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にのみやさをり
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文京区
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2011/07/10

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  • 個展「Nの肖像~二十代の群像より」のお知らせ

    ご無沙汰しておりましたが、個展のお知らせです。 「Nの肖像~二十代の群像より」。 6月12日~24日(日曜定休) 代々木・cafe nookにて催します。 今この時代を生きる彼らを約十年追い続けることによって、私は彼らから、今ここ、を生きる勇気をもらいました。私が被害体験から背負...

  • 二人展催します

    ひょんな縁から、絵描きの茅野カヤさんと二人展を催すことになりました。タイトルは「旅をするひと」。 カヤさんが或る時から描き始めた想像のヒトガタ「旅人」さん。ペンで一線一線、細かく描いてゆく。そんな、描いているカヤさんと描いていない時のカヤさんを被写体としてにのみやが撮影させていた...

  • ありがとうございました/個展「SAWORI」終了

    個展「SAWORI」、おかげさまで無事終えることができました。 会期中、みなさまがそれぞれの立場から写真を見てくださり、そして声をかけてくださり、とてもありがたく嬉しかったです。 写真集「SAWORI」も完売致しました。ありがとうございました。 「私たちは旅に出よう 背景のある旅...

  • 個展を催します

    2015年にRANGAI文庫からKindle版として出版した写真集「SAWORI」の改訂版を出版したその記念に、個展を催します。 「私たちは旅に出よう 背景のある旅に」―――。 背景のある旅とは。日常とは。当たり前にそこにある、でも決して当たり前などではあり得ないモノたちの存在、...

  • 写真集「SAWORI」改訂版、販売いたします。

    2005年に特装手作り本及びKindle版で販売した写真集「SAWORI」でしたが、今回、新たににのみやと早坂類氏のテキストを加えた改訂版を販売いたします。 限定50部。 背景のある旅とは。その言葉が表すものをみなさんにも感じていただきたく、紙の手触りや印刷にもこだわって作りまし...

  • 個展催します

    久々の投稿です。 来週から個展始まります。こんな時期に個展なんてと思いましたが、こんな時期だからこそ考えたいことがあるなと思い、お誘いを受けることにしました。 展示タイトルは「僕らは」です。 以下、展示に寄せての文章になります。 * * * 「個展「僕らは」に寄せて」 ...

  • 個展、催します。

    2002年、2012年に「地平」と「鎮魂景」とを発表しました。それに連なる第三章として、今回「黎明歌」という展示を催します。会場となるcafe nookの、お店の構造をうまく使って、「地平」「鎮魂景」そして「黎明歌」という流れを表現します。 会期中の土曜日、15日に...

  • 二人展催します。

    にのみやさをり&藤元敬二 二人展「聴くこと」  Exhibition "Kikukoto" by Saori Ninomiya & Keiji Fujimoto ■今回の展示では これまでそれぞれ写真家として作品を制作、発表してきた二人の写真家、にのみやさをりと藤元敬...

  • 春、大山千枚田にて

  • 呟き/今日という日に

    昔、まだ自分の傷が生々しかった頃。性犯罪被害者の数を一人でも減らしたいと真剣に思い行動していた頃があった。とにかく一人でもいい、自分のような目に遭う人を減らしたい、と。 その頃はだから、性犯罪被害者として声を上げられる者がまず行動すればいいと思っていた。たとえば自分。自分は当初か...

  • 春一番の吹いた日に記す。

    最近は、淡々と写真と向き合っています。 踊り手さんとカメラを挟んで向き合ったり、二十代の若い友人と向き合ったり、ひとりでてこてこ歩きながらカメラを構えたり。 写真を始めた頃の、切羽詰まった感じはきっと、今はだいぶ薄れたと思います。 そうやって、写真は、私にとっても...

  • 今年が書簡集での最後の展示になります

    今日、無事に書簡集に搬入してまいりました。 前期「御伽話」、始まりました。 そして。 突然のお知らせですが。 書簡集での展示は、今年が最後になることになりました。 十数年、あっという間だった気がします。 ここでいろんな出会いを得ました。 別れもありました。 笑...

  • 書簡集で今年も展示します

    気づいたら今年ももう10月。月日が経つのはなんて早いんでしょう。 そうして今月末から、今年も書簡集での展示をすることになりました。 前期10月30日~11月26日「御伽話」 後期11月27日~12月30日「風の匂い」 です。 前期と後期、いつものとおり全...

  • 書簡集展示のお知らせ

    今年も書簡集での展示の季節になりました。 今年もいつものように展示をやれるということ、とても嬉しく思います。 今年は・・・悩みました。 わたくしごとでいろいろ躓くことが立て続けにあって、こんな状況で展示ができるのかなぁと。 そんな時、ひとりの友が、背中を押してくれまし...

  • handmade photo book "SAWORI"

    I'm selling a handmade photo book at my website now. That's the self portrait collection. I'm hoping to want a lot of people to see that....

  • グループ展のお知らせ

    7月20日から26日、写真集団Funky Makers、11名の有志による写真展示します。 テーマは「宙ニ謳フ」。 これを「ちゅうにうたう(チュウニウタウ)」と読むのか、それとも「そらにうたう(ソラニウタウ)」と読むのか、それとももっと他の音を当てるのか…あなたは...

  • この場所にだけ存在する掟

      朝5時を回る頃、私は家を出た。夏の朝は早い。あっという間に明けてゆく。昨夜遅くぱらついた雨の亡骸が、まだ街のここそこに残っている中を歩いてゆく。目的地はもう決まっている。夜では、今の私には決して行くことのできない場所。そこへ行くために私は下り電車に乗った。 S町駅を降...

  • あたしの中に

    動物は、自分の足を食いちぎってでも生き延びようとするそうだ。怪我を負ってどうしようもなくなった足は、ついているだけ邪魔になる。足がなければ不自由になることは分かっていても、そんなことより、生き延びることを本能が選択するのだろうか。 そういう話を知り、かつてじいちゃ...

  • 口の中の鉄の味

    そこはまるで、映画の中でよく見る宇宙船の廊下のようなのだ。そんな廊下を私は歩いている。私の前にも私の後ろにも、何人かのヒトガタが在り、私と同じように前方の扉へ向かって動いている。そう、歩いている、のだと思う。歩いているのだとは思うが、それは、ぼわん、ぼわん、と、いつもの慣...

  • 猫おばさん

    「ここは捨て猫置場ぢゃない / ここに猫を捨てるな!!」 玄関のよく見える場所に、手書きの張り紙がセロテープで張りつけてある。セロテープはもう茶色く色づいており、ずいぶん前に張られたものなのだということを見た者に教えてくれる。 そこは猫おばさんの住む、通称猫屋敷。風が...

  • 黒パン

    黒パンが好きだ。パンの中で多分、一番好きなのが黒パンで、次がクロワッサンだ。これらとアイスクリームさえあったら、私は他の食べ物がぜーんぶなくなっても一向に構わない。 この黒パンにまつわる想い出が私にはある。学生時代、卒業論文の締切もあと二ヶ月となったとき、私は突如、パ...

  • 私信 私の知るあなたへ

    最初にあなたに逢ったのは、まだおたがいが十六の晩秋だった。いきなり目の前で泣き出したあなたと、その後わたしに矢継ぎ早に問いかけを繰り返すあなたとに、私は戸惑うばかりだった。 あなたは自分を月だといい、私を太陽だと言った。その頃の私には、とうていそんな言葉は受け入れられ...

  • 徒然記 20141225

    この時期になると私は徐々に具合が悪くなる。いわゆる記念日反応の症状が始まる。 二十年経ってもそう。もうこれは、致し方ない。 二十年前、私の親友もこの時期に被害に遭った。 彼女はクリスマスに、私は阪神淡路大震災の直後に。 その後私たちが選択したことは、右と左くらいに...

  • handmade photo book "A thin and tiny voice"

    I'm selling a handmade photo book in my HP now. This book of the title as "A thin and tiny voice". I kept taking sexual misusage and surviv...

  • 「落し物は何ですか」

      そういえば君の誕生日だったのか、と、気付いたのはもうその日から一週間も過ぎてからだった。今度の誕生日は25歳になるし、つきあい始めて五年目の記念日でもあるから、その日はどんなに仕事が忙しくても何でも、ちょっとでもいいから必ず一緒に過ごしてね、と、普段にはない甘え声で君が...

  • 朗読劇「乳白」に寄せて

    10月26日、ちょうど私の個展が始まる当日、とある朗読劇が催された。 「乳白」。 朝戸佑飛氏による脚本。 その第一稿を手渡されたのはひと月前だったか。 読んでもらえますか、とまっすぐに渡されたそれは、直球ならではの彼の味が存分に出ているものだった。 彼の実際の体...

  • 手作り写真集販売のお知らせ

    書簡集での展示に合わせ、今年、手作り写真集「幽き声」を販売いたします。 50部限定。ポストカード一枚付。 サイズ 145ミリ×150ミリ×10ミリ。 写真 モノクロ51点+表紙プリント1枚 本文、英訳付。 3500円(送料別) 書簡集に置いて...

  • 個展のお知らせ

    個展のお知らせです。 毎年この時期にやらせていただいている展示を今年もやらせていただけることになりました。 東京・国立駅から10分ほど歩いた場所にある喫茶店、書簡集での展示です。 10月26日~11月26日「緑流季」 11月27日~12月30日「去棄景Ⅱ」 それ...

  • 沈黙の言葉

    世界がモノクロにしか見えなくなったのはもう二十年前のことになる。或る日突然、私の世界はモノクロになった。赤信号のはずのところが濃いグレーにしか認識できず、愕然としたのを今もはっきり思い出せる。それまで色の洪水だった世界がすべて、グレートーンに置き換えられてしまうショックは、...

  • かつて居た場所

    娘の三者面談の日。少し早めに学校へ行ってみた。 陽が落ちる直前に着いた。校舎はすっかり影の中。しんと静まり返っている。 三年生の廊下だけ、ひとが行き来している。 そうか、今日はみんな下校しているんだったと思い出す。どうりで静かなわけだ。 目を閉じ耳を澄ます。 想像...

  • 雨の日の午後。

    台風が近づいているという日曜日。オットは仕事へ、娘は塾へ。 そして私と息子はお留守番。 追いかけっこしたり新聞紙をぐちゃぐちゃして遊んだり。 とにかく彼を疲れさせようと必死になる私。 そのかいあってお昼寝。 今その、彼の昼寝中にこれを書いている。 ひとは。...

  • 自信と傷つき

    その朝、彼は勢いよく現れた。 おはようございます。その第一声からして、気合が入っていることが感じられた。 この日、彼と彼女と私と三人での撮影になるはずだった。が。 病身の彼女の病状が急変し、彼女は突如来れなくなった。 私も彼も、気持ちが抜けてしまい、ちょっと困った。...

  • 友の言葉

    これまで生きてきてつくづく思うけれど、どんなことも時間が解決してくれるものよ。そう言ったのは大切な友人の一人だった。その彼女の言葉なのだから覚えておかねばと思いつつ、私はある種の反発を覚えていた。十年ほど前の話である。 時間が解決してくれるわけがない、そんな無責任なことを言...

  • こんなにも

    今為している治療はとても地味だ。 ひとつは、ひたすら語る。自分のトラウマについて徹底的に語る。 現在形で語ったり、主語をいちいちつけて語ったり。 そうやって記憶を鮮明にさせてゆく。させてゆくと同時に、それが「過去」であることを刻印させてゆく。現在ではない、過去なのだ、...

  • 引き受けられる荷物が

    私は二十歳になる直前、泣いた。大泣きした。わんわん泣いた。生まれて初めて自分から声を上げてひとり、泣いた。 理由は簡単で、二十歳になる、と思った瞬間、どわっと後悔が押し寄せたからだ。 十代らしいこと何一つやっていないのに、私はもう二十歳になるのか。 そう思ったら、泣く...

  • じわじわとした変化

    まだ部屋からなかなか出ることができなかった頃、ぽつぽつと部屋の中のものを撮っていた。 その中でも、カーテン越しに垣間見える空は、私にとって愛おしい、羨ましい存在だった。 いつだってそこにあって、そこにいて、それが赦される空が、 どうしようもなく愛おしく、羨ましかった。...

  • 表現すること、私にとって。

    たとえば毎日ご飯を食べたり寝たりするのと同じレベルで、何かしら自己表現をしていないと「生きている実感」が得られない、もしくは「生きていることが苦しい」状況に陥ってしまう人間は確かにいるのです。トイレに行くように水を飲むように、表現し続けていないと生きていけない人間が。私のように。...

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