封印

***生ぜしもひとりなり、死するも独りなり。されば人と共に住するも独りなり。そひはつべき人なき故なり。***前を向いて這いつくばって生きていく。We have…

残像

なつかしい場所に降り立った私は、じっと眼をこらすそこにはあなたが座っていた私を上目遣いで見上げ、そして微笑むあなたが人波の中で佇み座っていた私は近寄って微笑ん…

想い出の地に

そっと上を見上げた作り笑いをしてみたけれどやっぱり悲しくなってだから唇をギュッと噛んだ追いかけても追いかけてもぐるぐるぐるぐる思い出の地に想いを馳せて帰る夜道に

この先にあるもの

辺りは、すっかり葉桜になった。 葉とは何年目の春を迎えたのだろうか・・・私はといえば、単調とはいえないような日々を相変わらず送り、そして葉は…

浜辺の歌

A県に出張に出かけた。そこは、あまりにも遠く、そして静かだった。薄暗い中、静かに打ち寄せる波を見た。寒くなった。寒くなった。肩を小刻みに震わせながら、浜辺を独…

夢の浮橋

「葉」ふと、あなたの名前を大声で叫んだような気がして目が覚めた。あなたが傍にいるはずはないのに・・・あなたの名前をここで叫ぶことなんてできないはずなのに・・・…

晩夏

吹き上げる風と共に、木の葉が舞い降りた。地面に舞い降りた木の葉をふと見ると、セミが静かに横たわっていた。「セミはね、七日しか生きられないんだよ。」そういう私に…

真夏にオモフコト

夏は私を苦しめるけど・・・けど・・・ それでも・・・ それでも・・・ 「オマエがいるだけで、オレはそれだけで生きていける」 って、言ってくれたから 私はその…

凛として

この空。大丈夫。私は凛として生き続けよう。

世界の終わり

私たちの根底は「生きる」 すべてを背負って「生きる」***大切な何かが壊れた あの夜に僕は君を探して 一人で歩いていたあの日から 僕らは一人で 海を目指す「…