のいろは」「原田 夕闇に消える」「あわてんぼうのクリスマス」の3本です。来週もまた読んでくださいね〜。じゃんけんぽん!🤘 うふふふふふ〜...
11月21日(日)曇りのち雨--------------------------Salut!仏検受けたばかりの21役者チーフです怒涛の秋公演が終わり、そこらじゅうのコンビニに年賀はがきの赤いのぼりが立つ季節となりましたが、最近の役者は晴れて対面での通常練に励んでおります!!ふう!トレビアン!なんとなく張り切ってしまってメニューの連絡を打ち込む指先にも心なしか力が入ります。こうして定期的に顔を合わせて稽古ができるのは貴重なので、無駄にし...
閲覧いただきありがとうございます。第77回公演『間氷期の終わりに』で作演出を務めました、21の三上です。さて、今回の日誌の「舞台とわたし」というテーマは私のリクエストでした。皆さんがどのように舞台と出会ってどのように作ることと向き合っているのかを読みたかったわけですが、想像以上に情報量の多い文章が集まりました。嬉しい限りです。ほくほくしてます。皆さんに感謝です。 せっかく投稿するので、自分語りや作品...
こんにちは。役者セクション員としては、特筆するような役割はない21役者の妹尾と申します。演劇を最後に見たのは小学校の校外学習。映画館に行ったのは「Let it go」の方のアナ雪が最後。読書感想文は「うなぎの起源」について書かれた本。こんな私が、役者として舞台に立つとは、カエルがキーボードの上にいたときくらい驚きです。演技をすればするほど痛感するのは、圧倒的演技の幅不足。私は、文学作品に触れる機会が少ないの...
はじめまして。21役者の井出です。今回のテーマは作業場日誌と変わらず「舞台とわたし」とのことなので、まずはそこから。(作業場日誌では役者以外のセクションの人が書いています。ぜひご覧ください!)このテーマで文章を書こう!ということで記憶を辿ってみると、残念ながら舞台に立ったことはありませんでした。いや、厳密に言えば中学校では書道部、(えっ、書道は関係なくない?とお思いかもしれませんが、書道パフォーマンス...
初めましてこんにちは、21役者の原田と申すものです。将来の夢は仮面ライダーです。以後お見知りおきを。さて、初めての稽古場日誌のテーマは作業場日誌と同じく「舞台とわたし」だそうです。私が演劇未経験で云々という話は作業場日誌のほうで21小道具として語っているのでこちらでは秋公演を終えての感想のようなものを書かせていただこうと思います。今回の秋公演で私は「レイ」というとてもとてもかわいい女の子(異論は認めな...
はじめまして。21役者のちーず、もといチーフを務めている者、です。まずは、「間氷期の終わりに」役者陣をたくさん助けてくださったプリズム19・20・21のみなさまや公演に関わってくださるみなさまに厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございます。********************************************************************************以下...
こんにちは、作演の平田隼大です。今回のテーマ「変化」は僕が設定させてもらいました。世の中は移ろ変わるものだとよく言われますが、その中でも変わらないものもあると思います。人間の本質的にある弱さ、そこから生じる歪み、そうやって形成される歴史の流れは特に「変わらない」ものだと僕は思うのです。まあでもそれって切り取り方によっていくらでも変わったり変わらなかったりしますよね。そんな色んな次元で考えられる「変...
3夏。最後の公演。最後の稽古場日記。 うん。 別に最後だからどうってことない気もする。ここにきて天邪鬼を発揮しているだけかもしれんが。どう引退するかよりも「プリズムをやめた後演劇をどうすればいいのか」ということばかり考えている。 実は作演出を務めた冬公演の後、元旦、プリズムと演劇をやめようと思った。去年役者も小屋入りも一切できなくてコロナとプリズムと演劇を心底憎み泣きまくっていた時はプリズムも演劇もや...
こんにちは、お久しぶりです、沖中です。引退、するらしいです。稽古場日誌書くのも最後ですね。今までの稽古場日誌はノリと勢いのアホみたいな文章ばっかりだったので最後くらいちゃんとしたもの書いてみようと思います。自分の心境とか文章で表現するの得意ではないので拙いところもあるかと思いますが(そして長い!)少々お付き合いくださいな。この一年で自分の中で演劇を取り巻く環境は大幅に変わりました。世間情勢的なものは...
この人とは仲良しだ!といえるようになるまで、相当時間がかかる人間です。心を開く、とか素を見せるというのも苦手です。人との距離感を測るのがあまり得意ではないです。いつも相手の顔色を窺っている気がするし、しかも顔色を気にしたとて上手く空気を読んで行動できるわけではないです。話したいことはちゃんとあるし、相手の言葉に対して脳内では返事してるのに口に出して伝えられないことも多くあります。私が演劇をやる理由...
泣いても笑っても、引退!!!かつてフレッシュベジタブルだった19岡本です。引退しますね〜、はやいですね。引退するというのに何も果たせてないような気もするし、何も残せていないような気もするしそんなもんか〜と思いながらまだすがる常であれと願ってしまう昔の将軍様もこんな風に歌っていましたね『世の中は常にもがもな渚こぐ海人の小舟の綱手かなしも』
テーマ「自分にとって印象に残っているもの」の稽古場日記も今日で最後。トリは作演出の伊吹侑が担当いたします。……と、自らハードルを上げるようなことを書いてはみたものの、文章を書くのは苦手なので面白いものにはならないかもしれませんが、少々お付き合いください。 さて、すでに知っている方もいらっしゃると思いますが、伊吹侑という名前はペンネームでございます。ペンネームを使った理由は実に単純で「自分の名前をTw...
稽古場日誌のテーマが「印象に残っているもの」ということなのですが、作業場日誌のテーマが「一年前(入学前)の自分に伝えたいこと」っていうことなので、それと合わせて書いてみようかなと思います。一年前っていうか大学1、2年生の時の自分はですね、いろいろ悩んでたのを覚えています。中学校や高校っていうある意味温室みたいな状態から抜けて、どうしていいのかよくわかんなくなっちゃってたんでしょうね。って言ってもそ...
今でも寝る前にラストシーンを鑑賞するのが日課なのですが、私の印象に残っているものは映画『タイタニック』です。『タイタニック』をきっかけに洋画にどハマりし、いろんな洋画を観たけど、月に1度は初心に帰って初めて『タイタニック』を観たときの感動を思い出します…。ストーリーは勿論、映像や音楽など全てが本当に最高です(何よりディカプリオがカッコよすぎる!)。ネタバレになっちゃうので詳しく魅力を語れないのが悔しい...
今回のテーマは「自分にとって印象に残っているもの」です。私は過去の出来事をすぐに忘れてしまう人間で、自分が中学生の時の出来事などほとんど記憶していないのですが、そんな私でもずっと忘れることのできない出来事があるのでお話します。 中3の夏のことだったはずです。私はある委員会に所属していて、クラスに1人同じ委員の女の子がいました。ここではKさんと呼びましょう。同じ委員で席も近かったため、Kさんとはそれ...
テーマ:自分にとって印象に残っているもの小1から中3までピアノを習っていました。習い始めた理由は、幼稚園の友達が習っていたからとかそんな感じだったと思います。当時の私は、折角習っているのに面白さが分かってなくて、家でも乗り気になれずほとんど練習していませんでした。特に中学に上がってからは楽譜も上級者向けに変わり、厳しく指導する先生が担当になり、やる気のある子には最高の環境なのに私のモチベーションが最...
劇工舎プリズムの稽古場日記です
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布団と婚約したいけど今布団2枚がけで寝ているので少なくとも浮気してるし最悪重婚で法に抵触する説
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それはまるで一時間冷蔵庫に放置した後のハーゲンダッツのように。
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私は誰かと2人で、横並びになって話すことが好きです。私が心を許せば許すほど、相手との距離は縮まっていきます。腕がくっつくようになったら、今度は袖を掴んだり、腕を組んだり、肩パンしたりするようになります。そんな人間なので、誰かと背なかをあわせることをあまり好みません。もちろん、「背なかあわせ」には「背なかあわせ」の良さがあると思います。私の友人で、背なかをくっつけ合うと相手の体温が伝わってきて安心で...
本公演で保健室の先生・篠原と透子の母親・百瀬京子を演じました、立夏と申します。今回の稽古場日記のテーマが「背なかあわせ」ということで、それを聞いたときに真っ先に思い浮かんだのが初代プリキュアでした。私の中で背中を合わせることは「信頼」の証というイメージがあります。それも、どちらか一方だけではなく互いが相手に身を任せても良いと思う必要があるため難易度が高いものだと考えます。その意味で、本公演に出てき...
こんにちは。『透露光過』にて百瀬の先輩・緒方と警察官・筒美を演じさせていただいた藤咲です。初めて完本した台本を読ませていただいた時、当時は配役がほぼほぼ決まっている状態だったと記憶しているのですが、自分の役に抱いた率直な印象は「自分はこんな人にはなれないな」ということでした。筒美は「おっさんっぽい感じの警察官」ということだったので年齢も職業も違う……というのはもちろんなのですが、年齢が近い緒方に関し...
新公を経てちょっと無神経さが加算されました。速水向葵役を努めました、どめと申します。秋公では4歳児に引っ張られ今回はガキ大将(それは衣装の話)に引っ張られるとは随分自由度の高い人格をしているようですね。今回の役は、光栄にも「太陽のようなどめちゃんによくハマる」とのことで振っていただいたのですが、その分不気味の谷といいますか、ひなたの陰の部分に揺さぶられまくりです。いえむしろ私の深奥のダークネス部分に...
まだ金木犀が香っていた十月初めの秋公演終演から季節は過ぎ、いつの間にか年を越し寒風が吹き荒ぶ冬になっておりました。つまり、十月中に投稿されるはずだったこの稽古場日記は五ヶ月近く筆者のパソコンで温め続けられていたことになります。放置しておいたら熟成してひとりでに名文が生まれていることを願っていましたが、無為な期待をしているうちに次の新人公演のタイトルが発表されていました。さらに言うとここまで書いて放...
一人でラーメン屋に入れるし、映画も演劇もたいてい一人で観に行くし、美術館に行くのも、旅行に行くのだって多くの場合は一人です。人と一緒にいるのが嫌いというわけではないですが、たいていのことは別に一人でもできるし、一人の方が楽なところも多くあるから。考えてみると、ほとんどのことは一人でもできるからこそ、一人ではできないことがやりたくて、一人でないことによって生じるままならなさを求めて、演劇をやっている...
こんにちは。ノアを演じさせていただいた白井です。プリズムで初めて役者として参加した公演から一年が経ち、私も少し周りを見る余裕が生まれました。といってもそこまで知識も経験もないので、今のところは見えたものをぼやいておくぐらいかなぁと頼りない感じで稽古場に存在していました。しかし周りを気にしていたおかげで、今まで自分-作演という構図でお芝居を練っていたものが自分-周囲という構図になりました。人の芝居を眺...
公演が終わってはや一か月弱、舞台の残り香も消え、しがない大学生としての自我を取り戻しつつある元リベラがお送りいたします。幼い頃から音楽を通して表現者としての自己を模索し続けていたわたしが、大学生になりようやく演劇へのあこがれを実現した今回の公演。初めてのお芝居で、ひとり3役―ッッ!?という感じではありましたが、全身で楽しませていただけた贅沢な機会だったなと懐かしく振り返っています。わたしの「表現」への...
後輩たちの稽古場日記を盗み見て、あらまあみんなテーマに真摯に向き合って書いておられる…と毎回冒頭で雑にテーマっぽいものに触れて後は適当に語り散らかしていた過去の自分の稽古場日記から目を逸らしたくなりながらいつものごとく何を書こうかと頭を悩ませています。まあいつだって語りたいことは沢山あるんです。口頭での語りは大の苦手ですが、これは文字ベースですのでどのように語るか考える時間はたっぷりとありますから...
こんにちは、ケインです。稽古場日記で「ひとり」というテーマを与えられたので僕が考えるひとりについて自由につらつら書いていこうと思います。僕はこのテーマを見たとき、めちゃくちゃ僕に相性の良いテーマだなと感じました。というのも、僕は生まれてこの方20年ほとんどの時間を一人で過ごしてたからです。どこかに出かけるのも、勉強するときも、趣味の時間も大体一人でやってきました。そんな一人の申し子と言っても過言でな...
ひとりぽっちって、なんか響きがいいと思いませんか。ぼっちじゃなくて、ぽっちです。ひとりぼっちとひとりぽっち。そもそも、この2つは独法師という言葉が変化した形だそうで、独法師とはどの宗派にも属さないお坊さんのことを指すそうです。一般的に使われるのはひとりぼっちの方で、ひとりぽっちは私が持っている辞書には括弧付きでひっそりと書かれていました。私は、みんな日常的にひとりぽっちの方を使えばいいのにと常々思...
23年度秋公演「氷星かく語りき」の稽古場日誌の第2回は、ヤペテの相方・セムを演じました23の望月が務めます。初回と同じく、テーマは「ひとり」です。秋公演が終わり、日常的にジャケットを羽織る季節になりました。「肌寒い」と意識するとき、いつも私はどこかをひとりで歩いていて、どういうわけかすぐ感傷的になってしまう。(セムの役柄とは対照的に、)私はかなり感情的な人間のようです。先日、授業の課題で2〜3分程度のモ...
23年度秋公演「氷星かく語りき」の稽古場日誌、初回はヤペテ役の私が務めます。勢いで飛び込んだ役者の世界でしたが、想像より奥深く、ストイックで、かつ刺激的で楽しい場所でした。お世話になった先輩方と同期のみんなには感謝しています。 さて、今回の稽古場日誌のテーマは「ひとり」という訳ですが、(ヤペテのイメージとは対照的に)私はひとりでいるのが人一倍好きです。宴会よりひとり飯を好み、趣味も一人で楽しむもの...
旅と演劇というものは、それらが非日常であること、その非日常が終わると日常が続いていくことなど、いくつかの性質を共有しているなとぼんやり思ったのが、今回の脚本のはじまりでした。演劇という非日常体験は、観客の心をときめかせてくれますが、ひとたび劇が終わったら、観客は我にかえって劇場を出、日常に戻っていかなくてはいけません。劇が終わっても、我々の人生は続いていきます。続けていかざるを得ないものなのです。...
公演が終わり数週間、気づけば蝉の鳴く頃になっていました。蝉と彼女って似ていますね。皮肉ではなく。この季節は、蝉の声を聞く度に頑張って生きていて偉いなあと思うんです。人生を楽しもうと船に乗った彼女にも同じことを思っていました。短い命を生き抜く強さ、その姿勢が似ているなあと思ったわけです。今ふと思ったのですが、彼女は蝉というより夏に似ているのかもしれません。私は彼女の心に、夏の広い青空を見ます。周囲を...
真夏日が続きますね。私は暑すぎていつにも増してノロノロ運転になっておりますが、みなさまはいかがお過ごしですか。お互いどうにか生き延びていきたいものですね。さて、夏公演を終えてからひと月近くが経ちました。諸々に追われたりそれなりに余暇を楽しんだりして、プリズムのことも公演のこともまじめに振り返ることの無いままあっという間に時は過ぎ、日記の締切日を迎えています。引退した身で現役の面々にまざって書いてる...
稽古場日記を書くのも4回目となりました。たまには最初に名乗ってみます。21あべです。でもこれで稽古場日記執筆は最後です。最初で最後の冒頭名乗り。いままで冗長な文を生成することによろこびを見出していた形跡が垣間見えるので最後くらいは簡潔に。と、書きはじめた現段階では思っております。21年度入舎のサークル員は去りし日の夏公演で引退でした。いままでの中学時代の演劇部も高校時代の演劇部も外部での活動の際も(明...
こんにちは、私は今回の夏公演でテオを演じました。今までの公演では、自分だけ衣装があまり凝っていないことが多く、というか、自分だけみすぼらしめの格好をすることばかりで、衣装合わせの時も何だか変な空気が流れていました。「すごい!」とか「似合ってる〜」とか言われてみたい人生でした。そんな僕がついにかっこいい衣装を着れました。台本のはじめに、「洗練された身なり」と書いてあるときには思わず笑みがこぼれました...
こんにちは、コン役を務めました白井です。夏もようやく本気を出し始めてきましたね。去年の夏にくらべて暑い印象があります。毎年更新される印象でもあります。過ごしにくい季節ですが、そうはいってもやはり私が夏が好きです。四季はどれも良いもので、私は一年中良い季節だなぁなどと渋い感想を述べているわけですが。夏になると活動的になれる気がします。日照時間も長いですし、服も軽いですし、生きているだけでいい運動にな...
22じぇるです。22年度新人公演「雪の降る街」無事に全公演終了しました。ご来場の皆様、お手伝いしていただいた皆様、本当にありがとうございました。予定が合わなかった方も、動画公開がありますのでぜひご覧ください。今回のテーマは「雪」です。雪、といって自分がすぐに思い出すのは、12歳の冬、最後の中学入試の日です。親元を離れ、塾のみんなと前入りして望んだ、最後の入試。長いテストを終え学校を出た瞬間、灰色の空から...
こんにちは。22すみれです。今年は雪、降りましたね。すこし、私の話をさせてください。 私は雪の多く降る地方で生まれ、幼少期をそこで過ごしたおかげで匂いで雪が予測できます。の、はずだったんですけどもうわからなくなってしまいました。雪が降った時にしかわからなくなってしまいました。寂しいものですね、記憶が失われていくのは。 人というのは音から忘れていくらしいです。私はもう親友であった人の声が思い出せませ...
3年前、流刑の上蟄居を命じられたわたしは、北海道の北東部に位置する某市へと流され、そこでほとんど1年間服罪しておりました。流刑地の雪は東京の雪とずいぶん様子がちがっています。東京の雪は湿っていて重たい雪ですが、流刑地の雪は乾いていて細かく、パラパラしています。東京の雪は握れば雪玉が作れますが、流刑地の雪は乾いた粉なのでくっつかず、雪玉は作れません。流刑地の冬は、吹雪いていなければほとんど風のない状態...
どんな内容にしようと色々書いてたら迷走して締切を過ぎていました、新田(あらた)です。よろしくお願いします。 稽古場日記を書くのは初めてなので、何を書けば良いのかあまり掴めていませんがテーマは雪、だそうなのでまずはそれについて書いていこうと思います。 私は雪国育ちではないので雪というのは冬に数回降るくらいのイメージです。一つひとつの結晶は綺麗だけど、集まってしまえばただの白い塊で、冷たくて、積もり...
雪と言われて思い浮かぶほんとうに綺麗な記憶といえば高1の冬に行ったスキー合宿で初めて北海道に降り立った時に体験した、ふわふわとした雪の感触くらいだろうか。 なにせ温暖な西で生まれ育った身であるので、基本的に雪とは縁遠いのだ。(純粋に記憶力がよくないから色々なことをすぐに思い出せないのも原因なのかもしれないが。)それほど雪が貴重である場所で生まれ育っていると当然、雪が降ると学校が休みになろうがバスが遅...
こんにちは、僕は『雪の降る街』で石川 賢之助を演じました。初めての役者で大変なことも多々ありましたが、演じ切ることができて達成感を感じています。ということで、「雪」というテーマで稽古場日誌を綴っていこうかなと思います。いきなりなんですけど、雪ってかわいそうだと思いませんか??ちらつく程度に降れば街ゆく人に「綺麗」と言われ、積もる場所によっては観光資源として歓迎される。だけど、住宅街に積もったり、張...
青沢です。『花束と海、ライムグリーン』、終演いたしました。劇場にお越しくださった皆様、関わってくださった方々に心より感謝申し上げます。(本来なら私が責任感も義務感も計画性も誠実さも何もかもが足りないクソ野郎であったことに対する謝罪も述べたいのですが、ここは青沢の新作告白小説を発表する場ではないため割愛します) 今回の脚本を作ってからしばらくまともなものを書けなくなっておりましたが、ようやく体調が...
オレンジ色が好きだった。慕っていた人の身の回りにオレンジが多かったから。紫色が好きだった。修学旅行の朝、大好きな担任の先生に言われた「あべちゃんは紫のイヤホンのイメージつよいなあ」という何気ない一言がずっと残りつづけているから。いま好きな色は特にない。いや、いままでもわたし自身の「好きな色」はなかったのかもしれない。そもそも何をもって「これが「わたしの」好きな色です」なんて断言できるんだろう。自己...
劇工舎プリズムの稽古場日記です
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