日々の生活で感じたことを小説に!!ほぼ毎日更新することに心がけておりますので、ブログも書いてます!
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何気なく入ったらそこは、「やばっ、女子便じゃん!」ヴィーヴィー、侵入者あり。ヴィーヴィー、進入者あり。「おちょ、ちょちょっ」引き返そうとしたらドアに鍵が。「なんっだこれは!」えっ?トイレ間違えただけじゃん。なにこの仕打ち!どうする。どうすんの?ドア叩いて
そんなときや。仕事終わり、同級はわしごといつもの居酒屋に入ってった。珍しいやないか。お前が一人で飲むなんちゃ。入るなり、客どもがわしらを見る。「ええと、ここでいいかな。」同級はカウンターを選ばんと、二人掛けの席に腰掛けた。「いらっしゃいませ。お飲み物は。
親の脛かじり過ぎたもんで、もう歩けんことなったっちゅうから、わしは家を出らないかんことなった。骨まで見えとったな。しっかし立て付け悪いのこの玄関。「いい脛ば見つけてこんね。ほんだらもう帰ってこんでもえんじゃけん。」「あいあい。」玄関まで這ってきおった。ほ
出会いは大通りのスーパーマーケット。野菜コーナーで人参を手に取った僕は、隣にいる彼女のカゴの中を見て、すぐに同じメニューをつくろうとしていることに気付いた。驚いたことに、そのカゴには僕と同じルーが入っていた。シルバーカレーとジャワ島カレー。この2つをブレ
「はいはい。本日はですねえ、なんとあの人気舞台の座長を訪ねてまいりましたよ。どうもはじめまして。」 「やあ、どうも。」 「いよいよですねえ。いかがですか?今回の意気込みは。」 「もちろん充分だ。私はね。まあ、あとは団員たちがうまくやってくれることを祈るば
その後、いつも通り昼食を持ってきた配膳係から衣服を奪うと、2人は江戸城から脱出。その足で、大江戸スタッフィングになだれ込んだ。 「やい、てめえら。よくも騙してくれやがったな。」 これ見よがしに啖呵を切ったものの、社員たちは見向きもせずにもくもくと働いてい
「おい、役者。大丈夫か。」 やくざは、びっしょびしょになって命からがら壁越しまで這いずってきった旅役者のもとへ駆け寄った。 「はあ、はあ。やったんですね。はあ。ついに。」 役者は薄ら目で微笑んだ。やくざは首を縦にも横にも振らず、ただ黙って役者に微笑み返
「いやだ。やめて、やめ、やめうぇ」 初めの頃のように激しく抵抗することもなくなったので、それを知っている婆も軽々と旅役者を壺に滑り入れた。頭から、ぬるりんと。 「ああ、ふういぃい。」 婆は天を仰ぎ、身をぶりんと震わせ悶える。 農民と侍は振り落とされまいと、
「…もう限界です。」 「当ったりめえだろ。俺だって。おい農民。雇用契約はいつまでだ。」「しっ。声が大きいぞ。鬼が起きる。」「1ヶ月だろうや。確か。」 お互いを見つめ、婆に目をやり、ゆっくりその視線を戻して、4人はうつむいた。 それにしても寝息だけは綺麗だった
「ひとがせっかく気持ちよう寝ておったところに。」 旅役者は見ていた。 先の液体の正体。婆の股座からとろっとろ伝って落ちる汁。 やくざは腰を抜かして、後ろ手をついて、膝をぶるぶるわなわな小刻んでいる。 「おんあおんあおんあおんあおんあおんふ。」 まるで鉄槌だ
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