霧を渡る船 闇夜を照らす月明かり 静かな波の濁る音 忍び寄る恐怖に脅え肩を震わせ ついた ため息 川べりに船を捨て 草木をかき分け走り抜けた獣道 掻き毟るように目覚めたルシフェル 胸の中で燃え上がる 今この時を枷に 私の心を貪るなら お前が堕ちる 地獄を裁こう 今この時を毒に 私の心を砕くなら お前が下した 泥梨へ散ろう 何処からともなく 聞こえる獣の声 震える指が握りしめた 微かな希望死の恐怖暗がりに 足を取られ 谷へ転がり落ちる 血の餓えた月夜が照らす それはとめどなく溢れた嗚咽 愛を切り捨てた感触 今この苦を餌に 私の身をやつすなら お前が堕ちる 地獄を裁こう 今この苦を毒に 私の身を侵…
枯木が芽をふき 蕾が生まれ 春の風はそよぎ いつしか開いた花は 晴れた空に未来を描き やがて散りゆき 君は過ごした 色とりどりの日々を 儚げに束ね 僕の胸へと届けた たくさんの思い出 君が微笑む 君にありがとう 心からありがとう 風に遊ぶ君の長い髪は謡う 愛したすべての「時」 愛したすべての「人」 僕が愛した君に捧げる それが「花夢」・・・ この喜びが 寂しさが 今日で終わり また明日で始まるのなら 友と約束を交わす 今の君が いつまでも変わらず 幸せであってほしいと その笑顔のまま変わらず 幸せであってほしいと 僕が愛した君に捧げる それは「花夢」・・・ ―紫紅草―
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