主に十七から二十世紀初頭の英語詩の訳を試みています。多いのはT・S・エリオット。
ひっそりと一人で続けていた英詩翻訳マラソンです。二日にいっぺん二、三行ほど牛歩の歩みで細々と。人さまにお見せするのは訳のみで! と意気込み、二年来匿名でやっていましたがだんだんさみしくなりました。勇気をだして世の中? とつながってみよう。ので、あまりにも目に余る誤訳が目につきましたらぜひともご指摘ください。ちなみに私は英文学は素人に毛が三本生えた程度です。
2020年11月
★久しぶりに更新いたします。ウェールズの詩人ディラン・トマスのDonotgogentleintothegoodnightです。Rage,rageのリフレインに高村光太郎の「冬が来た」の一節、「冬よ、僕に来い、僕に来い/僕は冬の力、冬は僕の餌食だ」を思い出しました。定めに抗う人間の傲慢なる悲哀。これこそが悲劇です。ディラン・トマス〔1914~1953〕その善き夜に粛として赴くことなかれその善き夜に粛として赴くことなかれ老いたる者は日の終わりに腹立ち喚くべきだ怒れ怒れよ光の死に抗して賢い者らがその末に闇こそ義だと知ろうとも彼らの言葉は如何なる明かりもかき立てない故に賢者らがその善き夜に粛として赴くことはない善き者たちは今際の波で何と輝かしいかと叫ぶ彼らの儚い行いが瑞々しい日に踊ったならばと怒れ怒れよ光の死に抗して飛...ディラン・トマスその善き夜に粛として赴くことなかれ
2020年11月
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