明石の入道の住吉明神に願掛けした経緯を聞いたあとの、源氏の述懐の続き―。 御身には娘御がいらっしゃるとは仄聞しておりましたが、私の如き落ちぶれて無用になった…
明石の入道は、益々源氏の素晴らしさに魅了され尽くしてしまう―。 そして、入道は、良清や惟光や、その他の人達に酒を強いて勧めるのだった。自然、座席は賑わい、…
源氏の名人演奏に大感激した明石の入道は自身もプロの琵琶法師になりきって入魂の弾奏を披露するのであった―。 やがて入道はさながら琵琶法師になりきって、素晴ら…
源氏も明石の上も、お互いを強く意識しあうのであったー。 入道が琵琶を奏し 源氏を婿にと 約束する 四月になった(現在の五月中旬から下旬くらいの感…
明石での源氏の生活は、須磨での侘しさよりは幾らか興趣も増して、心が慰められる事柄も多くなったー。 源氏を 婿にと望む 入道の焦燥 明石の入…
明石の入道が源氏の為に用意した屋敷は素晴らしいものであったー。 源氏が新たに御座所にした部屋の、御裝飾や御設備など最高に素晴らしく、嘗て良清が源氏に語ったの…
明石の入道の申し出に対して、源氏は次のように答えた―。 「不案内な他鄕で、私・源氏は世にも希な辛さのありったけを、体験したけれども、故郷である都からはお見…
源氏は夢の中で故桐壺院を拝することが出来た。夢が醒めた後、源氏の胸は怪しく騒いでいる―。 。この時だけは、須磨生活での侘しさを忘却して、「夢の中で、もう少し故…
源氏の住む屋敷に落雷があり、寝所が焼け落ちてしまったー。 やがて月が姿を現し、津波(高潮)が源氏の住居近くまで押し寄せて来ていた、その跡の明瞭に感じ取れる様…
異常な荒天に際して、源氏の供人たちは御主人をお守りくださいと、仏や神に祈りを捧げる。別して、住吉明神に対しては非常に懇ろな祈りを捧げるのだったー。 「帝王…
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