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こんな気持ちでいられたら https://blog.goo.ne.jp/kentagoo1208

還暦病理医。顕微鏡を通して見る細胞は体のごく一部。一人一人も社会のごく一部。そんな人間、なんで生かされ生きているのだろう。

人を直接診ることのない医者になるとは思ってなかった。人生のことをあれこれ素人考えしています。人生気がつけば周りの人に助けてもらい、励ましてもらいで、結局自分では大したことはしていない。人に優しく、感謝の気持ちを大切に。

コロ健
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住所
神奈川県
出身
アメリカ
ブログ村参加

2011/02/28

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  • 夢を含めてあれこれ頭に浮かぶあれこれのこと

    薄曇り。新緑のせいなのか、それとも黄砂のせいなのか東の山が霞んでみえる。おとといは昔世話になって早逝した臨床の先生の夢を見たし、昨夜もおかしな夢をいくつか見た(ような気がする)。夢見が自分の実生活にどれほどの影響を与えるかはわからないし、そもそも夢が自らの変容によって引き起こされるのか、それとも外部環境に対するストレスによって引き起こされるのかもわからない。睡眠中に夢で頭の中の整理を行なっている、ということを聞いたことがあるが、そうすると寝ている間にも随分あれこれのことを考えているということになる。夢をいちいち書き留めたら面白いだろうが、そんなことをしたらその夜はニ度と眠れなくなってしまいそうだし、結局もっとも記憶に残る場面がその夢の本質だと思ってしまうことになってしまう。私が本質的であると考えていること...夢を含めてあれこれ頭に浮かぶあれこれのこと

  • ”女は三界に家なし ? (はて)”について考える

    空模様が春らしく移り変わる。生垣のクレマチスはいつの間にか終わって、いよいよモッコウバラが咲き出した。この家に越してきてから妻が丹精して作ってきたが、素人仕事にしては大したものだ。今回の連ドラ(虎に翼)では昭和初期の女性の生きにくさが描かれている。今週の題は、”女は三界に家なし?”、女は、幼少のときは親に従い、嫁に行っては夫に従い、老いては子に従わなければならないものであるから、この広い世界(三界)で、どこにも安住できるところがない。という意味。実際、妻のことを見ていると、朝から晩までよく働いてくれていて頭がさがる。私は仕事があるからと”外の世界”との接触を持っていられるが、”仕事時間”だけ仕事をしていたらある意味それで許されてしまう。でも、主婦である妻は違う。朝起きた時から、夜寝るまで、家の細々したこと...”女は三界に家なし?(はて)”について考える

  • あと15年は元気でいよう

    死ぬ前に、もう一度犬を飼うことにした。60歳から飼い始めて、15年は面倒を見てやるつもりでいなくてはいけないが、75歳の自分を想像することはなかなか難しい。収入だってずいぶん減っているだろうから、自分たちの身の回りのことで精一杯になったらどうするか。そんな私たちの人生に犬を付き合わせていいものかとずいぶん迷ったが、このまま犬と一緒の生活をしなかったら後悔するだろうし、いざという時には娘が面倒を見てくれるというので、二度のお見合いを経て決心した。いざとなれば、子供たちの成長に合わせて建てた家など売って、夫婦とわんこ1匹で暮らす様な小さなところに引っ越せばいい。犬の十戒を改めて読み直してみる(Wikipediaより)。Mylifeislikelytolasttentofifteenyears.Anysepar...あと15年は元気でいよう

  • 世の中万事逃げるが勝ちか

    東の空に霞がたなびく、春らしい朝。春はあけぼの、あれは清小納言と区切るのか、紫式部とはいつからライバルになるのか?予告編での舞はいよいよ青海波?とすると(道長と伊周の)どちらが源氏で頭中将?など昨夜の大河ドラマを思い出す。日中は25度まで上がるとかで、季節はもう初夏にちかい。今年の夏はどれほど気温が上がるのかと考えるとゾッとするが、それでも時間は淡々とすぎてゆく。盗撮犯を取り逃してからもう一週間たったが、揉み合った時に痛めた薬指、だいぶ曲がる様にはなったものの腫れはいっこうにひいていない。今週いっぱいで治れば全治2週間の怪我ということになるが、ずいぶんかかるものだ。エスカレーターを脱兎のごとく駆け降りて逃げていったあの時の犯人はどこかを痛めただろうか、何もなく無傷であったというのであればそれこそ私だけが損...世の中万事逃げるが勝ちか

  • 人の多いのにつかれるようになってきた

    昨夜、高校の同窓会の成功を祝しての世話人会の打ち上げというただの飲み会が母校の近くの飲み屋であり、帰りにかつての通学路だった渋谷を通って帰ってきたが、10時過ぎでもずいぶん人が多くてびっくり。真夜中というのに段葛も夜桜を見にきている人がいて、まだまだこちらも人が多かった。学会の二日目。今日もWEBで聴講。昼過ぎまで参加した。このところ不勉強のきらいがあったので、勉強になった。鎌倉祭りの日だが、人混みの中に出ていくのはめんどうだったので見物にはいかなかったが、夕方に海岸の美容院へ行ったら、そこも人がたくさんだった。しょうがないか応援よろしくコメントお願いします!人の多いのにつかれるようになってきた

  • 人生の楽しみとか喜びというのはどんなものなのだろう

    穏やかな朝。鶯の声を探していると、突然けたたましいガビチョウの声で遮られてしまう。それでもまあ、それなりに彼らも頑張っているわけだから許容していかなくてはならないのだろうと思いつつ、ホーホケキョの声を待つ。今日明日はオンライン形式の学会がありの、この間の還暦同窓会の幹事会の打ち上げありで、いろいろあって落ち着かない。昨日から娘夫婦が来ているが、娘婿が、日本では土日に学会というのは当たり前なのかと聞いてくるので、そう、ウィークデイは働かなくちゃならないからねと応えた。この春から勤め始めたラボの同僚に聞いてもおなじような答えだったそうだ。何か言いたそうだったが、これが日本だからとそれ以上私も何も言わなかった。欧州人の彼の目に日本人のこんな働き方はどう映るのだろう。少なくとも人生をそれほど楽しんでいるようには見...人生の楽しみとか喜びというのはどんなものなのだろう

  • 人間は時間の波に乗って生きている

    今日は暖かくも寒くもないちょうどいい天気とのこと。妻はどんな格好をしていたらいいのかわからないとこぼしていたが、その点男は羽織るもの一枚でどうとでもなるので楽だ。父が残してくれたヒポクラテスの木の末裔(プラタナスの木)に新芽が出たと思ったら、あっという間に葉っぱが出てきた。新緑の季節、コナラにも天ぷらにしたくなるような芽がたくさんだ。それにしても1日の過ぎるのが早い。昨日にしても、切り出しをしていたら、新任院長の巡視が聞かされていた時間より早くにあってちょっと中断し、その後数例を診断していたらあっという間にお昼。久しぶりの病理外来で汗をかき、そのレポートを書き終えたら、エキスパートパネルがあり、これまたいつもより症例数が多かった。そうこうするうち終業時間。この間、臨床医が何人か顔を出しにやってきていたはず...人間は時間の波に乗って生きている

  • 病理外来の意義をもっと高めよう

    先週末から喉がイガイガして、咳も出て、もしかしたら風邪かもしれないと思っていたが、発熱はないのでやっぱり花粉症ということにしておこう。スギ花粉からヒノキ花粉に変わってきて、どうやら私はヒノキの方に弱いようだ。鶴岡八幡宮の桜も満開を過ぎて少し寂しそうになってきたが、葉の出るのが遅く、すっかり終わりというほどではなく、今朝も歩いて良かったが、今日は外来があってネクタイに背広という格好で出てきてごく僅かに汗ばんでしまった。源平池の花筏はまだだが、段葛は花吹雪だった。病理の外来と一言でいってもいろいろあるが、普段の病理診断業務と目的は異なって、内容も多岐にわたる。スペシャリストとしての私の意見を聞きにきてくださるわけで、私としても気を引き締めて対応しないといけない。以前勤めていた病院では病理外来用のブースまで設け...病理外来の意義をもっと高めよう

  • 後輩からの嬉しいお声がけ

    一昨日、盗撮犯と揉み合った時に捻挫した薬指の腫れはずいぶんおさまった。まだ、内出血のあとは残っているものの、キーボードはなんとか叩くことができる。内心剥離骨折ぐらいはしているのではないかとビクビクしていたが、そうではなさそうでホッとしている。捕まえ損ねた上に指の骨を折っていたらどうしようもない。昨日の大嵐が一区切りになったのか、これまでの花曇りが嘘のような晴天。週末まで、お花見日和が続くだろう。鶴岡八幡宮の桜もずいぶんおちてしまったものの、それでも葉桜にはなっておらず、遠目には満開で、今朝も多くの人が段葛にやってきて、楽しそうに写真やビデオを撮っていた。先日、教室のとても優秀な後輩で、今はある大学の教授をしている先生から、その先生の教室の若手の研修先となってくれないかというお誘いがあった。私の勤務先は小児...後輩からの嬉しいお声がけ

  • 私はまだまだ男性視点

    細目に窓を開けて写真を撮ろうとしただけでびしょ濡れになるほどの強い風雨。花散らしの雨とならなければ、明日からはしばらく晴天で絶好のお花見日和が続く。昨日、駅のエスカレーターで盗撮犯を捕まえ損ねた。私を不自然に追い越して、私の前の女性との間に入り込んだ男がいて、よもやと思い、その男の手元を覗き込んだらレンズを上に向けてスカートの中にスマホを差し入れているのがみえた。おまえ、なにしてるんだととっさにそいつの襟首をつかんで、こいつ女の子のスカートの中の写真を撮ってるぞと叫んだら、私の後ろにいた男性も一緒に飛びかかってくれて押さえつけようとしたのだが、下りのエスカレーターの上まで引きずられてしまった。ステップの下を覗き込んだら、このまま転がり落ちたらこちらが大怪我をしそうだと一瞬怯んだところで、振り切られ、脱兎の...私はまだまだ男性視点

  • 桜に囲まれた平和な日本の入学式

    曇りの朝だったが、出勤の頃には雲は取れ、満開の桜を眺めながら出てきた。今日は入学式だそうで、新入生は桜に囲まれての門出となる。私の頃は、多少遅れていたとしてもこんなものだと思っていたが、50年もしたら地球の気候が変わってもそれはおかしなことではない。スギからヒノキに変わった花粉症か、それとも週末で歩いたせいによる風邪だかわからないが、昨晩から鼻水と咳が出ている。だるくて熱っぽく感じるが、発熱はないので様子見としよう。イスラエルによるガザ地区への攻撃を少し緩めるということだが、パレスチナの人はこれまでに3万人以上亡くなっている。ハマスを壊滅させるといっても、今のハマスがなくなっても、第2第3のハマスが生まれるに違いなく、最終的に武力行使は意味がなく、もっと頭を使うことはできないのだろうか。いっそのことAIに...桜に囲まれた平和な日本の入学式

  • 日本の桜は平和の証し

    桜が満開。都内の娘の家の前の桜が満開になったというので、花見がてら妻と行くことにした。鎌倉にも早朝から多くの人出。その前に千鳥ヶ淵の桜を見ようと行ってみたら、武道館で明治大学の入学式をやっていて、ただでさえ花見客で混んでいるのに余計にごった返していた。せっかくなので、ボートに乗ろうと思ったのだが整理券をもらうだけで長蛇の列、30分ほど並んだが、ほんの50メートルほどしか進まなかったので、あきらめた。それにしてもやっぱり圧巻でした。その後、電車を乗り換えるついでにちょっとだけ上野公園に。不忍の池の周りも美しかった。娘の家の近くのお寺の桜。娘たちと別れてからもあちこち歩き回り最後は御茶ノ水の駅の横も通った。1日都内を歩きまわって疲れた。鎌倉に戻ってきたら、相変わらずの人出。それにしても、桜を見ている人はみんな...日本の桜は平和の証し

  • SNSにあらがわなくては

    花曇だったが、まあまあの気温。段葛は朝から結構な人出だった。所用で山梨の方に行ったが、そちらもどこも桜が美しく咲いていた。桜というのがソメイヨシノだけではないということがよくわかった。どこの学会もそうだが、広報活動にSNSを利用しようという動きが(もうずっと前から)活発で、先日の病理学会総会でもその様なテーマのセッションが組まれていて、日本を代表するツイッタラー病理医が司会をして盛り上がっていた。私もそれに触発されて、病理学会総会に参加したことを久しぶりにXに投稿した。数人からリアクションがあったのに気をよくして、フェイスブックにも学会参加関連のこと、続けて鎌倉の桜のことも投稿した。どちらも数日前のことだから、あっという間に忘れ去られてリアクションはほとんどないのだけど、なんとなく開いていてなんとなく他の...SNSにあらがわなくては

  • 政治家になる資格とはなんなのか?

    花曇り。今年のお花見は散々なことになりそうで、とても残念。それでも20時過ぎでも多くの人が夜桜を楽しんでいた。おととい、静岡県の川勝知事という人が辞意を表明して、6月に辞めるそうだ。辞める理由はリニアの着工を遅らせることに成功したからのようだが、それよりも県民(のみならず国民)が怒っているのは、職業差別発言だ。誰かを持ち上げるために誰かを貶める、という話し方が悪いとは悪いとは言えないが、それは個人的な会話のレベルであって、その身分肩書きで話すことはオフレコでも許されない。それどころか職場でそんなんことを口にしただけで、パワハラセクハラとして訴えられる。ああいう、舌禍を過去にも引き起こしたことのある人に県知事という重責を与えた静岡県民というのはいったいどういう人たちなのだろうか。それとも、他にまともな人が立...政治家になる資格とはなんなのか?

  • 悲しい気持ちと後悔と

    今日も相変わらずの曇り空。これだと残念ながら桜の花も映えないが仕方ない。先日、娘婿のお母さん(娘の姑でギリシャ人)が亡くなった。10月の娘たちの結婚式の時、すでにずいぶん苦しそうだったが、なんとか式は無事終えることができた。結婚式後、婿はアテネに残っていたが、年明けにはこちらの大学に職を得るため来日していた。数日前より危篤となったが、親子の間でわざわざ帰ってこなくともよい、ということになっていた様で、帰国はしなかった。経済的にもそう何度もギリシャまで帰ることは難しいし、新しい職場でのスタートが遅れてしまう。先月末になって就職が正式に決まり、安心したのかもしれない。次にギリシャに行ってももう、彼女はいないのだと思うと悲しい気持ちになる。婿のお父さんはイタリア人だが、英語が通じるのでお悔やみのメールを出した。...悲しい気持ちと後悔と

  • 古い友人を連れて夜桜見物

    午前中の曇り空は、昼過ぎには雨になるそうだ。天気予報通りに進んでくれたら、帰宅時にはおととい職場に置いていった傘が役にたつ。昨日、大学時代の友人が、所用があって大船に泊まるのだが会えないか、と連絡してきたので、わが家に招待した。出席番号が近くて顔はよく知っていたが、彼は相撲部で私はバスケ部で接点といえば、麻雀。麻雀というのは不思議なもので、出前で頼む食事は同じだし、たまに徹夜するので意外と思い出は多い。大学卒業後は全く会うことはなかったが、このブログを始めてからしばらく経ったところで、コメントを入れてくれる様になって、ブログを続けるのに挫けそうになった時には何度か励ましてくれた。今は、あまり読んでくれていない様だが、フェイスブック経由で連絡を取っている。家では、妻も一緒に、夕食をしながらどうでもいい話をし...古い友人を連れて夜桜見物

  • 新年度は桜とともに

    春はあけぼの、という言葉がピッタリの朝。今日は鎌倉駅まで鶴岡八幡宮を抜けて歩いていくことにして、いつもより早く家を出た。桜の季節の日課だ。桜が咲くのは4月の入学式の頃というのは、昔の教科書の”サイタサイタサクラガサイタ”の入学後にもらう教科書に桜の花があるという若干的外れな絵に刷り込まれたせいだろうと思うが、それでも4月に入ってからも長い間ずいぶん咲いていた様な気がする。ところが、いつの間にか3月中旬に咲いて4月の声を聞く頃には散ってしまうようになった。ところが、今年の桜は4月に入っていよいよ開き始め、あっという間に満開になるのではないかという、いい加減な気象予報士のあてはまたもやはずれて鎌倉の桜もまだまだ2、3分といったところ。3月下旬の観桜を目論んでいた観光客、テレビ局(この間のNHKの特番は気の毒だ...新年度は桜とともに

  • 働き方改革は不便さの共有からはじまる

    さあ、段葛を歩こうと思ったらあれよあれよという間に大雨となってしまい、観桜は断念。この雨も帰りには止んでいるだろうから、夜桜見物にしよう。病理学会から週末にかけてはいろいろあって、ブログ書きに十分な時間が取れず、やっつけエントリーになってしまったが、書ける時に、書きたいことを、書く様にしていいだろうと思う。誰かの目を気にすることなく、かといって公序良俗に反することがない様な文章を書き綴るのが”こんな気持ちでいられたら”のスタイルだ。今年度は、働き方改革元年。医師、ドライバー、建設業などに携わる人の時間労働時間が大きく制限される。医師の場合、日当直が宿日直に変わるそうで、どうなることやら。ただ、当直をたくさんやってお金を稼ごうと思っていた人にはちょっときついかもしれない。そうすると、余計に内科、外科、産婦人...働き方改革は不便さの共有からはじまる

  • 桜が咲いていきなり夏日

    朝に鶴岡八幡宮の段葛の桜を見に行った。一輪二輪と探すとみつかる程度だったが、昼出かけて夜帰ってきた時には随分咲いていた。明日は歩いて出勤しようか。次は、妙本寺へ。桜はまだだったけど、海棠が満開。いよいよ花の季節がやってきた。それにしても気温は25度を越え、早くも夏日。今年の夏はどうなることやら。あすもいい天気かな応援よろしくコメントお願いします!桜が咲いていきなり夏日

  • 段葛の桜は まだだけど

    昨日の雨とは打って変わっての良い天気。朝からうぐいすがいい声で鳴く様になった。今日は病理学会最終日。出ておけばよかったかなと思うが、きょうの疲れ具合を考えるとこれでよかった。用事があって出掛けたら,桜がちらほら咲いていた。明日ははやくから散歩にいこうと思っている。春本番かな応援よろしくコメントお願いします!段葛の桜はまだだけど

  • いつまでたっても井の中の蛙・・・第113回日本病理学会総会@名古屋国際会議場

    朝ホテルの窓からは、昨夜来の雨が降り続いていた。昨日今日明日と第113回日本病理学会学術集会が名古屋市で開かれている。昨日は午前中は病院で半日仕事して、午後から名古屋に向かった。私が総務幹事を務めている研究会のミーティングがあり、それには間に合って出番もこなした。終わった頃は外は大雨で、タクシーもいない。名古屋国際会議場は不便で、雨の中をおおきな鞄を背負ってちいさな折り畳み傘(いつものやつ)をさしながら居酒屋を探し当て、気の合う仲間とひとしきり痛飲した。学会ではかけ足でいいろいろなセッションに顔を出し、また、あれこれの人に挨拶した。いろいろと勉強するとやっぱり自分がなんにも知らないということを突きつけられてがっくりする。あとは、年末に発刊した拙著の売りゆきも気になる。今回は何だかわからないが、新刊ラッシュ...いつまでたっても井の中の蛙・・・第113回日本病理学会総会@名古屋国際会議場

  • 病理医は備えよ常に

    薄曇りの朝、夜には雨になるらしい。いくらなんでももう咲くだろうと思っていた桜の開花は昨日もなくて、今月ギリギリになるとのこと。段葛の桜もまだウンともスンとも言わない通常、チューリップの開花というのは、桜が咲き終わった頃らしいが、今年はチューリップの方がひと足早い。まるで水に顔をつけて息を止める競争をしていたら、桜よりもチューリップの方が先に顔を上げてしまったような感じだ。みんないっぺんに咲いてしまうのかもしれない。小林製薬のサプリによる健康被害はまだ広がっている様で、回収命令が出されたということだが、全国津々浦々で売られていて9ヶ月ほどかかるとのこと。原因はカビの性質の変化の可能性があるということで、たしかにそれならありそうで、他の生物の助けを借りることの危険性を示している。腎機能障害となると尿細管障害か...病理医は備えよ常に

  • 毒にも薬にもならない様ではサプリとは言えないが

    やっと晴れた。これで、足踏みしていた桜の開花も一気にすすむはず。明日は一旦崩れる様だが、週末にかけては晴天となりそうで、週末は段葛の桜も楽しみ(と同時に鎌倉市内の混雑も心配)。頭だけ出していたチューリップも一斉に咲くだろう。小林製薬が販売した「紅麹」成分配合のサプリメントを摂取した人から、急性腎障害等の腎障害を含む健康被害が相次いで報告されている。定期的に服用していた人には亡くなった方もいて、事態は深刻だ。腎障害がなぜ起こったのかが特定できていないというのも困った。腎臓の病理診断は私のサブスペシャリティーの一つなので組織像をぜひ見たい。組織で腎臓の状態が可逆的であるのかそうでないのかが分かれば、生検で予後判定もできる。一刻も早く情報が欲しいところだ。それにしても、小林製薬は人体実験(治験)は十分に行ってい...毒にも薬にもならない様ではサプリとは言えないが

  • 好事魔多し、人間万事塞翁が馬、一喜一憂、泰然自若

    今日も雨で、さらには朝より気温が下がるということだ。そんなことで結局今日もダウンジャケットを着て出てきたが、中にセーターは着ないでおいた。昨晩も段葛を歩いたが、桜の蕾はずいぶん大きくなっていたものの、案の定1輪も咲いていなかった。明日には気温が上がるというので、桜もチューリップも一斉に開花してくれることを期待している。電車で外国人観光客がつまらなそうな顔をしているのをみると気の毒になる。ここ数年であれば、今頃はもう満開なのに、アテが外れるにしてもあんまりだ。朝食を食べていたら、大谷翔平選手の会見というのがあって、経緯を説明していた。じき真相は明らかになるだろうが、彼の身の潔白を信じようと思える内容だった。それにしても彼も気の毒だ、1000億円もの契約を取り付け、結婚もし、新天地で全力を発揮しようと思ってい...好事魔多し、人間万事塞翁が馬、一喜一憂、泰然自若

  • 尊富士の優勝と大谷翔平のピンチ

    春の雨は昨日から続いていて、今日も気温はあまり上がらないようだ。天気予報では春のコートでマフラーをというようなことを言っていたが、どうも中途半端で結局ダウンコートを着て出てきた。3月最終週になってもダウンというのもどうかと思うが、昼間の最高気温が13度というのだから許してもらえるだろう。周りを見ても冬のコートの人はまだまだ多い。去年の今頃は桜もチューリップも見頃だったが、今年はどちらも硬い蕾のまま。この寒さで本格的な桜のシーズンは4月となりそうだが、入学式シーズンにはちょうどいい。大相撲で尊富士が新入幕初優勝という偉業を達成した。110年ぶりの快挙ということで、こういうことに生きているうちに巡り合うことができたのは幸運だ。足の怪我をおしてということで、2代目貴乃花や、稀勢の里のことがふと頭をよぎったが、記...尊富士の優勝と大谷翔平のピンチ

  • 今年の桜はいつ咲くか

    なかなか気温は上がらないし、今日は雨。朝のうちはまだポツポツだったので、駅前で市内のお店が朝市に行ってみたら、地元の人でごった返していた。それにしてもよく降る。いつもならこの時期の雨はすでにチラホラ咲いた桜の開花が進むのを止めるようなものだが、そもそも開花を止めているようだ。それでも鎌倉には今日もたくさんの人が来ていた。桜を楽しみにして来日した観光客が気の毒になる。さて、今週には咲いてくれるだろうが、とにかく待ち遠しい。尊富士おめでとう!応援よろしくコメントお願いします!今年の桜はいつ咲くか

  • 値札にあるのは命の値段

    今日は冷たい雨が降って、桜の開花はまた先延ばしとなったみたい。車を運転しているときに、ふとうなぎを食べたいと思った。この前うなぎを食べたのはいつのことだったかと思いながら運転していたら、うなぎのチェーン店があった。しらすうなぎの乱獲でうなぎが減っているのに、チェーン店なんてつくって、いったいどれだけ食べるのだろうと思う。そうしたら、看板の値段に目がいった。これって、うなぎの命の値段なんだと気がついた。そうすると、豚も牛も鶏も魚もどれもそれを獲ったり調理する人の手間賃以前にそれぞれの命と引き換えのお金なのだ。当たり前のことだと言われたらそれまでで、今までそのことに気がついていなかったことが恥ずかしく思えた。もっと謙虚にあるべき応援よろしくコメントお願いします!値札にあるのは命の値段

  • 医学の進歩についていくのがつらくなってきた

    今日も日差しはあるものの冬の寒さ。風も吹いているが昨日ほどではないということだ。1日中建物の中にいるのでわからないというのは、恵まれているのだろう。昨日はエントリーをアップしていなかったことに、CPC(臨床病理カンファレンス)が終わってから気がついた。正確には、病院からの帰りの電車に乗ってから、ブログを開いたらアップされていなかったことに気がついて、あわてて”公開”にした。そして、今日の分を書こうと思ったらなんと下書き保存の尻切れトンボのものが載っていた。最後まで書いておいたのに、アップがうまくいっていなかったようだった。昨晩お読みいただいた方には大変な失礼をしてしまった。昨日のCPCでは、人工呼吸器管理のことがディスカッションのポイントの一つとなった。多くの知見に基づいて医学技術は日進月歩、10年前なら...医学の進歩についていくのがつらくなってきた

  • まずは今日のCPC(臨床-病理検討会;Clinico- Pathological Conference)を乗り切ることから

    今日も冬空で気温はあまり上がらないようで、結局ダウンジャケットを着て出てきた。日は延びて、力強さも増してきたのに、明日も寒いみたいで、三寒四温というよりはまだ冬。娘の引っ越し先の桜の木の開花を、連れ合いに見せてアッと言わせてやりたいのだがそれはもう少し先のはなし。この3月は怒涛のスピードで過ぎていて、今日のCPC(臨床-病理検討会;Clinico-PathologicalConference)を乗り切ったとしても、来週には病理学会がまだ有るし、来年度からの新院長用のヒアリング資料の作成やら班会議の報告書やらその他もろもろを作成しなくてはいけない。ならば昨日のようにのんびりしていてはいけないのではないか、という向きもあるかもしれないが、頭を使い過ぎているとオーバーヒートなって、鬱とか燃え尽き症候群になってし...まずは今日のCPC(臨床-病理検討会;Clinico-PathologicalConference)を乗り切ることから

  • まずは今日のCPC(臨床病理検討会)を乗り切って

    今日も冬空で気温はあまり上がらないようで、結局ダウンジャケットを着て出てきた。日は延びて、力強さも増してきたのに、明日も寒いみたいで、三寒四温というよりはまだ冬。娘の引っ越し先の桜の木の開花を、連れ合いに見せてアッと言わせてやりたいのだがそれはもう少し先のはなし。3月は怒涛のスピードで過ぎていて、今日のCPC(臨床病理カンファレンス)が終わっても病理学会がまだ有るし、来年度からの新院長用のヒアリング資料の作成やら班会議の報告書やらその他もろもろを作成しなくてはいけない。ならば昨日のようにのんびりしていてはいけないのではないか、という向きもあるかもしれないが、頭を使い過ぎているとオーバーヒートなって、鬱とか燃え尽き症候群になってしまうので、頑張り過ぎは禁物。まずは、今日のCPC。退任する院長の専門分野がテー...まずは今日のCPC(臨床病理検討会)を乗り切って

  • お彼岸、ポインセチアの剪定、墓参、大相撲、大リーグ

    春分の日の今日は雨になるという予報は外れ、昼間は比較的良い天気となった。鉢植えのミモザがやっと咲き、久しぶりに我が家にミモザが帰ってきたということで嬉しい。植木鉢の雑草を抜いたあと、気になっていたポインセチアの剪定をした。葉が黄色くなって、苞も萎れてしまっていたのだが、いよいよ新芽が出てきてしまったので4月まで待たずに決行することにした。ポインセチアの剪定は三分の一ぐらいということだったが、ちょっっと弱気に半分程度にした。この春剪定のあと、秋にも剪定するようなことなので、今回は樹形を整えるためのものにしようと思った、うまくいってほしい。昼から、墓参、帰ってきてからは大相撲観戦。今日は尊富士が琴の若に、大の里が貴景勝に勝った。貴景勝など、土俵下まで吹っ飛ばされていた。さて、この後は大谷翔平のドジャースデビュ...お彼岸、ポインセチアの剪定、墓参、大相撲、大リーグ

  • 人と人との間に生きるというのは大変

    厚い雲に覆われて今日も1日気温は上がらないようだ。明日の春分の日は雨の予報。今夜は私を今の病院に招聘してくれた院長の送別会。私の前職の大学病院では、私を呼んでくれた教授が引退し、同世代の人が教授になったということもあって、そこを去るにあたって未練はなかった。ただ、気のいい人ばかりで居心地は良かった。今の病院に来て良かったことといえば、病理医が不在であったということもあって臨床に歓迎されたことだ。でも、人間関係では色々悩みが尽きない。一人で思い通りにできるからいいでしょう、なんていう人もいるがそんなことはない、一人では何もできないが、人間が集まればそれはそれで問題が生じる。昨日、テレビでロシアの暗殺と粛清の歴史についてのドキュメンタリーが放映されていた。自分と異なった考えを持つ人の考えを封じるには、その人を...人と人との間に生きるというのは大変

  • 桜の開花がいよいよ楽しみになってきた

    天気予報で気温が昨日より10度ちかく下がる、風も強く吹いているから今日は寒さ対策をしっかりするように、と再三言ってきていたので、後生大事にまだ仕舞わないでいたダウンコートを着て出てきたが、間違いはなかった。寒さで桜の開花が遅れてしまうのではないかと気を揉んでしまう。鶴岡八幡宮の段葛の桜はまだ、うんともすんとも言わないでいる。とはいえ、それぞれの蕾が大きくなって全体的には大きく盛り上がっているように見えてきた。昨年結婚した娘が引っ越した先のアパートは前に大きな桜の木があり、月末には花見をしようと楽しみにしている。桜というのはどうしてこうも心を惑わすのだろうか。娘の連れ合い(お父さんがイタリア人でお母さんがギリシャ人)は、そんな桜をみて、この木は老木であり、もうすっかり枯れているから期待をするなと言っていた。...桜の開花がいよいよ楽しみになってきた

  • AIが行う医療と人間が行う医療の違い

    朝靄が美しい夜明け。ウグイスが少しずつ上手に歌うようになってきた。昨日の学会はなんとか乗り切った。臨床サイドの評価もまあまあのようで、案外ディスカッションポイント、というか話のツボ、がわかってきたのかもしれない。医療というものが、知識量だけではなく、人間同士の塩梅、というか距離感をはかりながら行うものだと実感する。病理医の行う医療というのはただ単に画像診断を行うというのではなく、その所見から患者さんの状態を把握して、それを臨床医に伝えてこれまでの治療効果・治療方針を決めていくことだ。(画像診断である)病理診断なんて、そのうちAIに取って代わられるでしょうねという人がいるが、胃、大腸、乳腺、子宮、肺、甲状腺あたりの頻度の高い臓器の癌の生検診断はおそらく数年のうちにAIがほとんどをカバーするようになって、人間...AIが行う医療と人間が行う医療の違い

  • ブロ主のコロ健先生はあの人

    春霞、ずいぶん昇った太陽がぼんやり見える。黄砂とかPM2.5だとか花粉だとかの影響だろう。スギ以外にもヒノキとか二の矢が飛んできているとかで、少々の薬では防ぎようが無いみたいだ。春本番の陽気で、クレマチス、サンシュユなどが満開。モッコウバラももうすぐだ。今日は午後から都内で研究会。会場は、かつて勤めたことのある大学の校舎で懐かしく、どうなっているか楽しみ。臨床系の研究会で、出番は症例の病理所見についてコメントする。来週は病理学会もある。花粉とともに春の学会シーズンが始まる。昨日、同じ都下の病院の病理の先生が症例の相談をしたいとわざわざきていただいたのだが、その先生が、私、ブログのファンで、もう10年近く前からよませていただいています。とおっしゃるので、いったい何事かと一瞬呆気に取られていたのだが、それって...ブロ主のコロ健先生はあの人

  • 気がつけば今日はもう金曜日

    年度末へ向けてあれもこれもあって自転車操業のような日が続いている。そうはいっても(税金のやりくりは別として)、お金がどうのということは免れそうなので、恵まれてはいる。例年4月に開催される病理学会総会が今年は3月末に開かれるため、その発表の準備があり、その前に原稿とか講演が詰まっていて、それをどうこなすかが深刻な問題となっていた。さらには、ホワイトデーまであって、そんなことで頭を痛めるのは精神的にも時間的にも大変なロスだったのだが仕方がなかった。まあ、みなさん喜んでくれたのでよしとするしかあるまい。これからがラストスパート応援よろしくコメントお願いします!気がつけば今日はもう金曜日

  • いよいよ春本番で気合も上々

    いつもの写真を撮ろうとベランダに出たらウグイスの声が聞こえた。もちろんまだ下手くそで、声慣らしという感じで、半分も歌えていないが、春本番を告げてくれる嬉しい声だ。桜の開花もそろそろだし。車窓から見える富士山は黄砂とスギ花粉のせいか、少し霞んでみえる。花粉対策としてマスクをつけているが、今度ははしか対策でもある。仕事の整理はなかなかつかず、昨日も自分でも驚くほどのテンションで朝から晩まで没頭した。曜日の感覚がほとんどないが、会議とカンファレンスだけは忘れないでおきたい(ルーチンワークはさすがに大丈夫)。それにしても、いったいいつまでこの不毛なやり取りを続ける必要があるのだろうかと思いながら、今日は先月14日にもらったお菓子のお礼を持って出てきた。社会人である限りこれが続くのかと思うと、少し気が重い。くるみっ...いよいよ春本番で気合も上々

  • 忘れていた仕事

    雨上がりの気持ちの良い朝。大雨のおかげで花粉もずいぶん流されたようだ。今日も一日頑張ろう、と気合いを入れてはみたものの、半年前に受けていた仕事をすっかり忘れていて、昨日、その催促メールがきてやっと思い出した。返事をどうするか、今はそのことで胃が痛い。ほかに締め切りが2本、合わせて3本あるのでこれからそれに取り掛かることに。やるっきゃない応援よろしくコメントお願いします!忘れていた仕事

  • ちまちま時間を節約しよう

    空はどんよりしていて、家を出る頃には雨が降り出した。気温はそれほど上がらないようで、また今日もぬくぬくのダウンを着てきてしまった。一雨ごとに季節が進むが、それというのはすなわち時間が進むということで、あれやこれやの締め切りも迫ってくる。今月中に終わらせなくてはならない宿題がてんこ盛りで、ブログを書く時間も少し削っていかなくてはいけなさそう。少しずつ時間も節約応援よろしくコメントお願いします!ちまちま時間を節約しよう

  • 大河ドラマ「光る君へ」でなぜ源氏物語が名作なのかが再認識できた

    墓掃除ですっかり日焼けしてしまい、両頬がヒリヒリする。赤みもあるのは日焼けなのかただの老人性の赤ら顔なのかよくわからないが、まあそんなことどうでもいい、私の顔のことなど気にする人はいない。朝の気温は2度。昼間には日差しがあり、暖かくなるようだが結局ダウンジャケットを着て出て来た。昨夜のNHK大河ドラマ「光る君へ」では、藤原道長(柄本佑)とまひろ(紫式部;吉高由里子)のラブシーンがあり、これって、源氏物語そのものじゃないかと、しみじみ見入ってしまった。昨夜の第10回「月夜の陰謀」は、源氏物語のエッセンスがそこここに散りばめられており、大石静版源氏物語といったところで、それはまさしく換骨奪胎、解釈の素晴らしさに感服している。考えてみたら、紫式部が源氏物語を書くにあたって、情報の乏しかったであろう平安時代にあれ...大河ドラマ「光る君へ」でなぜ源氏物語が名作なのかが再認識できた

  • お墓まいり日和

    朝からいい天気。墓掃除日和というわけではないが、以前から気になっていたので気合いをいれて掃除をすることにした。庭の手入れセットを車に積み込み、園芸店で仏花などを買い、まずは逗子の妻の実家のお墓へ。途中にあるスーパーでお供えとお供え代わりの弁当を買ってから行った。こちらは雑草は生えないつくりなので、掃除をしてから日向ぼっこしながら、お下がりをいただいた。鎌倉に戻って我が家のお墓の掃除。こちらはおとなりのお墓が草ぼうぼうで、そちらからのタネが飛んでくるのでそっちの雑草を抜かなくてはならなかった。売店で買ったおはぎを供え、掃除が終わってからお下がりにいただいた。気温は低かったが日差しは暖かく、すっかり春。気持ちの良い1日だった。ご先祖に思いをはせる応援よろしくコメントお願いします!お墓まいり日和

  • 昭和のあるべきからの脱却

    久しぶりに穏やかで明るい朝。こんな日はゆったりした気持ちで過ごすことができそうで、いつもこうならいいのに、どうしてうまくいかないことが多いのだろう。うまくいかないのは仕事がらみのことが最大で、次がそのストレスフルな職場へ向かう往復の通勤。しょっちゅう怒りが湧いて、その都度対処に苦慮してしまう。そのためのアンガーマネジメントの勉強をしていたら、自分の"べき"にとらわれないようにというのが出てくる。”人間こうあるべき”とか、”フツーこうだろう”とかそういったものだが、あんまりそれにこだわっていると、別の”べき”を持っている人との間に軋轢が生じて、怒りが生じる。”それ違うだろ!”、”失礼だろ!”といちいち怒ったりしないで、怒らず間口を広げて受け止め、考えることで怒りの暴走を防ぐことができる。難しいのは、社会ルー...昭和のあるべきからの脱却

  • 物は使ってこそ物となる

    警報級の大雪かもしれないという予報は幸外れた。鎌倉は雪化粧といってもうっすらとだったので普段の靴でもいいぐらいだったが、勤め先が都内で積雪のあったというところなのでスノトレを履いて出た。スノトレは温かだし、せっかく買ったのだから使わなくてはもったいないということもある。”モノ”というものは使わなければ劣化のスピードは遅くなるが、場所をとるだけで邪魔になるので、やっぱり使ってこそのものだ。高級腕時計をレンタルするという商売をやっていた会社が雲散霧消、社長はトンズラ、という詐欺まがいの事件がおきて、話題になっている。時計なんてものは使ってこそ価値のあるもので、だからこそ正確なものが求められる。それで、セイコーもシチズンもカシオも大いに売れたのだが、時刻を知るためだけなら携帯・スマホでよくなり、今度はスマートウ...物は使ってこそ物となる

  • 今一つ調子のでないブログ書き

    今日も寒い。しばらくの間はまだダウンジャケットのお世話になることになりそう。とはいえ、我が家のサンシュウがは満開となったし、ミモザもあちこちで咲いて、早春の訪れを知らせてくれている。このところブログ書きの調子が良くない。昨日は朝のうちに書いたエントリーを下書きのままにしているのを帰宅途中で気がついて慌ててアップした。今日はアメリカのトランプ前大統領が共和党の大統領選挙の予備選挙に勝ったことについて考えたことを書いたのだが、下書き保存がうまくいかず全部消し飛んでしまった。気を取り直して書いてみたが、時間がないのでこのあたりで。今ひとつの感は拭えないが、今日は忘れないように早めにアップする。長くやっていたらこんなことも応援よろしくコメントお願いします!今一つ調子のでないブログ書き

  • 私のブログは心のストレッチ?

    昨日からの冷たい雨は今朝もまだ続いていて寒い。啓蟄を過ぎたとはいえ、寒さはまだ冬のそれ。とはいえ、少々のことでは雪にならないぐらいに地球の平均気温が上がっているので、交通機関に遅れが生じるようなことにはなりそうにない。啓蟄をキーワードにして過去のエントリーを検索してみると、寒さのことよりも花粉症のことをよく書いている。今ではいい薬が出て花粉症の症状に苦しめられることはほとんどなくなって、ずいぶん楽になったものだ。このように、ブログを読み返すとそんなこともわかって面白い。ブログを書くというのは結構時間がかかる。こんな駄文でも書き出したらあっという間に1時間ほどかかってしまう。ウィークデイなら電車の中でちまちま書いていても、気にならないが、休日となるとどうしてもまとまった時間が取りづらくなる。妻も、私の日課を...私のブログは心のストレッチ?

  • 株価の上昇は日本経済の再生に向けた契機となるか

    7度もあるのに、底冷えしているように感じるのは厚い雲で太陽が遮られているせいからか。毎日のニュースは相変わらず楽しいものはなくて、なぜ、どうして、もうやめて、というようなものが続いているが、唯一日経平均株価が過去最高の4万円を超えたというのは明るいニュースなのかもしれない。積み立てNISAを数年前から細々と始めた程度ではあるが、私にもこの活況がありがたいことだということはわかる。とはいえ、あくまで株の話なので、いつかこれが弾けるだろうということは覚悟はしている。兜町でのインタビューで、いかにも投資家というおじさんが、「このまま、もっと上がって、5万、6万となっていってほしいですね」と言っていた。これとは別に、大学生投資家という人は、「自分の投資している株は上がってこないので、全体的に上がってほしいです」と...株価の上昇は日本経済の再生に向けた契機となるか

  • 今日から平常生活

    ブログの更新を2日ほどサボってしまった。先週の土曜日の中学高校の還暦を祝っての同窓会は成功。世話人代表として皆への招待状に、唯一名前を出した立場上、ホストとしてみんなの間を回って話をした。妻がしまっておいてくれた制服を引っ張り出して会場で着ていたら、それだけで話題となった。6年間一緒だと誰ともどこかで接点があって、それぞれ話が弾んだ。どこかの大学の教授であっても、社長でも、肩書き抜きで名前を呼び合える仲というのは貴重なもので、これが大学、職場となるとこういうことはない。男しかいないというのも気楽でよかった。昨日は二日酔いで使い物にならなかったが、今日からはまた復活して平常の生活に戻ろう。次はいつやろうかという約束はしていないが、それなりの時期が来れば誰かが言い出すだろうから、また神輿に乗ることになるだろう...今日から平常生活

  • AIは分断化を加速するかそれとも融合を実現するか

    小雨混じりの肌寒い朝。このところ通奏低音のごとく不愉快なことがずっとあって、気分が晴れない。不愉快な気持ち、というのはそもそも自分の感情だから、自分の価値観から外れることが多いと不愉快な気持ちとなる。こうあるべき、ということがあるのはそれぞれの人は共通して持っている。世の中は平和であるべきというのは普遍的な”べき”ではあるが、その平和の形態はそれぞれの人や民族、国家で異なる。人を排除してでも平和は勝ち取るべき、ということになると平和と戦争のいずれもが肯定される。職場でも、皆仲良く力を合わせて仕事をするべき、上司の命令には従うべき、という原則はあってもそれはどこまでそうするべきかは人それぞれとなる。まあ、このあたりがこのところの私の不愉快な気持ちの原因だ。”人間かくあるべし”という価値基準が消失してしまった...AIは分断化を加速するかそれとも融合を実現するか

  • 人間社会は気力が萎えることが多い

    朝のうちは薄曇りだが、夜には雨になるという。今日も肌寒い日となりそう。つい先日、能力より気力ということを書いたが、このところ肝心の気力の萎えることばかり。職場では検査技師が人手不足で疲弊しているが、技師の人事に医師は口を出すことができないので黙って見ているしかない。それでも、患者さん(病理では組織検体)はひっきりなしにやってくる。技師としては私に対しても不満があるようだが、どうしようもない。臨床へのサービスを先延ばしにするのがせいぜいだが、これでも医療の質の低下となる。患者さんのために頑張る気力が萎えてしまう。税金のこともそうだ。お金の算段で頭を痛めているところで、裏金蓄財の政治家のことを聞かされると、釈然としない。いよいよ、岸田首相自らが政治倫理審査会に出席する。自民党総裁ということでの出席だろうが、こ...人間社会は気力が萎えることが多い

  • 裏金にしても統一教会問題にしても

    いつもより1時間ほど早く起きたら、ドジャース大谷翔平のオープン戦初戦を観たら故障前と変わらない完璧なホームラン、今シーズンが今から楽しみ。少しずつ気温は上がってきているようで、寒さで頭痛がするようなことはなくなった。まだ水曜日、というかもう水曜日、うかうかしていると今週も終わってしまう。年度末というのは、年末以上に仕事の終わりが厳しくなる。これは役所仕事に合わせるからで、患者さんはもちろん、研究とかそういったものもそんなタイムスケジュールでは動いてくれないのに厳しいものがある。とはいえ、どこかで区切りをつけなくてはならないというのも事実であって、痛し痒しだ。自民党の裏金問題は、なんとかうやむやにしようとする政治家とこれを明らかにしなくてはならないと頑張っている政治家のせめぎ合いがあるようで、政治倫理審査会...裏金にしても統一教会問題にしても

  • 必要なのは能力よりも気力

    今日も快晴だが、空気は冷たいまま。そうはいっても、陽の光をたっぷり受けたら地面はずいぶん温まるに違いない。今年は閏年で、2月は29日まであるがそれでも残り3日。時間があっという間に過ぎていく。あれほど先のことと思っていた還暦祝いの同窓会も今週末に迫ってきた。世話人会の仲間たちの協力のおかげで準備万端、あとは当日を迎えるだけだ。毎日、時間は猛烈なスピードで過ぎて、止まるところを知らない。やらなくてはいけないこと、考えなくてはいけないことが大量にあり、整理が追いつかないように感じるのは、実際にそうなのかただ単に認知力が低下しているからなのか。ただ、後者である場合、それは私に限ったことではないわけで、高齢の政治家、企業家はいくらでもいて、実際見ているだけで怪しげな人はいる。そうしてみると、必要なのは能力よりも気...必要なのは能力よりも気力

  • 公私の境目というものをどう認識したらいいのか

    久しぶりの晴天だが、北風がつよく気温はあまりあがらないらしい。昨日は不覚をとって久しぶりに記事を落としてしまった。朝から細々したことが続いて夜には同窓会の準備会まであり、まとまった時間が取れず、大河ドラマの録画を見終えたら、”アストリッドとラファエル”が始まり、寝ぼけながらも最後まで視てその後寝てしまった。このような場合、公私ともに忙しくと言っていいのだろうか?私は固有の存在だが、私に接する人は職場や地域の人がいてその人たちの前にいる場合が公的な私となる。SNSが発達した今は、そういった場での私も公的な私となる。匿名であれこれ書いている場合は、公私ともに存在はないが、私の場合たまに自身の写真や氏名がわかるようにしているので、このブログでの私は8割ぐらい公的な私ということになる。どこからどこまが公的で私的で...公私の境目というものをどう認識したらいいのか

  • 戦争が終わらないままに2年

    真冬の寒さが続いている。ウクライナへのロシアの侵攻から2年、かの地の寒さは日本どころではない。あの日のエントリーで、私はプーチン大統領によるウクライナの陵辱であること、中国が何もしないことへの失望、そして民主主義国家群による経済制裁の必要性などを書いた。これまでに、ウクライナのみならず、ロシアでも数多くの人の命が失われているが平和への進展はない。夜、ウクライナの人が身を寄せている施設の近くを車で走っていたら、それらしき人が表に立っていた。節目の日に何を思っているのだろうか、その立ち姿から気持ちはうかがいしれなかったが、自分がその立場にあったとしたらと考えるといたたまれない気持ちになる。プーチンは一体いいつまで戦争を続ける気なのだろう。早くやめてくれないか。ウクライナ7万人・ロシア35万人応援よろしくコメン...戦争が終わらないままに2年

  • 寒い一日、頭をからっぽに

    みぞれまじりのとても寒い一日。景気がどう、政治家がどう、というようなことを書いていたが、さて自分はどうだろうと振り返ると、それほど大したことはない。生きるということはなかなか難しい。毎日毎日深く考えずに書いていないか、今日はちょっと考えないで過ごそう。休みだし応援よろしくコメントお願いします!寒い一日、頭をからっぽに

  • 日本のデフレのどこが悪いのか?

    昨日からの雨はいっそう強くなって久しぶりに長傘を持って出てきた、置き忘れには注意しよう。気温は6、7度と低いが雪になることはなさそう。日本に来る観光客の数がコロナ禍前の水準に戻ったというニュースが流れていた。故安倍元首相が観光立国を目指すといっていたのを聞いたときには、この国のどこにそんな価値があるのだろうと思っていたが、まさか、この国の安全、物価の安さまで売り物になるとは思っていなかった。惜しむらくは故人がテロで亡くなったということだ。インバウンド景気で一部の観光地では食費が高騰しているという話を聞くが、私の住む鎌倉ではそんなことはない。ラーメンは1000円で、これにトッピングをつけて、1200から1300円といったところで美味しいラーメンが食べられる。イタリアンにしても居酒屋にしても飲みすぎなければ一...日本のデフレのどこが悪いのか?

  • 自分に負の感情を起こさせる人とは距離を取る

    真冬並みというにはちょっと高めだが、昨日の気温よりもずっと低いのはわかる。空は厚い雲に覆われていて、車窓には時折小さな雨粒がつく。人付き合いのことを調べたり、考えたりしている。自分に負の感情を起こさせる人とは距離を取る、という言葉がある。自分に負の感情を起こさせる人、とはどんな人のことだろうと、そんな人を思い浮かべてみると、自分の周りにもそんな人が何人かいた。その人のことを考えると心がざわついて嫌な気分になる。その人のことは考えないようにして、別のことを考えるし、なるべく接触を避けることとなる。新聞やテレビにもそんな人がいる。不正や横暴をしている政治家、犯罪者などはその最たるものだ。来る日も来る日もそんな人たちのニュースを見聞きしていたら国民全体の元気がなくなる。だから大谷翔平と吉高由里子(あくまでもファ...自分に負の感情を起こさせる人とは距離を取る

  • 夜中についスマホに手が伸びてしまうのは人間との親和性の高さのため

    昨夜は、風と窓をたたく雨粒のせいで、夜中時々目が覚めた。結局、一晩中大嵐だったみたいだが、日が上がってからは風はピタリとおさまった。気温は18度と、季節感という言葉そのものが失われてしまったようで、もう地軸が動いてしまったのではないかとも思える。だが、夜には10度を切るほどまでに下がり、このまま真冬、というか本来のこの時期の気温に戻るらしい。どんな格好をしたらいいのかよくわからず、長袖シャツの上にダウンジャケットを着て出てきた。昨晩は仕事で頭が疲れてしまったのか、そんなことはなかったが、いったん目が覚めてもすぐ寝たらいいのについ枕元にあるスマホに手が伸びて、しょうもない時間を過ごしてしまうことがある。私に限らず多くの人がそんな経験をしていると思うが、それはスマホと人間の親和性の高さのせいだと思う。人間は自...夜中についスマホに手が伸びてしまうのは人間との親和性の高さのため

  • 怒りっぽい人のままで歳をとりたくない

    昼間歩きすぎたせいか、昨晩はエントリーを書きながら寝落ちしてしまった。今朝になってそのことに気がついて、ちょっとまとめて昨日の入力した時間のままアップした。買い物をしたり食事をしたりしたのも含めて、3時間余り、8キロ近く歩いた。おかげで、睡眠時間は8時間。こんなに眠ったのは何年ぶりだろうか。普段5時間ちょっとしか寝ていないので、これほど眠ったら体が驚いてしまうのではないか。とはいえ、夜中に2、3分ずつは目が覚めているので、若かった頃の睡眠と質は異なる。昨夜、妻と喧嘩をした。門扉の電球の交換をしようとカバーを取ったら、腐食したのか電球が付け根でとえてしまい、妻に手元を照らしてもらおうと手伝いを頼んだら、懐中電灯がすぐに見つからず私がイラついて文句を言ってしまった。根本的な原因をどこに求めるかは別として、そう...怒りっぽい人のままで歳をとりたくない

  • 久しぶりに祇園山ハイキングコース

    2019年の台風で大きな被害を受けて閉鎖となっていた祇園山ハイキングコース。去年の4月に再異開通していたものの行っていなかったが、材木座の方に用があり、せっかくなのでハイキングコース経由で行くことにした。東勝寺橋の奥から入る。少し上がっただけなのにすぐに息が上がる。このハイキングコースには、子供や犬たちとよくきていた。妙本寺のところで降りるとゆう選択もあったが、せっかくなので全部歩くことにした。椿の花が随分たくさん落ちていた。子供たちが幼稚園に上がる前からだから、25年も前、35歳ごろから比べると体力の衰えはどうしようもない。犬たちとも、15年以上前からだから随分になる。途中、たくさんの木が切られていて、風景が随分変わっていたが、見晴台からの景色は健在だった。山を降り、先日のブラタモリで出てきた元八幡を回...久しぶりに祇園山ハイキングコース

  • 久しぶりに祇園山ハイキングコース

    2019年の台風で大きな被害を受けて閉鎖となっていた祇園山ハイキングコース。去年の4月に再異開通していたものの行っていなかったが、材木座の方に用があり、せっかくなのでハイキングコース経由で行くことにした。東勝寺橋の奥から入る。少し上がっただけなのにすぐに息が上がる。このハイキングコースには、子供や犬たちとよくきていた。妙本寺のところで降りるとゆう選択もあったが、せっかくなので全部歩くことにした。椿の花が随分たくさん落ちていた。子供たちが幼稚園に上がる前からだから、25年も前、35歳ごろから比べると体力の衰えはどうしようもない。犬たちとも、15年以上前からだから随分になる。途中、たくさんの木が切られていて、風景が随分変わっていたが、見晴台からの景色は健在だった。山を降り、先日のブラタモリで出てきた元八幡を回...久しぶりに祇園山ハイキングコース

  • 尊敬される大人としての政治家はどこにいる?

    政治家自身によるお手盛りの制度のおかげであったとしても、ルールに従った手順で得たお金ならばそれに対して文句を言うことはできない。月100万の文書通信交通滞在費の使途がなぜ自由なままなのかはわからないがルール化されていることだから、一般民間人がとやかく言うことはできない。だが、今回の自民党の裏金問題はインチキだし、年余にわたって行われてきたことで根が深い。立派な大人、尊敬される大人というのがいない時代になってきている。それは、インターネットの発達、ChatGPTなどのAIの登場によって年長者の知恵、というものが不要とされる傾向が関係しているのかもしれない。若い世代は、根拠のあやふやな年長者・先輩の説教を聞く必要はないし、たとえそれがその時もっともらしいことであったとしても、後で調べたら(それは瞬時に調べるこ...尊敬される大人としての政治家はどこにいる?

  • GDPが4位でも幸せな国であったらそれでいい

    昨日、春一番がふいて、4月並みの気温になったところもあったとかで、庭の花たちも元気を取り戻してポツポツ咲き出したものもある。一転、今日は北風が吹いて気温はあまり上がらないものの、明日からは春の陽気になるという。まだ、2月中ばというのに、季節の進みは1ヶ月前倒しとなっている。日本の名目GDPが世界4位に転落したそうだ。世界中の富を集めている米国に次いで2位だったのが、躍進著しい人口が10倍の中国に追い越され、ついには先の世界大戦で敗れたドイツにも抜かされた。ドイツも物価高で大変らしいし、評価には円安の影響もあるらしいので一概にどうこういえないみたいなので、しばらくは様子を見なくてはなるまい。順位が4位でも何位でも、幸せであれば、それで良い。水と緑が豊かな美しい国であること、住民のマナーが良いこと、そして何よ...GDPが4位でも幸せな国であったらそれでいい

  • タイパ、コスパはいいけれど人の存在を忘れてはいけない

    久しぶりに美しい朝焼け。前線が南下してくるようで、夜には雨が降るらしい。花粉が飛び始めていて、頭痛、咽頭痛そして鼻水。薬を飲み始めているものの、なかなかおさまってくれない。昨日もらったチョコレートは、妻からのも入れ、全部で6個。ぶうぶう言いながらも貰うと笑顔を作って嬉しそうにしなくてはいけない。もらって嬉しい人もいるが、そうでもない人もいる。でも、そんなことを言ったらばちが当たるので、すべて均等にありがたくいただく。最近、タイパだとかコスパという言葉をよく聞く。日本人による訳のわからない短縮英単語には辟易するが、なんとなく意味がわかってしまうのが悔しい。マルチタスクが要求される仕事をしていると、いっぺんに2、3個の事項を考えなくてはいけない。顕微鏡の横にあるPCを気にしたくはないが、30分に1度はメールを...タイパ、コスパはいいけれど人の存在を忘れてはいけない

  • バレンタインデーによせて考える人間の生物学的成長と精神的成長

    バレンタインデー。駅に着いたら、お目当ての男子が出てくるのを待ち伏せているのか、改札口の前で2、3人の女子が固まって立っていて、通行の妨げとなっていた。朝は少々寒いものの、昼間は4月並みの気温になるというので、カバンに入れっぱなしにしていたら、手作りチョコが溶けてしまうのではないかと余計な心配をしてしまう。本人たちは幸せいっぱいで、まさかそんなことになるかもしれないなどとは思わないだろう。このぐらいの年でのそれは、幸せな思いと共にあるが、それが本当の意味でドロドロになっていく転換点はどのあたりなのだろうか。中学生でも、ヘタをするといじめにつながるだろうし、高校生ぐらいになるとその他にも色々心配事が出てくる。18歳以降になると、モテるモテない、というか他人との関係性をどの程度築くことができるかという問題も生...バレンタインデーによせて考える人間の生物学的成長と精神的成長

  • まずはToDoリストの確認から

    天気予報の天気図をみると、太平洋高気圧が張り出してきていて、まるで夏のそれのよう。朝のうちはまだ寒かったが、窓を開けると南風が吹いていて、昼間は春のような気温まで上がった。日陰に残る雪の塊も消えるだろう。空は見通しよく、富士山がくっきりとみえた。まだ、2月の半ばというのに、今年はどうなるのだろう。先週後半は叔父の葬儀や学会があり、病院を空けてしまった。忙しいといっても、本来業務である病院での仕事に精を出さなくては本末転倒となる。しっかり抜かりなく仕事を務めなくてはならない。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと慌ててもしょうがない、それにはまずはToDoリストを確認しよう。それにしても疲れが抜けないで、なかなか辛い。今日はなんとか頑張ったが、明日は大丈夫か?ブログも調子が出ない応援よろしくコメントお願いしま...まずはToDoリストの確認から

  • 今日の一日、疲れ果てて

    朝からいい天気で、ポカポカ陽気。昨日までの疲れがどっと出て、午前中はゴロゴロ。水やりをしたらクリスマスローズがいい感じで咲いていた。昼になって買い物に出かけた。鶴岡八幡宮は今日もたくさんの人出。江ノ電が見えたが満員だった。京都もそうだったが、観光地はどこも賑わっているようだ。明日から仕事。体力持つかな?暖かくなるとか応援よろしくコメントお願いします!今日の一日、疲れ果てて

  • 999のテーマソングがぐるぐると

    長旅だった。火曜日に叔父が老衰で亡くなり、水曜日の夜に京都へ向かい、木曜日の告別式に出て、最期のお別れをした。父の出身地である松山に長らく居て、従兄弟の一人が京都に出てきてそちらで一緒に暮らしていた。幼い頃、松山へ行くたびずいぶん可愛がってもらった。父とは兄弟仲がよく、次男だからか気さくで楽しい人だった。大病もせず、父と同様眠るように亡くなったそうで、死に顔は兄弟よく似ていた。お別れができてよかった。告別式を終えてから、紫式部が源氏物語を書いた邸宅のあったという廬山寺に行ったがあいにく、庭園は閉鎖中だった。妻がロウバイを見たいというので京都御苑の中を散歩したら他にも梅がちらほら咲いていた。京都は寒くて、芯から冷えた。タクシーの運転手によれば、それでも今年はまだ雪は降っておらず関東の方がよほど大変でしょうと...999のテーマソングがぐるぐると

  • 数日間休みます

    朝のうちは雲が多かったものの、電車に乗っているうちに空は晴れた。やっぱり陽の光はありがたい。公私いろいろあって、ブログ書きの時間が充分取れそうにないので、少しの間休むことにしました。今回はスランプではないので、ご心配なく。週明けには再開できると思います。しばしお別れ応援よろしくコメントお願いします!数日間休みます

  • 防災意識が杞憂とならないように

    昨日の午後から降り出した雪は、すっかり上がっているものの空は厚い雲によっておおわれて、寒い。玄関までのアプローチと車の前だけでもと雪かきをしたら、びちょびちょで重く、さらに下の方は凍っていてあっという間に腕と腰が痛くなってしまった。このあとは雨が降るようなので、少しでも溶かしてくれると助かる。昨夜はわが家のある鎌倉にも大雪警報が出て、帰宅時には北鎌倉あたりで竹が倒れたとかで、横須賀線は大船から先が運転見合わせとなってしまった。モノレールで江ノ島か、東海道で藤沢に回って江ノ電で帰ろうかとも思っていたが、妻が車で迎えに来てくれた。たまの南岸低気圧による大雪のために車は4駆で、スタッドレスタイヤにしている。なにせ坂の途中にある家なので、何かあったときには身動きが取れなくなってしまうのでやはりこういう時のために備...防災意識が杞憂とならないように

  • 自分は頼られているのか、使われているだけか

    どんよりした曇り空。関東地方は午後から雪の予報で、不要不急の外出を控えるようにとか、冬用タイヤを装着していない自動車は高速の通行禁止とかがニュースで盛んに言われているが、そんなことを真顔で受け止めているような人は、とっくにタイヤはスタッドレスに履き替えているだろう。私としては、先週買ったスノトレを履いて仕事に出られるのでとても嬉しい。東京神奈川のちょっとした雪のためにわざわざスノトレなど履く必要はないのだが、せっかくなので履いて出てきた。今週も忙しい。人からの頼まれ仕事がたくさんあって、首が回らない。私は頼られているのか、使われているだけなのか考えてしまうが、考えている時間があったら、結局五日はやらなくてはならず、それならさっさとやってしまったほうがいい。ということで今週は短め応援よろしくコメントお願いし...自分は頼られているのか、使われているだけか

  • 小鳥のファットボール作りに挑戦

    朝から冷たい雨。小鳥用のファットボールを買おうと思ったら品切れでいつ入荷するかわからないというので、自前で作ることにした。妻がラードを買っておいてくれたので、これと小麦粉と鳥の撒き餌の残りを混ぜた。餌をセットしたらメジロ、シジュウカラ、ヒヨドリの順に食べに来てくれたのでまずまずの出来だったのだろうか。昼過ぎに街中に出たら、結構な数の観光客が来ていた。昨晩、NHKのブラタモリで鎌倉をブラブラしたからだろうか。西御門川久しぶりに、大町まで歩いた。街のあちこちで梅が咲いていて、いい香りがする。宝戒寺の梅は4分咲きぐらいいだった。次回も鎌倉応援よろしくコメントお願いします!小鳥のファットボール作りに挑戦

  • ただ単に順番を回していたらいいというわけではないが

    今日は節分。これでいよいよ本厄が明ける。いろいろ困ったことのあった1年だったが、25歳、42歳の時に比べたら何もなかったようなもので、めでたい。鶴岡八幡宮の豆まきに行きたかったのだが、あいにくオンラインでの研究会があり、妻と娘夫婦に任せて参加した。こういう研究会に出ると、自分がずいぶん歳をとっていると言うことを思い知らされる。会の前に世話人会があって、次の会の世話人を当たり前のようにやらされるし、研究会でも、発言を指名される。実力はそれほどないのに、こういうことばかり増えていく。しばらくはこういう状態で推移して、やがて引退し、後進に引き継ぐ、ということになるのだろう。ただ、こうやって引き継ぐからには、内容も伴っていなくてはいけないのだが、なかなかそれはうまくいかない。今年あったことがなにか引き起こすかもし...ただ単に順番を回していたらいいというわけではないが

  • 気温の変化がこれほど体に堪えるとは

    今朝の鎌倉は3度。昨日の札幌より10度も高いが、これはこれで寒い。新調したスノトレを履いて出たかったが、それもどうかといつも通りのスニーカー。足先はちょっと冷えるが、まあこんなものだろう。一昨日の夜は、靴のトラブルで大いに焦ったわけだが、実は困ったのはそれだけではなかった。というのも、寒さのせいだろう、夜の札幌駅に降り立った時に動悸がした。まだ、靴が完全に壊れる前(右足は応急処置が奏功していた)の状態、で、靴のストレスのせいではない。スノトレをはき、ダウンも着込んでそこそこ暖かい格好をしていたのにやっぱり寒い。訪問先の病院、空気は暖かかく、職員の人たちは薄着で動き回っていたが、私はしばらくするうちに底冷えというかそんな寒さを感じていた。そして、札幌駅に降り立った時にはすっかり寒さを感じていた。食事会もお流...気温の変化がこれほど体に堪えるとは

  • 冬の札幌、危うく裸足で大冒険

    朝の天気予報、札幌は曇りから雪というので、気の早い話で帰りは大丈夫かと千歳の天気を見たら晴れ。あとになってこちらの先生に話を聞いたら、札幌は日本海側の天候で、千歳の方とは違うということを教えてもらった。間に高い山があるわけでも無いのにそういうことらしく、少し安心した。それにしても鎌倉の気温がまだ11度あるのに札幌は氷点下7度とは、ずいぶん寒い。これが北海道の寒さか。実は今回の出張、大変なことがあった。札幌在住のブロ友さんのお勧めもあってスノトレを引っ張り出して来た。もう数年前から使っていた代物だったが裏地が赤色でお気に入りだった。しっかり履いて出て来たのだが、なんと、羽田空港でチェックインをしていたら、急に右足のつま先が剥れた。靴本体と靴底をつないでいた部分が劣化したようで、2、3歩足を引き摺るようにして...冬の札幌、危うく裸足で大冒険

  • 少し違って見える風景

    今朝はいつもより少し早く出た。妻に駅まで送ってもらうのはいつものことだが、その妻がハンドルを握りながらふと、時間が早いと、歩いている人や車がずいぶん違って、いつもと景色が違うわねと言った。たしかに、すれ違う車、追い越す自転車、散歩中の犬、ジョッギングする人、一見、似ているようだがどれも違う。背景としての鶴岡八幡宮にしても段葛、若宮大路はなにも変わらないのに、と考えると不思議なものだ。人間など、しょせんはこれらの構造物の上を動き回っているに過ぎない存在だと感じる。さらには、これらの構造物にしてもしょせんは人工物であり、やがて(といってもとてつもなく遠い将来だが)朽ち果て塵埃に帰する。今日は札幌に来た。覚悟していた以上に寒いが、今年は例年よりも暖かいという。何てこった・・・。それはさておき、すべては、雪に覆わ...少し違って見える風景

  • 人間が生きているうちになすべきこととは何か

    能登半島地震ではじまった1月も今日明日で終わり。あっという間だ。このひと月の間私は何をしていたのだろうと思い返してみても、これといったことはしていない。もちろん、日々多くの患者さんの病理診断をして、それぞれの人の命、人生に関わってはいるのだから何もしていないわけではない。人間というのが何かを為すというのは難しい。連続企業爆破事件を巡り指名手配されていた活動家が鎌倉市内の病院で70歳で死んだ。この辺りに潜伏していたというのには少々驚いたが、身を隠すのにはこれぐらいの人口密度がちょうどよかったのだろう。連続企業爆破事件があったのは、1974年頃、私が小学5年生の頃で、報道を見聞きして得体の知れない恐怖を感じたのを思い出す。その後、超法規的措置とか難しい言葉が続いた。最近でもときどき高齢者の過激派が捕まっている...人間が生きているうちになすべきこととは何か

  • 日本文化の深さと魅力を考える

    鎌倉は今日も好天、風もなく気持ちが良い。大河ドラマ『光る君へ』、昨夜もなかなか良い出来だった。源氏物語関連では、猫と弘徽殿の女御が出てきていたが、他にもあっただろうか。今回の大河ドラマの原作が源氏物語だというのはある意味日本の文化の質を示している。これほどの文学を千年以上昔から有しており、その文化をいまだに失わないでいというのはすごい国だ。通勤時はたいてい音楽を聴いている。最近のヘビロテは、アンドレア・ボチェッリのCantoDellaTerra。あわせて、サラ・ブライトマンとのTimetosaygoodbyeも。ボチェッリの歌を聴いていると、こういう大人が歌う歌というのが日本には少ないのではないかと思う。昔は、フランク永井とか菅原洋一、小椋佳といった美声の男性歌手がいい歌を歌っていたが、紅白をみるとジャニ...日本文化の深さと魅力を考える

  • 世の中どんどん省力化

    午前中は曇り、午後から薄陽が差したが肌寒い一日。車検がもうすぐなので近くのディーラーのところへ打ち合わせに行った。車はずいぶん品薄で、原材料費の価格高騰でずいぶん高くなったというような話を聞かされた。その後、スーパーに買い物に行ったらびっくり。カートを押しながらその上に乗っているタブレットで会計しながら買い物した。商品のバーコードをリーダーで読みながらカゴに入れ、最後に店員さんがチェックして、カードで決済。最後にバーコードでピッピするセルフレジよりもっと簡単で楽。こうやってレジにかかる人が減ったら人手不足は解消される。少子化対策というのがこうやって進められているのだと実感。経費も節約できたら、働いている人の時給も上がる。なるほと。そのうちレジ打ちは不要になるか応援よろしくコメントお願いします!世の中どんどん省力化

  • 身のほどわきまえ豊かな生き方を考える

    弟が発熱して施設から病院に行ったという連絡をもらい、母が心配しているようなので顔を見にいった。とくに問題なく施設に戻ったということで、母ともどもほっとした。久しぶりに母とゆっくりあれこれ話をしたらあっという間に時間が過ぎた。この前、あるテレビドラマを見ていたら、登場人物の男性が権力を手に入れたら金も女も好き放題、みたいなことを言っていた。金というのは、換金可能な何らかのモノで、美食とかそういったものも含まれるのだろう。女、というのはどういう女性を指しているのか分からないが、金を積めば付き合ってくれる女性ということなのだろう。富というものは一体何なのか、最近、考えさせられることが多い。国家レベルの話にするとキリがないので、個人レベルのこととして考えてみると、まずは目白御殿の焼失。自宅の前から道路を曲がること...身のほどわきまえ豊かな生き方を考える

  • 院内に病理医がいることの意義

    今朝もまた冷え冷え。車窓からは真っ白な富士山が美しい。私は今のところ一人で病理診断科を切り盛りしている。結構孤独な毎日だが、私に対して意地悪をする臨床医もおらず結構大切にしてもらっている。これというのは、私の年齢のせいもあるだろうが、それよりは4年近く病理医不在の時期があったことを覚えている人が多いからだろうと思う。幸い、検体の一部を検査センターに出したり、隣接する総合病院の病理医、ほかの小児医療施設の病理医が一部を手伝いに来てくれていたので、仕事は回っていたが、カンファレンスやCPC、学会発表の準備などはできないでいた。病理医というのは、診断だけしていればいいというわけではなく、その病院のアカデミックな部分の下支えをするという役割がある。ただ、一人でいると、煮詰まったり、勘違いして思い込んだりというよう...院内に病理医がいることの意義

  • 脳の歯車が急に止まってしまうのはなぜ

    ゴミを出しに行っただけで、手袋をした手が冷えてしまった。若い頃はこんな時分でも自転車で駅の駐輪場まで平気で通っていたのに今ではすっかり妻の送迎に頼りきり(冬場に限ったことではないが)。車載の温度計の表示はー1.5度、長い黒髪をなびかせながら自転車をこぐ学生を追い越しながら、これはさすがに寒いだろうと気の毒になるが、たぶん平気なのだろう。被災地ではもっと寒い上に大雪に見舞われているのだと思うとやりきれない気持ちになる。できることといえば寄付ぐらいしかないが、せいぜい役立ててもらいたい。同じテンションで仕事(病理診断)をしているつもりでも、急に思考が止まってしまうことがある。脳を動かしている歯車のようなものの回転速度が急に遅くなってしまうような感じだ。昨日も、迅速診断で希少症例の診断ができて、そのほかの症例も...脳の歯車が急に止まってしまうのはなぜ

  • 地球には境界線などもともと無いのに

    昨日の朝より5度以上低い。出がけに妻が、今日は、空気がキンキンしていて気持ちがいいわね。と言っていたがその通りで、この季節はこんなでないとどうも調子が出ない。まあ、それもすぐに暖かいところに潜り込めるからのことであって、虫のいい話だ。日本海側では大雪だそうで、小さな日本でこれほど違うというのがいまだに信じられないが、自分の目で見て確かめようという気にはならない。その日本海という表記について韓国では東海という言い方を提唱している。韓国から見たら東だが、日本から見れば西で、やはり地名をつけたほうが落ち着きが良い。ちなみに東シナ海、南シナ海はそれぞれEastchinasea、Southchinaseaだが、これについて中国は、東海、南海と呼んでいるそうで、この辺の呼称はそれぞれの国ではどうなっているのか、フィリ...地球には境界線などもともと無いのに

  • 米国も世界への責任を自負ではなく自覚し、責任を果たすべき時ではないか

    今朝の気温も7度。少々生暖かくて気持ちが悪いほどだった。早くも流氷がやってきたというニュースを聞いて、もう北極の氷が溶け出したのかと暗い気持ちになる。今夜から寒さも戻るみたいだが、三寒四温にはまだ早い。地球温暖化は止まるところを知らない。昨晩、NHKで「石油世界を動かした”血”の百年”と題した番組があった。大規模な油田が発見されてから百年余りのうち、人類はそれを燃やし続けてきた。化石燃料を燃やすことが地球温暖化にどれほど直接関わっているのかは専門家でないので分からないが、全く関係が無いわけではないはずだ。その中で、石油を最も大量に消費し、その恩恵を得てきたのは米国であることは間違いない。私が留学したときに、ここには世界の富が集中していると感じたが、それは山本五十六も同じだっただろう。そして、その富の源泉の...米国も世界への責任を自負ではなく自覚し、責任を果たすべき時ではないか

  • SNS上で感じるくびきというか拘束感

    気温は7度と、この時期には暖かい朝。腰痛さえなければ気持ちよく起きられるのだが、残念ながら今日も腰の奥の方がしくしくするので湿布を貼って出てきた。来週からちょっと忙しくなるので、少し余裕のある今週はそのためある程度貯金をしたいところだが、他所の施設からのコンサルテーションがたまっていて、そんな悠長なことも言っていられない。しばらく前に、懇意にしてもらっていたブロ友さんからキツイことを書かれて、きっぱり訣別したのだが、それ以来ブログ書きが心なしか楽になった。どうもそれまではその方の目を、気にしていたようで、別れてしまったあとだと何も気にすることがなくなりのびのびと書かせてもらっている。無意識のうちに、くびきというか拘束感を感じていたのだろう。こんな小さなブログ、バズるとか炎上などという言葉とは縁がないと思っ...SNS上で感じるくびきというか拘束感

  • 寒い1日に村上春樹をやっと読了

    朝から雨で寒い1日。午前中のうちに食料品の買い出しに南部市場まで。帰ってからは何をするというわけでもなく、ごろごろ。昨日の疲れが出ているようだし、日頃の疲れもたまっている。せっかくなので、村上春樹を読み終えることにした。気がついたら、時計は針を失っていた。しばらく余韻を楽しもう。無事読了応援よろしくコメントお願いします!寒い1日に村上春樹をやっと読了

  • リアルな夢をみたのは小説のせい?

    いよいよ大寒、朝から雨で、夜半には雪になるかもしれないということだ。土日はゆっくりしているが、あれこれあって今日も出かける。話を聞くともっと忙しくしている人はいくらでもいて、よくそんなに動けるものだと思う。そうはいっても移動の時間でブログを書いたり、本を読んだり、講演の準備ができるから、まんざら悪いことばかりではない。読み進めるのに難渋していた村上春樹だが、3章立ての第2章に入ってからは俄然スピードが上がって、残り100ページあまりとなった。今度の作品は、まだまだ読み終えたくない、というような展開ではないが、読了前にワンクッション置くことにして、今日は家に置いてきた。その村上春樹の小説は、例によって夢か現かというような話なのだが、そのおかげか昨夜は私もなかなかリアルな夢を見た。あまり楽しい夢ではなかったの...リアルな夢をみたのは小説のせい?

  • 病理医の仕事、ほぼ正しく描写されていたので一安心

    雲に覆われていたせいかあまり冷え込まずほっとして出てこられた。昨夜から、反町隆史演じる病理医が主人公の『グレイトギフト』というドラマが始まった。医療サスペンスといった趣の内容で、そういう目で見たら面白いのだろうが、ちょっと拍子抜け。病理医の仕事内容は比較的正しく描写しているので、違和感は感じない。細菌に詳しいというのも、感染症病理が専門であったらお手のものだろう。波瑠演じる、検査技師が病理学会のPathologyInternational(PIN)を広げている場面があったが、あれなどPINの編集委員から、査読者にお知らせが来ていたほどで学会としても注目している。そういえば、病理医の娘がワーカホリックで家庭を省みない父親に向かって、「(お父さんなんて)顕微鏡ばっかり覗いていたらいいじゃない」と文句を言ってい...病理医の仕事、ほぼ正しく描写されていたので一安心

  • 顕微鏡は見るのではなく覗くもの

    ある方のブログに冬のバラは長持ちする、ということが写真とともに載っていたが、なるほどわがやの玄関のバラもずいぶん頑張っている。大晦日に、薔薇の好きだった義父のために園芸店で3本1束で売っていたものを買ったもので、1本を妻へのお土産にした。それ以来だからもう3週間近くになるが、2、3日前に連れてきたような姿を保っている。できたら今月いっぱいは楽しませて欲しい。今夜からテレビ朝日で病理医が主人公のドラマがスタートするというのでちょっとワクワクしている。反町隆史が主演というのも話題になりそうで、長瀬智也主演で、視聴率も高く、続編も期待していた、「フラジャイル」が共演女優さんの妊娠でそれが叶わなかったので、こんどこそ日陰の病理医が表舞台に立てたらと期待している。そんなこともあって、アクセス数が激減するのも厭わず、...顕微鏡は見るのではなく覗くもの

  • 夢と現と病理診断

    今日も気温は1度、連日寒い日が続く。今年初めてメールのやり取りをする人への挨拶も寒中お見舞い仕様に変えて、寒さが厳しくなってきましたが、という書き出しにするようになった。村上春樹は小説の中に夢を多用する。夢というのはなんでもありの、小説にとっては飛び道具ともいえるようなもので、使うのは簡単だが、それを読者が納得する形で収めるのは難しい。それができるのが村上春樹だが、それを使ってしまうためにノーベル賞文学賞が取れないのではないかとも思う。それでも、夢というのはその人の人格に直結しているし、荒唐無稽な設定の中に放り込まれたとしても、覚醒時の行動パターンが崩れるわけではない。それは、意識下での意識、というようなもので、覚醒時の意識から連続しているのではないだろうか。病理診断の仕事をしているとしばしば難しい症例に...夢と現と病理診断

  • 病理診断とレンブラントと村上春樹

    今朝も気温は1度で、外に出たら頭が痛くなった。能登半島の被災地もますます寒くなり、雪も多くなるということを考えるとこちらの気も沈んでしまう。この辺りだって、いつ被災するとも限らず、十分な備えが必要なのは日本国中変わらない。この間の日曜美術館はレンブラントの特集だった。”夜警”を中心とした話で、登場人物のこと、細かなディテールにはさまざまな伏線が張り巡らされているということを知ることができて興味深かった。先月から読んでいる、村上春樹の”街とその不確かな壁”も、伏線だらけの序盤を乗り越え中盤に差し掛かってきて、読むスピードも少しずつ上がってきた。優れた文章を読んでいると、優れた絵画と、優れた小説というものの共通項が見える。レンブラントにしても村上春樹にしても、とてつもない画力、文章力があり、さらには十分な取材...病理診断とレンブラントと村上春樹

  • 同じ疾患でも病理所見はそれぞれの人毎少しずつ違う

    スマホで今日の天気を確認したら、気温が10度と表示されており目を疑った。昨日は夕方からとても強い風が吹いていて寒く感じていたが、そうでもなかったようだ。昨夜、鶴岡八幡宮を通ったら、左義長の準備ができていて、その時に撮った写真を見るとあれは南風だったことがわかる。仕事のためお焚き上げを見ることができないのは残念だが、心の中で今年一年の無病息災を願う。長年、病理医をやっているとこれまでに大抵の病気は見てきたような気になるが、そんなことはない、見たことのない病気というのは山ほどあり、それらを生きているうちに全ての病気を見ることは絶対にできない。そもそも、同じ病気に括られていても、人それぞれで症状が異なるのと同じで、顕微鏡所見も異なる。この人はこの病気だから、この診断名をつけ、程度とかステージをつけ、それに応じた...同じ疾患でも病理所見はそれぞれの人毎少しずつ違う

  • 人それぞれの時間に合わせて生きる

    研究班の会議があって午後から東京へ。午前中のうちに、水やりと野鳥たちへの給餌をした。バードフィーダに餌がいっぱいになると、鳥たちがどっとやってくる。鳥たちは、餌が増えるのを一日中待っているのだろうか。たまにはネクタイを締めようと思ったら、ずいぶん下手くそになっていた。ダブルノットはやめてシングルノットにしようとしたらネクタイが長くて、断念。少し手こずったが、予定していた電車に乗り遅れることはなかった。”東京へ”といっても、今日の会議場は東京駅の近くで、勤務先よりも近い。ウェブ参加も可能だったが、久しぶりに研究仲間にも直に会いたかった。鎌倉東京間は55分。昔はちょうど1時間だったので、5分ほど短くなっていて、その分電車内での準備時間も短縮される。そういえば、昨日の大学共通入学テストで、一部の科目で15秒ほど...人それぞれの時間に合わせて生きる

  • 新しい病気との出会う都度おもうこと

    30年も病理医をやっていると大抵の病気は見たような気になるが、そんなことはない、みたことのない病気というのは山ほどあって、それらを生きているうちに全て見ることは絶対にできない。患者さんの立場から見たら不謹慎なのだが、そんな経験のない病気に出くわすと、少し心がワクワクする。典型的な希少疾患であれば診断は簡単だが、そうでないよく訳のわからない病態もある。病変がそこに至るまでの診断を確定させるために、いろいろなストーリーを考えなくてはならず、新しい病気との出会う都度おもうこと

  • 防犯カメラの設定で半日潰れた

    午後から日差しが弱くなり、雨も降ってずいぶん冷えてきた。明日はもっと冷え込むらしい。テレビでは能登半島地震の被災地での寒さを報じていて、心配は募る。最近物騒なので、わが家も防犯カメラを設置することにした。こういった機器、最近では買えばどれも中国製で、説明書の日本語は微妙にわかりにくい。よくわからないので、同種の機械をすでに設置しているお隣のおじさんに見てもらいながら設定していたらあっという間に夜になってしまった。ちょっと疲れたので、今日のエントリーはここまで。ちょっとした設定が大事応援よろしくコメントお願いします!防犯カメラの設定で半日潰れた

  • 毎度毎度これというのも進歩がない

    今朝の気温は0.5度、寒い朝として認識するのは久しぶりだ。昼間は気温が上がるそうで、寒暖の差がはげしい。なかなかタイトルが覚えられないでいる、街とその不確かな壁、という村上春樹の小説を読むスピードもやっと上がってきて、ナイトキャップ代わりだったのが通勤時に読むようになって、600ページある分厚い本を持ち歩いている。佳境にはまだまだ程遠く、ときどき睡魔に襲われ寝落ちしているし、序盤で読み飛ばしていた伏線を確認するため、行きつ戻りつという感じだが、急いで読んだらそれだけ楽しみが早く終わってしまうわけで、焦らずゆっくり読むことにしよう。行き帰りに本を読むのはいいが、そうするとブログ書きの時間が削られてしまう。質の高い文章を読むことは、ブログを書くためにはいいことで、これもまたブログ書きの一環といえば一環なので悪...毎度毎度これというのも進歩がない

  • 遠くにいる私はどう行動したらいいか

    冬の太陽の弱い光とはいえ、それすら雲で遮られてしまうと、体感温度はとても低くなる。おまけに今日は風も強い。ベランダのバードフィーダーには早くからシジュウカラやらメジロ、スズメが集まってせっせと餌を啄んでいる。能登半島地震で被災地に住んでいた動物たちはどれだけが生き延びて、どれだけが死んでしまっただろう。林や森のダメージは想像を絶するものだろうから、この先も餌に困ってしまうに違いない。今回は”たまたま”関東地方ではなく、北陸地方でこのような天災が起きてしまったが、それは仕方のないことで、難を免れた人たちはやがてくるであろう大災害に備えるしかない。今できることとして他に何があるか。まずは、お金だ。スポーツ選手はミュージシャンが次々と寄付を申し出ている。たくさん稼いでいるのだから、そんなの当たり前だという人もい...遠くにいる私はどう行動したらいいか

  • どうすれば人それぞれの考え方を理解できるだろう

    昨日と同じような穏やかな晴天、気温は2度。同じ空の下に、災害で苦しむ人、戦いに怯える人、飢えに苦しむ人が溢れるほどいる一方で、私は今のところ安穏としている。このことで罪悪感を感じるほど若くはないが、かといって問題意識を持たないほど呑気ではない。社会で何が起こっているのか知りたいと思うが、知ったところで何もできないとも思う。寝癖が取れないままに出てきた。かつては、私のこのことを冗談混じりでからかってくれる同僚もいたが、それも最近ではもうパワハラ事象となりうるので、職場でそんなことを話題にするようなこともなくなってしまったので、どうでも良い。人との接点がどんどん小さくなってしまい、誰が何を考えているのかみえなくなってきた。私が他の人を観察することのできる機会は職場、通勤の電車の中ぐらいだが、それも、服装や歩き...どうすれば人それぞれの考え方を理解できるだろう

  • 自分なりに考えることを止めてはいけない

    各校一斉に冬休みが明けたようで、駅に学生が戻ってきた。彼らのせいではあるまいが通勤電車があちこちで大幅に遅れている。こうして、ラッシュ時の混雑に巻き込まれていると若者は多いように見えるし、私の勤務先の病院では毎日多くの赤ちゃんが産まれていて、少子化など縁のない話と思うのだが、実際のところはそうではない。東京、神奈川といった人の集まる地域で生まれ育ったせいか、地方の人口減少が私には理解できない。祖父母は地方都市の出だが、田舎の話を聞かされていた頃は、残っていた人たちもまだ若く、限界集落などという言葉はなかった。少子化の原因の一つに女性の社会進出の遅れが指摘されている。女性の雇用形態が不安定なせいで将来設計を描けないというが、これは結局男性による女性からの搾取ということになる。先日、娘が連れ合いの両親の住むア...自分なりに考えることを止めてはいけない

  • お屠蘇気分も今日でおしまい

    今日も穏やかな1日。門松、輪飾りを抱えて鶴岡八幡宮まで持って行った。初詣の人はまだまだ多かった。大石段の横にお守りをお返しするところがあり、その横に門松を納めるところがある。このお飾りは、左義長の時のどんどん焼きで使ってもらう。松はよく燃えるから良いに違いない。せっかく出てきたし、天気がよかったので久しぶりの鎌倉散歩をすることに。まずは、扇ガ谷の英勝寺に。梅が咲き出し、蝋梅も良い香りがした。本堂越しに横須賀線が走る。そのまま、奥の海蔵寺へ。英勝寺でもそうだったが、観光客がほとんどおらずゆっくりお参りした。日影に入ると寒いが、陽だまりは暖かだった。お寺を出て、来た道を少し戻り、化粧坂の方へ折れて、源氏山へ。そのまま越て佐助に降り、銭洗弁天へ。お参りをし、今年は少しはお金が貯まるようにとお金を洗った。犬を飼っ...お屠蘇気分も今日でおしまい

  • 考え方の相違と諦め

    先日、このブログでもこれまでに何度か話題に出したことのあったブロ友さんのエントリーにコメントを入れたら、けちょんけちょんにこき下ろされた。人格否定というほどではなかったが、その方と私とでは生きてきた世界が違う、私のブログへの取り組み方は甘い、というようなことをけっこうな剣のある言葉で批判され、ずいぶん落ち込むことになった。このブログで何を書くなんてことは私の勝手だし、だからこそこの世界は自由だし、さらにはこのブログを読んでくださった方が何についてどう思うかなんて、私にはわからないし、それがどうあって欲しいかなどとは思わない。それでもやっぱり攻撃されると残念だし悲しい。そしてこれは1度ならず2度目のことだった。他人とわかりあうというのはずいぶん難しい。育った環境がまったく一緒の人などいないのだから、その溝を...考え方の相違と諦め

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