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2011/04/21

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  • あの日の猫

    ある日うちへやって来た野良猫。この写真はとらじを捕まえるために捕獲器を仕掛けて8日目。今年の3月28日に撮ったもので、丸々として大きく見えるのは冬毛が厚く伸びているから。実際は近くで見るとお腹の辺りはとても細い。そして右頬から首にかけての凄まじい傷はまだない。この日庭の隅に現れたとらじは、こうして座ったきり全く動かなかった。僕は捕獲器と魚肉ソーセージを持って近づいたけど、2mくらいまで近寄っても逃げ出...

  • きみは今まで誰を見ていたのか

    ツイートした昨夜のしま兄に続いて今朝はひでじが大激怒。どうもひでじが玄関ドアの前で寝ていたところ、遊びから帰ってきたとらじと不意に鉢合わせしたらしい。僕がとらじを家に入れると決めた時から最も危惧していた状況がこれ。家の中でなら喧嘩になっても止めに入れるが、外でやられたら成す術もないからなあ。今朝はたまたま玄関だったので駆け付けた。猫がどのくらいの本気モードで怒っているのかは尻尾の膨らみ方で分かると...

  • 164日目の記念日

    今朝3時半頃に目が覚めてトイレに行こうと起き出したら、とらじがいつも寝ている自分のベッドにいない。家の隅々まで探しても姿が見えないから、ああ外へ出ていったなと思った。昨日の午後くらいから屋根へ出る猫ドアの存在に気づき、「どうやらここから外へ出られそうだぞ?」みたいな顔でドアの前を行ったり来たりしていたから、開け方を覚えるのも時間の問題だろうなと思っていた。室内飼いだった猫が脱走してしまったわけでは...

  • 空気よめないやつ

    行動の制限をなくして3日目のとらじ。ひでじ以外の兄妹たちとは大した小競り合いもなくやっていけるように見えるんだけど、やっぱりひでじにだけは今一つ禍根が残っているんだろうな。お互いにまだ警戒心、恐怖心を払拭し切れていないのは分かるが、困ったのはとらじの方が隙を見てひでじに飛びかかろうとするんだわ。お互い顔を合わせると「おいコラ」とか「またお前か」みたいに声を出すものの、大抵の場合はそれで収まるように...

  • もうしてあげられることはほとんどない

    猫用の爪切りを買った。うちの猫たちは外に出るので普段は爪を切らない。爪を切ると木に登れなくなるし、どこかの猫と喧嘩になった時丸腰じゃ戦えない。だから病院へ連れて行く時だけ人間用の爪きりで切っていた。どうして今更猫用の爪切りなど買ったかというと、別に大した理由はないです。とらじを保護して明日でちょうど5か月になる。4月の9日はまだ桜も咲いていたし朝晩は10℃前後まで冷えていた。その桜が散り、青葉が木を覆い...

  • そろそろ行き着く先が見えてきたような

    何か具体的に進展があったわけでもないし、何か確証みたいなものが得られたわけでもない。でも130日のあいだ猫たちを見てきて、この1週間か10日くらいで雰囲気がそれまでと変わったんだよ。どう変わったのかと問われても上手く答えられないんだが、なんと言えばいいのか、最後の峠を越したみたいな、もうこのあとには険しい登りや崩落する路肩もないだろうって、そんな気がするんだわ。つまりこれ以上とらじの首にロープを繋ぎ続け...

  • そんなことは忘れてしまおう

    昨年の暮れに亡くなった向かいの家のお婆ちゃんが元気だった頃には、2か月に半月くらいずつ息子さん夫婦が様子を見にやって来ていた。息子さんと言ってももう定年退職した人で、それはお婆ちゃんが95歳だったから息子さんもそのくらいの歳だったんだろう。お婆ちゃんが亡くなってからは3月の終わり頃に一度やって来ただけだった。締め切った家の中の空気を入れ替える為に来るのだろうから、何か月かに一度来ればいいし、もしかした...

  • 4か月目の朝はどしゃ降り

    かさぶただらけの酷い顔で捕獲器に入って今日で4か月。早春の明け方はまだ気温が10℃前後だったから、去勢手術までの3日間は捕獲機を段ボールと毛布で包んでいた。あの時小田原の病院までとらじを連れて行ったのが、この1年数か月で県境を跨いだ2回目だったなあ。あれ以前も、あれ以後も、僕は伊豆半島から出ていない。3か月目の時に僕の考えを書き記したけれど、それから1か月が経って猫たちを取り巻く状況は相変わらずの一進一退...

  • おひさまの如くあれ

    僕は「北風と太陽」という寓話が好きで、僕自身の価値観とか人生観みたいなものの根幹には常にこのイソップ寓話がある。つまり何かを成そうとしたり、誰かに変化を望むようなとき、僕がすることは直接その対象に言葉や行動で働きかけることではなく、物事や他者が自分の望むように変化し易い状況を作り出してあげること。そうすれば自ずと物事や他者は警戒心を鎮め、猜疑心を捨て、やがて心を開いて僕や僕の住む世界を受け入れるよ...

  • あの猫はどこへいったのだろう

    連日「暑い暑い」という声が聴こえてくるけれど、今年僕が住む山の麓はそんなに暑くない。梅雨が明けてからエアコンを入れたのはまだ1日だけだし、熱帯夜は多分昨夜が初めてだったと思う。昨夜は午後8時過ぎから凄まじい雨になって、気温が下がるかなと思ったら湿気と共に暑くなった。そんなむしむしの夜でもとらじは僕にくっついて寝る。秋から冬にかけては猫たちが代わる代わるにやって来て、たとえばひでじは8kgで僕に寄りかか...

  • すべてきみにまかせる

    昨日ふと思ったんだよ。ツイートしたけど。僕はとらじの首に付けたロープを早く解いてやりたくて、その為にあれやこれやを試行錯誤してきたけれど、とらじ自身はそんなの気にしていないんじゃないかってね。とらじは保護して家へ入れてから4か月近くの間、一度だって窓や網戸をこじ開けようとしたことはなかった。網戸に鼻を寄せて外の匂いを嗅いでいても、網戸に爪を立てるようなことは一度もなかった。我が家の6兄妹たちは例えば...

  • 第3の扉

    あと十日ちょっとでとらじを保護して4か月になり、もうそろそろとらじを開放してもいいかな? という雰囲気は漂いつつある。猫たちに任すというなら最初から何も考えず新入りをポンと投げ入れて、あとは「猫たちに任す」ことにすりゃあよかったのかも知れないよね。そうしなかったのはやっぱり人間の価値観というか、しなくてもいい争いを避けるための親心だったんだろう。毎度賛否両論はあるが我が家は猫たちを外へ出している。...

  • 鈴の音が聴こえたら

    次女のぷーは猫嫌い。国東にいた頃は家が狭かったので居る場所がなく、お隣の家の納屋がお気に入りの場所だった。伊豆へ来てからは2階の奥さん部屋がぷーの部屋。ぷーのためにつけた屋根へ出られる猫ドアから出入りしている。だから同じ屋根の下に暮らしているのに、僕はぷーと何日も顔を合わせないことがあったりする。この家は夫婦二人が住むには十分過ぎるくらい広い。猫たちだって好きな場所を幾らでも選べる。人の近くが好き...

  • ひでじと話す

    ひでじもたまには膝の上に乗ってくる。10歳になっても、強面でも、体重8kgにならんとしても、やっぱり優しくておとなしくて甘えっ子なんだ。だけど彼の一番奥深いところにある猫としての本能が、自分の座を脅かす新参者を許せないんだろうな。10年前のある秋の日。国東の天を拝むと書く天拝の山に一台の車がやって来て、四匹の仔猫をまるでゴミのように捨てて行った。きみたちはその日の夕方に通りかかった僕を見つけ、ちょこまか...

  • 今日は25回目の結婚記念日でした

    今日は25回目の結婚記念日でした。祭日にすれば忘れないだろうと海の日に入籍したのに、いつの間にか海の日は7月の第何月曜日とかになってしまった。結婚式も挙げなかったし結婚指輪も作らなかった。だけど僕は人生の中で誰よりも長くあなたと暮らしている。生きてさえいれば誕生日を重ねることは出来るけれど、結婚記念日は相手がいるから積み重ねられるもの。25年の間にはいろんなことがあったような気もするし、大したことしか...

  • 新たな段階へ進んだやふだ

    とらじとの距離がまた少し後退してしもた(T_T)先週末にひでじへ飛びかかったあと日曜の夜だったかにしま兄へアタックし、昨日またひでじへジャンプアタックしくさった。どういう理由による行動なのか定かじゃないんだが、色々と考えた末に落ち着く答は、やっぱり外で暮らすオス猫にとって究極の選択は逃げるか闘うかしかないんだろうな。で、逃げるを採るか闘うを採るかはその猫個々の性格や体力によって決まるのだと思う。たとえ...

  • あーあ、やっちゃったよ

    ひでじととらじが遂にバトってしまいました(T_T)んー、きっかけは我が家によくあるオス同士の出会い頭の事故みたいなもの。力の拮抗した同士がふいに顔を合わせると両者ピタッと動きを止め、小さな声でアオーとかフガーとかが始まる。これを訳すと「なんだおめー」「うっせえわこんにゃろー」という繁華街で肩が触れた時の因縁レベルだと思われる。しかし大抵の場合はこれがしばらく続き、やがて両者沈黙してなんとなく収まってし...

  • 夜明け前に考えたこと

    毎晩僕が寝て翌朝起きるまでの間はとらじを寝室の中で自由にさせている。寝室のドアには猫ドアが付けてあるんだけど、今は出入りできないように鍵をかけてあります。今朝起きてとらじに首輪をつけ、寝室を出ようとしたらひでじの声が聴こえた。うちは天井照明を取っ払っちゃったんでドアの向こうもこっちも真っ暗。どうも猫ドアの前にひでじがいて中を覗き込んでいるらしい。とらじも身構えてウーとかシャーまではいかないものの、...

  • とらじはなぜロープに繋がれているのか? という問いに対する答

    とらじはなぜロープに繋がれているのか?いつまで繋いでおくつもりなのか?ということを時々尋ねられるので説明しておきます(´· ·`)ひと言でいえばそれは「安全」の為であってそれ以外になんの理由もないです。我が家は24時間常に誰かが在宅しているから、もし室内飼いであればどこかで喧嘩が始まりそうな時もすぐに駆けつけて仲裁に入れる。でも我が家の猫たちは24時間家の内外を出入り自由。依ってとらじを自由にして家の外で喧...

  • 3か月目のごめんね

    さて、今日でとらじを保護して3か月。その3か月で何が一番変わったかというと、迎え入れる6匹の猫たちの間に「あいつはこの家にいるもの」という意識がだんだん積み重なり、次第に定着してきたことだと思う。僕は2つ前の記事でひでじの態度が変わって来たと書いた。あれから一週間が経ってひでじはまた少しとらじに対する態度が親和的になり、とらじは恐怖に根差したひでじへの敵意を徐々に静め、対等に張り合うのではなく、立場的...

  • もうやめました

    いつまで経っても一進一退。延べ4週間続けた3種類の目薬。そのあと最後の選択でステロイド系の軟膏を出された時に先生から「これで駄目なら一旦治療はやめましょう。一週間後に来られたら来てください」と言われていた。昨日の日曜日で一週間。目薬を点眼していた時よりはだいぶ良いもののとても完治とは言えない。初めからちょっと動きのおかしい右目はともかく、保護した当初はぱっちり開いていた左目が元に戻らないのはどういう...

  • 3か月目を目前にして

    一時はとらじを嫌ってちー以外の全員が居間からいなくなってしまった。特にひでじは2階へこもりきりになり食事時も降りて来たり来なかったり。せめて食事くらいとらじを同じ空間で摂らせようと努力したけれど、とにかく慌てず焦らず彼らのペースにひたすら合わせてきた。ところがこの10日ほどの間でひでじの様子が変わってきたことは何日か前に書いた。上の写真は昨日に続いて今日もとらじが寝ている傍の猫ベッドへやって来たひで...

  • ずっとこのままかもね

    昨日は病院へ行って来た。もう半月以上も目薬を点眼しているけど良くもならないし悪くもならないのは、つまりこの子の眼は今の状態がデフォルトなんじゃないか? というのが先生の見立て。両眼が腫れ上がったのはウイルス性の炎症だったにしても、もうそれ自体は多分治まっているんだろうと言われて妙に納得してしまった。だって毎日点眼したり清浄綿で拭いたりしながら「なんでここから先へ少しも進まないんだろう?」と思い続け...

  • とらじ78日目

    とらじの眼の具合がイマイチ良くなってこない。右目はもともと喧嘩傷のせいか瞬膜の動きがおかしかったんだけど、その件で病院へ行って目薬と軟膏で治療していたらある日突然両目が腫れ上がってしまった。両目同時にだから引っ掻いたわけではなく、僕は初めから細菌かウイルスに感染したんじゃないかと思っていた。2回目の通院で抗生剤入りの目薬を出され、それでも良くならないので3回目は猫ヘルペスウイルス感染症用の目薬を処方...

  • 悪いのは誰だったんだろう

    週末になるとあちこちで猫の譲渡会が開かれる。子猫の順から、可愛い順から引き取られていくんだろうな。誰もそれを責めることは出来ないよ。だけど4歳か5歳になる顔が傷だらけの子だって、空腹で路頭に迷うために生まれて来たわけじゃない。何も好き好んで痛々しい顔になったわけでもない。誰も手を差し伸べなかったから、僕が奥さんや猫たちに無理を言って救い上げた。とらじは暴れもせず騒ぎもしない。病院へ連れていく時も、薬...

  • あるがままであることの難しさ

    新参のとらじを含めた7匹の猫たちは誰も皆人間にはとても懐いている。なのに猫同士となると顔を合わせれば兄弟喧嘩だし、2か月間毎日顔を合わせているとらじには未だウーだのシャーだのが止まらない。いったいに、どうして人間に接する時と自分の同種である猫に接する時の態度がこんなにも違うのだろう? と考えるまでもなく答はすぐに出る。だって僕ら人間だって猫に接する時と同種である人間に接する時はの態度は全然違うじゃな...

  • ひぐらしの声が聴こえる頃には

    厳つい顔に似合わずデレデレに甘えたさんのとらじ。隙あらば膝に乗ろうとするけれど、ちーのいる前で乗せると女王様の視線が痛い。チクチクどころじゃなくグサグサ突き刺さる。だから僕はちーがいない間だけこっそりとのせてあげる。たまさんはいつも2階の仕事部屋兼自室にいるし、6匹の猫たちは未だ兄妹として認めてくれない。この家の中でとらじの周りにいる仲間は僕だけ。だからとらじは僕のそばを離れない。僕が席を立つとつい...

  • 内緒だけどね

    昼間は割と賑わっている僕の机の周りだけど、夜になると閑散としてくる。とらじが来る前は猫たちは朝まで僕の部屋で寝ていた。今は皆がとらじを嫌って2階の奥さん部屋や、空き家になった僕の部屋へ行ってしまうようになった。それでもちーだけは机の上に残っている。僕の椅子の後ろで寝ているとらじに対し、思い出したようにウーだのシャーだの唸ってみたり、時には癇癪を起したように部屋を飛び出て行ったりしながらも、ふと気が...

  • とらじへ

    首輪に繋いだロープに加えてネックピローのようなカラーまで。鬱陶しいだろうなあ、憂鬱だろうなあ、と思う。でも当のとらじはそんなに気にしていない様子。ときどき窓に張り付いて外を眺めているけれど、網戸を引っ掻いたり窓を開けようとはしない。僕はこの数日の猫たちの様子から、あと半月からひと月くらいの間にはとらじを繋いでいるロープを解いて、家の内外を自由にさせても大丈夫じゃないかと思うようになった。だけど人間...

  • 我が家の猫たちと洗濯物のために

    いつもの年なら梅雨が明けてからなんだが、今年は1か月くらい早くデッキのに日除けをつけた。なんでかというと今年は僕がとらじ対策でデッキに面した居間で生活しているから。このデッキが老朽化しているのは以前も書いたけれど、先日見積もりが工務店さんから届いたんですよ。そしたらびっくりするくらい高かった(T_T)それはアルミの土台に人口木を載せたデッキで、木材だけを使って作るよりは割高なんだそうな。見積もりは木材と...

  • 病院行ってきました

    ツイッターでも報告したけど昨日の朝起きたらとらじの両目が腫れあがってた。今までは右目の結膜炎と喧嘩傷のせいか瞬膜の動きが不安定だったので、目薬と軟膏の治療を続けてだいぶ良くなってきていたんだよね。ところが昨日の朝は左目が開かないほど上下の瞼が腫れあがり、右目も保護した頃に逆戻りしてしまった。とらじは夜の間寝室に入れて他の猫たちからは隔離している。だから喧嘩をしたわけではないので自分で引っ掻いたんだ...

  • とらじ2か月目報告

    今日でとらじを保護して2か月。2か月前の朝晩は気温が10℃台の前半だった。捕獲機に入れたままデッキの下で3日間過ごしたとらじはつらかったろうな。一晩中ニャーニャー鳴いていたことももう忘れてくれていればいいのに。2か月経った今朝は散歩から帰るとシャワー浴びずにいられない暑さ。庭には緑があふれて陽射しの色も透き通ってきた。うちのご近所さんたちもとらじを保護したことを知っているので、たまに顔を合わすと「新人は...

  • 老いたる馬は路を忘れず

    今日も一進一退な猫たちの我が家。昨日はその一進一退にちょっと進んだ気配があった。何が? と聞かれても答に困るんだが、それはもうほんの些細な気配のようなもので、だけどそういう気配を見逃さない積み重ねが猫たちをうまく導くためには必要なのだと思う。僕は確かに長く猫たちと暮らしているけれど、獣医でも学者でもないから猫に関する専門知識などほとんどない。だから誰かに何かを尋ねられても経験でしか答えることができ...

  • 落ちてくるもの

    昨日の大雨でヤマボウシの花が散った。僕は猫が好きだが車も好きです。猫と暮らし始めたのは19歳の時だったけど、車の魅力に憑りつかれたのは7歳の時だ。だから僕の車好き歴は猫より12年も長いwせっかく伊豆に住んでいるんだから週に一回くらいは走りに出かけたいと思う。走りに行くと言ったって一日中走り回るわけじゃなくて、ほんの2~3時間、距離にして150㎞くらい走ってくるだけでたいてい満足する。首都圏に住む人はその2、3...

  • こんくらべ

    新入り猫を迎え入れた時は、何があっても先住猫優先なんだそうな。まあそりゃそうだよな。最初は序列というか優先順位みたいなものは明確化しておかなきゃ駄目だろうと思う。だから先住6兄妹がいる前ではとらじをあまり可愛がったりはしないようにしている。もう家に入れて7週間にもなるのに未だみんなの嫌われ者。ソファでおとなしくしていればまるでそこには誰もいないように無視され、かといってちょっとでも動き回ればシャーだ...

  • もうすぐ50日

    小康状態というのか安定期とでもいうのか、とらじが家に入って50日近くが過ぎ、6兄妹のにゃんずたちの間には「あいついつもおるな」という認識は定着したように思う。ただ、だからといって仲間だと認めたわけではないし、まだ部外者、あるいはよそ者であることに変わりはない。ある一定距離よりも近づくと「シャー」だの「ウー」だのが始まるし、とらじのほうも偶発的に近距離で遭遇すると臨戦態勢に入ることすらある。近頃では1階...

  • 物言わぬ心を読む

    3日前の一件以来ちょっとおとなしかったとらじ。だんだん元気を取り戻してきて、外へ出たいと騒ぎ始めた。もう道に近い庭の端へは近寄らないように散歩させていたんだが、家の縁の下へ入ろうとするからリードにブレーキをかけた。それでも強引に潜り込もうとするんで張ったリードをグイっと引き戻したんだよね。そしたらとらじが振り向いて僕の眼を見上げた。明らかに何かに怯えた様子だった。で、いきなり走り出して飛び回ったり...

  • 里親決まりました

    昨日は梅雨の晴れ間だったんでとらじを庭へ出してあげた。どうもこの着るタイプのハーネスが苦手ならしく、歩いては止まり歩いては止まりで全然楽しそうじゃないんだな。じゃあ首輪に替えてあげようかと思い、普段より少しきつめにした首輪にしたら案の定スタスタ歩き出した。庭のあっちへ行きこっちへ行き、なんたって庭の広さを第一優先条件に選んだ家だから広さだけは十分にある。道との境にはツツジやら珊瑚樹やらが垣根を作っ...

  • とらじはどこから来たのか? という問いに関する或る興味深い推察

    とらじはどこから来たのだろう?ブログを振り返ってみるととらじとひでじが初めて喧嘩をしたのは2019年の初めのような気がする。それ以降ときどき我が家の周辺で見かけるようになり、年に1~2回ひでじと大喧嘩をやらかすようになった。ところが今年の初めから目にすることが多くなり初め、2月頃からは連日我が家の庭へ入ってくるようになる。そうするとひでじだけでなく長男のしま兄とも顔を合わせる頻度が増え、それに伴い自ずと...

  • とらじ第2段階へ

    今はまだとらじが皆と一緒にいる時は首輪に付けたロープで繋いでいる。昨日は試しにぷー以外の5匹がいる居間でロープを解いてみた。結果ひでじ怒りの大絶叫で、それを聞いた4匹は蜘蛛の子を散らすように逃げ出してしもた(T_T)すぐにとらじを隔離してその場を収めたけれど、放っておいたら大乱闘になるか否かは今の段階じゃちょっと読めない。だけど無駄に広い家なのだから敢えて追いかけ回して乱闘に持ち込まずとも、お互い目の触...

  • 狂おしいほど落ち着かない部屋

    保護猫のとらじが我が家に入って3週間が過ぎた訳だが、その間僕は自室を出て居間で生活している。というのも我が家の猫たちがとらじのいる居間を嫌って僕の部屋へ大集合してしまい、それじゃいつまで経ってもとらじに慣れないじゃないか! ということで、それなら僕が居間にいれば猫たちも僕の机の周りに居着くだろうと考えたわけだ。案の定僕が居間の片隅に陣取ると、キーボードの横が定位置のちーを始め5匹の猫たちが居間へ集ま...

  • 3週目のとらじ経過報告

    保護してから今日で3週間。今週の初めから首輪にキャンプ用のガイロープを繋いで座敷牢から出てもらった。本人はもう環境にも人間にも慣れて準備万端。でも受け入れる先住6匹はまだ心の準備ができていないから、いきなり家の中へ放すわけにもいかず止むなくの処置。とらじは窓から外が見えるんで「出たいよー」と騒ぐが、ひとしきり騒ぐと疲れて寝てしまうの繰り返し。しばらくはこのままの状態で他の猫たちが慣れてくれるのを待つ...

  • 里親さんを探しています

    「とっつかまえます」という記事を書いたのが3月の20日でした。捕獲機を設置してもなかなか入ってくれず、たまに入るのはこんなのとか、こんなのばかり (T_T)ようやっと先週の金曜日(9日)に保護することができました。金曜日の夕方近くに捕獲機へ入ったんでその日はもう病院の診療時間に間に合わず、土日は休みなので月曜までの丸三日間を捕獲機の中で過ごしてもらった。この茶白、捕まえてみると全然人間を怖がらない。網の間か...

  • また雨か

    雨が降っている。先週の日曜日も夜は雨だったような気がする。お祭りの後の雨はさみしいものだよ。僕はもう日曜がお祭りだなんてことはないけれどね。春の雨は生温かくて好きじゃないな。...

  • 人には適不適があるものだ

    うちのウッドデッキがいよいよ寿命をまっとうしそうな気配。これはうちの前の住人さんがDIYで造ったデッキ。今までにも何度か補強工事を施して延命してきたけどさすがにここいらが限度かも知れんです (T_T) うちがここへきて今年の秋で7年。おそらくその前に前の人が10年くらいは使っていただろうから少なく見積もっても15年は経っている代物なのだな。材料も硬質なハードウッドとかじゃなくそこいらのホームセンターで買ってきた...

  • 桜の季節に思い出すこと

    今年も桜の季節がやって来た。僕は桜が咲き始めると東京で最後に見た桜のことを思い出す。あの日は弁当を持って奥さんと二人で池上本門寺へ桜を見に行った。僕は東京を離れる日が近づくにつれ大分へ行くのが嫌で嫌で、穏やかな春の日にこうして本門寺の桜を見るのもこれで最後かと苦々しかった。今にしてお思えばあの時の僕は、毎年見に行ってた本門寺の桜を見れなくなるのが悲しいわけじゃなく、ただ慣れ親しんだ水の居心地の良さ...

  • とっつかまえます

    さて今日は春分の日。ひと月前、ここいらに住み着いている茶白の野良と大喧嘩したひでじ。どこかに傷を負ったのか、それとも精神的なダメージなのか半月くらいは様子がおかしかった。先週の終わり頃からだんだん元気になってきたと思ったら今度はしま兄が超絶大バトル。右後ろ脚の肉球あたりをざっくりやられて大量出血だよ (T_T)でも流れた血の割に傷の場所が良かったのか回復は早かったです。まだ本調子じゃないけど日に日に回復...

  • 猫たちの写真を撮るなら

    先月の24日に友遠方より来たる。僕に譲ってくれるカメラをドライブがてら持って来てくれるというんで、富士山の麓にある御殿場市まで行ってきた。宅配便で送ってくれればよかったんだけどコロナ禍の折、何か自分に理由をつけて出かけてきたいんだそうな。で、僕も彼の顔が見たくて会いに行ってきた。僕はカメラの性能差なんて何も分からんけど、彼曰く「お前が今使ってるのよりちょっとだけいいやつ」なんだそうな。それはつまり「...

  • 今日はクロの命日

    2月28日はクロの命日。今年で9回目の命日か。クロは今もエリカと一緒にあの山にいるんだろうな。東京から国東へ行って初めて仲良くなったのがクロだった。利発で、飄々として、風みたいな女スナフキンだった。優しくて、面倒見がよくて、人をちっとも怖がらなかった。くつしたとしましまの良いお姉ちゃんだった。僕は時々、くつしたとしましまが天に召して星になったときは、あの山へ帰してやった方がいいのかなと考える。母と姉が...

  • むなしいたたかい

    奥さんがもうipodを使わないというのでメルカリで売りに出した。ついでだから僕のipodも売りに出した。なぜ奥さんがipodを使わなくなったかというと、音楽はスマホで聴くからいいんだそうな。察するにスマホとipodを別々に持ち歩いて別々に充電するのが面倒だからなんだろうと思う。まあ、理由はなんであれスマホで用が足りればそれでいいってことなんだろう。じゃあお前はどうなんだよ? というと、僕は同じものを2台持っていた...

  • 星を見上げれば

    うちの2軒隣に住んでいるAさんちのレディさんが亡くなった。アメリカン・コッカースパニエルのレディさん。13歳と4か月。Aさんはうちより3か月遅れてここへ越してきた。たったの3か月だからほとんど一緒に来たようなものだよ。新参者同士仲良くしてもらって、Aさんが東京へ出たり旅行へ行くときはいつも僕と奥さんでレディさんのペットシッターをした。Aさんが散歩しているとき道で会えば、Aさんとだけじゃなくレディさんとも話を...

  • 一番大事なものは

    ひでじがまた茶白の野良と大喧嘩をしてきた。お互い出会い頭で引くに引けずというわけじゃなく、家の中から茶白の姿を見つけると飛び出していくんだな。物凄い顔で、物凄い声を出して、日頃のおとなしいひでじからは想像もつかない変わりようなんだよ。ひでじとしま兄もよく喧嘩をするけどあんなに激烈じゃあない。いったい何があそこまで激しくひでじの怒りを煽るんだろうか? と考えてみても、それは多分「力の優劣」なんだろう...

  • カメラがやってくる

    以前ここに「カメラが欲しい」と何度か書いた。でも結局そんなのは一時の欲情みたいなもので、昂ぶりが過ぎたら欲しくなくなっちゃったよとも書いた。そしたら遠くに住む友人から、「もう使わないカメラあるから安く売るよ」と声がかかった。その値段なら買っとこうかな? というお値打ち品。支払いは今度会ったときでいいよと言われたけど、このご時世で次に会うのはいつなんだろうな。僕は写真を撮るのがあまり好きじゃない。理...

  • これも一つの商売道具かな

    たぶん6年ぶりくらいで椅子を新調した。古い家に似合う古い椅子か古っぽく見える椅子が欲しいんだけどね。実際そういうのも買ったことがあるんだが実用にはならんもので、今じゃ雰囲気だけの置物と化しております。一日座っているんだからやっぱり実用に足るものにするか、ということで先週ニトリへ行って買ってきました。椅子ごときにン十万出せるほどの余裕はないけど、まあ予算の範囲内では一番座り心地の良かったのに決めた。...

  • ゆきやなぎ

    駐車場で車の電気配線を直していたら、雪柳の芽が出始めているのに気付いた。一週間くらい前だったか、東京で一緒に暮らしていた猫の夢を見た。あの姉妹は確か7歳と9歳で死んでしまった。それが彼女らの寿命だったのか、僕の不注意だったのかは分からない。あの時もう二度と猫と暮らすまいと決めて、東京から大分へ引っ越していった。それなのになんの因果か今は6匹。僕はいつの頃からか「愛する」ということは、何かを足すことで...

  • みがるに

    まだ2月が始まったばかりだというのに暖かな日曜日だった。昼間コーヒーを手に庭へ出てメダカ鉢を覗いたら、小春日和な陽射しに誘われたメダカさんたちがスイスイと泳いでた。メダカは水温が低くなると水底で仮死状態になって冬を越す。その間は餌もほとんど食べないから冬の間は給餌もしない。だけど熊やカエルの冬眠とは違って、冬の間でも水温が上がればすぐに泳ぎ始めるんだよね。そんな日にはちょっとだけご飯をあげる。この...

  • もう一つの田舎の楽しみ

    昨日はちょっと車に乗ってきた。と言ってもなんのことだか分かんないだろうな。別にドライブとかツーリングとか、そういんじゃないんだよ。ただ車に乗って音楽でも聴きながら少し走り回って来るだけ。一人で車に乗っていると誰にも話しかけられないし、猫たちが「あそぼー」と訴えても来ないし、電話もかかって来ないし、かかってきても出ないし。そうしていろんなことを考えながらいろんな景色をひとしきり眺めて帰ってくる。する...

  • 本の続編を連載してます

    先日Twitterがどうたらと書いたけれど、このブログだけを読んでTwitterを利用していない方もいるか知れないので告知しておきます。昨年の12月からそれまで仕事でお付き合いさせていただいた昭文社さんから依頼されて、「猫と田舎で暮らしてみた」という短いエッセイをネットで配信しております。火曜日と金曜日、週2回の配信で、昭文社さんの出版している「まっぷるトラベルガイド」のポータルページから購読することができます。...

  • それって尊いことなのか?

    近頃ネットで「尊い」という言葉をよく見かける。と思ったら実は2014年くらいから始まっていたらしいから、自分が知らなかっただけなのだ。それについて僕が思うことを声に出して言うと、あー年寄り臭いとか説教するなよ爺さんとか馬鹿にされるんだろう。でも言っちゃうよ。僕には彼らの使う「尊い」の真意がどうにも分かりかねるけど、なんとなく「素敵」という言葉の上質版なのかも知れないなという気がする。「それって違うじゃ...

  • ちょっとした決意をしてみた

    Twitterを使うようになってからブログを書くことがめっきり減ってしまった。というようなことを常々考えていて、TwitterにはTwitterの面白さや価値もあるんだろうけど、やっぱり「文章を書く」ということはただ文字を並べるわけではなくて、自分の考えていることを秩序立てて積み上げる作業なんだよな。そこが思ったことを思った瞬間にポッと発するようなTwitterと作文の違うところだ。それに近頃僕のTwitterは猫のことに特化して...

  • 今日考えたこと

    昨日の1月22日はカレーの日だったそうな。うちの奥さんはもう4日間水炊きを食べていて、僕はもう4日間カレーを食べている。我が家は各自が食べたいものを食べるし、そもそも料理を頑張らないからいつもそんなかんじ。歳をとっても賑やかな料理を食卓に並べる人は偉いと思うけど、歳をとっても賑やかな料理を食卓に並べろと要求する人は傲慢だと思う。我が家はそのうち買い物にも行かなくなって庭の畑の野菜だけ食べているようにな...

  • 欲しがることは悪いことではない

    昨年の暮れにうちの奥さんがカメラを買い換えたら撮る写真が急に良くなって、それを見た僕もカメラが欲しくなったと書いたことがある。彼女の撮る写真がうまいか下手かはよく分からないけど、僕はそんな技術的なことはどうでもいい。それに最近は大抵のことをカメラ自身がやってくれるから、要は撮れた写真が僕の好きな写真かどうかなんだな。昨年からずっと僕の頭の中にはカメラがぷかぷか浮かんでいた。ものすごくイイのじゃなく...

  • 不便を愛そう

    個人売買で石油ストーブ買ってきた。これは我が家で6台目の石油ストーブ。いったいどれだけでかい家に住んでいるのか? と思われるかもしれないけど実は全然でかくないです。でかくはないんだけれど台所、食堂、寝室、居室、脱衣場、トイレという一つ一つの「場」が離れている上にどこもかしこも隙間だらけ。だから家全体を暖めるとなると非効率極まりない。お金持ちの人なら昼も夜も燃料代など気にせずにガンガン暖房するんだろ...

  • ただ健やかで

    長男しま兄。次男ひでじ。長女ちー、三男くつした、三女しましま。2階の「マイルーム」にいる次女のぷーは写真なし。きっと、おそらく、2階で同じ状態かと。ただ寝ているだけでも健やかであれば他に何を望もうか。今日も平常運転のささやかさに感謝する我が家でした。...

  • 街の香り

    昨年の暮れに東京の弟が送ってくれたお菓子。大きい箱はクッキーの詰め合わせで、小さい箱はフルーツケーキ。どっちもかわいいイラストが描かれている。田舎の町にあるお爺ちゃんのケーキ屋もいいけれど、たまに都会の洗練されたものを見ると目の保養になるよ。やっぱ別モンだよなあって。だけど僕は「普通」とか「日常」とかいう価値でいえば、やっぱり飾り気もセンスもイマイチかイマサンくらいの、お爺ちゃんがコツコツ作ってる...

  • あけましておめでとうございます

    新年あけましておめでとうございます。と言っても猫たちには盆暮れも正月もない。だから僕はいつも通り3時か4時には起きて、5時になると彼らに朝ごはんを振る舞う。人間は他の生き物よりちょっとばかり頭が複雑でわがままだから、暦だけでなく法律や宗教を自ら作って自らを律しなくちゃならない。猫たちは身の丈以上のものを望まないから何物も律せず生きる。どっちの生き方が良いのかはその人次第だろうなあ。冬の夜空には一際た...

  • もういくつ寝るとお正月

    僕のようにメリハリのない生活をしていると、一年の暮らしどころか人生そのものに節目が無かったりする。それでも都会を離れて長く経つと、季節がその時々で僕に節目らしきものを意識させてくれるようになった。一年は短く、そして一年は長く。人付き合いなどほとんどない僕の周りでさえ、その一年でいくつかの健気な命が潰えたし、その一年でいくつかの慈しみを受けた命が救われた。今年はどんな年だったか? と振り返ってみても...

  • 分身に囲まれてみる

    自分の部屋を何年かぶりで大掃除した。何度かここへも書いたけれど僕の部屋は大変狭い。でもその狭さと、天井の低さと、窓の小さい暗さが大好きなのだ。穴倉というか、船室というか、山小屋というか、妙に落ち着く空間なんだよね。僕は引っ越しの度にいろいろなものを捨てて来てから、住まいを変える毎に持ち物は少なくなっていった。もともと洋服だの靴だの雑貨だのはほとんど持っていなかったけど、東京を出るときにレコードやCD...

  • いつか自分をほめる日

    自分へのご褒美と誰かが言う。買えなくはないけれどちょっと気の引ける金額の物を買うとき。太るのは嫌だけど食欲に負けそうなケーキを前にしたとき。人は「自分へのご褒美」と称してそっと手を伸ばすように思う。僕はそんな人たちを微笑ましく思い、そんな人たちをうらやましく思う。自分に褒美をあげられるほど頑張ることができるのは幸せなことだ。何か欲しいものがあるということはもっと幸せなことだ。僕にはもう何年も欲しい...

  • 春の陽だまりのような人でした

    うちのお向かいに住んでいたお婆ちゃんが亡くなった。95歳で一人暮らし。この別荘地ができた当初に50代でご主人と移り住んだらしい。我が家が木を伐採しただけの更地だったころから知っていたそうな。月に10日くらいは息子さん夫婦が泊りに来ていて、それ以外のときは我が家も様子を気にかけていた。毎朝8時に雨戸が開いてテレビの音が聴こえ始める。それを確かめると「ああ、元気だな」と思う。夕方5時にまた雨戸が閉まる。うちが...

  • 僕とくつした

    夜の9時か10時には布団へもぐり込んでしまう僕だけど、この頃くつしたが一緒にベッドへやって来る。前足を揃えて枕元に座り、喉をごろごろ鳴らしながら満足そうな顔をしている。国東でくつしたと出会って2ヵ月くらい経った頃だったかな?だいぶ警戒心が緩んできて、僕がカリカリを持っていくと待ちかねたように寝床から走り出して来るようになった。子猫だからいつだってお腹はペコペコだったろう。山盛りにしたカリカリを貪るよう...

  • 行乞流転

    この半月くらいの間にご近所からもらったもの・自然薯・青森のごぼう・沼津のイタリアンロールケーキ・香川のうどん・青森のリンゴ・なんとかっていう瓜・新潟のお米5kg・にしんの昆布巻き・焼き立ての塩パンとか6個くらい・焼きプリン・紅まどんな・柚子のジャムと皮の砂糖漬けうちがご近所にあげたもの・庭の柚子近隣の恵みで暮らす我が家かな。みなさんありがとうございます。...

  • もうすぐ夜が明ける

    僕は朝が早い。猫たちの朝ごはんが午前5時なのでどんなに遅くても4時半。たいていは3時半とか4時に起きる。そして丁寧にコーヒーを淹れて、ちょっとだけ甘いものを食べるのが楽しみ。甘食とか、蒸しパンとか、たまには少し贅沢にパウンドケーキとか。夏の午前4時なら東の空は薄ら明るくなっている。だけど冬至直前の今はしんと静まり返った真っ暗闇。デッキへ出ると冬の大三角形が夜空に瞬いている。そんな時間にこっそりと過ごす...

  • 銀杏さんへ伝言

    この家に引っ越してきたとき奥さんと「記念樹みたいなものを植えよう」と相談して、僕の好きな銀杏の木を庭の隅に植えた。あの時僕の腰よりも小さかった細い苗木は、もう手が届かないくらい伸びて美しく紅葉している。毎年秋になると、「ああ、また伸びたなあ」と黄色い葉を見ながらほくそ笑む。こういう楽しみを僕は都会を離れて初めて知った。あんまり大木になっても困るから脚立や梯子に乗って届く辺りの高さで切り詰めていくつ...

  • 病は気からだよな

    もう半月以上前のことになるけれど、しま兄が寄ってきたので撫でていたら何が気に入らなかったのかガブリと掌を咬まれた。この大長男は仔猫の頃から少々気難しい所があって、虫の居所が悪いと咬まれたり引っ掻かれたりで痛い目を見る。そんなに深い傷じゃなかったが掌なので傷口を固定することができず、傷口が固まって塞がると掌の開閉でまた開いてしまうのの繰り返しだからなかなか治らなかった。この頃になってようやく良くなっ...

  • クリスマスプレゼントをあげた

    ひと月くらい早いけど寒がりの奥さんにクリスマスプレゼントした。おまけでついてるブランケットをかけるとコタツみたいになるらしい。Miriyon 遠赤外線デスクヒーター 省エネパネルヒーター一日中机に座っている仕事だし、ストーブつけると頭までボーっとしてくるからこういうのいいかな? と思って買ってみたんだが、「駄目だこりゃ、使い物にならんわ」ということになっても大丈夫。うちには猫ちゃんどもが6匹もいるw 決して...

  • それは青春の味や

    先月信州で会った新潟の友達にこんなのをもらった。今日のお昼に食べてみたけど僕はこういう味って嫌いじゃないな。何が特別かっていうと何も特別じゃなく、美味しいのかって言われればきっと一般的には美味しくないだろう。昔、渋谷のハチ公から宮益坂へ抜ける山手線のガード下に立ち食いそば屋があって、そこのカウンターの隅にカレーの皿がいつも積み上げられていた。プラスチックというか、メラミン樹脂でできたでかくて白い皿...

  • 金で解決したほうがいいこともある

    うちの奥さんが何度言ってもドアを閉め忘れるのでこれを付けた。これからストーブを使うようになってもドアが開けっ放しなら暖房する意味がないやんか。本当の節約ってのは灯油をケチることなんかじゃなく、焚いた火をいかに無駄なく使うかなんですよ。というようなことをもう口煩く言う歳でもないし、そんなつまらないことで諍いをしているほど僕たちの人生は長くないだろうし、たったこれだけのものを一つ付けるだけでお互いが嫌...

  • 枯葉の音に耳を澄まそう

    気候温暖と言われている伊豆は日本で一番遅い紅葉の地なんだそうな。毎年10月の下旬から11月初旬の間に僕は友人と会うために信州へ出かける。ちょうどその頃は彼の地の紅葉が盛りを迎えている頃だけれど、信州から伊豆へ戻ってひと月ぐらいすると、我が家の周りにある山や森全体が黄色く染まってくる。だからこの辺りの紅葉の最盛期は11月の中頃から12月の初めという所でしょうか。秋は或る朝突然やって来る、と僕はそこかしこに記...

  • 5年かかりました

    先週の日曜日に信州から帰ってきて、家のすぐ近くまで来たら車のオドメーターがあと3キロで11万キロ到達だった。せっかくだからと思い家の周りをぐるぐる回って、数字を揃えてから駐車場に停めてみた。ほれ、きれいに110000.ブログの過去ログを漁って10万キロに到達した日を調べたら2015年の11月だった。1万キロ走るのに5年かかった。乗る方も、乗られる方も、あちこちガタの来た御老体だしそんなもんかもね。いつまで走れるのかな...

  • やさしい野菊 うすむらさきよ

    今年は野菊が増えたように思う。うちの庭にも増えたし、散歩で歩く道の傍らにも今年はやけに野菊が目につく。どうしてなのか分からないけれど、僕はこのどこか控えめで健気な花が好きだ。野菊と呼ばれる物にはたくさんの種類があるんだそうだが、ほとんどの草や花が枯れてしまった初冬の頃でも路傍にひっそりと咲いている野菊を、僕は国東へ行って初めて知った。だから僕はこの花を見ると、キーンと冷え込んだ朝や夕に廃倉庫の野良...

  • あなたと越えたい天城越え

    昨日は天気が良かったのでススキを見にちょっとだけドライブ。ご夫婦でドライブなんて今年初めてか多くて二度目ではないかな。毎年10月の終わり頃に稲取の山にある「細野高原」へススキを楽しみに行くんだが、昨年は天気が悪くてがっかりで一昨年は台風の後だったんでススキがほとんど倒れていてがっかり。車で40分ぐらいのところなのになかなか機会に恵まれない。家からまっすぐに行くとすぐ着いちゃうんで、いつも中伊豆を回って...

  • 友も僕も遠方より来たる

    信州へ行ってきた。今年はコロナウイルスで外出自粛が騒がれる直前に国東へ母堂の一周忌に行き、8月の結婚記念日に静岡県民優待割引で浜名湖へ一泊してきた。で、今回の信州遠征だから今年3回目の外泊かな。僕として年に3回の外泊は多いと言っていい。いつも友人たちと会うのはキャンプ場のボロいバンガローだったんだけど、そのキャンプ場の経営者が変わってきれいにリニューアルされ、値段も普通のホテルや旅館並みになったので...

  • ちょっとおでかけ

    もともと出かけることの少ない僕ですが、今年は疫病のせいもあってそれに輪がかかっていました。今週末は友達と会ってきます。S君とは昨年の5月ぶり。N君とは昨年の11月ぶり。マスクをして、消毒用アルコールを持ってでかけます。天気がイマイチだけどね。4か月ぶりで動かす大古車は走ってくれるでしょうか?...

  • いつか書こうと思っていた猫との暮らしかた、あと地域猫についてとか

    我が家は1970年代に開発が始まった古い古い別荘地に住んでいる。だから田舎暮らしといっても少々本来の「田舎」とは趣きが異なるわけで、広大な別荘地の周囲は紛うことなき田舎だから、言ってみれば田舎の中のなんちゃって田舎だと思えばいい。こんな説明じゃよく分かんないか。開発開始から50年近くを経過した別荘地というのは華やかさも賑やかさもとうに失い、どちらかといえば古い住宅地のように静かな雰囲気を漂わせている。住...

  • 9年目の秋

    今日は猫たちの合同誕生日。9年前の今日、近づいてくる冬を前に野良家族の面倒をみていた僕は、夕方の散歩の帰りに4匹の兄弟猫と出会った。おそらくその日の昼間に捨てられた子たちだった。野良家族の子猫2匹と捨てられた4匹は怪我も病気もなく全員が揃って9歳になった。人間もそうなんだけどある時期を境に誕生日の意味が違ってくると思う。若い時は歳を重ねるのが嬉しくて、誕生日は1つ登った階段みたいなものだった気がする。け...

  • まあ、猫がいるから

    今朝のおめざは従姉の焼いてくれたバナナケーキ。7月から2か月半逗留した彼女も来週英国へ帰ることになった。夫婦仲が良いのか悪いのか知らんけれど、1年の3分の1くらいは我が家へ居候している彼女。明るい彼女がいなくなれば我が家の秋も一つ深まるだろうな。季節を味わって、季節に包まれて、季節と共に暮らす。一年は呆れるほど律儀に花や緑や雨や虫や鳥を連れてくる。疫病に覆われた今年、「巣ごもり」という言葉をよく見かけ...

  • おまえの夏

    「夏が終わった」とは言うけれど春や秋が終わったとは聞かない。「春が来た」と言うことで冬が終わったことを暗に告げているのかも知れない。夏が終わるのは祭が終わる寂しさと同じものだろうな。春が来るのは祭が始まるわくわく感と同じものだろうな。僕は秋が深まっていき、冬の気配が日に日に近づいてくる11月の終わり頃が好きだ。色づいた木々の葉が7割くらい落ちて、隙間だらけになった枝の間から見上げる秋空が好きだ。首筋...

  • 僕は本を読むとき栞を使わない

    僕は本を読むときに栞を使ったことがない。ここまで読んだ、という印を付ける時は頁の角をちょっとだけ三角に折る。本についている帯やカバーは読むのに邪魔だから剥がして読む。そういうことに対して苦言や暴言を吐かれたことが幾度かある。曰く、「本を粗末にするな」「作者や作品に対する冒涜だ」「帯やカバーだって一生懸命作った人がいる」「そんなことしたら売る時に価値が落ちる」等々。僕は汚れていようが折り目がついてい...

  • 山寺の一日

    我が家に逗留している奥さんの従姉から以前面白い方言を教えてもらった。「あらかましい」これは「荒っぽい」という意味なんだそうだが、僕は荒っぽいの他に「やかましい」の意味も入っているように思う。荒っぽいという動作と、その結果のやかましいが一語になっているようで実に便利な言葉かも知れん。当の従姉は明るく元気一杯で彼女がいると、我が家が普段とは打って変わって明るくなる。だから彼女が帰った後はしばらくの間、...

  • 猫たちと草を刈る日

    昨日は草刈り。これが今年最後かな? それとももう一回やらにゃならんか?9月に入って夏もそろそろ店仕舞い、とは言っても昨日の昼間はなかなか暑かった。緩み切った体では30分刈って40分休むようなペースが精一杯で、9時前から初めて1時過ぎまでかかってしもた。夏の間は暑かったし蚊もいたから庭にはあまり出ず、森の猫カフェも秋までは閉店中。でも休憩の度に庭の椅子に倒れ込んでいると。入れ替わり立ち代わりに猫たちがやっ...

  • ホテイアオイの唄

    花といえばホテイアオイにも花が咲いた。ホテイアオイは初夏から夏にかけてメダカ鉢で増え始める。どんどん増えるんで何年か前までは家の前にバケツとビニール袋を置いて、「ご自由にお持ちください」と貼り紙をしておいた。するとどこかの誰かが少しは持って帰ってくれたけれど、結局は間引きの判決を受けて畑の隅へ放り投げられてしまう。メダカ鉢やメダカ池を埋め尽くすホテイアオイ。だけどそのすべてに花が咲くという訳じゃな...

  • 白粉花の唄

    花の名前なんて両手の指で数えられるくらいしか知らない僕が、子供の頃から好きな花の一つに白粉花がある。でもそれは白粉花の花が可愛いからとか、育て易いからとかいった理由ではなく、僕の生きた時間の中で白粉花の咲いていた幾つかの場面が良き思い出として焼きついているからだろうと思う。この伊豆の庭にも今が盛りと白粉花が咲いている。国東を出て来る時に種を集めて持ってきた。紅い花はあの家の門の周りに咲いていた種。...

  • 日々雑感

    狂ったような暑さですが最近の○○壊れたと思って買い替え予定だったエアコンが壊れていなかった。○はま寿司に行ったw○ネットで知り合った宮崎の人からロードスターの幌を貰えることになった。○自分担当の草刈りと殺虫剤散布が終わった。○伊東市からも持続化給付金が出そうな気配。◎暑さめげず我が家では人も猫たちも元気。×やっぱ暑い。×40日ぶりにロードスターのカバーを剥いだら室内カビだらけだった。×自分担当の仕事が海の日連...

  • 山の麓で猫と暮らす

    7月20日は我が家の結婚記念日。いつもは小さなケーキをホールで買うだけで他には何もしない。パーティーもないしプレゼント交換もない。どこぞのレストランを予約して素敵なディナーなんてものも一切無い。そもそも僕はそういう面倒くさいことが大嫌いだったりする。幸運なことにうちの奥さんもプレゼントだのディナーだのには関心がなく、だから毎年ケーキを買うだけで満足できているのだな。ただしこういうことは夫婦の間で共通...

  • 3年ぶりに豊作かもしれん

    夏野菜が採れ始めた。昨年と一昨年は不作だった。と、作ってもいない僕がいうのもなんだが、雨が多かったり暑過ぎたりで野菜たちもへばってしまったんだろうと思う。出始めの野菜はあまり実が大きくならないうちに採るのがいいそうで、だから初物から少しの間は皮が硬かったりする。なるほどナスもキュウリもちょっと口の中に残るくらい皮が厚いかもね。奥さんの野菜作りは昨年の初めに逝去した母堂直伝。こういうものはネットに書...

  • ヒルズのCD高くなったよね

    我が家には3ボーイズ+3ガールズで6匹の兄妹がいて、そのうち男子全員と次女のぷーが今までに尿結石やその前段階の膀胱炎で病院へ行っている。尿道にカテーテルを入れる重症になったのはまだ三男坊のくつしただけだが、今では6兄妹全員が一般食のキャラットミックスと療養食であるヒルズのCDを半々にして食べております。今年の初め頃からヒルズのCDが急に値上がった。昨年はどこの店でも4kgの袋が5000円前後で横並びだったように...

  • 昨日から考えていたこと

    昨日の事だけどTwitterのTLにこんなのがリツイートされてきた。先日、見知らぬ大学1年生から、漫画アプリのUIについて物申したい!というこんなDMが。で、実際にお会いした。話題はアプリの設計から、最終的には漫画表現の時代に合わせた進化など、広く漫画全体の課題や未来まで広がった。結果、逆に僕の考えが整理されて意義深い時間に。学生氏に感謝! pic.twitter.com/Q6XZUtPAEi— モミー 【少年ジャンプ+編集】 (@momi...

  • 猫のような人と暮らす

    とうとう梅雨入り (T_T)我が家は雨の日でも猫たちを外出禁止にしたりはしない。外から帰って来たら家へ入る前には足を拭きなさいとも言わない。どうせ言ったところで彼らは聞く耳を持たんだろうし、怒ったところで彼らは何が悪かったのかさえ解らないだろうw故に雨の日の床が泥泥の足跡だらけになり、僕はモップを手にびしょ濡れの彼らが歩くあとを追いかけては拭いて回る。それはまるで喜劇映画に出てくる純粋無垢なお嬢様と従順...

  • 人だけでなく車ですら運動不足

    先週の土曜日は珍しく車を一日中触っておりました。初めは必要に駆られて嫌々だったんだけど、あれこれやっているうちに楽しくなっちゃったよ。やっぱり好きなものに接しているのは嬉しいもんです。ずっとずっと昔に味わった気持ちを思い出した。そうさ、あの頃の僕は今よりずっとずっと若くて、今よりいろんなこと楽しめる無心さがあったように思う。この前タイヤを替えて、というか長らく温存していたホイールに国の給付金で買っ...

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