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  • お袋(オフクロ)

    男性が自分の母親の呼称として「お袋」と いいますが、1603年の「日葡辞典」では、 女性も使用するとあるんですよ。 それが、現代では男性語となったわけです。 さて、その「お袋」という語の語源ですが、 諸説あり、どれももっともなものばかりです。 �@まず、鎌倉時代後期にさかのぼります。 母親は当時袋に入れて家庭の金銭、財産を 管理していたことから「お袋」と呼ばれるようになった説。 �A江戸時代、女…

  • ゴボウ

    ゴボウの漢字は「牛蒡」と書きますが、 牛とこの根菜の関係ってあるのでしょうか。 古くは中国から薬草として伝来した「ゴボウ」。 呉音「牛(グ)」の慣用音が「ゴ」と発音される…

  • 暗渠(あんきょ)

    今日は、語源はお休みにして、 水源のお話にしたいと思います。 東京大学の本郷キャンパスには、 写真のような東京帝国大学時代のマンホールが そのまま使われています。 その中で、ちょっと気になったのが <「暗」東京帝国大学>と刻まれたマンホール。 この「暗」は「暗渠(あんきょ)排水」とのことで、 水田を必要なときに乾田化させる際に使われる 排水溝を指します。 収穫などのときに水田の水をこの排水溝に…

  • なでしこ

    女子サッカー日本代表の優勝おめでとうございます。 勝負強さといい、粘りといい、技術といい、すばらしかったですね。 さて、女子サッカーの代表メンバーを「なでしこJAPAN」と 呼んでいますが、なでしこの語源は何でしょうか。 なでしことは、秋の七草でもある多年草のナデシコのこと。 その名前になったのは、花が小さく色も愛らしいことから 愛児に擬し「撫でし子」としたのが有力とされています。 また、万葉集の…

  • 公苑と公園

    きょうは、墓参りにいってきました。 月に1回、行っているんですが、なんかいいものです。 歳をとったんですかね。みなさんは、どうですか? 墓参りのあと馬事公苑へいってきました。 土曜日の昼間でしたが、人もすくなくのんびりと 散歩してきました。馬場には、蹄のあと、馬の臭い。 はっきり言って、臭いのですが、なんともいい匂いです。

  • 丙午(ひのえうま)②「丙午」

    さて、前回は干支(えと)の語源について書きました。 十干と十二支の組み合わせで、「えと」ということでした。 1924年の干支は「甲子」。甲子園球場はこの年に建てられました。 このように、干支は日本人にとって身近な存在なのですね。 さて、今日はそこから踏み込んで、丙午について述べたいと思います。 なぜ丙午が忌み嫌われているのかは、実は干支が持つ 五行(木、火、土、金、水)の要素が関係しています。 十…

  • 丙午(ひのえうま)①「えと」

    1966年丙午の年に出生率が低下したというデータをみて、 なぜ、こんなことが起きたのか、十二支の横についているのは、何? 今度はこれか・・・(笑)どこから説明していいか難しい気がします。 干支といえば、十二支が馴染み深いですが、十干というのもあります。 この2つが合わさったものが「丙午」などとあらわされるものです。 十干は古代中国において、順序、順列をあらわす 「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、…

  • ミシン

    キャラクターグッズって、高いと思いません? 僕は趣味が競馬と野球観戦なんですが、 好きな馬と、好きなスワローズの自分だけのグッズが簡単に 作れたらいいのにと常々思っています。 で、先日、手始めに安い初心者用ミシンを購入しました。 小さくて軽いのはいいんですが、音がでかいし、 縫い目も1つしかないから、雑巾ぐらいしか作れないことに気づきました。 ちょっと失敗した感があります。やっぱり送料込みで40…

  • 上戸(ジョウゴ) 下戸(ゲコ)

    「泣き上戸」「笑い上戸」のように「上戸(ジョウゴ)」というのは お酒が飲める人、お酒が強い人に使われます。 一方で、酒が弱い人は「下戸(ゲコ)」ですよね。 では、どうして「戸」がつくのでしょうか。 そんなような質問を受けるのが、私の職業。 それを調べなくてはいられないのが「職業病」です。 この「上戸」「下戸」は、律令制度の時代にさかのぼります。 今から1300年余りも前の時代。 701年大宝律…

  • あんよ

    免許の住所変更で歩きつかれて、「あんよ」が痛い。 現代では、「足」「歩く」の幼児語として使われていますが、 語源は何でしょうね。 実は、現代使われてい…

  • 雑草

    きのう、免許証の住所変更に行ってきました。 前回免許更新時には、海外生活だったため 実家がある三重県の住所で登録していました。 日本に帰国後も面倒くさがりのため そのまま放っておいていました。 ところが、実家が移転したことと 免許更新が迫ってきたため、このままだと ぜんぜん関係のない人が住んでいるところに 私の免許更新の案内が届いてしまいます。 迷惑になってしまうので、ついに、警察署にいって …

  • こたつ

    6月になり日本は梅雨ですね。 我が家でも、ようやくコタツをしまいました。(おせーよ) だって、寒かったでしょ。 そんなこんなで、今日のテーマは「こたつ」です。 漢字表記は古くは「火榻」とされ、「火燵」「炬燵」もありますが、 実は中国語にはありません。日本独特の表記です。 室町時代の禅寺の僧によって発想され作られたといわれています。 語源は、こたつのやぐらの部分が、牛車を降りるときに使う 榻…

  • チャラチャラ

    大河ドラマにて。秀吉がイチャイチャしていた若くて派手な側室を 正室「おね」と側室「松の丸」が「チャラチャラしている」 という言葉で表現していました。 チャラチャラという言葉は、三省堂「新明解国語辞典」には、 ちゃらちゃら(副) �@小さな薄い金属性のものが触れ合ったりして鳴る様子を表す。 �A安手で派手な服装をしている様子や、浮ついた振舞をする…

  • 馬(ウマ)の語源なんて、まったく気にしたことがなかったのですが、 先日、日本ダービーをテレビ観戦してふと思い立ち、 語源を調べてみることにしました。そうしたら、意外や意外。 なかなか興味深いことが出てきました。 「馬」という動物が日本の文献に登場するのは、 なんと日本書紀でした。当時、交易があった朝鮮半島の 「百済」から献上されたとの記述があるそうです。 そんな馬の「ウマ」という音は、呉音の[m…

  • いちゃいちゃ

    読解の授業で、早くタスクを終えた人のために提供している漫画には、 毎回いろいろな擬音語、擬態語が出てきます。 その中に「いちゃいちゃ」という言葉を見つけ気になりました。 多くの辞書には「いちゃいちゃ」はなく、「いちゃつく」のみが収録されていましたが、三省堂の「現代新国語辞典」(第二版)には両方収録されていたので紹介します。 いちゃいちゃ<副…

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