人生を見つめ直すようになった患者の言葉を聞いて、須磨さん自身も自らの仕事に新しい意味を見出します。 「(自分の仕事は)ただ単に悪い心臓を修復するだけではな…
「プロジェクトX ザ・マン」という本があります。これはNHKの番組「プロジェクトX」の登場人物を改めてインタビューしたものです。 「プロジェクトX」は、番組…
前回までの文に少し言葉足らずなところがあると思いましたので、補足(ほそく)します。 苦しみの原因を無理に解釈(かいしゃく)しないほうがよいと書きましたが、原…
祈(いの)りの持つ意味についても、著者は洞察(どうさつ)にとんだ意見を述べています。 著者は、自分や他人が苦しい状況にあるときに祈りを捧(ささ)げることは大…
この本のなかに、事故に遭遇(そうぐう)し、九死に一生を得た女性の話が出てきます。 女性は自分が奇跡的に生還できたことを喜び、神が自分を守ってくれていることを…
以下は、本書からの引用です。(読みやすくするために改行しました。)『宗教があまり役に立っていないことの理由は、たぶん、ほとんどの宗教が悲嘆(ひたん)にくれて…
今回、この本を僕が取り上げるのは、宗教の持つ非情さを著者が率直に認めている点がとても印象的だからです。 著者はユダヤ教のラビ(指導者)です。ですから、この…
『なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ記』クシュナー/岩波現代文庫という本があります。 著者はユダヤ教のラビで、幼い息子を病気でなくした人物です。 この本のな…
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